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Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

機械化されたゴミ収集

2006-01-28 14:15:15 | 暮らし
今日は週一回の生ゴミ収集日です。

今年初めに、市から車付き Garbage Can が
各家庭に配布されました。ゴミ収集の機械化のためです。

それまでは、大きなゴミバケツ或いは大きなゴミ収集用
プラスティック・バッグにゴミを入れて、
各家庭毎に家の前に出していました。

機械化された理由は、袋やゴミ箱に入れたゴミの重さが
一個あたり20kg(各戸2個)までだったのですが、
ゴミ収集係りの人たちが背骨を痛めるケースが多く、
労災費用もバカにならないためです。

今日新しいゴミ収集のやり方を見ていたら、
係りの人は右手でタバコを吸いながら、
左手で車付きゴミ箱を押して収集車のボタンを押します。
すると機械がゴミ箱を持ち上げてそれを逆さにすると、
ゴミ箱の蓋が開いて中のゴミを取り込みます。
そして彼は片手でゴミ箱を家の方へ押しやって・・・・終わり。

実に簡単に終わります。

去年までは、頑強そうな二人の男性が
重いゴミを持ち上げて収集車に投げ込んていました。

ゴミが多くて重たい時は、いくら仕事とは言え
彼らに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

機械化されたゴミ収集を確かめて、ホッとした気分です。
市も労災費用が減り、そして人員削減出来るという訳です。


06-01-27 (金)曇り 5~8度

無人レジ

2006-01-27 14:30:35 | 暮らし
食料品は週に一度、まとめ買い。
そんな生活に便利なスーパーが車で3~4分の所にあります。
広いスペースのスーパーマーケットで、いつも繁盛しています。
ズラリと並んだレジも20位あるでしょうか。

店が込む時には
大きなバギーから溢れるほどの買い物をした人たちが、
それぞれのレジに5~6人並ぶと時間が掛ります。

そのため、少しの買い物の人たちのために
"Express"という列が6~7ヶ所設けられています。
品物12個以内の人はここを利用することが出来ます。

今日は10分ほどの所にある超大型ショッピングセンターの近くへ
用があって行ったついでに、そこにあるスーパーに寄りました。
何時も利用するスーパーと同系列の支店です。

相変わらず混んでいますが、レジの一角が取り払われて
無人のレジが9台設置されていました。
9台のレジ全部に買い物客が立って次々に品物をスキャンして
いますが、後ろに並んで順番を待つ人はいません。

しばらく見ていましたが、一台の自動レジが空いたので
試してみました。
買い物は4点だけなので、時代の流れについて行く良い機会です。

カードを差し込んで指示に従い品物のバーコードをスキャンします。
初めてのことなので、他の慣れた人たちにくらべ少し
戸惑いましたが、無事支払いを終えることができました。

ホッとして品物を買い物袋に入れて店を出るとき、ふと顔をあげると
自動レジから離れた所に年配の女性店員が立っていました。
目が合うとニッコリわらって「良かったね」と言う具合に
頷いていました。

こんなチェックアウトも慣れたら早くて便利でしょうね。
この優れものの機械はナント日本の富士通の製品でした。
日本ではとっくに利用されているものなのでしょうね。


06-01-26 (木)小雨

Tread Mill

2006-01-20 15:46:05 | 暮らし
今日は、カレの糖尿病のフォローアップの日です。
専門の栄養士と看護婦との面接が別々に行なわれました。

前回の面接者とは違い、二人とも初めての方々です。
それでも前の資料をチェックし、時々計る血糖値の記録など
見比べながら、大体安定してきているようなお話でした。

以前に較べ、食事にも気をつけるようにしていること、
Tread Mill でカレなりに運動もしていることなど話しました。
そして、このところずっと体調も良いことも付け加えました。

今の生活の調子を続けるようにということで、
次のアポイントメントをもらい、ほっとひと安心しました。

運動のことですが、どちらかと言うとカレは運動が苦手です。
しかし、運動の必要性は充分に分かっているので、
運動器具はアレコレ買い求めるのですが、なかなか長続き
しません。それは私にも同じことが云えるのですが・・・。

ひとつだけずっと続けて使っている器械があります。
電動式の歩く器械、「Tread Mill」です。
現在使っているのは二台目のものです。

物置と化したひとつの部屋にその器械を入れ、その前に
棚を作ってテレビ、ビデオセット、そしてマージャンの
機械を置いてあります。
ただ歩くだけだと、直ぐ飽きて長続きしませんよね。

テレビも気に入った番組の時はいいのですが、そうでない時には
退屈するので、マージャンの方に切り替えます。
マージャンはゲームソフトの中の架空のプロが相手なので
なかなか勝てませんが、これは半ば上の空でいるからかも?

