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Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

骨粗しょう症

2007-04-17 14:31:51 | 暮らし

<近くのドイツ公園の水仙とチューリップ。昨日撮影>

先週末、ファミリー・ドクターのオフィスから電話があり、
ドクターのアポイントメントを取るようにとのことです。

その段階で「先日撮った骨密度のCTスキャンの結果が
良くなかったのだな」と直感しました。と言うのは、
私たちがお世話になっているドクターは、結果がよければ電話で
「大丈夫でしたよ」とその結果を報せてくれるからです。

検査をしたのは2週間以上前のことで、「結果は一週間後に
ファミリー・ドクターから、知らされます」とのことでした。
それが遅れたのは、ドクターが春休みを取っておられたのでしょう。

序でにカレも聞きたいことがあるというので、今日の3時過ぎの
予約を入れておき、カレと一緒に出かけました。
途中の渋滞を考えて早めに家を出たのですが、予約の時刻ギリギリ
に着きました。2010年のオリンピックに合わせての工事の所為です。

受付のアイリーンに着いたことを報せると、10分ほど待合室で
待たされました。やがて診察室に招じ入れられて暫らく待ちます。
私の記憶では、日本の医院では、患者はお医者さんが居る診察室へ
入って診察を受けますが、カナダのファミリー・ドクターは、
診察室を3部屋以上用意しておいて、患者はそれぞれ案内された
部屋でドクターを待ちます。

「お帰りなさい、Riko」とドクターが笑顔で部屋に入ってこられます。
カナダに帰って直ぐに肺炎の予防注射を受けに行き、直接ドクターに
針を刺してもらったのに、そのことを忘れていらっしゃるようです。

花粉症で困っているカレが薬のことで相談をしたり、雑談を
しているうちに先日我々を診たことを思い出されたようです。
毎日、沢山の患者を診ていらっしゃるのですから、いくら頭の良い
先生でも、全ての患者のことを記憶するのは大変なことですね。

ドクターは、VGHから届いた私の骨密度の検査報告を広げて、
「お母さんの事を聞いていたので心配だったのですが、やはり
骨密度が落ちてきているようですね。このまま放って置いたら、
10年20年後にはお母さんと同じことになりますよ。それを
押し留めるために、骨粗しょう症改善の薬を摂ることにしましょう」

10数年前、骨粗しょう症と診断された時、その予防薬がちょうど
開発された頃でした。しばらく摂っていたのですが、薬の値段が
非常に高かった上に保険も利かなかったので、途中で止めました。
食事と運動で人並みになるようにしようと決めて今までやってきた
のですが、やはり効果はなかったようです。

その薬の効果も今は検証されてきているようなので、摂ることに
しました。今では薬価も下がっていることでしょう。
処方箋を頂いて部屋を出るとき
「ところで、その後お母さんはどんなことですか」
とドクターが優しく訊いて下さいました。

義姉から昨夜聞いた症状を話すと、同情に耐えないという表情で
首を横に振りながら(頷きながらという意味)聞いて下さいます。
「お母さんの症状が良くなることを願うことにして、とりあえずは
貴女の骨の改善に努めましょう」


07-04-16 (月)雨のち曇り

衣替え

2007-04-16 15:10:14 | 暮らし


遅い朝食を済ませた後、「見たい番組がある」
とカレが云います。久しぶりに大型テレビの前に座りました。

「世界一美しい村に住む人々」というNHKの2時間番組です。
昨日放映されたものを、カレが予約録画しておいてくれたものです。
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。

イギリスの西南にあたるコッツウォルズ地方は石炭が出なかったため、
産業革命後の工業化から取り残されたが、替わりに豊かな田園風景が
守られて来ている地方だそうです。

その地方のチッピング・キャムデンという村に移り住んだ、裕福な
主婦・ヘザー・ミューアが始めたガーデニング、それを三代に亘って
引き継いで行く家族。その影響を受けて、移り住む人々や村人が
美しい庭作りをしながら、人生を楽しんでいる日々が映し出されます。

