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Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

Beefway

2009-01-13 14:46:30 | 暮らし
このところ曇り空か小雨模様の日が続いて、気温も3~6℃。 
明後日からは晴れで、気温も上がってくるという予報です。 
当たりますように・・・。



雨の日も風の日も、そして雪の日も小鳥たちは食堂の窓際に
設えた餌箱を目がけて飛んできます。

前にも書きましたが、雑穀類の餌箱と金網製の牛脂入れを
軒下に並べて下げています。

一年を通じていろいろな小鳥がやってくるし、真冬の今でも
絶え間なく遣って来て、一日中小鳥を眺めて暮らしています。
=(他に誰も訪ねて来ないってこと?)

小鳥用の雑穀類の餌は、10キロ入りがスーパーで売っています。
以前は牛脂は肉屋へ行けば只で貰えたのですが、如何いう訳か
数年前から代金を取るようになりました。 と言っても只みたいな
値段です。 これを大量に買って冷凍庫に保存して置きます。

今日はちょうど牛脂が切れかかっていたので、久しぶりに車で
出かけたカレが、近くの肉屋に立ち寄り牛肉と牛脂の塊を
買ってきてくれました。 肉屋の商号はBeefway。 
スーパーのSafewayをもじったものでしょうが、何時も客で
混んでいます。



牛肉はスライサーで薄切りにして、一回に使う分ずつに小分けし、
真空パックして冷凍保存しておきます。




小鳥の餌用の牛脂も金網の入れ物に入る分量に小分けして、
こちらはサランラップで包んで冷凍庫に閉まっておきます。
量が少なくなったら、何時でも補充出来るというわけです。

雪の降る寒い日など、牛脂もカチカチに凍っているでしょうに、
それを突付いている小鳥のくちばしはやっぱり丈夫なのですね。

スカスカになった牛脂を金網から引き抜いてくちばしにくわえて
飛んでいく鳥も時々見かけます。 春先ならば、巣にいる雛に
餌を運んでいると考えられますが、この時期はまだ子育てには
早すぎるような気がします・・・。
居心地の良い場所で自分だけで食べるつもりなのでしょうか?

ガラス越しに小鳥たちをボーっと眺めているのですが、小鳥たち
はこちらの様子を気忙しげに窺いながら啄ばんでいます。
もっと離れたところに置けば、小鳥たちもノンビリと啄ばめるのかも
知れませんが、餌の入れ替えにこちらの手が届かなくなるので
仕方がありません。

そんなことを考えながら眺めていると、時間の経つのも忘れて
しまいそうです。 そろそろ、自分たちの食事の用意をしなけれ
ば・・・と気付いて、今日も立ち上がりました。 


雪道の送り迎え

2009-01-06 12:09:10 | 暮らし
朝起きると、昨夜来の雪がまた15センチほど積もっていました。

カレは朝から除雪機を使って雪かきです。 通りの向かい側の
老人が、ショベルで雪かきをしているのが見えたので手伝い
たかったようですが、除雪機で通りを横切ることも出来なかった
そうです。 かりに横切って行っても、若しエンジンが止まったら
ガソリンエンジン再始動用の電源もないのでどうにも出来ない
と云っていました。

家の前の道は両側とも雪の山で、真ん中に車一台分のワダチが
あるだけで、擦違うことも出来ません。 そんな中で、数軒先の
家の前で郵便車が立ち往生してしまいました。 雪なら良いの
ですが下の氷で滑るらしく、大柄の人がショベルを借りにきました。 
30分ほどかけて雪や氷を除けてようやく動き出したそうです。

体格と体力の違いでしょうか。 カレは「ボクにはとても出来ないね」
と感心していました。

本当に異常な降雪ですが、昨日電話を掛けてきて下さった知人
によると、我が家の辺りが市内で一番雪が深いようだということです。
実感はないのですが、高台になっているのでしょうか。 その分
洪水の心配はないのですが・・・。