たとえ勝っても負けても何方にも迷惑は掛りません。
一人マージャンをしながら歩き出すと、時間の経つのも
忘れてしまい、1時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。

カレは、一年中これで運動不足を補っています。
冬の間は私もこの器械の世話になりますが、天気の良いときや
春から先は出来るだけ外を歩くようにしています。

自然の変化を楽しみながら歩くのが私は好きですね。


06-01-19 (木)曇り、夜は雨

久しぶりに陽射し

2006-01-15 14:21:57 | 暮らし
毎日毎日雲が低く垂れこめてシトシト・ザーザー降り続きます。
冬のバンクーバーは、毎年雨が多く薄暗い日が続くのです。
記録では29日降り続いた年もあったそうです。

元旦以来、毎日曇り日和か雨が降り続いていましたが、
今朝は久しぶりに、青空を見ました。

眩しいほどの陽射しで辺りが輝いて見えます。
こんな素晴らしい日に家の中で過すのは、せっかくにこやかな顔を
出してくれたお天道様に申し訳ないような気がして散歩に出ました。

近所の公園を歩くのも久しぶり、清々しい空気が漂っています。
一年中毎朝集まって体操をする年配の中国人のグループ、
軽装でジョギングをする数人の人たちも気持ち良さそうです。
また、犬とボール遊びをしている人たちの姿もあります。

その後、スカイトレインで5分程の大型ショッピング・モールへ
買い物と運動を兼ねて行ってみました。
午前中の所為か、モールの中はまだ人も少なく
ウインドー・ショッピングには最適です。
しかし、近ごろ物に対する興味が益々なくなってきているので、
足を止めるのは手芸、小物関係の店ばかりです。

そのうちにモールの中も人がだんだん増えてきましたが、
買い物袋を持っている人はあまり見かけません。
殆どの人たちが、運動と時間つぶしに来ているのでしょうか。
沢山のお店が並んでいるけど、これで経営が成り立つのかしら?
そんなことを心配しながら、必要な買い物を済ませ外に出ました。

ひと気のない池の水面には柔らかな陽射しがあたり、
周りの木々には、真珠の涙のような滴が垂れて光り輝いています。

万歩計も一万歩に近い数字を示しています。よく歩きました。
たった半日の晴天でしたが、なんだか気持ちが癒されました。

夕方からは曇り空、又しばらくはお天道様とは縁がなさそうな
バンクーバーです。


06-01-14 (土)晴れのち曇り

今日は十二夜

2006-01-07 15:19:03 | 暮らし
去年の12月下旬からずっとハッキリしない日が続いていますが、
全体に気温は高めで過しやすい日々です。

一年前の今日は、初雪が深々と降っていました。
十二夜の日でクリスマス・ツリーや飾りの片付けで忙しかったし、
それにこのブログを始めたばかりでしたからよく覚えています。

十二夜とは、クリスマスから数えて12日目の夜(1月6日)
キリストの誕生を祝うために、東方の3博士が
ベツレヘムを訪れた日の記念日だそうです。

その日に因んで、クリスマスの飾り付けを片付ける
家が多いようです。

私は昨日から片付け始めたので、今日は簡単に終わると
思っていたのですが、なかなか捗りません。

最後に残したクリスマス・ツリーの飾りを取り外してから、
「シマッタ、写真を撮るのだった!」
と思い出しましたが 手遅れです。

仕方なく、取り外したリンゴやその他の飾りをツリーの
足元に置いての撮影です。
頂いた沢山のカードも一緒に並べました。

そして、その場に座り込んで皆さんに頂いたカードを手にとって
一人一人に思いを馳せながら、ユックリと読んで楽しみました。

気が付いたらもう夕方です。
急いで掃除機をかけ終わってヤレヤレです。

殆ど同じ頃に、カレも頼まれていた原稿がやっと出来上がり、
ヤレヤレと大きく深呼吸していました。

片付けたツリーや大きなダンボール箱を、ガレージの高い棚に
仕舞うとき、カレが 「11ヶ月後に又会いましょう」
と声を掛けているのが聞こえました。

明日は部屋を少し模様替えして、気分転換をしましょう。


06-01-06 (金)曇り 5~11度

酒盃の飾り棚

2006-01-05 15:14:38 | 暮らし
皆さんおせち料理とお屠蘇をいただいて
新年を新たな気持ちでお迎えになられたことでしょう。

我が家でも簡単なおせち料理を用意して、
知人に来ていただき楽しい時間をご一緒しましました。
しかし、うちの場合はお屠蘇も日本酒もいっさいありません。
こんな特別な時には・・・と思わない訳ではないのですが・・・。

