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Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

膝の手術を受けました。

2009-09-21 05:08:41 | 暮らし

       <現在、黄色の菊が満開です>


       <蕾の状態で求めたのは9月1日>


簡単にご報告しますが、先週膝の手術を受けました。

当初、「通常9ヶ月の順番待ち」と云われていたので、来年の
3月頃を予想していたのですが、手術のキャンセルが出たらしく、
声が掛かったのです。

言われたとおり、9時に病院にチェックイン。 まず受付で「何の
目的で来たのか? 氏名・生年月日・住所・ファミリードクター名
などを訊かれます。 特に、名前についてはスペリングを言わされ
ました。 受付の人は全て資料は手元にあるのですが、本人を
確認するためのようです。

待合室には先着の患者が一人座っていました。しばらくすると、
年配のナースに呼ばれて彼女の部屋で氏名・生年月日などの他、
既往症や健康状態についてチェックされます。 

しばらく経って、病院患者の衣服に着替えさせられ、しばらく待った後
ストレッチャーに乗せられ、若いナースが体温や血圧などを常時
チェックするモニターにつなぎ、点滴を開始しました。

20分ほど経つと、麻酔医がナースを伴ってやってきて、自己紹介
をして資料を再確認しています。 そのあと、手術の担当医が来て、
「どっちの膝か分かっていますか」、「右です」、「そう。右膝の3ヶ所
に印を付けておきましょう。 それに私のイニシャルもね」 とマジック
インクで印をつけ、ニッコリ笑って出て行きました。

何れの場合も、名前などスペリングを言わされますが、取り違えの
ミスが起こらないように徹底しているのに感心しました。 執刀医も、
術部に前もって自分の名前を書き込むなど慎重ですが、どのナースも
お医者さんも明るく必ずジョークを云って、心を和ませてくれます。

それに総合病院は全て予約制なので、患者で混み合うようなことも
ありません。 明るくユッタリした空間で、手術への心配もありません。
あとは広い手術部屋で口にマスクを当てられてからは何も覚えて
いません。

気が付いたらリカバリールームの中で、少しずつ意識がもどるうちに
ナースがカレの携帯に1時にピックアップするようにと電話している
のが聞こえます。 リカバリールームの中には6~7人の目や足など、
色々な手術を受けた患者がストレッチャーに横たわっています。 

意識はすぐに回復して、カレを待つために1時少し前に待合室へ
連れて行かれ、そこでビスケット2枚と2種類のジュースを貰いました。 
昨晩の食事のあとは何も食べていなかったので、滋養が体に染み入る
ような感じ(オオゲサ?)で、普段と変わらない状態になりました。

カレが着くと、ナースが術後の養生の仕方についての説明書を
示しながら注意してくれます。 そして、2週間後に執刀医に診て貰う
ようにいわれました。

カレには車椅子を押して駐車場へ行くようにと云います。 車椅子は
ここまで返しに来ずに、駐車場付近に置いて行くようにとのことです。

以上の手術を受けて、費用はゼロ。 掛かったのは5時間弱の駐車料金
だけで12ドルだったとか。 ありがたいカナダの医療制度です。

手術後は夕方から痛みを感じて歩行に支障を来たしていますが、
ナースに言われたとおりの痛み止めと松葉杖を使っています。
当分階段の上り下りは無理で、外出も庭仕事もしばらくはお預けです。

この松葉杖、何と10年位まえにカレが「何時か必要な時が来るから」と、
中古を5ドルで買っておいたもの。 前にも書きましたが、車椅子といい、
松葉杖といい、カレが買った当初は呆れたものでしたが、物って
準備しておくと無駄にはならないものですね。 

てっきり年上のカレが使うことになるのだろうと思っていましたが、
私が先に使うことになるとは思ってもいませんでした。 
本当に「転ばぬ先の杖」でした。


今年の収穫

2009-09-14 14:58:19 | 暮らし


昨日は友人宅で、何時ものことながら楽しい語らいと心のこもった
ご馳走をたっぷり頂いて、大満足の半日を過ごさせてもらいました。

     
その分、今日は少し食事を控えめにしました。 暖かい陽射しに誘われて、
昼食は夏の名残りに「冷やしそうめん」です。

     

薬味に青紫蘇・ネギ・ショウガを刻んでいたら、ふと気付きました。
「ヒョットしたら、ミョウガが出ているのでは?」
裏の蕗畑に下りてみました。 2週間前、2個見つけて大喜びしたのですが、
今日は何と7個も収穫出来で、とっても嬉しいです。 
ミョウガは香りが良いので薬味としていろいろ使えますね。