今日5日(月)から、孫たちは登校の筈です。 昼ごろ電話して
娘に聞いたら、コンラッドのモンテッソーリ校は休校。 エズメは
小学一年ですが、どうしても行くというので、電車・バスで連れて
行こうとしたようですが、大変な混雑であきらめたそうです。
結局、30分以上かけて歩いて連れて行ったようです。

コンラッドは、昼から歩いてコミュニティーセンターのプレスクールへ
連れて行き、娘はまた歩いて3時に二人をピックアップしたと
いいます。 寒さと凍った道を、二人の迎えだけでも2時間近く
歩いたことになります。 考えただけでゾッとします。 

歩くのが好きなコンラッドもさすがに疲れたらしく、帰り着いたら
「ブーツが疲れているみたい・・・」 と云ったそうです。
風邪を引かなければ良いのですが・・・ ヤレヤレ・・・。

クリスマス・グッズの片付け

2009-01-05 09:03:10 | 暮らし
今日は雪は止んでいますが、どんよりと曇って気温はゼロ
前後です。 しかし少しずつ気温が上がってくるという予報です。



「どれ、老体に鞭打って働こうか」 カレはそう言って、朝から
表に出て歩道とドライブウエイの雪かきをやってくれました。 
新しい雪はスノウブロアーで取り除けられるのですが、地面から
数センチは、今までの雪が硬く凍り付いているので、鉄製の
シャベルでコツコツと叩いて割らないと取れなかったようです。



そんな姿を、二階の窓からただ眺めている今の私です。
「こんな大雪の冬に、何の役にも立てなくて申し訳ない・・・」
という気持ちでいっぱいです。

昨夜も、大量に積もった表側のベランダの雪下ろしをやって
もらいました。 しかも雪が降り積もる度にしなければならない
雪かきは、高齢のカレには大きな負担になりそうで心配です。

*******

クリスマスの飾り物を片付けるのは、ほとんどの家庭では
クリスマスから数えて12日目の十二夜・・・ということは6日。

少し早めですが、昨日は二人で大・小の二つのクリスマス・
ツリーをはじめ、クリスマスのこまごました飾り物の片付けを
しました。

本当は、ほとんどの飾り付けをしたエズメに手伝わせたかった
のですが、明日(月)から学校も始まるし、雪が深くて簡単
には行き来も出来ない状態なので声を掛けませんでした。

長年の思い出の品々を片付けながら、ふと手が止まります。
我が家で買った物がほとんどの中に、人に頂いたものや
作り方を教えてもらって一緒に作った物が幾つかあります。
それを手にしたその時の喜びが、その懐かしい方々の顔と
場面が重なって、昨日のことのように甦ってきます。



上の写真の、手の込んだ洒落たブーツとナプキン入れは、
お隣のミセス・カーペンタースさんが手作りして下さったものです。
毎年クリスマスには、小さなプレゼントの交換をしていました。
10年以上前に亡くなられてしまいましたが、特にクリスマスの
時期になると、優しかったミセスのことを懐かしく思い出します。



この2枚の写真の飾り物は、前にも出したと思います。
写真左は、カレの上司だった方のM夫人の手作りで、数年前
日本から送って下さったものです。 クリスマスに因んだ細かな
飾りは、M夫人の手の器用さと丁寧さを思い出させてくれます。

マクラメで編んだサンタクロースを教えて下さったU夫人は、
何でも一生懸命打ち込む努力家で、今ではソーシャルダンスの
先生をしておられるそうです。 毎週12~3人の派遣員の奥さん方
が彼女の家に集まり、ブリッジを楽しんだあの頃が懐かしいです。



マカロニとタピオカで作ったツリー用のエンジェルの飾り、これも
カレの上司だった方のK夫人に教わって作ったものです。

いろんな思い出が詰まったこれらの品々を、これからも大切に 
していきたいと思っています。

そんなことを想い出しながらの片付けは、結構時間がかかり
ましたが、私にとっては有意義なひとときでした。
今度のクリスマスまで、ガレージの物置で眠ってもらいましょう。

新しい年もよろしく!