実は、カレはアルコール分をほとんど受け付けない体質で、
チョットでも口にすると後で気分が悪くなり
大変苦しい思いをするのです。
そういう訳で、来客の時にも失礼しております。

ある時、日本酒を持参されたお客さんにワイングラスを出したら、
次回に幾つかの美しい酒盃を持ってきて下さいました。
そのきれいな酒盃を飾りに置いていたら、
収集家と思われたのでしょうか。
何時の間にか、増えてしまいました。

夫婦茶碗よりもと綺麗な陶製ワイン盃をお土産に下さったり、
カットグラスの酒盃をいただいたりして、
きれいなサカズキのコレクションが出来上がりました。

箱に入れて仕舞って置くのはもったいないと思っていたら
偶然中国家具店で丁度良い大きさの棚を見つけました。

並べてみたら結構たくさん飾れるし、見た目もきれいなので
二人とも気に入っています。
そして入りきれない酒盃を時々入れ替えて楽しんでいます。

初めて訪ねて来られた方に「お酒がお好きなのですか」
と問われたこともあります。知らない方はそう思いますよね。


06-01-04 (水)小雨のち曇り

ミュージカル「美女と野獣」

2006-01-02 16:40:10 | 暮らし
新しい年を迎えました。
お天気はハッキリしませんが、割りと暖かな迎春です。

昨日音楽チャンネルのクリスマス音楽の放送も終わりと
書きました。しかし、三つあったクリスマス・チャンネルの
うち二つは元の音楽に戻りましたが、一チャンネルだけは
未だにホワイト・クリスマスなどを流しています。
ツリーなど飾りを片付けるのはしばらく先で良さそうです。ホッ。

今日は午後から娘夫婦の招待で<美女と野獣>のミュージカルを
見に行きました。カレと1才7ヶ月のコンラッドはお留守番です。
ここ一週間滞在中の娘婿のお母さんとエズメも一緒です。

我々の席は二階の前から二列目、とても見やすい場所です。
劇場は大して広くないので、オペラグラスも必要ありません。
満席の劇場には5~6才位の小さなこども達の姿が見えます。
エズメは椅子の上に高いマットを乗せてもらい、パンフレットを
手に持って始まるのを緊張して待っているように見えます。

3才8ヵ月のエズメにはチョット早すぎるのでは?
それにミュージカルを見るのも始めてのことですし・・・。
と心配して隣に座った私が「もう直ぐ始まるのよ」と云うと
「 I don't like this story. I like Cinderella.」
と不満そうに云うではありませんか。

カレは小さい子にはこの話は怖いに違いないと思い、
図書館から本やビデオを借りてきて見せたりしていたのですが、
ほとんど興味を示しませんでした。

華やかな舞台が始まりました。
案の定、「見たくないの。シンデレラを見たいの」
と何回も呟いて顔を隠していましたが、両親が抱いていろいろと
説明をしてやっているうちに静かに舞台を見始めました。

ディズニーのミュージカルなので、脚本も原作とは違っています。
3才の子供には解かりにくいはずです。

また廻り舞台を利用した照明効果もあって、次々に変化する
舞台にも怖いような不思議なような様子でした。
それにBeast、野獣が主役の一人ですから怖いはずです。

という訳で、エズメが喜んでくれなかったのは残念でしたが、
四人の大人は充分に楽しみました。

舞台装置も素晴らしく出演者の衣装も小道具も立派。
さすが、ディズニーと感心しました。

ただ一つ不満だったのは、野獣が元のプリンスに戻った時に
ほっそりした美男が出てくるものと期待していたのですが、
出てきたのはたくましい体格の好男子だったこと。
皆もそう思ったらしく後で大笑いしました。

留守番をしていたカレにその話をしたら、「50年以上前に見た
ジャン・コクトー監督の<美女と野獣>でもガッチリタイプの
ジャン・マレーが主演だったよ」ですって。


06-01-01 (日)曇り時々小雨

新しい年もよろしく!

