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宮古島サンゴ礁ガイドのなかまたち(RISMI)

活動記録や生物の紹介とか。マメな更新ができていませんが… m(_ _)m posted by コモン

夜間観察会@佐和田の浜

2023-01-22 | 活動報告

久々の夜間観察会です。
最干潮位ー29cmなので、かなりの引きです。
今年冬は極寒の強風が多いのですが、
この日はほぼ無風、寒さも和らいで良いコンディションでした。

まぁ、わからないと思いますが、観察会の様子デス(^^;)
新月である上、周囲に明るい灯火がないので、しっかりと暗いです。

この晩一番多く見かけたのは、フトミゾエビ(たぶん)です。

体色が赤いタイプ。

白いタイプ。体長4~5cmの個体が多かったですが、
時々8cmくらいの個体も見かけました。
おそらくまだ幼体で、図鑑によると15cm以上に成長するそうです。

昼間は砂に潜っていて、夜になると海底を歩き回ることが多いそうで、
ライトに照らされて目が光るので、簡単に見つけられます。
だいたいは追いかけると泳いで逃げますが、砂に潜ることも。


今回の大物はこちら、タコさんです。
足で踏んでいるようにも見えますが、実際は逆で、
逃げようとしているのか、自分から長靴の下に腕を差し込んでいます。

なぜか、きれいにポーズを撮るタコさん。
下の黒いものは15cmの定規です。

こちらは、砂中に潜ろうとするタコさん動画。
砂は割とさらさらしているのですが、小石や礫が多いほか、
アマモの地下茎も多く、砂の中に完全に潜るまで10分ほどかかりました。

自分の備忘的メモ:ちなみにこのタコさん、種類は不明です。
 テナガダコ:第1腕が特に長い。
  ⇒ この個体は腕は長いけど、第1腕が特に長いわけではない。
 アナダコ:胴や外套膜に比べて腕が太い。
  ⇒ どちらかいえば、細いかなぁ。
 サメハダテナガダコ:全身に白い斑点がちりばめられる。
 ワモンダコ:腕の付け根に眼状斑、腕側面に白点列がある。
 シマダコ:腕と胴に白点列がならぶ。
  ⇒ 白点は見当たらないなぁ。
ということで、種類不明です。

 ついでのもう一つ動画。逃げるソデカラッパデス。
追いかけてごめんね~。

マダラウミヘビまたはクロガラウミヘビ。
水深が浅すぎて、動きづらそうでした。
エビでも狙っていたのかな?

このほか見ることができた主な生物は、
クロナマコ(幼体もたくさんいた)、リュウキュウフジナマコ、
名前がわからないけどよく見かける小さなガザミ、
テッポウエビのなかま、イソギンチャクエビ、
ロクセンスズメダイ、カクレクマノミ、
センジュイソギンチャク、ハタゴイソギンチャク(捕食シーンつき)、
フサゴカイのなかま、ウミケムシ、ヒモムシのなかま、
キイロダカラガイ、クロミナシガイ、
カイメンのなかま(出水シーンつき)、
アマモのなかま、ヒトエグサ(アーサ)
でした。

2時間ほどの観察会のあとは、友利会長が用意してくれた
温かいお茶と茶菓子。満天の星空&時々流れ星も満喫できました。


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