     
     青紫蘇も元気良く沢山出来て薬味としてずっと重宝しています。

     
     プランターに植えた甘いイチゴも初夏から楽しんでいます。

     何といっても、今夏の大収穫は、甘いチェリートマト(プチトマト)でした。
 

畑とプランターに植えたのですが、プランターの方が土が良かったようで
毎日赤くなって食べきれないほどの収穫です。

さすがに朝夕の気温が低くなった近頃は、実が割れて落ちてしまうので
勿体ないと思って、色づいたら早めに取って部屋に並べておきます。
すると自然に赤くなって甘みも出てきます。

 


ブドウも思っていたより沢山採れて、エズメも大変喜びました。
市販されている大粒のブドウとは違って、小指の先ほどの小さなブドウですが、
口に入れると甘い実が出てきて、皮を噛むと酸っぱい昔懐かしい味です。

この夏のバンクーバーは、異常気象と言われるくらい気温の高い日が
一週間か10日ほど続きました。 そのお陰で、果物や野菜の発育も
良かったのではないでしょうか。 思いがけない収穫に満足の夏でした。


膝の専門医へ

2009-05-29 14:45:43 | 暮らし



       <瑞々しい若葉が青空に映えて>

今日は膝の専門医に診察してもらう日です。
初めてのドクターで、朝9時のアポイントメントだったので、
8時に家を出てカレの運転で南のリッチモンド市に向かい
ました。

去年の11月、突然襲ってきた右ひざの激痛で日常生活に
支障がでてきたため、ファミリードクターに相談したところ、
レントゲン診断、次いでCTスキャン、そして更にMRIで
検査してもらいました。 その結果、半月板裂傷と分かりました。 
ファミリードクターが手配して専門医の予約を取り付けて
下さったのが今日というわけです。


     <リッチモンドのメディカルセンターのビル>

先ず若い実習医らしき人が診察し、次いで専門医のドクターCが
入ってきて丁寧に診察してくれました。 二人とも細身のスラーッと
した感じの体重の悩みなど無さそうな先生たちです。 
ドクターCの説明によると、半月板裂傷に加え関節炎も起こして
いるとのことです。

その後無理をしないように気をつけて生活していた所為か、
当初に較べ、痛みも少しずつ和らいで楽になってきたので、
このまま治るのではないかと思っておりました。 しかし暖かく
なり庭仕事を始めたら、膝を曲げたりする動作の所為か、
やはり痛みが出てつらい日が多くなってきていたのです。

「生死に関わる病気ではないので、無理をしないように気を
つければ、このまま放っておいても良いが、手術すれば改善
するだろう。 どうするか自分で判断しなさい」とドクター。

無理をしないといっても、その場合、運動不足になり、その
結果・・・・? と考えて手術をお願いすることにしました。

手術は内視鏡を使って軟骨の一部を取り除くような話で、
30分ほどで終わるとのことです。 しばらくは松葉杖が必要で、
痛みもあるかも知れないが、日帰りで済むとのことでした。 

「費用はどの位かかるのでしょう?」 とカレが恐る恐る聞くと、
「Government pays 無料です」 とのこと。 
年金暮らしで州の基礎的な医療保険以外に何もない私たちに
とっては、本当に有難い医療制度です。


衝動買い?

2009-05-19 14:29:57 | 暮らし
昨日の上天気とは打って変わって、今朝は曇り空、そして
午後からは春雨・・・そして夜は本降りのバンクーバーです。





隣町・バーナビーのショッピングセンターのメトロタウン方面に、
ある用事で出かけたついでに車を北に走らせ、ガーデン用品が
一番揃っていると云われるガーデン・ワークスという園芸店に
向かいました。







3連休も今日で終わる所為か、花や野菜類の苗や花木を求める
人で店内は賑わっています。 いろいろ揃っている花類をユックリ
見たかったのですが、小雨が降りだして来たので私たちは真っ直ぐ
花木類が並んでいる場所へと進みました。



目的は、藤の苗木の並んでいる場所です。 ありました! 
昨日見た美しい藤色の花を付けた藤の苗木が二株残っています。
あとの株は葉だけが繁って花が付いていません。 そのため、
花の色が分からないので、それらは除外です。

「今日は見るだけ!」 と二人で誓い合いながら4~5年ぶりで
出掛けた園芸店でしたが、降りだした雨に背中を押されるように、
背丈1メートル程のひとつの鉢を二人で抱えてレジに並んでいました。

これこそ、衝動買いも良いところです。 昨日のブログで藤棚は
諦めるようなことを書いたばかりなのに何と云うことでしょう!