2009-01-02 13:03:51 | 暮らし


明けましておめでとうございます。

新年は初日の出で迎えたいところですが、融けきれない
残雪の上に、また薄っすらと雪化粧した元旦の朝を迎えました。



雪道のドライブが心配だったのですが、お昼に義兄夫妻に来てもらいました。
義母から受け継いだ味付けのお雑煮と、簡単なおせち料理で
共に新年を祝いながら、楽しい語らいの時間を持つことが出来ました。



毎年、知人が「羅漢さん」こと「荒 了寛さん」の大型のカレンダーを
送ってくださるのですが、今年は小型の「日めくりカレンダー」が届きました。
「毎日毎日の心の日めくり」と言うことは、三十一の心を打つ言葉が
入っているのですから、いろいろと参考にさせてもらえそうです。


私の拙い文章のブログを読んで下さるみなさんに 「アリガトウ!」
本年も、どうぞよろしくお願いします。

静かなクリスマス

2008-12-28 11:20:30 | 暮らし

あっという間にクリスマスも終わり、あと3日で新年を迎えます。

こちらは40年ぶりの寒波到来で、記録的な大雪に見舞われ
人も車も立ち往生状態・・・。 例年ならば、往来の激しい
クリスマス時期ですが、今年は家で静かに過ごした人々が
多かったようです。

何時ものことながら、私たちも静かなクリスマスでした。

クリリスマス・イブの24日は、娘宅のターキー・ディナーに
招待されていましたが、一歩も外に出られない状態でしたので
二人でテレビやDVDを観て、静かに過ごしました。

25日は大雪の中、夕方から車で娘家族が来てくれました。
少人数なので、簡単なハム・ディナーを用意しました。



デザートのクリスマス・ケーキは、ブラック・フォレストです。
前日、カレが買ってきてくれたのですが、美味しいケーキで、
みんなに好評でした。



エズメとコンラッドにカレが選んだ幾つかのプレゼントを渡しました。
しかしコンラッドは、ほとんどプレゼントには見向きもしないで、
私の部屋のCPの前に座り込んでいます。 このところ、子供向け
のゲームに夢中なのです。


<私の手作りの帽子をかぶって、PCゲームに夢中のコンラッド>

エズメは、プレゼントの中の新しいゲームのやり方を両親に教えて
もらいながら楽しんでいました。 自分が覚えて、コンラッドや私たちに
教えて一緒に楽しもうと思っているようでしたが・・・?

前晩のパーティや毎朝夕の雪掻きなどで、親子とも少し疲れ気味の
様子、10時過ぎには帰って行きました。



嬉しいことに、昨夜から気温がプラスに上昇、雪がどんどん融け始め
ています。 それはそれで、交通手段に支障があるかも知れませんし、
また、雪崩や洪水の心配も出てきそうです。

見当のつかない異常気象の近年、一年二ヵ月後のバンクーバーの
冬季オリンピック、大丈夫でしょうか? 心配です。

クリスマス・クッキー作り

2008-12-24 14:42:33 | 暮らし
孫たちは先週で学校やPre-shoolが終わって冬休みに入ったので、
一昨日から泊まりに来ていました。

二人を送ってきた娘が「サンタさんへ」と書かれた封筒を私に見せます。
「コンラッドがサンタさんに持ってきてもらいたい物があると言って、自分で
手紙を書いたのよ」 娘の字でサンタの住所?が書いてあり、それに
切手風のシールまで貼ってあります。

「プレゼントはもう買ってあるのだけど、サンタに頼んだ物を買っておかないとね」
娘が、そっと私に耳打ちして笑います。
「コンラッド、このメールをサンタさんに届くようにポストに入れるからね」
と言って、急いで買い物に出掛けて行きました。

「クリスマスまで、あと3日だよ。 イェーィ、イェーィ・・・」
何かにつけ、二人でこの言葉を発して盛り上がっています。
サンタさんは何のプレゼントを二人に持ってきてくれるのでしょうか?