番組を観終わった後、何時もは腰の重いカレが 立ち上がり
「どれ、先ずはサンデッキの衣替えをしようか」
冬の間グリーンハウス代りに使うため、ベランダの三方を囲ってきた
アクリル・グラスを取り外すのです。

そう。バンクーバーは緯度は樺太と同じですが、海流の関係で割合
温暖です。ですから一年中、同じような衣類で済ましています。
日本みたいに四季がハッキリしていて、デパートの商品も一変する
という感じがありません。
だから我家では、ベランダの模様替えが我家の衣替えなのです。

もちろん私に異存はありません。
「待っていました」とばかりに、直ぐに私も立ち上がりました。
ベランダの衣替えはあっという間に終わりました。
テーブルや椅子をきれいに拭いて、それでお終い・・・・。

ベランダ利用を始めて、もう10年近くになります。
部厚いアクリルグラスは大変な重さで、最初の数年は組み立ても
取り外しも時間が掛かったものですが、何年も続けているうちに
手順もよくなりました。

でもこんなに早く夏の準備のひとつが出来るなんて、思っても居ません
でした。美しい庭作りの番組を観て、二人とも触発されたというわけです。
「こんな番組だったら、何時でも大歓迎よ」(ワタシ)
「こんな番組も、偶には良いね」(カレ)


07-04-15 (日)晴れ

イースターのエズメ

2007-04-11 06:00:14 | 暮らし


週末、私たちが友人宅を訪ねた日はエズメの5才の誕生日でした。
早いもので、生まれてからもう5年も経ってしまったのですね。
時の経つのは本当に早いものです。

エズメは赤ん坊の時からなかなか寝ない子で、何時も寝かしつけるのに
苦労した記憶があります。今でも宵っ張りで困っています。

誕生日はプレスクールの友だちを呼んで、バースデー・パーティーを
マリタイム・ミュージアム(海洋博物館?)でやったようで、上機嫌
だったようです。

私たちが参加しなかったので、翌日のイースター・サンデーに、
オジイチャン・オバーチャン・ハウスで、イースター・エッグ探しを
やるという電話です。 私たちは慌ててイースター・エッグを
あちこちの部屋に隠して、孫たちの来るのを待ちました。

イースター・エッグと云っても、我家の場合はプラスティックの卵型
容れ物の中に、キャンディーやチョコ、小さなオマケみたいな玩具を
入れるだけです。それにイースターに因んで兎の縫ぐるみを置きます。

自分の家で探し当てたイースターのキャンディーや兎チョコレートの
入ったカゴを持った孫たちは間もなくやって来ました。エズメは目を
輝かせて、昨日・一昨日に起こった事を話してくれます。



コンラッドは、一目散にトーマス・トレインのセットを拡げに行きます。
エッグ・ハンティングのことはまだ分っていないようで、興味を示しません。
エズメは芝居ッ気タップリに声色など使いながら、エッグ・ハンティングに
夢中です。タマゴを見つける度に声を挙げて喜んでいます。



そんな姿に、私は幼い時の団栗拾いやタケノコ探しを思い出しました。
こんなに楽しむのだったら、来年はもっと趣向を凝らさねばと思いました。



3時過ぎ、ちょうどお茶の時間に、娘夫婦とグランマがバースデー・
ケーキを持ってやって来ました。さっそくロウソクに火を点けて、
ハッピー・バースディーを歌い、エズメがロウソクの火を吹き消しました。

なんでも周囲の人たちの都合で、エズメのバースデー・パーティーは、
グッド・フライデーに始まり、連続三日間続いたことになるそうです。


07-04-10 (火)晴れ/薄曇り

ウクレレ

2007-04-10 15:58:50 | 暮らし

<我家のイースターの飾りで、左はテーブル用、右は玄関のドア用です>

週末に友人宅に招待されました。何時も夜遅くまで歓談が尽きませんので、
「今日こそは早く御いとましましょう」なんて心に決めて伺うのですが、
久しぶりに会うと話が弾んで3時にお邪魔しながら、御いとましたのが
深夜になってしまいました。