茶柱

2009-05-13 14:15:38 | 暮らし



<白のハナミズキは、ブリティシュ・コロンビア州の州花です>




<小花で優しいピンクのハナミズキが、どこも満開です>


このところ、孫たちを預かる日が多くなり、何となく忙しい日々を
送っています。 今朝は、プレスクールと小学校へ二人を送った後、
半年に一度のチェックアップとクリーンアップのために、車で45分
くらい掛かる郊外の歯医者に向かいました。

我々は10時と11時の予約だったので、少し早めに着いて待合室で
待っていました。 しばらくして、入り口を見ていたカレが、
「アレ、兄さん夫妻だ!」

思いがけない義兄さん夫妻との顔合わせに両方ともビックリ・・・。 
電話ではお互いに良く話すのですが、同じ街に住んでいてもそれぞれ
の予定があるので、そう度々会えるわけではありません。 
だから、なおさら嬉しかったですね。

この歯医者さんのドクターHを私たちに紹介してくれたのは、義兄夫妻
です。 ドクターHは日本語は全然話さない日系人ですが、腕が良い上、
明るく人柄の良い先生で、私たちもすっかり安心して、もう10年以上
お世話になっています。 

滅多にないこのチャンス、両方の用事が終わったところで、それぞれの
車で我が家へ向かいました。 そして簡単な昼食で楽しいひと時を
過ごすことができました。

ほとんど外出しない私たちですが、たまの外出にこんな出会いが
あると、天も結構、目を掛けて下さっているのだな・・と感じます。
それとも、今朝茶柱が立ったかしら。

チーズケーキ

2009-05-08 15:27:09 | 暮らし


「はい、お里帰りよ。これはお宅から頂いて増やした株よ」
昨日来てくれた友人夫妻が持ってきてくれたのは一株の
アフリカン・バイオレット。 白地に紺色の縁が付いた花が
綺麗に咲いて、蕾も沢山付いています。

「あら、懐かしい!ほんとに有難う。」
以前、友人に株分けしたアフリカン・バイオレットは友人宅で
大事に育ててもらっていて、その一株が戻って来たのです。

前にも書きましたが、我が家のアフリカン・バイオレットは、
丈夫な一種類を除いて全部ダメにしてしまったので、これからは
気をつけて育てなければと思い、花に優しく声を掛けてあげました。


<彼女が持参してくれた手作り「栗饅頭」。私たちの大好物です>

私たちと同世代のこのご夫妻とは、何かと話題も共通するものが
多く、(遅まきの二人の孫の話題も)夕食をはさみながら、いつも
話が大いに盛り上がります。



久しぶりの賑やかな夕食のデザート用に、私が用意したのは
チーズケーキです。 若い頃はチーズケーキが大好きでよく
焼いていましたが、近頃は滅多に作らなくなりました。

 

「チーズケーキなら買えばいいじゃない」 とカレは云いますが、
むかし習ったレシピの味は店で買うものとはどこか違います。

私も歳のせいでアッサリしたものを好むようになってきました。
そんな私でも、ときどき無性に食べたくなる物が幾つかあります。 
揚げ物、ビーフステーキなどコッテリした物・・・デザートでは、
チーズケーキもそのひとつです。

ときどき食べたくなるということは、老い行く体のどこかに、
「未だ、若いんだよ!」 という部分が残っているからかしら?
こんな具合で、アッサリした食べ物、アッサリした食べ物・・・
そしてときどきコッテリしたもの。 そのサイクルがだんだん
長くなって行くのが、年を取るってことかしら?

ところで、チーズケーキの味のことを、カレは醍醐味だと言います。
カレによると、40年以上前のこと、明治屋(MEIDI-YA)では
瓶入りの「ダイゴ」という乳製品を売っていたといいます。 その
味が正にチーズケーキの味だと言うのです。

広辞苑を引いたら、≪醍醐≫だいご=五味の第5.乳を精製して
得られる最も美味なるもの。 仏教の最高真理にたとえる。
⇒醍醐味。  と記されていました。
乳製品には、ミルク、ヨーグルト、チーズ、バターなど色々ありますが、
ダイゴが究極の味ということでしょうか。

友人夫妻と楽しく過ごせた時間こそ、人生の醍醐味と言えるでしょう。


<孫たち用にチョコレートチップス・クッキーも沢山焼きました>

久しぶりに口にしたケーキは、思っていたよりアッサリしていたので
これを機会に色んな種類のチーズケーキを焼いてみたくなりました。
しかし、コレステロールや血糖値等のことが直ぐに頭を過ぎって
怖いという心境なので、たま~に焼くことにしましょう。