サンタの物語を信じているコンラッドにとって、自分で頼んだ物が
届くことがどんなプレゼントよりもうれしいことでしょう。 6才半のエズメも
まだ信じているのかな? あえて聞かないことにしていますけど・・・。

昨日はエズメとクッキーを焼きました。 例年はもっと早めに作るのですが
朝から3時まで学校なので、なかなか時間が取れなかったのです。

エズメが材料の分量を全部量り、ブレンダーで混ぜ、ドウを丸めます。
暫らく寝かせてから、そのドウをローラーで伸ばして、好きな型を押して
クッキー・シートに並べます。



オーブンで焼いた後、冷ましたクッキーに私がアイシング・クリームを塗り、
その上に二人が色とりどりのスプリンクルを飾るのです。 
「クッキーにデコレーションするのよ」 別の部屋で一人で遊んでいた
コンラッドに、エズメが声を掛けにいきました。



嬉しそうに走ってきたコンラッドは、時々スプリンクルを口に入れ
ながらエズメを真似て、一生懸命飾っていました。 
二人にとって、デコレーションが乾くまでの待ち遠しいこと・・・

実は、途中でアイシング・シュガーが少ししか残っていないことに
気づいた私は「どうしよう?」 と慌てていまいました。 
それを聞いたカレは、小型のハンドミキサーに普通のグラニュー糖を
入れてまわし始めます。 アッという間にきめ細かなアイシング・
シュガーが出来上がりました。 家庭で出来るものとは知りません
でした。 おかげでクリームをタップリ塗ることが出来て、美味しい
クッキーが出来上がりました。



時間は掛かりますが、昨日は出来るだけエズメに任せてみました。 
自分の子育ての頃は忙しくて、気持ちにも時間的にも余裕がなくて
出来なかったことです。 自分でさっさと作っていました。

膝が痛いことを口実に、毎日をユックリペースで送っていますが、
若い頃だったら、こんなにノンビリとした気分にもなれなかったこと
でしょう。 年を重ねるって良いものだとつくづく感じる日々です。


早めのホリデイ・パーティー

2008-12-16 14:44:35 | 暮らし


初雪の降った次の朝も数センチの積雪、その上急激に気温が
下がってきました。  夜はマイナス7~8度、日中でもマイナス5度位
までしか上がらないので空気は冷たいですが、空はきれいに晴れ渡り
素晴らしい冬景色です。

テレビのニュースではマイナス10度と云っていましたが、これから新年
までずっとマイナス気温が続きそうです。 外で働く人たちは大変です。





この週末は、エズメが毎年クリスマスに作るのを楽しみにしている
ジンジャー・ブレッド・ハウスを作りました。 おじいちゃんの手伝って
もらいながら、慣れた手つきで飾り用のキャンディ、ゼリーなどを
好きなようにくっつけて出来上がりです。 弟のコンラッドも時々
キャンディを口に入れながらの共同作業です。


先週は2組の友人たちに来てもらいました。 出不精の私たちに
とって外界のことを知る貴重で楽しい時間です。 相変わらず私の
膝の具合が良くないため、思うように家事が出来ません。
2回とも中華料理のテイクアウトで、簡単な食事で失礼しました。 
皆さんと顔をあわせてのひと時が何よりものご馳走です。



デザートは、先日ドイツ人の知人に頂いたドイツ式クリスマス・ケーキの
ストーレンを薄切りにしてコーヒーと頂ました。
アルコールに長く漬け込んだフルーツの甘い香りが染み込んで、
しっとりした良い味になっていました。



膝のCTスキャン検査

2008-12-14 13:08:54 | 暮らし

先週受けたエックス線検査の後、ドクターから結果の連絡を待って
いましたが、何の連絡もありません。 連絡がないのは良い知らせと
思っていたのですが、火曜日の朝、ダウンタウンの総合病院から
電話があり、「明朝、CTスキャンを撮りにくるように」とのことです。

