その根底にあるのは
かずを救ってくれる人には
感謝の気持ちで満たされるが
かずを苦しめる人に対しては
不信感でいっぱいになる
ということだ。
実に単純なのだ。
私の心が少し上向き加減になったとき
ふと痙攣と痙攣の合間にもらした
かずの言葉を思い出した。
「寝ていても、お母さんの顔が
見えたほうがいね」
私はそのことをすぐに看護師さんに伝え
希望通りにベッドを動かしてもらうことができた。
これでいつでもかずの様子が
見られるようになった。
このとき、すでに時計の針は夕方の
4時を回っていた。
かずの意識はまだ戻らない。
こんな状態が、かなり長時間に渡っていた。
E先生は言った。
「最悪、このまま意識が戻らない
ことをあり得ます」
ーそんなはずはない、かずはこうして
息をしているじゃないか。
かずを救ってくれる人には
感謝の気持ちで満たされるが
かずを苦しめる人に対しては
不信感でいっぱいになる
ということだ。
実に単純なのだ。
私の心が少し上向き加減になったとき
ふと痙攣と痙攣の合間にもらした
かずの言葉を思い出した。
「寝ていても、お母さんの顔が
見えたほうがいね」
私はそのことをすぐに看護師さんに伝え
希望通りにベッドを動かしてもらうことができた。
これでいつでもかずの様子が
見られるようになった。
このとき、すでに時計の針は夕方の
4時を回っていた。
かずの意識はまだ戻らない。
こんな状態が、かなり長時間に渡っていた。
E先生は言った。
「最悪、このまま意識が戻らない
ことをあり得ます」
ーそんなはずはない、かずはこうして
息をしているじゃないか。