2006-01-01 14:33:50 | 暮らし
日本の皆さま、明けましておめでとうございます。
良い新年をお迎えになられたこととお喜び申し上げます。

こちらバンクーバーは、まだ大晦日。
しかし、もうすぐ新年を迎えます。
ただ今紅白歌合戦の二度目の放映中です。
今朝のうち後半を少し観たので、その前の部分を今まで
観ていました。
やっと今年の締めくくりをしたような気分です。
日本を離れて何十年経っても日本にいるような気分で
過しています。

12月に入ってからは、音楽はずーっとクリスマスチャンネルに
していましたが、
その放送も多分今夜で終わりだと思います。
明日からまた気を引き締めて(何を?)、ほどほどに・・・・
やっていきます。

ブログなるものを初めて知ったのが今年のお正月。
さっそく「ミヨウミマネ」で始めて、
あっという間に一年が経ちました。

私の拙い文章のブログにお付き合い下さった皆さん、
心から感謝申し上げます。有難うございました。
これからもよろしくお願いします。

05-12-31 (土)曇り 6~10度

クリスマス

2005-12-27 17:32:46 | 暮らし
昨日のクリスマス。

カレは数日前から罹ったウイルス性の風邪で
よほど身体がきついらしくベッドにこもっていました。
ドクターから絶えず手を洗うように云われているので、
寝室のバスルームで手洗いは励行しているようでした。
皆に移さないためです。

私の方は大丈夫で朝早くからターキーをオーブンに入れ、
その間に副菜、その他の食事の用意に忙しく過しました。
2時頃には準備完了、カレを覗きに行くと熟睡しているようです。

「当日はベッドに寝ていて顔は出さない」と云っていましたが
3時半ごろ長男夫婦・長女一家が揃うと、顔を出してきました。
まだチョット元気がありませんが、気分が良くなったとのことです。

「どうも昨夜はひどく咳き込んだらしい」と云います。
グッスリ寝ている間に、激しく咳き込んだのか腹筋が痛むのだそうです。
咳が出だしたらもう移らないと聞いていたので出てきたわけです。
ほとんど咳もでないし座っているだけです。

早速ターキーを切って食事が始まりました。
みんな美味しいといって沢山食べてくれます。
それに孫のエズメまで「オバアチャン、オイシイネ!」ですって。

クリスマスの音楽も静かに流れてきます。
話題も穏やかなことばかりで、誰かが話題を浚うことも無く
皆が同じ位づつ話していたようです。
孫たちはプレゼントのオモチャや本を開けて
それぞれ自分の世界に満足しているようで、機嫌の良いこと!
コンラッドは貰った消防車・救急車などのサイレンが鳴る度に
助けを求めるように、みんなの顔をみながら声を上げて泣きます。
5秒足らずで音が止むと泣き止みますが、
また自分でボタンを押しては泣くのです。
その繰り返しをみんなは笑って見ています。

それでも矢張り遊びたいのですね。
♪♪ 会いたさ見たさに恐さも忘れ~♪♪
何時の間にか慣れたようです。コンラッドは掃除機の音も恐がるのです。

そんな穏やかな雰囲気の中に、突然防犯アラームのけたたましい音。
通りを挟んだ向かいのルースの家です。仕方が無いのでこちらは室内の
音楽のボリュームを上げたら、すこし気にならなくなりましたが、
30分ほど鳴り続いたでしょうか。

お向かいは一家で親戚の家にでも集まっているのでしょう。
留守だと知って泥棒が入ったのかも知れません。
でも警報音が止まったところをみると、誰かが警察へ通報したのでしょう。
警察では登録情報で警備会社に命じて警報を切ることが出来るみたいです。

その後も3度鳴りましたが、何れも数分で止まりました。
たぶん古いアラーム・システムなのでしょう。
最近のものは近所迷惑にならぬように出来ているようです。

そんな一幕もありましたが、ユッタリとした気分のクリスマス・ナイトでした。
カレは殆ど座りっきり。カメラを持つ気力も無かったみたいですが、
何もかも他人まかせの自然な成り行きに委ねた気分が良かったみたいで
「最高のクリスマスだった」と述懐しています。

