ワニ & ジュナ ~揺れる想い~ ハピネット・ピクチャーズ このアイテムの詳細を見る |
オススメ度:
《監督》 キム・ヨンギュン
《出演》 キム・ヒソン チュ・ジンモ チョ・スンウ チェ・ガンヒ
あらすじ:
アニメーターのワニ(キム・ヒソン)は、優しく明るいシナリオライターの恋人ジュナ(チュ・ジンモ)と同棲中。ある日、留学中のワニの義理の弟ヨンミンが帰国するという連絡が入る。実はヨンミンはワニの腹違いの弟で、そして初恋の人だった。結ばれることのない初恋に苦しむワニは・・。
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好きなシーン
★ヨンミンの部屋にワニが来て、ポーズをとってとお願いするシーン。
★可愛いキスシーン。
こちらは「ハッピーエンド」のチュ・ジンモが、売れないシナリオライター・ジュナ役。こんな優しい彼氏に何が不満なんだ?というくらいいい奴です。キム・ヒソンが韓国の菅野美穂?が動画アニメーターのワニです。なんか壊れそうな透明感がある女優さんです。
ここにもワニの初恋の相手として、「ラブストーリー」「フー・アー・ユー?」のチョ・スンウが義弟役で出ていますが、素晴らしいです。子どもと大人の境目あたりの高校生の男の子を演じていて、淡くて、ちょっと悲しくて、アンバランスな印象がたまりません。登場シーンがこんなに少ないのに、このインパクト何なの。個人的には、3作品の中でこのチョ・スンウが一番好きでした。
ワニが絵がうまく描けないと言ってヨンミンの部屋のドアをノックしてワニだとわかった時のヨンミンの口元の表情。チョ・スンウのこの微妙な表情にやられました。何度この表情を見たことでしょう。30回以上は見ました(かなりマニアックな部分です)。
その後のファーストキスのシーンなど、感動モノです。キム・ヒソンが可愛い、美しい、チョ・スンモのキスの仕方がドキドキする。この映画のチョ・スンモ、どう見ても、10代に見えるから、これまた素晴らしい。
そういえば、この映画もこのファーストキスだけで、まったくエロチックな場面は皆無です。優しく、ちょっと悲しく、静かに時間が流れます。
で、この映画でも、なぜワニは義弟をふっきれたのか、ジュナのどこが良かったのか・・・などなど、セリフではほとんど語られず、なんとも静かにハッピーエンドになります。いやん、そりゃ表情や伏線を見ればわかるけどさ、いやん、ちゃんと言葉にしようよ、言ってよ・・と切なくなってしまいます(私、壊れかけ。。)。これが韓国映画の脚本の罠でしょうか。。