夕食の時も、お互いに同じ世代なので考え方も殆ど同じで、思い出話や
世相の分析などの話が続きます。 そんな中、少食のご主人が席をたって
ギターを抱えて「ちょっと、ライブ・サービスを・・・」とギターを弾いて
下さいました。

こちらはユックリとご馳走を味わいながら、音楽を聴けるなんて、大変な
贅沢だとお思いになりません? ところがそれだけではありませんでした。
食後にはご主人のギターに、奥様のウクレレの共演です。音楽はハワイヤン
です。 ご主人のギターは時々聴かせてもらった事があるのですが、奥様の
ウクレレは初めてでビックリしました。

ときどき夕食後のひとときに、お二人で演奏を楽しまれるとのことで、
本当に素敵な退職生活をエンジョイしておられるのに、感心しました。

カレも余程印象深かったようで、翌日エズメたちを連れてきた娘夫婦と
グランマにその話をしていました。 カレがその時「ユーカレイリって
歌やメロディーのコード演奏が主なんだってね」と前夜の受け売りで話すと、
ケン(エズメの父親=我家の婿)が面白い話をしてくれたそうです。

「確かにコード演奏だけだと思われているようですね。モントリオールの
音楽学校のヴァイオリン教授が、放送でインタビューされているのを
聞いたのだが、『ヴァイオリンもウクレレも弦が4本で、調弦の仕方も
似ている。もし楽器を一つだけ選べと言われれば、私は躊躇なくウクレレを
選ぶね』と云っていた。もっともその教授は、ウクレレでバッハを演奏
してみせたけどね。それに、その人は、英語式の発音"ユーカレイリ"
でなく、ハワイ式に"ウクレレ"と発音していましたよ」


07-04-09 (月)小雨のち曇り

アフリカン・バイオレット

2007-04-06 15:01:59 | 暮らし


花曇りの一日でしたが、昨日に較べずいぶん暖かでした。

花のついていないアフリカン・バイオレットが並んだ出窓に、
コンラッドが置いたと思われるイチゴの粘土細工が
異様な華やかさを添えています。

アフリカン・バイオレットは日本では「セント・ポーリア」という、
ステキな名で呼ばれているそうですね。 カナダやアメリカでは
「アフリカン・バイオレット」の名で親しまれ、多くの家で窓辺に
飾られています。アフリカ原産でスミレの感じがするからでしょう。

植物の世話は何時も私だけでやって来ていますので、私の留守の間に、
枯らしてしまっても、仕方がないと諦めていました。
ところが我が家に帰って見ると、窓辺の植物は皆元気でした。

カレに感謝すると、10日に一度、3回だけ水を足しただけだと云います。
あまり手を掛けなくても、毎年沢山の花を咲かせてくれるのが
このアフリカン・バイオレットです。肥料もホンの少しで良いようです。



ところがこの1~2年、葉っぱだけ大きく繁ってほとんど花を
付けてくれません。リン酸分が足りなかったのでしょうか。
そこで今日は思い切って土を取り代え、肥料も少し与えてみました。
上手く根付いてくれると良いのですが。

* * * * * * * * * *

昨日・一昨日と紹介した友人・Hちゃんのクレイ・アートの作品で
私が手に入れた二点を今日も並べてみます。



これは3年前、やはり母の看病で鹿児島に帰った時にもらった作品です。
結婚式用のブーケですが、アフリカン・バイオレットがあしらって
あります。優しい色合いが好きで、我が家の飾り棚の中に入れてあります。



それと今回の展示会場で、ひと目で気に入ったヒマワリの壁掛けです。
いつもお世話になっている親戚の新築祝い用に、買い求めました。
白い壁によく映えて、とても喜ばれた作品です。


07-04-05 (木)薄曇り時々晴れ 9~14度

骨密度検査

2007-03-31 17:01:39 | 暮らし


今日はバンクーバーの総合病院・Vancouver General Hospital に、
骨密度を調べるBone-density testに行ってきました。

先週ファミリードクターで肺炎の予防注射を受けた際、
今回の母の骨折のことを云って、骨の検査をお願いしたのです。
それから5~6日経ったた月曜に、VGHから電話があり、
木曜・金曜の午前・午後の希望を訊かれ、今日の午後1時を
お願いしたのでした。