そういえば、今朝は血液検査に行って来ました。
先週の失敗を忘れずに・・・朝食を摂らずに。当たり前でしょう(笑)
昨夜いろいろ食べ過ぎたので、結果が 「コワイ!コワイ!」

春の準備

2009-04-07 14:57:57 | 暮らし
気温も14~5度で穏やかな陽春の一日でした。


  <植物類は冬の間、この中に入れておきます>

先週から、手入れをしようとベランダの小さなグリーンハウス
から植物類をベランダの作業用テーブルに出しっぱなしです。

今日のような麗らかな日和の誘いに負けて、外気を吸いに少し
散歩に出たかったのですが、いよいよ今週末から孫たちの
世話が忙しくなりそうなので、意を決して片付けることにしました。 
カレも何やらネットワークの整理とか云って家の中を上がったり
下りたり忙しそうです。

この冬は寒い日が多かったので、ベランダも例年よりは
気温が低かったようです。 植物によっては凍傷に掛かった
ように痛んでいるのもあるし、水が足りなくて枯れてしまって
いるものもあります。

結局、いちばん元気なのは、バスケットに入れたままの
ゼラニュームで、すでに葉はかなり繁り、蕾も付いています。

      

バスケットから根を掘り起こして土をほぐし、それに新しい土を
足して、全部を植え替えてやりました。
ついでに室内に置いてあるプラント類も同じように土の交換です。



出窓に並ぶアフリカンバイオレット(日本でのセントポーリア)の
鉢は、今はこの紫だけです。 一年中交代で咲いてくれるの
ですが、今はすこし寂しい感じです。

どういう訳か、白やピンクなど優しい色の鉢は、全てダメに
なってしまいました。 人間と同じで、同じ花でも生まれつき
丈夫なのと、か弱いのとあるのでしょうね。
美人薄命と言いますが、優しい感じの花はやっぱり薄命?

ベランダのプラントの片づけを済ませたら、大仕事がひとつ
終わった気持ちです。

贅沢な時間

2009-03-26 14:03:59 | 暮らし

     <友人が育てたシンピジウム>

昨日は午後から久しぶりに同世代の友人夫妻を訪ねました。
毎度のことですが日付が変るまで時を忘れて、楽しく寛いだ
時間を過ごしました。

友人夫妻も、交代で風邪を引き、長引いて大変だったそうです。
この冬の風邪は、なかなか治りにくいと皆さん云っておられます。

料理が好きで上手なJさんは、伺う度に目新しい和菓子や洋菓子、
食事には栄養のバランスを良く考えた献立で、その上どのお料理も
味付けが良いので、いつも彼女の料理を楽しみにして行きます。



 
  <珍しい黒豆甘納豆と懐かしい泉屋のクッキーなど>

昨日のティタイムは、”手作りバームクーヘン” 
木の年輪を思わせるぎっしりと詰まったケーキの層が薄くきれいに
出来上がっているので、これでは本職のケーキ屋さんも顔負けです。
それにバターと卵のリッチな香が漂い、口当たりも味も最高!



夕食は、貝柱のフライとフキノトウの揚げ物、鶏ひき肉の肉団子の
煮物などを中心に、それぞれに工夫を凝らした各種の野菜料理が
並びます。

私たちにとって初物のフキノトウは、娘さん宅の庭で収穫したもの
だそうです。



  

食後のフルーツは、「ドラゴンフルーツ」。 きれいな色で変った形の
果物が店頭に並んでいるのは知っていましたが、私たちは初めて
口にするものです。 珍しいので、彼女が切り分けるところを写真に
収めました。 外側が赤、中は白身の黒ゴマの種のようなものが
ついています。 そのコントラストが面白くてきれいですね。



皮と身は手で簡単に剥がれました。 それを一口大に切り分けて
そのまま頂いたら、水分がいっぱいでさっぱりした美味しさです。
薦められてメープルシロップをかけて食べたら、もっと美味しのです。
珍しい果物が世界中から集まり、ますます市場は豊かになってきました。

ほとんど家の中に引きこもっている私たちには、こんな日はとても
有意義で贅沢な時間です。 ご主人の話題に毎度のことながら
カレも感心し、帰りの運転をしながら、「今日もまた賢くなった」と
幸せをかみしめている様子でした。 もちろん私も同じです。