それに何より良かったのが風邪のお蔭で食欲がなく、
ご馳走を食べ過ぎなかったことだそうです。

カレは風邪で始まり、風邪で終わる一年になりました。


05-12-26 (月)曇り時々雨 4~11度

静かなクリスマス・イブ

2005-12-25 17:57:18 | 暮らし
今夜はクリスマス・イブ。我が家は静かな夜を迎えています。
家族やお友達の多い方は最後のクリスマス・スタッフィングに忙しいことでしょう。
昨日までクリスマス商戦で忙しかった商店も今日は早めに店仕舞いした筈です。
クリスマスは各家庭で祝うもの。 街は静かなのだろうと想像しています。

ずっと元気だったカレが 昨日から風邪気味で気分がすぐれず
昨日ファミリードクターに診て貰ったらウイルス性で
他の人に感染しかねないということです。
どうしたら良いでしょうとの質問に手を洗い暖かくして寝ているようにとのことです。
先生は毎日大勢の患者を診ている筈ですがどう予防するのですかと訊くと
「手を洗うだけです」との返事でした。
よほどきついのか普段手伝ってくれる皿洗いもしません。
こんな時は寝るのが一番ですからね。

お会いするのを楽しみにしていたご夫妻の来訪をお断りしなければなりませんでした。
代わりにお使いのタクシーの運転手がお心づくしの品々をカードと共に届けてくださいます。
こんなお心遣いのおかげでクリスマス・スピリットに浸り静かな夜を迎えています。

朝、最後の準備に忙しい娘からコンラッドを預かってくれという依頼がありました。
コンラッドは良く独りで遊び、ミルクを飲むと直ぐに長い昼寝をするので楽です。
それに較べ、上のエズメを昼寝させるときの苦労を思い出します。

4時ごろ預かっていたコンラッドを娘がエズメを連れて迎えにきました。
手に花瓶に活けたきれいな花を持って、「オジイチャンはどうして風邪をひいたの?」
と大声でいいながら玄関に入ってきます。
どうしてってあなた達の風邪が移ったのよ。
と言いたいところでしたが、「どうしてかしらね」と濁してしまいます。

エズメは玄関の壁に掛けてあるアドベントカレンダーを見て椅子に登り、
20日から開けていないことに気付いたらしく、ひとつづつ蓋を開けて
中に入っている小さな飾りを上のツリーに掛けていきます。
「今日でおしまいよ。知ってる?」ですって。

「二階ののもやってね」というと、
「私たちは帰らないといけないから、オバアチャンやってよ」
と命令口調で帰っていきました。

そうですね。アドベント・カレンダーは
12月1日からクリスマスまでの24日間の待降節の日めくりカレンダーです。
あっという間にクリスマスを迎えることになりました。

みなさま、メリー・クリスマス!

05-12-24 (土)曇り、雨 4~11度

クリスマスツリー

2005-12-23 15:52:55 | 暮らし
今日は冬至。 一年で最も夜が長い日。
でもこれからは、一日一日昼が長くなって行きます。
ここバンクーバーでは、太陽はこのところ南の空に低く顔を出しています。

今日が一番低いはずですが、あいにくどんよりした曇り空で
太陽は見えませんでした。 北欧の人たちは春を待ちわびて、
冬至には常緑樹に色々な飾りをつけて冬至を祝ったのだそうです。
そう。 クリスマスツリーは元々は北欧の冬至の風習を
取り入れたものだったのだそうです。

そう云われれば、イエス様生誕の中東にはモミの木やヒイラギなど無さそうですね。
北国の人たちは、キリスト教には関係なく冬至を祝う風習があったのが、
たまたまクリスマスと時期が重なるために、何時の間にかクリスマスツリーに。

北国では極寒の中でも緑を絶やさぬ常緑樹に生命を、
そして、ヒイラギの赤い実を希望の象徴として祝う伝統があったのだそうです。

今では木の枝ぶりが十字架に、ヒイラギの実は十字架で流されたキリストの血に
喩えられるようになっているとコチラの人に聞きました。

カレが云うには戦前、鹿児島でも教会ではクリスマスツリーが飾られており、
デパートでもクリスマスツリーを飾って祝会が催されていたそうです。
戦後いち早くツリーは復活したようですが、カレの印象に残っているのは、
そのころ創設されたL高校の階段ホールに、点滅電球で飾られたツリーだそうです。
田舎育ちの私は少女雑誌の紙面でしか知りませんでした。