10数年前に骨粗しょう症と診断されてから、これまでに何回か、
この検査を受けていますが、今回は4年ぶりのことです。



久しぶりに訪れたVGHですが、市のほぼ中央部にあり、
広大な敷地に建った病院のビル群は壮大な感じがします。
その中で一番大きなJim Pattison Pavilion は、バンクーバーの
実業家、ジム・パティソン氏が建設費に多額の寄付をして建てられた
建物で、骨密度検査の部屋は放射線治療科の一角にあります。



病院で気が付いたのは色々な表示が、英語・中国語・インド語?の
3通りで為されていたことです。バンクーバーの人種構成を
物語った形になっています。カナダの公用語のひとつである、
フランス語は如何だったかしら?

待合室には、80代の中国人兄弟?がいましたが、私たちに後れて
入って来た欧州系夫妻と、初対面同士ながら直ぐに世間話を始めました。
受付で名前を伝えると、10分ほどで検査室に招じ入れられました。

優に20畳はありそうな広々とした検査室には、技士が一人居るだけです。
身長と体重測定の後、中央に置かれた台に寝かされました。
優しい笑顔の美人の技士が、両脚を台の上に乗せて高くしたり、
台をはずしたりしながら、次々に映し出されるモニターを見ています。

静かな部屋に響くのは、機械が静かにユックリ動く音だけです。
L字形を逆さまにしたような機械が胸部あたりから足先まで
少しずつ動いて断層写真を撮っているのがわかります。

10分足らずだったでしょうか。あっという間に終わりました。
以前は2~30分掛かっていたと思うのですが、機械も次々に
良くなってきているのでしょうね。
「結果は、一週間後位にファミリドクターから連絡があるでしょう」



検査室から出てくると、待合室に80才位の老婦人が独り加わって
雑誌を広げていました。静かな病院でのひと時でした。


07-03-30 (金)薄曇り

スカイプ通話

2007-03-29 13:36:55 | 暮らし

<友人の手作り人形。可愛いでしょう!>

長い間留守していたカナダに帰国して、ようやく元の生活に
戻り始めました。 落ち着きを取り戻して思い出されるのが、
現在も入院中の母を見舞ったり、お世話して下さった方々や、
私が滞在中にお世話になった方々のことです。

これまでは、一人一人にサンキュウカードを書いていたのですが、
もらった人のほとんどが、返信しなければ悪いと思っているようなのです。
「いつももらうばかりで、返事を書かずにごめんね」
「返事を書きたいと思ってはいるのだけど、海外となるとね・・・」

こちらは返事をもらおうと思って書くわけではないので、
相手に悪くて・・・。でも、どうしてもお礼だけは云いたいものですネ。


<瓢箪に和紙を張り、ニスを塗ってあります>

そこでもっぱら利用しているのが、スカイプです。
スカイプは、パソコンのインターネットを介しての電話通話です。

カナダの国際電話料金は、昔に較べ極端に安くなってきたのですが、
日本での電話料金破壊はそこまで進んでいないようですね。
海外からの電話と聞いただけで高い通話料と思い込み、恐縮して
大急ぎで切る人が多いようです。

大急ぎで切られては、こちらも感謝の気持ちも伝えきれずに、
かえって気忙しい思いを掛けてしまったと思うこともありました。

スカイプだと、日本の相手がパソコンを利用していてスカイプに
登録していると、完全に無料です。繋ぎっぱなしでも構いません。
パソコンの無い一般家庭の固定電話に掛ける場合は有料ですが、
一番安い長距離電話専用のサービスに較べ、約半額なのです。

因みに国際郵便の場合、カナダは現在普通料金で$1.49(約¥150)
ですが、スカイプを利用して日本の固定電話に電話すると、
150で一時間近く話せます。相手にもそのことを伝えて、
あらためて安心してユックリと雑談が出来るのですから、
海外に住んでいる感じもありません。

それに、こちらはスピーカーやヘッドホンを通して声が聞こえて
くるので、まるで目の前で話しているようです。固定電話の相手の
人たちも、音質は良いと言ってくれています。

