平成17年3月8日(火)
また朝が来た。
前夜から続いた痙攣は薬が効いて
おさまっていたが、まだかずの意識はない。
さっそく脳波の検査が行われた。
ひととおりの検査ののちに
下された診断は・・・特に異状なし!
極度のストレスによる痙攣だったのだという。
そしてこのとき言われたことは
かずは白衣を目の前にすると
痙攣を起こすということだ。
白衣はかずにとっては天使でも何でもなく
恐怖そのものだったのだ。
14歳はちょうど大人と子供の境目だ。
微妙な年ごろであり、事実を冷静に
受け止めることができる心と
ただ怖いという心が交差して
こんな形で現れたのではないだろうか。
私はかずのベッドの横に
まるで置物のように座っていた。
また朝が来た。
前夜から続いた痙攣は薬が効いて
おさまっていたが、まだかずの意識はない。
さっそく脳波の検査が行われた。
ひととおりの検査ののちに
下された診断は・・・特に異状なし!
極度のストレスによる痙攣だったのだという。
そしてこのとき言われたことは
かずは白衣を目の前にすると
痙攣を起こすということだ。
白衣はかずにとっては天使でも何でもなく
恐怖そのものだったのだ。
14歳はちょうど大人と子供の境目だ。
微妙な年ごろであり、事実を冷静に
受け止めることができる心と
ただ怖いという心が交差して
こんな形で現れたのではないだろうか。
私はかずのベッドの横に
まるで置物のように座っていた。