そして戦後真っ先に復活した日本の輸出品が、クリスマスライト/イルミネーション。
今では殆どすべてと云って良いくらい中国製で、年々改良されて購買欲をそそっています。
中国国内でもクリスマスを祝うようになるのでしょうか。

何てったって、クリスマスはクリスマスツリー。
ツリーなしのクリスマスなんて考えられません。


05-12-22 (木)雨のち曇り

クリスマス墓参

2005-12-22 17:02:04 | 暮らし
今日は霧雨の中、図書館に立ち寄った後、
オーシャン・パーク・セミトリーへ行きました。
カレの両親の墓を日本から移してあるのです。

日本では命日・彼岸・お盆に墓参するのが通例だと思いますが、
こちらでは彼岸・お盆がないため、クリスマスとイースターに
お参りする人が多いようです。

私たちは日本式とカナダ式の両方です。
この時期お墓にはクリスマス・リースなどが飾られます。
日本の高麗芝と違ってこちらの芝は冬でも青々としたグリーンです。
たしか高麗芝は冬には黄色く枯れて何となく暖かみが感じられますが、
雪や霜の下から鮮やかな緑色を見ると、かえって寒々とした
異様な感じがするのですが、こんな風に思うのは私だけでしょうか。

ヒイラギや杉など、エバグリーンで作ったリースが殆どですが、
ポインセチアは寒さに弱いのか、殆どが造花です。
幼くして逝ったこどもたちのお墓には、オモチャなども供えてあります。
楽しく過すはずだった子供たちをいつまでも偲ぶ人たちを思うと、
涙がこぼれてきます。

ところで日本人と違って中国の人はお墓参りは年に一回、
通常春に参るだけだそうです。親しい中国の方にも聞いたのですが
お墓は出来るだけ立派なものをつくるが、墓参りは年一回と云っていました。

両親の墓の周りにも漢字の墓碑も結構あるので、
注意してみたら矢張りお参りの形跡はありません。
もちろん中国人のお墓でも飾ってあるところも二~三ありましたが
クリスマスの飾りなので、やはりクリスチャンの家族なのでしょう。


05-12-21 (水)小雨 3~8度

霧の中

2005-12-12 18:55:06 | 暮らし
昨日は暖かい陽射しの一日でした。
つい先日訪日された郊外の友人宅を午後からで訪ね、
沢山の土産話を聞き有意義な時間を夜中まで過しました。
楽しい話を聞くと私も行ってみたくなるのですが、
カレの方は色んな事件や物価に恐れをなして話だけで充分ですって。

冬場なので早めにおいとましようと思っていたのですが、
カレの糖尿を気遣っての美味しいお料理やデザート、
そして暖かい暖炉の火を見ながら聞く興味深い話題に
居心地が良すぎて中々腰が上がりません。

気がつけば夜半を廻っていました。
外に出たら、霧がうっすらとかかっています。
車のフロントグラスが凍っています。

しばらくして少し氷が融けたところで表通りに出ました。
しかも途中から霧がますます深くなりました。
所々霧のかからない地区もあるのですが、
濃いところでは道路の白線が数十メートルしか見えません。

フレーザー河に懸かる長いパタローブリッジは二車線ずつの対抗車線ですが、
霧による事故を予防するためか双方向とも中央の車線が通行できぬように
なっています。「こんな霧の中を走るのは20年ぶりだ」
というカレの横で、ぐっと肩に力を入れている自分に気付きました。

20年前、まだラドナーに住んでいた頃、怖い思いをしたことがあります。
我が家まであと一分足らずの距離のところで一メートル先も見えない濃霧でした。
幸い真っ直ぐな一本道だったのですが両サイドとも深さ1.5メートルの用水路です。

ドアを開けて懐中電灯で地面を照らしながらユルユル運転で20分くらい掛けて
ようやくたどり着いた時は、ぐったり疲れてしまっていました。

昨夜は橋を渡りニューウェストミンスター市を抜けて
バーナビー市に掛かると霧ははれて後はスイスイでしたが、
何時もより大分時間がかかりました。

カレ曰く、フランク永井の「夜霧の第二国道」という歌があったけど、
作詞者は夜霧の中を運転したことなど無いのではないか?
また、大平元首相がこの歌が好きだったと聞いたけど
どんな気持ちで口ずさんだのかな?


