作者のひとこと
がん患者(60代女性 職業:高校講師・臨床美術士)
2004年左乳がんを告知され温存手術&放射線(当院)&ホルモン治療5年の後、現在経過観察中。
重ねて同年 卵巣嚢腫&子宮筋腫が見つかり12月摘出手術を受ける。
2008年、当時東京在住でホルモン治療中に、臨床美術と出会う。
治療中、体はもちろんのこと精神までも辛く不安定な状態だったが 臨床美術のプログラムによって徐々に気持ちも安定していき 前向きな気持ちになっていった。
徳島で広く臨床美術を紹介できたら・・と思い立ち、2009年「M・あ~とさ~くる(臨床美術とくしま)」を開設してから10年目を迎える。
自分と同じような立場の患者や家族はもとより、その他ひとりひとりの立場の違い、また美術の得手不得手に関係なく、アートで人生を楽しむ時間をお手伝することを現在のライフワークとしている。
Cancer Gift=あれから15年。がんになったからこそ新しい出会いがあり、当たり前に毎日が続くことのありがたさに気づいた。