翌朝、カレに運転してもらってセント・ポール病院へ向かいました。
表通りから見える駐車場には「満車」のサインです。 

「右折禁止」 「左折禁止」でウロウロしながら廻っていたら、病院の裏の
駐車場に出ました。 車を降りて裏口のドアから中に入ると、何処が
何処やらまるで分かりません。

見かけた病院の若いお姉さんに「放射線科は?」と聞くと、床を指して
「ブルーの線に沿って行けば右側にありますよ」

云われた通り、曲がりくねった線に沿って行くと目的地に着きました。

広い待合室に3~4人の患者が待っています。 受付は二人。
メディカルカードを出すと、検査の目的も分かっている様子で、本人で
あることを確かめるために、住所・氏名に生年月日を言わされました。

待つこと20分、明るい広い部屋に呼ばれてCTスキャンを受けました。
「結果は、1週間後にファミリードクターの方から連絡があるでしょう」

ところが昨日、カレが義兄と電話で話していたら
「ドクターは家族とメキシコに休暇で出かけたようだね。昨日のテレビの
ニュースで、ドクターがインタビューされていたよ」

ファミリー・ドクターは、姓も名前も旧約聖書に出てくる名前の先生です。
ひょっとしてユダヤ系の方かも知れません。 クリスマスには関係ない
休暇を、メキシコで家族と一緒に過ごされるのでしょう。

エックス線検査では充分ではなかったので、CTスキャンを手配して
下さったのでしょうが、結果は年を越すことになるかも知れません。

バンクーバーには、日本からの若い人たちが数千人も滞在していて
カナダの医療制度に不信感を抱き、CTスキャンもMRIも半年待ち
だとの噂が流れているようですが、どうしてでしょう?

ユッタリとした時間の流れ

2008-12-13 12:33:08 | 暮らし


朝、目が覚めると辺りがいやに静かです。 

通りから引っ込んだ家の奥にある寝室にも、何時もなら微かに
人や車の通る気配が伝わって来るのですが、物音がしません。
窓のブラインドを開けたら、雪が降っていました。 初雪です。

9時過ぎに、娘が孫のコンラッドを連れてやって来ました。
娘はミーティングがあるので、週一回の日本語幼稚園に
コンラッドを代わりに連れて行って欲しいと言うのです。

カレは車の調子も良くないし、雪道で運転は危ないからと、
電車で連れて行くことにしました。 降りしきる雪の中を、大きな
赤い傘をさしてコンラッドの手を引きながら、ユックリとした足取りで
駅のほうへ向かう二人を、二階の窓から眺めていました。

電車で一駅、そこから歩いて10分足らずの幼稚園に送り、
30分ほどでカレは帰って来ました。
降りしきる雪の中を、小鳥たちがひっきりなしに飛んできて、
窓の外に吊るしてある餌を啄ばんでいます。

静かなひと時です。
コーヒーを飲みながら、窓から外を眺めているカレが呟きます。

「ユッタリと時間が流れて行く・・・・」

私が頷くと、

「・・・・なんて云ったって、時計の針は何時もの速さで時を刻んでいる。
ユッタリと言うことは、何をやるにも動作がのろくなったって事なんだなー」

ですって。 思わず吹き出してしまいましたが、

「でも、決められた仕事に縛られず、何事もユックリできるということが、
こんなに有り難いこととは知らなかったな」

膝の痛さで、動作がのろくなっている私も同感です。

午後になって雪はみぞれに変わりましたが、芝生はまだ真っ白です。
天気予報では、明後日から寒波が押し寄せ、暫らく氷点下の
日々が続くそうです。 本格的な冬の到来です。