ホームセンターにて

2009-03-24 07:05:59 | 暮らし
今年は日本は、各地とも桜の開花が早いということですが、
こちらは、早咲きの桜の蕾も心なしか膨らみが遅く、桜の
開花は例年よりも遅れそうな気配です。



昨日は朝から春陽の眩しい気持ちの良い一日でしたので、
ホームセンター「RONA」へ出かけました。大きな店内には
あらゆる大工道具からガーデン用品に植物類も揃っています。

いつも、カレは材木売り場へ、私は植物の方へと向かいます。



春一番に店頭を飾るのは、何処の店も球根類やパンジーとプリムラ
が多いようです。 RONAでも、まだ他の花は少ししか並んでいませんが、
これらの花はいくつもの棚を飾っていました。


 
毎年私もプリムラを買ってプランターに植えるのを楽しみにして
いるのですが、今年は未だプランターの用意も出来ていないので、
先送りすることにしました。





必要なものを買うのをすっかり忘れて、帰ってから気が付いて
慌てることがよくある私です。 そこで、先ずは肝心の土選びを
することにしました。 花にも野菜にも使える土はいろんなメーカー
の物があり、値段もいろいろ・・・。 同じく土を探していた人たち
数人が選んだのは、山済みに置いてある割安のものです。 
決断力のない私は、その人たちと同じものなら間違いないのでは?
と思い、カートに入れました。

後はカレの用事が終わるまで店内の花を見て廻ります。

美しい花を眺めていると、いろいろと考えさせられます。

蕾を付けたものに希望を、今を盛りと美しさを競う満開の
花につかの間の栄華を、そして、咲き終えて萎れかけた花々の
姿に無常を・・・。 人間と同じ宿命を、花や植物に重ねあわせて
見てしまいます。 悲しいけれど、それでも美しいものだと・・・。

      


そんなことを考えながら何とはなしに買ったのが、赤いミニバラと
球根の詰め合わせです。 花言葉は「幸福を告げる」という
真っ赤な小花をいっぱい付けたベニベンケイ(Kalanchoe)/
黄色の水仙の一種/紫のクロッカスは満開ですが、チューリップ
とヒヤシンスはまだ蕾なのでこれからしばらく楽しめそうです。

何に使うのか、カレは材木や合板の端切れを、10点ほど割安な
10ドルで買えて満足そうでした。


ショッピングに付き添って

2009-03-11 14:41:31 | 暮らし
一昨日の午後から降り始めた小雪は、丸一日で止み、
その後の陽射しと共に少しずつ融けてきたので、雪掻きの
必要がなくてほっとしました。

今日はまた朝から青空が広がって暖かそうに見えます。
しかし、お天気は良くても気温は低く空気もかなり冷たく、
春まだ浅き・・・と云えそうです。

まだなかなか元気が出ないカレが、どうしても必要な物がある
というので、用心のためにショッピングに付いて行きました。



車は、バンクーバー市とバーナビー市の境界線に当たる広い
直線道路のバウンダリー通りを北に向かいます。



北側の連山もその麓にある住宅地も、全体に灰色っぽく見えます。
昨日の雪がかなり積もったようです。 こんな日のスキー場は、
スキーを楽しむ人たちで賑わっているのではないでしょうか。



「SUMMIT TOOLS」は、カレのお気に入りの大工用具の店です。
広い店内は、いろんな会社のいろんな種類の道具が、壁や棚に
整然と並べられています。 中にはかなり値の張る商品が
あるようで、鍵の付いたガラスケースに収められています。



カレが必要なキャスターを選んでいる間、私は?と言うと、店内に
設けられた自由に飲めるコーヒー・コーナーで、温かくて美味しい
コーヒーを頂きながら、買い物が終わるのを待っていました。 



次に行った所は、バッテリー専門店です。 この大通りは両側とも、
色んな部品会社や工場や店が立ち並んでいますが、どこも客の
出入りは少ないように感じます。
「競争が激しくて大変でしょうね・・・」 商売の難しさに同情しながら、
周りをぐるりと歩きながらカレの用事が終わるのを待ちました。
 
こちらも、日本と同じように不況の波が押し寄せてきています。
倒産する会社や工場も多く、リストラされる人たちも次々で
再就職もかなり難しいと聞いています。 来年開催の冬季オリンピック
関連で、一時解雇される人たちがいるようです。
本当に大変な時代になってきました。

 