ただ気を付けなければならないのは、時差の違いですネ。
こちらは、夕食後のユッタリした時間でも、日本はちょうどお昼時。
ついウッカリして相手の時間帯を忘れて話し込んで仕舞いがちです。


07-03-28 (水)薄曇り

予防注射

2007-03-22 15:30:46 | 暮らし


物音ひとつしない静かな部屋で、熟睡したようです。
時計を見たら午前11時です。
矢張り時差ぼけに、疲れも溜まっていた所為でしょうか?
タップリ寝て気分爽快です。

外は昨夜からの小雨が降り続いていましたが、前々から
気に掛かっていた「肺炎の予防注射」を受けに
ファミリー・ドクターのオフィスへ向かいました。

カレの日本の友人(医師)からも予防注射を勧められていたのです。
年を取ると、チョットしたことで肺炎を起こすことが多く、
年寄りの肺炎は致命的だと云うのです。

受付のアイリーンが用意してくれた注射は直ぐに終わりました。
ドクターの説明に依ると、10年間は効果があるということです。

「10年先と云うと2017年。それまで身体の方が有効かしら?」
と呟くカレに、ドクターは
「ダイジョウブ。10年なんてアットいう間ですよ」

これって喜んで良いのか悪いのか、一瞬戸惑いました。
というよりも、今でも良く分りません。 でもドクターは、
善意を込めて云われたに違いありません。

そう云えば、前回この予防注射を受けたのは、十数年前。
カレも退職して丸10年が経ってしまいました。

予防注射は無料でした。医療費抑制のための防御策のようです。
これで、一応肺炎球菌対策は出来ましたが、その他の病原菌や
ウイルスによる肺炎もあるようです。気をつけなくては!


07-03-21 (水)小雨

電話の楽しみ?

2007-01-30 16:05:40 | 暮らし

<霧のため、今日も昼過ぎまでグレーの世界。ゴルフボール
の形をしたバンクーバー・サイエンス・ワールド>


今朝、朝食を摂っている時、電話が鳴り始めました。
「リ・リーン、 リ・リーン」という音です。

カレは電話の方を振り向いて「オメデトウゴザイマス」
と言いながら、スピーカー・フォンのボタンを押しました。
こちらが黙っていると、先方は何も言いません。

そこで「ハロー」と一声発すると、案の定、
「コングラチュレーション!貴方にクルーズ・シップの
旅行が当りました!」それから長々と・・・・。

我が家にはほとんど電話が掛って来ません。
時には2~3日、電話が鳴らないことがよくあります。
たまに掛って来ても、英語が苦手な私は、「コーラーID」
で相手を確かめてから出るようにしていますが、カレは
電話が鳴ると喜んで出るようです。

普通の市内電話だと、電話音は「リーン、リーン」ですが、
「リ・リーン、 リ・リーン」という鳴り方は、たいがい商業
目的の勧誘とか、売り込み、市場調査などと称するものです。
それ以外に、国際電話もそういう鳴り方のことがあるので、
無下に出ないわけにも行きません。

今朝の電話は、こちらからの応答を確認して自動的に流れる
録音メッセージです。そんな時は単に受話器を元に戻せば
済むのですが、実際に人が掛けてくる場合もあるのです。

相手が市場調査とか、売り込みだと分ると、カレの英語は
途端にオカシクなるのです。
「アー、ウー、アー、ウー、 ノウ・エングリッシー・・・・」
と言うと、相手は「サンキュー」といって切るようです。

でも半分くらいは食い下がってくるようで、
「ほかに英語を話す人はいないか?」とか、「中国語か、
ヒンズー語か? 何語なら分るか?」と訊かれたら、
「かごっまべんじゃが」(カゴシマ弁だよ)と答えるのです。
それで殆どはお終いになります。アハハ・・・