BC州(カナダ)の給付金

2008-12-06 12:31:16 | 暮らし
これは40年ほど前に叔父に聞いた話です。

当時、技術系参事として、役員会に出席した叔父が会社の
新規精錬工場の計画について説明をした所、役員からの質問
は何も無く議論もされなかったそうです。

ところが議題が、工場起工式の際に来客に配る引き出物の話
になると役員の間で色んなアイデアが出され、議論が紛糾したと
苦笑していました。


日本政府が発表した定額給付金についても議論が紛糾する
ということは、自分の身の丈の知恵と利害とで意見が述べ
やすいからでしょうか。 早く貰えるといいですね。

実は私たちの住んでいるブリティッシュ・コロンビア州でもある日
突然給付金の支給があったのです。 全州民・赤ん坊から
老人まで一人一人に$100の小切手を送りつけて来ました。

知人に聞いたら皆もらったということでしたので、有難くいただき
取り合えず銀行に預金しました。 小切手に付いてきたのは
一枚のレター用紙に半分ほどの文面の説明です。

良くは分からないのですが、何でもガソリン税か何か値上げしな
ければならないが、このお金で省エネ対策か環境を改善すること
で増税負担を軽減することに使って欲しい・・・みたいな内容
だったようです。

受け取った人は最寄りの銀行へ持って行けば現金を受け取れ
ます。 給付を受けるための申請書が用意されるわけでもなく、
申請書に記入する必要もなければ、それが間違っていないかを
チェックする役所があるわけでもないのです。 州政府は手持ち
の住民基本台帳で自動的に小切手を印刷して発送したのだと
思います。

貰えなかった人がいたかどうか聞いたことは有りません。 もし
いたとしたらこの機会に登録して給付金をもらえた筈です。
なるべく簡単に手っ取り早く済まして仕舞う一例でしょうか。

**********

12月に入ったと思ったら、もう5日です。 足早にクリスマスが
近づいて来ます。 我が家のクリスマスライトも点灯しました。
と言っても去年の電飾を付けたままだったので、タイマーの
スィッチを入れただけです。 LEDの方は問題ありませんでした
が、豆電球は幾つか切れています。

例年、奇麗な飾りをつけて楽しませてくれる向かいの家は、
ご主人が9月ごろからDIYで外壁を自分で取り替える大工事
を始めたのですが、未だに完成していません。 毎週末だけの
DIYでノンビリしたカナダ人らしい進捗状況です。 したがって
向かいのクリスマス電飾は望めそうもありません。


クリスマス・ストーレンとツリー

2008-12-02 12:33:11 | 暮らし


とうとう師走をむかえました。 
雨季のバンクーバー、今日も小雨がシトシトと降っています。
去年は12月1日が初雪で、次の日まで10~20センチの積雪
だったと日記に記してあります。 今年はまだ雪の予報は出て
いませんので、クリスマス頃までお預けでしょうか。 
初雪はホワイト・クリスマスで迎えられると嬉しいのですが。

今年初めてのクリスマス・プレゼントが届きました。 
この時期になると、駅前にあるドイツ小公園の世話役の
バーニーさんは、毎年プレゼントに貴重なドイツ・ワインを
持ってきて下さいます。



今年はずっしりとしたドイツ製の伝統菓子・クリスマス・
ストーレンです。 細かく切った砂糖付けのフルーツと
いろいろなナッツが入った点では北米伝統のクリスマス・
フルーツ・ケーキと同じですが、ストーレンは形がいかにも
手作りのパン風で上にタップリまぶしたパウダーシュガーが
クリスマスの雰囲気を醸し出します。

毎年秋に行われるドイツ祭の折、音楽隊用の電気コードを
我が家から引くので、そのお礼だそうです。 いかにも
律儀なドイツ人らしいお礼です。
私たちの方こそ、手入れの行き届いたきれいな公園の
おかげで、いつも癒させてもらっているのに。



昨日は午後から、孫のエズメが来てクリスマス・ツリーの
飾り付けをしてくれました。 「ツリーのデコレーションは、
私にやらせてね」 との、エズメの前々からの要望だったので、
土台のツリーだけ前日組み立てておきました。

毎年やっているせいか、大好きなりんごとくるみ割り人形の
飾りを全体のバランスを見ながら、慣れた手つきで枝に下げて
いきます。 高いところには背伸びをしたり、椅子や踏み台に
乗ったりしながら、夢中でやっていました。