ドクターのオフィスへ 

2009-03-06 15:26:13 | 暮らし
 
<ブロードウェイ・ステーションのホームから見た山並み>

朝から青空が見えて気持ちの良い一日のスタートです。
今日は二人揃って、スカイトレインとバスを乗り継いで
ファミリードクターのオフィスへ出かけました。

先週撮った膝のMRIの結果を聞くことと、なかなか風邪が
治りきれていないカレの診断をしてもらうためです。

2週間前に高熱の出る風邪を二人一緒にひいて、私は一週間で
良くなったのですが、その後カレは再び39・9度という高熱
が出ました。 その上、咳がひどく完全に気管支炎の症状で
元気がありません。

ドクターは、カレの胸と背中に聴診器を当て、「オー、ノー」と一言。 
熱も10日ほど平熱に下がってきているので、カレは順調に回復に
向かっていると思っていたようですが、放って置いたのが良くなかった
ようです。

前に巡回医から処方してもらったものよりも強力な抗生物質と、
肺の炎症を抑える薬の処方箋を書いて下さいました。 呼吸が
苦しかったのは肺の炎症の所為だったようです。これからは、
苦しかったら必ず診てもらうように注意されました。
なにしろ、後期高齢者ですから。

私の膝痛は、レントゲン/CTスキャン/MRIの検査の結果、関節炎と
膝の半月板が裂けているために痛みが出るということで、専門医
を紹介して下さるそうです。 ひょっとしたら、手術をしなければ
ならないかも知れないとのこと。

このところ、あまり動かず働かず静かに過ごしているので、
膝痛を感じない日もあるくらいなので、無理さえしなければ
大丈夫なのでは? と自己診断しているのですが・・・。

ドクターのオフイスを出た後、バスで途中下車し、行きつけの
中華料理店でピータン入りのお粥で軽い昼食にしました。

MRI 検査

2009-02-25 13:48:25 | 暮らし


二人とも風邪が長引いてしまい、なかなか元気が出ません。

なにしろ3日前は39.8度という高熱に「母の後追い・・・?」
などと真剣に夢うつつの中で考えてしまったほどでしたよ。(笑)

2人とも1~2日高熱が続いたのですが、意を決して手持ちの
抗生物質を服用したところ、翌日から平熱に戻り随分楽になって、
こうしてPCに向かっていられることをとても嬉しく思っています。

何故か、病気はファミリードクターが休診の週末に掛けて起こります。
こんな時にウォークイン・クリニックに行くのも大儀です。 何しろ患者が
ゴホンゴホンとやっている中で、1時間近く待つこともしばしばです。 
そこでかねがねドクターに言われていた通り、オフィスに電話したところ、
代診の巡回医師からコールバックがありました。

カレが症状を伝えて、抗生物質で熱が下がったと言うと、それで良い
とのことです。 ところが、抗生物質を二人でシェアしたため、数日分
が不足します。 この抗生物質は初日2錠で続く四日間毎1錠です。
不足分を巡回医師が薬局にオーダーしてくれたので助かりました。
おかげで大事に至らず快方に向かい、カレは運転する元気が出た
ようです。

昨日・23日は、私の右膝のMRI検査の予約が取れていたので
カレの車でSt.Poul Hospitalに行って来ました。
病院の駐車場は満杯で入れてもらえません。 私だけ降りて放射線科へ。
カレは病院裏手の駐車場へ向かいました。

訪日前には大分痛みも取れて楽になっていたのですが、毎日忙しく
動き回っていた所為か、母の葬式の頃から又激しい痛みが出始めました。 
葬式の後の接客や雑用を手伝う積もりで、長期滞在を予定して
いたのですが、自分の体を支えるのに精一杯でした。

それに23日に取れたMRIの予約を逃したら、また暫らくは待たなければ
ならないので、それに合わせるように急いで帰国した次第です。

放射線科の広い待合室には、数人の患者が順番を待っています。
カレが駐車して放射線科に着いて数分後に私が呼ばれました。

MRIを撮るのは初めての経験です。 
ヘッドホーンから流れるクラシカル・ミュージックを聴きながら、
「寝たままで丸い器械の中に入れられるのだけど、その音のうるさい
こと!」
何度か経験していた亡母が話していたことなどを思い出していました。

「Riko 大丈夫ですか? 気分は悪くないですか? 音楽は?」
東洋系の女性の掛かりの技師が、途中で2回もヘッドホーンを通して
優しく声を掛けてくれます。 

右膝を中心に30センチくらいの範囲の撮影でしたが30分かかりました。
その後、レントゲン室で立った状態と膝を曲げた状態のレントゲンを
2~3枚撮ってお終いです。

「数日中にファミリー・ドクターの方から、連絡がいきますよ」
感じの良いレントゲン技師に見送られて、カレの待つ待合室に
戻りました。

それにしても待合室には数人の患者しかいません。
「患者さんが少ないこと」 と私が言うと、
「5分おき位に、新しい患者が来ては次々に呼び込まれていたよ」
ノンビリした雰囲気ですが、結構効率よく診療が行われているようです。
アポイントメント制の有難さですね。