家に篭りっきりのカレにとっては、こんな電話での応答が
細やかな楽しみらしいのです。オカシイですね。

ところで最近の電話の音は、
「リリーン、リリーン・・・」ではないですよね。
何と表現したら良いのでしょうか?
「ルルルルー、ルルルルー・・・」でしょうか。


07-01-29 (月)霧のち晴れ

今日の出会い

2007-01-21 15:05:26 | 暮らし

<雪がまだ沢山残っている、近所のドイツ公園>

北国の冬空ですが、雲間に見える薄青の空からは柔らかい
陽光が射しこんで、わりと暖かく気持ちの良い一日でした。

今朝は、業務出張でバンクーバーに来ている私の友人の
娘さんに会いに、カレとダウンタウンに出掛けました。

若い頃のお母さんによく似ていて、こんなに若くて可愛らしい
方が、仕事バリバリとはと信じられないほどでした。初対面
とは思えない親しみと優しさを感じながら、スターバックスで
暫らく楽しい時間を過して別れました。



その彼女が関与する「ブック・オフ」に立ち寄ってみました。
カレが先日立ち寄った時には、店仕舞いした隣の店舗の
方まで拡張工事をしていたようですが、確かに今までの
倍くらいの広さになっています。

まだ、完全には工事は終わってはいないようで、店の人の
話だと、来週までかかるということです。
店舗の拡張が完全に終わったら、かなり余裕のある広さで
品物も豊富に揃うでしょうから、もっと利用しやすくなり
そうです。

今日、私が求めた中の一冊は、写真のこの本です。


NHKの番組で、度々紹介されている教育学者の斎藤孝教授
のベストセラーのひとつ「声に出して読みたい本」
前々から私が欲しかった本です。その理由は簡単・・・
「ボケ防止の為に、これさえあれば・・・」という神頼みです。

書棚には、何種類もの斎藤先生の本が並んでいるので、
どれを選んで良いのか迷います。 とりあえず、この一冊を
選んでみましたが、効果の程は??
毎日少しずつ、声を出して楽しんで読んでみましょう。


07-01-20 (土)晴れ

ディズニーのカレンダー

2007-01-17 15:32:18 | 暮らし


昨日の夕方、仕事帰りに立ち寄ったN子さんが
「はい、これはエズメさんに。 紙芝居風になっていますよ」
と渡されたのがこのカレンダーです。

透明な包装袋に入っていたのですが、ミッキーマウスと
ミニマウスのついたディズニーの絵があまりにも可愛いので、
エズメに渡す前に開けてしまいました。

よく見たら、○○ホームが出しているカレンダーで、フレーム
が家の形に切り取ってあります。なかなか良いアイディアだな
と感心しながら、月々のキャラクターの絵を眺めております。



エズメがこれを見たら、どんなに喜ぶことでしょう。
「オバアチャン、シッテイル?1月はアリス・ワンダーランド、
2月はビューティ・アンド・ビースト、3月は・・・・」
と絵を見て、12月まで全て知っているディズニーの題名を
言い並べることでしょう。

でも実は、ディズニーの世界で最近私を悩ませる問題がある
のです。それは我家にある沢山のディズニーの物語の本です。



一年前までは、私がたどたどしく読む英語でも満足して聞いて
いたのが、最近は読み方が下手だと言うのです。そして自分で
声をだして読み始めるのですが、その速さに私は追いついて
いけないほどなのです。それはそれで喜ばしいことですが、
時おり読むのに飽きると、私に読めと言います。

もちろん私の読み方は、一年前とほとんど変りません。
エズメはあきれたようにタメイキをつくではありませんか。
最近は、読む本も活字が小さくなって老眼には大変です。

でも、東北大の川島隆太教授が認知症予防の為に、一日5分
で良いから声を出して本を読むようにと言っておられるので、
そうしようかしら。 でも発音やイントネーションは、最早
どうにも成らないような気がするのですが・・・・。


07-01-16 (火)曇り時々小雨

十二夜と七草粥

2007-01-08 15:41:51 | 暮らし
昨日の6日は十二夜でした。
クリスマスの日から数えて12日目にあたるこの日にツリーを
始め、クリスマスの飾り付けを片付けると云われています。
今年はちょうど土曜日にあたったので、昨日今日にわたって
片付ける家庭が多かったことでしょうね。

