竹中平蔵氏がベーシックインカムを提案しているとの話題がTwitterで流れてきた。
( https://news.yahoo.co.jp/articles/d4014db7bc8b08f61c267849999dc78f3914bc11 )
国民全員に毎月7万円を配り、財源は生活保護と年金の廃止によって確保するという主旨のようだ。
また、一定以上の所得がある場合は給付金を返却するということだが、ひどい制度のように見える・・・。
日本の人口は2020/9/1時点での推定値で1億2581万人なので、年間105.7兆円ほど必要になる。
最新のものがすぐには見つからなかったが生活保護は平成29年度予算で3.8兆円、年金の支給総額は平成30年度で55.6兆円。
ただし、年金の支給額のおおよそ7割は現役世代の保険料で賄われているので、国庫負担は13兆円程度。
つまり予算は17兆円程度しかない。
年金の受給者は3266万人、生活保護の被保護人員数は214万人。
これらの人が全員満額ベーシックインカムの支給を受けるとすると現役世代には一切の支給しない場合でも29兆円の予算が不足する。
その穴を埋めるために年金とは別の名目で保険料を徴収するか増税するしかない。
(現役世代の扶養の範囲内で働いている人たちももらえるとなると不足額はさらに増える)
これ誰が得する制度なんだろうか?
雇用者側は厚生年金の労使折半の負担がなくなれば自動的に人件費が9.15%削減できるので大歓迎だろうけれど、
結局は別名目の保険料で労使折半になりそうな気がするんですが・・・・。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000164401.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/000578278.pdf
( https://news.yahoo.co.jp/articles/d4014db7bc8b08f61c267849999dc78f3914bc11 )
国民全員に毎月7万円を配り、財源は生活保護と年金の廃止によって確保するという主旨のようだ。
また、一定以上の所得がある場合は給付金を返却するということだが、ひどい制度のように見える・・・。
日本の人口は2020/9/1時点での推定値で1億2581万人なので、年間105.7兆円ほど必要になる。
最新のものがすぐには見つからなかったが生活保護は平成29年度予算で3.8兆円、年金の支給総額は平成30年度で55.6兆円。
ただし、年金の支給額のおおよそ7割は現役世代の保険料で賄われているので、国庫負担は13兆円程度。
つまり予算は17兆円程度しかない。
年金の受給者は3266万人、生活保護の被保護人員数は214万人。
これらの人が全員満額ベーシックインカムの支給を受けるとすると現役世代には一切の支給しない場合でも29兆円の予算が不足する。
その穴を埋めるために年金とは別の名目で保険料を徴収するか増税するしかない。
(現役世代の扶養の範囲内で働いている人たちももらえるとなると不足額はさらに増える)
これ誰が得する制度なんだろうか?
雇用者側は厚生年金の労使折半の負担がなくなれば自動的に人件費が9.15%削減できるので大歓迎だろうけれど、
結局は別名目の保険料で労使折半になりそうな気がするんですが・・・・。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000164401.pdf
https://www.mhlw.go.jp/content/000578278.pdf