今日は、5月とは思えないほどの暑さで、溶けてしまいそうな一日でした。
そんな中、映画『メッセージ』を観てきました。
私はこの映画を観るまでは、『インデペンデンス・デイ』や『エイリアン』の様なSFかと思ってましたが、全くの別物でした。
突然、世界各地に出現した宇宙人が、「何を話し、何の目的で地球に来たのか」の解析を依頼された、女性言語学者ルイーズ。
イアンという研究者(理系)と共に宇宙人の言語の解明を始めます。
2人は試行錯誤を繰り返しながら、徐々に宇宙人の言語を解読し始めるのですが…
それと同時に、この物語は、ルイーズという1人の女性の人生の物語でもあり、そこには予想外の展開が…
彼女の、現在の自分と未来の自分が交差しながら物語が進んでいたことに、途中から気づきました。
そしてそれは、彼女が自分の悲しい未来を受け入れること。
ネタバレになってしまうので、詳しく書けませんが、私の今までのイメージでは、宇宙人(エイリアン)=侵略者、でしたが、この物語では、私達人類に向けて大切なメッセージを残してくれます。
今、世界中で起る争いが、お互いに《対話》を通して意思疎通出来れば、少しでも減るのでは、と感じさせてくれる物語でした。
齋藤工監督の、この映画に寄せた感想…
「世界情勢が緊迫してる中、人間同士が行い戦争の意味と、そこでの摩擦を乗り越える術をエイリアンに教えてもらった。今このタイミングで公開されることは、運命的に受け入れるなければならないし、各国のトップにこの映画を観て理解してもらえれば、世界中が平和になると思う。」(5/14 朝日新聞)
まさに、その通り感じました。
何か映画を観よう、と思ってる方は、是非この映画を観てはいかがでしょうか?
必ず、観た人の心に《メッセージ》が届くはずです!