昨日までは、私は片付ける元気が無かったのですが、今日は
一週間ぶりに朝から気分がよかったので、ツリー以外の
飾り物を片付け、箱に仕舞いました。



ツリーの片付けは、飾り付けをしたエズメにさせようと思って
いたのですが、私たちの風邪がまだ完治していないし、両親の
仕事も始まっていないので、2~3日はまだ来そうもないので
明日、カレと片付けることにしましょう。

今回は例年に較べ飾り付けを少なくしたので、割りと簡単に
片付きました。一階から二階に上がった階段のコーナーは、
例年だと雪景色のクラッシック調の街並みの模型をカレが飾る
のですが、今回は並べませんでした。



それで、そこに頂いたカードを並べたので、階段を上り下り
する度に目を楽しませてもらいました。それらをまとめて
箱に入れて、暫らくは下さった方のことを思いながら、
繰り返し読み返すことにします。

今日は春の七草粥の日ですね。
しかし我が家は、七草粥ならぬ七野菜雑炊の日です。

新年早々から体調を崩してしまった私たちは、いつもの
新春に較べると食欲もありませんが、毎年の我が家の行事
として用意しました。



こちらでは春の七草など手に入りませんので、毎年この日は
冷蔵庫の野菜の片付けのつもりで、7種類の野菜をタップリ
入れて作ります。今朝は、人参、カボチャ、キャベツ、白菜、
チンゲン菜、春菊、青ネギです。それに小さく刻んだ鶏肉と
油揚げも入れました。 まさに田舎雑炊です。

これを機会に少し減量出来ると良いのですが・・・。
カレは2~3キロ減ってきているようですが、
私は全然変化無し・・・どうして?
カレに云わせると、「残り物に腹(幅)あり」ですって。


07-01-07 (日)薄曇り

のんびり・気ままに

2007-01-05 17:21:17 | 暮らし




元旦は一日中雨が降り続き、2日、3日と曇り空で鬱陶しい
年明けでした。 しかし今日は見事に青空が広がり、
初日の出を拝むような気持ちで、南々東から南へと少しずつ
移って行くお天道様を、飽きもせず眺めていました。

ときどき西からの風がかなり強く吹きこみ、裏の雑木林の裸の
木々は大きく揺れ、その樹木の隙間から部屋の中に差し込む
眩しい陽射しは柔らかで、気持ちも和みます。

風邪がまだ抜けきれない私たちは、今日ものんびりと気ままに
過ごしました。

先日のクリスマスに私たちがエズメにプレゼントしたのは、
人形用の大・小二つのベッドです。クリスマス直前に、急いで
敷布団と掛け布団を作って渡したら、大喜びして、我が家に
来る度にいろいろなお人形を寝かせて楽しんでいます。



しかし、それらの布団は完全には出来上がっていなかったので、今日は「鬼の居ぬまに」と云うことで、自分の子供時代のことを想い出しながら仕上げました。

私たちの時代は、ほとんどの家庭がそうだったと思うのですが、忙しい中、母が殆どの物を手作りしてくれました。お人形も有り合せの布と木屑を詰めたものでしたが、嬉しくて抱いて寝たものです。また、それをおんぶしたり、座布団の上に寝かして、有り合せの布を繋いだ布団を被せたりして、お人形さんごっこを楽しんだ幼い日々のことを、懐かしく想い出します。

誰も特別に教えるわけではないのに、女の子は女の子らしい遊びを自然にするようになるのですね。
本当に不思議なものです。

月日が経ち、エズメにもこんな日々のことを懐かしがる時が廻ってくるのでしょうか。 時代や環境の違うこれからの子供たちにも、子供時代を振り返る気持ちの余裕があると良いのですが・・・。

一方、コンラッドは、男の子の好きな自動車に明け暮れています。 それに、この数ヶ月間は数字にも凝っているのですが、数字を見ると自分で読み上げて、私たちにリピートするように云うのです。ところが、未だ言葉がハッキリしないコンラッドの発音なので、私たちも間違うのですが、これがタイヘン!



