母の誕生日

今日は母の誕生日なのである。

８６歳。

天皇陛下よりも年上である。

８６歳、あっぱれでござる。

ありがたいです。


母は珍しく高齢出産である。

私を３６歳の時に産んでいる。

広尾の日赤で産んだのだ。

当時、そう５０年前の３６歳の初産はかなりの高齢出産であったそうだ。

だろうね。


そういう母も日赤生まれである。

その母も日赤の産院生まれと聞いている。

日赤ってどんだけ歴史あるの？


母の娘で感謝だし、母が何よりも自慢の母です。

呆けてから、楽しくて明るくて、人を褒めたり、感謝できる人間であること。

誰からも好かれる人柄は、自慢です。


こんなにもステキな人だったとは、気づきませんでした。


恥ずかしながら。

私が呆けた時、母のようにはなれないと思う。


母はおそらく１０歳とか１０代ぐらいに戻っている。


人を笑わせて、人に感謝して、人を褒めて、本当にいい人である。

なんか・・・、切ないです。本当に。


切なすぎて、涙が出ます。


長生きしてね・・・なんて言えない。

おそらく辛いだろうから。


でも、痛いとか不満とか全く言わない。


見ていて切ないです。



いつまでも元気で生きていて欲しいけど、無理させたくない。



ごめん。