ほとんど飾り付けが終わる頃になり、コンラッドがやって
きました。 自分もやるのだと言います。 エズメは、そばに
置いてあった他の箱から古い飾りをいろいろ出して弟に渡し、
二人で仲良く楽しそうに飾っていました。 6歳ともなると、
ときどき良いお姉さんぶりを発揮するのですね。

早速、頂いたクリスマス・ストーレンをツリーの下に置きました。
クリスマスまでに一段とコクが増すことでしょう。 そして
暖炉の火を眺めながら、味わい深くいただく時を待つことに
しましょう。

不確かな記憶

2008-11-09 14:36:16 | 暮らし

昼食はほとんどカレが用意してくれます。今日は天ぷら蕎麦でした。
材料の蕎麦も天ぷらも何回分もまとめてつくり、
真空パッカーで容器に保存してあるので、
電子レンジを使えば、あっという間に出来上がります。

このバキュームパッカーを購入したのは11年前です。
業務用真空パッカーはビックリするほど高価ですが、
我が家のこれは小規模店舗用・家庭用です。

昔使っていたフッド・セイバーも結構強力でしたが、
専用のバッグが割高で、使用するのも躊躇しがちでした。

その点、今の真空パッカーは、業務用の割安なバッグを
使えるので、いろいろな保存食にとても重宝しています。
袋以外にも、真空キャニスター・びん詰め容器もOKなので、
毎日10回以上は使っているのではないでしょうか。

数日前のこと、カレが
「きょうこそバキュウム・パッカーのオイルチェンジをしなければ・・・」
「そうですね。 もうかれこれ一年以上経っていますネ」
と答えると、カレが笑って機械の横を指差しています。
見ると、前回娘に手伝わせてオイル交換をした日付が
「04-11-17」

あれからもう4年も経ってしまったなんて・・・ビックリ!!

この4年間、私は何をやって来たかしら?と考えてしまいました。
4年前というと、孫のエズメが2才。 そのエズメの背が、
もう私の胸にとどこうとしています。

私の記憶なんて何と曖昧なことか。 先が思いやられます。
でも曖昧だからこそ、平穏な日々が送れているのかも
知れません。

器械は購入した際に、毎年オイル交換をするように
言われたのでした。今回4年経っているワリには、
オイルの汚れはさほどでもなかったようです。

毎回パックする際、中身の温度を室温以下に下げてから
パックしたのが良かったのかも知れません。 温かいものをパック
すると蒸気が発生して、オイルが汚れやすくなるようです。


お久しぶり!!!

2008-11-02 12:21:17 | 暮らし

一年半振りです。 生きていました。

久しぶりに自分のブログを開いて、先ずは写真だけでも取り込もうと
「画像フォルダ」を開けたら、以前に使った写真が沢山入っています。
「古い写真をこんなに残しておいたら、パソコンが重くなるのでは?」

そう思って、どんどん消していったのですが「本当に消しても良いのかな?」
とフト途中で思い、改めてブログを見てみたら、写真が消えていました。
写真はブログの運営サイトに保存してあったのですね。

今年に入ってすこし新しい(と言ってもカレのお古)機種に変えたので、
あまり勝手が分からない上、すっかりやり方を忘れてしまっていたようです。

そういう訳で、久しぶりの更新は失敗からのスタートです。
相変わらず「失敗・後悔 あとを絶たず」です。

先月また歳を重ねてしまいました。 
二人でお互いに 「無理しない・無理しない」 と云いながらの日常です...