チガウ!とばかりに癇癪を起こします。例えば「エルン」と言ったら「セブン」のことなのです。ところがこれを「イレブン」と云ったり、「エルン」でごまかそうものなら怒りだします。コンラッドの発音も定まらず、私たちの発音も日本式。これを英語人が聞いたら、丸で落語の云い間違いの問答みたいでしょうね。

でも正しく応えると、こちらの目を覗きこむようにじっと見て、
満足そうにニンマリ笑ってくれます。


07-01-04 (木)晴れ

本年もよろしく!

2007-01-03 17:44:29 | 暮らし


新年おめでとうございます。
皆さま、ご機嫌よく新しい年をお迎えのことでしょう。

恥ずかしながら、私たち二人は新年早々から風邪でダウンしてしまいました。
新年のカウント・ダウンが、とんだブレーク・ダウンになってしまいました。



カウント・ダウンのあと、みんなを送り出して時計を見たら、
ちょうど日本のゴールデン・タイム、いい機会だからとあちこちに長電話を
かけまくって夜更かししたのが祟ったのでしょう。

二人とも良くもこんなに眠れるものかしらというくらい昏々と眠り続けました。
お蔭で少し気分が良くなったので、久しぶりにパソコンに向かっています。

「年齢も考えず、夜更かしをするなんて何と無茶なことをしてしまった・・・」
と年明けから反省頻りです。良い勉強をしました。
これを機会に少しは賢くならなければと実感しています。

気分も良くなって食欲も出てきたカレは、暮れに作ったおせち料理をつつきながら、
「元旦早々、厄を背負い込んだが、これからは良くなるだろう」ですって。
そんな見方もあるのかと思いながらも、「これからの一年無理をしないで慎重に」
という教訓をもらったのではと自分に言い聞かせています。

「一年の計は、元旦にあり」と若い頃は抱負や決意や目標を立てるものでしたね。
でも、このごろはそんな頓着はなくなったようです。歳の所為でしょう。
日々穏やかに過せればそれに越したことはないのです。

「ボケ防止のために」とカレに勧められて始めたこのブログも、
これから3年目に入ります。
よく2年間も続けてこれたものだと自分でも驚いているのですが、
皆さんに支えられて今まで続けて来れたのだと、皆さんに心から感謝です。

行動範囲も狭く、世間さまとの付き合いも狭い私の日々の暮らしのひとかけらを
拙い文章に写真を入れてこれからも書いていくつもりです。
今年もどうぞよろしくお付き合いください。


07-01-02 (火)雨のち薄曇

カウント・ダウン

2006-12-31 14:47:03 | 暮らし


世界中にいろいろなことがあった2006年もいよいよ終わり、
新しい年を迎えようとしています。

バンクーバーはまだ30日の夜ですが、日本はすでに大晦日のお昼過ぎで、
おせち料理作りや家の片付けに大わらわの方も多いことでしょう。
初詣、日の出詣出など日本では元旦の行事が多くて、何処も賑わっていたことを
懐かしく思い出します。

カナダでは、お正月を特別祝うような風習はないようですが、大晦日の夜は
盛大に新年のカウント・ダウンをして大騒ぎする人たちが多いようです。

我が家でも、明日31日の昼過ぎには10人位((内二人は孫)集まる予定です。
こんなに集まることは滅多に無いし、正月は誰も来ないので、
次のような式次第?にしました。

日本の元旦午前8時(こちらの31日午後3時)雑煮を頂く。
それから4~5時間後の31日夕方、年越し蕎麦を供する。(孫たちが早く帰るため)

多分テレビで、ニューヨークのカウント・ダウンの3時間遅れの再放送を
見ることになるでしょう。そして、もう一度おせち料理を摘まむかも。

時差があるおかげで、こんな手品みたいなことをすることにしました。

「紅白歌合戦」は、こちらでは31日の午前6時に同時放映されます。
また、夜型の人の為に夕方6時から再放送です。

今年も私の拙いブログにお付き合いして下さった方々にアリガトウ!
来年もヨロシク。良い新年をお迎えくださいませ。


06-12-30 (土)薄曇り