「結果は如何であり、大仕事がひとつ終わったね」 全くその通りです。
それに屋外駐車場の2時間分のチケットでピッタリ間に合い上機嫌。
何ヶ月ぶりかで、自宅近くのベトナム麺屋で遅いランチを済ませて
帰りました。 その後は二人とも夜までぐっすり眠ってしまいました。

風邪には眠るのがいちばんの薬ですね。 それによく食べること。
おかげさまで二人とも食欲だけは落ちなかったので、回復も早いでしょう。


満開のアマリリス

2009-02-22 08:34:22 | 暮らし


麗らかな日和が続いています。
暖かい陽射しの裏庭で、花壇の横に一冬出しっ放しだった
子供用・スティール製の丸いテーブルに向かいました。

帰国してから付けていない日記と、訪日中に走り書きした手帳とを
睨めっこ・・・記憶のますますの薄れをあらためて感じております。

孫のコンラッドが引いていた風邪をカレがもらったらしく、ずっと
気分が優れない様子でした。 私も帰国早々同じような症状で
この2~3日二人とも昼夜を問わず眠ってばかりです。
でも、今日はやっと普通に時間を過ごせるようになったような気がします。

日本でも色んな種類の風邪が流行っていましたが、こちらも
同じように余儀なく学級閉鎖をする学校もあったようです。
性質の悪い風邪がこれ以上蔓延しないように願うばかりです。



帰国して散らかった部屋に足を踏み入れたら、真っ赤なアマリリスが
先ず目に入りました。 クリスマスに孫たちにもらった球根の鉢植えです。
二本の茎に花が4つずつ咲いたようで、一本はすでに咲き終わっていました。

「プラントの世話はしなくてもいいですからね」 とカレに毎回言って
旅発つのですが、それが如何して如何して・・・。
結構水遣りをしてくれているようです。 植物によっては、水をやりすぎで
ダメになるのもたまにはありますが・・・。


忘れないうちに、例のカレの絵に関することや、亡き母の最期の様子
など、これから少しずつ記していきたいと思っています。


近所をゆるゆると

2009-01-18 09:29:19 | 暮らし
このところ濃霧に包まれていた周囲が、今朝は少しずつ明るく
なり、春霞を感じさせる柔らかい陽射しが見えてきました。 
そして午後からは久しぶりに全体が晴れ渡り、樹木の間から
差す光に目が眩みそうです。

通常、秋は霧で春は霞と云うそうですが、この数日のように
濃く深いと、春霞のイメージとはかけ離れている感じがします。



昨日はひとりでユックリと近所を散策しました。
セメントの歩道は、二人が並んで歩けるくらい融けていますが、
両サイドはまだうず高く盛り上がった雪です。 この近辺の降雪が
ひどかったことを物語っているようです。



数軒先で、ふと足が止まりました。 更地になっているのです。
昨年末に家を取り壊し始めたと聞いたとき、あんな素敵な家を
壊すなんて勿体無いと思い、近所の人も抗議したようですが
きれいに無くなっていました。 せめて写真だけでも撮っておけば
よかったと残念に思います。 

この家が、売りに出たのは、去年の秋のことです。 家の値段が
一番高い頃、一週間で売れてしまったのでびっくりしました。
そして、その家を買ったのが何とバンクーバー市と知り、二度
びっくりしたものです。

その家は歩道から30メートルぐらい引っ込んだ、奥の谷間を
見下ろすぎりぎりの場所に建てられていました。 昔からこの
辺りに住む人たちは、そこに建っていた小さな小屋をピジョン
ハウスと呼んでいました。
「昔、アソコで鳩を飼って居たんだよ」という話も聞きました。

そのピジョンハウスに老人が住むようになっていたのを買い取った
中年の夫妻が、見事に増改築して住み始めたのでした。

10年ほど前、この近辺の防犯対策のための集まりがあった時、
一度お邪魔して家の中を見せてもらったことがあります。
家の中は木立に囲まれているため内部は薄暗いのですが、古いが
しっかりした家具などがあしらってあり、なかなか洒落た雰囲気
を醸しだしていました。奥のファミリールームの外のデッキからは、
谷底を流れる水が見え、そこに泡と湯気がたちこめるジャクージが
ありました。