アタマの体操も無理のない範囲で、今度はカレにも参加してもらいながら、
また少しずつ続けてみようかな...と思っています。

夏時間(Daylight Saving Time)は今日で終わりです。
明日の日曜日の午前2時に時計の針を午前1時に戻すのですが、
カレは今家中の時計を冬時間に直しています。

学生や働いている人たちは、一時間ユックリ出来ると喜んでいるようです。
引退した私たちも、スコシあやかった気分になりましょう。


鹿児島からの幸便

2007-04-25 14:48:30 | 暮らし


「ピンポーン・ピンポーン」ドア・ベルが部屋中に響き渡ります。
二階の居間から勢い良く玄関に駆け下り、思わずドアを開けました。
二人の女性がにこやかな顔で「ハロー」と声を掛けて話し始めます。
ショッチュウ来る宗教団体の勧誘です。

ガッカリです。「ア~ァ、今日も来なかった」
この2週間、週日は外出もせずに今日か明日かとひたすら待ち続けて
いるのは、一ヶ月半前、鹿児島から船便で送った一個の荷物です。

これまでに船便で鹿児島や東京から、今回と同じように何十回も
送っています。そして毎回、一ヶ月前後で届いているのです。

今まで一度も間違いなく届いていたので「大したものね」なんて
感心していたのですが、今回はどうもそのジンクスが破られそうです。

荷物の中は、保存の効く食べ物や冬物の古着やブーツ等です。
洋服はともかくも、一番気に入っていたブーツはもったいないことしたな~。
それよりも、お茶・梅干し・黒砂糖・羊羹・昆布など少しずつ入れたので、
それらの鹿児島の味を楽しみに、首を長くして待っているのです。


今日は、そんな悩みを吹き飛ばすような楽しいことがありました。

午後から二人のご婦人が、カレの絵を見に来て下さいました。
知り合いのK夫人が連れてきて下さった方が、たまたま鹿児島市内出身の
方で、会話が進むに連れ共通の知り合いが多いのに驚きました。
それに、そのご夫妻の仲人をして下さったのは、当地で私たち親子が
親しくさせて頂いていたH夫妻だと言うことが分り、両方でビックリです。
世間って、本当に狭いものですね。

K夫人には気の毒でしたが、鹿児島の共通の話題で三人の話が盛り上がり、
とても有意義なひとときでした。

鹿児島からの小包は途中で紛失したのか、届きそうにありませんが、
代わりに鹿児島からの素敵な婦人にお目に掛かることが出来、
幸せな一日でした。


07-04-24 (火)雨のち晴れ

スズメバチ

2007-04-24 13:47:10 | 暮らし


春先から秋に掛けて、バンクーバーでは結構スズメバチが飛び交って
います。スズメバチはこちらが慌てて手で撥ね退けようとしない限り、
襲ってくることはないので、地元の人たちは割と平気なようです。

前にも書きましたが、近所で巣を潰されたスズメバチが臨時に住み着いた
のが我が家の堆肥箱で、それを知らずにウッカリ堆肥を混ぜてしまい
襲われたことがあります。その時は十箇所近く刺されて大変な思いを
しましたが、蜂は二度目に刺された時のショックが大きいとも聞いて
いますので、気を付けなくては・・・。

さて今日の話ですが、我が家の室内に時々スズメバチが舞い込むのです。
ドアも窓も網戸がしてあるので、普通には入って来れないのですが、
唯一の侵入口が、暖炉の煙突のようです。
今日もそんな一匹がファミリールームの窓から外へ出ようと、ガラスを
這い回っています。



以前は、テニスラケットの形をした電池式のSplatterで追いかけ、
電気ショックで対処してきたのですが、最近もっぱら使っているのが
Wasp Trapper です。プラスティック製で簡単な仕組みですが、外へ
出ようと窓ガラスを這いずり回っているスズメバチを、いとも簡単に
透明のピラミッド型に押し込められます。後はTrapperを180度回せば
もう逃げられません。 そのまま窓を開けて又180度回せば蓋が開いて
外へ逃せると云うわけです。これだと殺生をしなくてすみますね。



それにしてもこのWasp Trapper が $7.50+13%(Tax) とは高くありません?
簡単な仕組みのもので、まるでダラーストア(100円ショップ)ででも売って
いそうな品物ですが、これを買ったのは高級風な大工道具店Lee Valley です。


07-04-23 (月)晴れのち薄曇