写真:一昨年クリスマス・カードに使用したカレの「くるみ割り人形」の絵です。

05-12-11 (日)晴れ 霧

バスルームの改造

2005-12-08 16:31:45 | 暮らし
先週から業者に入ってもらって、一階のバスルームの一角を改造してもらいました。
シャワー付き浴槽を取り外し、シャワー専用にしてもらったのです。

このバスルームの洗面・トイレはみんなが使いますが、
浴槽は娘が学生時代短期間使ったきりで
その後15年近くずっと物置同然に使っていました。

改造を決心したのは、毎日みんなが使い続けてきた
シャワールームのタイルが痛んできたからです。
タイルの継ぎ目を埋めたり、剥がしてプラスティック板にかえたりと
カレが 自分で折々に補修してきたのですが、
どうしても気になる個所があるらしく、
ここを当分使わないことにしたためです。

また、将来自分達が車椅子の生活を余儀なくされた場合のことも
カレの頭の隅にはチョッとあったようです。
私が一度「相合傘」を云い間違えて「ヨイヨイ傘」と云ってしまって
歳が歳だけに新語大賞だと大笑いしたことがありましたが、
それが尾を引いているのでしょうか。
「さあ。これで何時<ヨイヨイ>になっても準備万端整った」
ですって。

そうです。新しいシャワールームは広めで車椅子でも入れそうです。
それに継ぎ目無しのプラスティックで数十年はもちそうです。
シャワーヘッドも強弱・緩急で高さも自在に調節できます。
そして掴まり棒も幾つか取り付けてあります。

業者は初日に二人で来て4時間ほど、一日置いて今度は一人で2時間ほど、
そして3日目は一人で5時間ほどで手際よく終わりました。
カレは要所要所で仕事の手順を覗いたり質問したりしていたようです。

作業のやり方を見て覚え、古いシャワールームは自分で
作り直すつもりかも知れません。
歳が歳ですから、あまり無理をしないで欲しいのですが・・・。

それにしても日本のお風呂は最高ですね。肩まで入れるし、
洗い場があって実に良く出来ていると思います。
こちらの洋式のバスタブは、私たちには落ち着かず入った気がしません。
カレは入浴したあと浴槽を洗うのが面倒らしく、
シャワーだけでずっと過ごしています。

私は疲れているときはお風呂でユックリしたいので、
孫たちがいつも使う二階にある深めの方の浴槽を使います。


写真は、去年のクリスマス・カードに使った「くるみ割り人形」の絵です。
舞台装置は今年と同じような設定ですが・・・・。


05-12-07 (水)曇り -1~4度

クリスマス・カード

2005-12-06 14:52:14 | 暮らし
ここ数年、我が家のクリスマス・カードは
カレが 描いた絵を使っています。

今年のクリスマスカード用の絵が今日出来上がりました。
先月後半から描き始めていたのですが、日々の雑用に終われ、
なかなか捗りませんでした。昼間は落ち着かないので、
みんなが寝静まってからカレは絵に向かいます。

ここ3年間、カレのテーマはバレエ「くるみ割り人形」です。
絵の背景(舞台装置?)は 毎年同じような設定ですが、
細部を少しずつ、変えているようです。

バレエ「くるみ割り人形」は欧米では年末の風物詩のようで、
毎年バンクーバー周辺でも公演されるようです。

もう4~5年前になるでしょうか、ロイヤル・ウィニペッグ・バレエの
公演を見ましたが本当に素晴らしかったです。
ウィニペッグ・バレエが来なくても、暮れになると必ず
BC/Alberta Balletの公演がありますが、チョッと違うようです。

ウィニペッグというと、カナダの平原州の一つであるマニトバ州の州都です。
そんな田舎のバレエがと思われそうですが、これが中々大したもので、
ニューヨークやロンドンのバレエより水準が高く海外公演も多いのだそうです。

もとはと言うと、旧ソ連時代に亡命したバレリーナたちが指導したようで、
西欧の自由な文化と合流して世界屈指のバレエ団になっているのです。

カレの父親は、大正デモクラシー/大正ロマンの名残を引きずった人で、
年末になると必ずチャイコフスキーの「胡桃割り人形」のレコードを
掛けていたそうです。今我が家が利用しているケーブル放送の音楽チャンネルの
トラディショナル・ホリデイでも、毎日何回かこの曲を流しています。

写真は、ドロッセルマイヤー小父さんから貰った
くるみ割り人形を抱いて喜ぶクララを描いたものです。


05-12-05 (月)小雨