鬱蒼と繁った木々と谷間を流れる Still Creek の景色は、まるで 
Rain Forest の中に居るみたいで、毎日の疲れを癒す
には最高のアイデアのように見えたものです。



市が買い取り更地にしたのは、この裏手の谷間一帯を将来
公園にし、それを囲むようにして集合住宅を建てる計画を
立てているからとのことです。 多分2~30年掛かりの計画
でしょう。



この辺りでも私たちより古い住民は少なくなってきました。
古い家が壊され、新しい家が建てられ、少しずつ住む人たちも
変っていきます。 そんな変化を感じながら、谷間を囲む
ブロックを一回りすることができました。 

きれいな良い空気を吸いながら、少しずつですが散歩が出来る
ようになったことを、本当に嬉しく思います。

久しぶりの外出

2009-01-15 13:43:04 | 暮らし
今日も周り一面濃霧に覆われています。

 

昨日も霧でしたが、久しぶりに食料品の買い足しに出かけました。 
正確には、車に乗せてもらってショッピングにくっ付いて行った
だけです。
 
よく考えたら2ヶ月も家に引き篭っていたわけで、久しぶりの
外出に少し興奮気味・・・車の中から身を乗り出すように
外の景色を楽しみました。 我が家の周りの庭にはまだ雪が
結構残っていますが、他所は大方消えています。



いつもは近場のスーパーストアーに行くのですが、駐車場が広すぎて
足場も悪いかも知れないので、きょうは大きなショッピング・モール
内のスーパーストアーへ行きました。 ここなら駐車場も屋内で、
階段などの段差もありません。

いつもはカレが大きなカートを押して、私が必要なものを棚から
取ってカートに入れるのですが、昨日は選手交代です。
私はカートに寄り掛かってそろそろとカレの後を付いて行くだけです。
幸い店内も空いていて、時間は掛かりましたが、全ての買い物を
済ませることが出来ました。

初日の足慣らしはこれだけにして、ショッピング・モールを出ました。

 

同じ方角に義父母の眠る墓地があるので、墓参りに立ち寄りました。
例年なら墓前に供えるクリスマス・リースや花飾りで墓参の人の多さ
が分かるのですが、クリスマスまえから大雪だったので、お参りする
人も少なかったことが分かります。 何しろ大雪警報で外出は控える
よう警告されていたからでしょう。もちろん我々も参っていません。



そんな中に一箇所、遠くからでもひと際目立つリースがありました。
ピンクと白のハート型のリースに「MOM」という文字がはっきり分かります。
近づいて見たら、フレッシュな蕾バラがぎっしり埋め込まれています。
リースの足元には長い茎のピンクのバラが7~8本、カスミソウと
一緒に置いてありました。



仮の小さな墓標をみたら、1914~2008と書いてあります。
たぶん去年の暮れ頃、94才で亡くなられたのでしょう。 亡くなられた
お婆さんに、家族が捧げたリースのようです。


雪がまだらに残った墓地を後にして、そこから近い小さなショッピング・
センターに向かいました。 私たちが気に入っている"Sushi Go"で寿司の
盛り合わせをテイク・アウトしました。 小さな巻きや握りが42個で$25。
中国人や韓国人経営の寿司屋が多いバンクーバーですが、このお店は
日本人経営で玉子焼きなども自家製です。 板前さんと天気の話など
して家に帰リ着いたのが3時過ぎです。 4時間近くの外出でした。



久しぶりに外出して、私もお腹ぺこぺこです。 買い込んだ食料品の
片付けは後回しにして、早速お寿司をいただきましたが、年寄りには
やっぱり多すぎます。 残りは泊まりに来たエズメとお夜食にして
片付きました。 (コンラッドは未だ寿司は食べません) 

昨日、細身でスラリとした美人の友人・T子さんから届いたメール
の一部です。彼女も膝痛の悩みを抱えているひとりです。

『体重を減らすのは簡単ですよ(笑)!食事の量を減らせばいいのです
から。でも 胃腸の丈夫な人は そこが難しいのでしょうね。 だから
私みたいに痩せていて 胃腸も弱いタイプの人はせいぜい 筋力体操を
して頑張るしかないみたいですよ(涙)まぁ、気長に頑張りましょうね』

なるほど、胃腸の弱い人にはそれなりに苦労があるのですね。
丈夫な胃腸に感謝しながら、食欲とどのように折り合いをつけて
暮らすかが私のこれからの課題のようです。

昨日の疲れが出るのでは?と心配していたのですが、適度な運動が
良かったのか、膝痛もいつもと変わりなくてほっとしています。