夜明け前、雨音が聞こえる
今日か‥‥
2016年より17.18.19.‥‥と舞台に上がり
そして2020.2021と私は舞台から降りている
思い出せば毎週日曜、長時間に渡る稽古
合宿もあり本番近くなれば劇場での舞台稽古となる
そうなるとそれはもう延々と夜まで続く
少しでも気が緩めば演出家の怒号が飛んでくる
まさに数年前に放送された蜷川幸雄の追悼番組
その舞台稽古を彷彿とさせる様なものだ
演出家も、演劇に命を賭けている人
真っ直ぐで嫌われようが何であろうがより良いものにする為なら辛辣な言葉も容赦なく浴びせる
私自身 当時色々な想いがあった
チケットを買って、その劇団の舞台を観て感銘を受け
大胆にもオーディションを受けて‥‥
「あなた、楽に声を出してるでしょ?」と怒られたのかと思ったら、まさかの合格
そのまま稽古に参加しなさいと言われ入ってはみたものの
場違いな所に来てしまった!と焦っても後の祭り
キツい稽古を乗り越えて導かれる様に何百人もの観客の前で舞台に立っていた
毎年の定期公演 昼と夜の二部
(宜しければ こちらのブログの下記カテゴリー演劇に過程が記してあります)
コロナ禍において昨年に引き続き今年も医療従事者としての自分を選ばざる負えない状況
先日 演出家からお電話をいただいた
懐かしい声に涙が出そうになった
「私たちも頑張るからあなたも体に気をつけて。ずっとあなたを待ってるから絶対戻ってきてね」と
今年の公演は緊急事態宣言下での開催により沢山の制約の中、空席多くしての僅かな客数ではあるが劇場での舞台となったとのこと。
かれこれ稽古場に2年以上行っていない
その中でこうして忘れずにいてくれる演出家や仲間たちに感謝の気持ちでいっぱいだ
本番の成功、素晴らしい舞台になります様に❣️