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詩人・絵詞作家・内田麟太郎オフィシャルブログ

雨が降るので雨の詩を書いていた

2024年06月28日 18時40分25秒 | 日記

 絵本 『はるがもぞもぞ』の一場面です。エッチングは南塚直子さん。版元は ……。

 左膝の電気ビリビリに。そのまま散歩の予定でしたが雨が激しくなり中止に。

 詩集を読みながら礼状を書いたり、頼まれた小学校へサイン本を送ったり、こんなものを書いていました。

 絵本 『ひとのなみだ』はクロネコ メール便がなくなったので、献本先へ届くのが遅れているようです。月曜日までには届くのではないでしょうか。

 

     雨は
 
  ビルの谷間にふる雨は
  四角な形になっていく
 
  海の上にふっていた雨は
  楕円形だったけれど
 
  少年の上にふる雨は
  ………………
 
  雨のなかを
  つめたくなった少年をだき
  フクロウは飛んでいく
 
  町からきえた王国へ
  時間のない土地へ
 
  裸足の少年がかけてくる
  どろんこの河童といっしょに
 
  雨は花になってふる
 
 
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
先に行く人の影すら見えません。 (ひでちゃん)
2024-06-29 05:25:51
内田麟太郎さま
羽村から、内田さんの「あと何作」に声も出ない人のハガキが来ました。「ひとのなみだ」の紹介記事が張り付けてありました。書くことさえなくなったのでしょう。てなことで、また雨ですね。しばらく雨の詩書けなくなりました。後ろ影偉大です。
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お願い (内田麟太郞)
2024-06-29 09:48:46
ひでちゃんさま
 紹介記事ってなんだろう。まだ一件も読んでいないな。面倒でしょうが画像を送ってください。お願いします。
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詩句 (木枯しモンジャロウ)
2024-06-29 17:49:30
「雨は花になってふる」
こういうフレーズに出会うと、心が豊かになってきますね。
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 (絵本の河)
2024-06-29 21:52:04
ビルから見上げる空も四角ですね!

今日、母の法事の帰り
痩せたタヌキさんが車の前を横切りました。
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『ひとのなみだ』童心社の絵本 (ひでちゃん)
2024-06-30 06:09:03
内田麟太郎さま
切り取って、ハガキに貼り付けてくれました。童心社の広告です。見ていますよ。「そちらもくさらずに――」と書いてありました。
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やせたタヌキ (内田麟太郞)
2024-06-30 10:17:27
絵本の河さま
 法事はなぜか人を人にしてくれますね。
 タヌキはやっぱりどん腹がいいですね。

木枯らしモンジャロウさま
 いやぁ、阿久悠さんには敵いませんね。「5番街は近いけれど とても遠いところ」。うまいなぁと唸ってしまいます。

ひでちゃんさま
 童心社のPRだったんだね。「そちらも」の「も」に友情を感じるなあ。共にがんばろう。
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