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Still Creek のほとりで

Still Creek(静寂なる小川)は裏庭を流れる小川の名前。といっても Windows からは騒音もきこえてきます。

新年おめでとうございます。

2010-01-05 13:42:00 | 暮らし


暮れからずっと小雨続きの当地ですが、冷たい風もなく気温は5~6度と
マアマア穏やかな新年を迎えております。 そしてカレも私も、無事に
新しい年を迎えられたことを何よりと喜んでおります。 これからも、
心穏やかに全てに無理をしないで、年相応に暮らしていけたらイイなあ
と思っています。


お正月の三が日は、何れも少人数の人たちに来てもらい、静かに
話し合う時間を持ちました。 年中お酒に無縁の我家では、お屠蘇も
ありません。 毎年代わり映えのしない簡単な手作りおせちを、今年は
一人分ずつ弁当箱に入れてみました。 毎年同じようなお正月料理でも、
容器でチョッピリ雰囲気が変り、みんな喜んでくれました。


このところ偏食気味のコンラッドには、大好きなものばかり三種類・・・
ドーナツ2種とゆで卵・ブロッコリーそれにコーンフレークスと変った
組み合わせのお弁当が出来ました(笑)。 カレのアイディアです。 
皆と同じおせち料理だったら、「ノー、サンキュー」と言って、見向きも
しなかったでしょう。 嬉しそうにペロリと平らげてしまいました。


この弁当箱は、27年前カレと訪日した折、築地で八セット求めてきた
ものです。 こちらではお客様を自宅で接待することが多かったので、
ランチ用に便利なのでは?と嵩む荷物を持ち帰ったのです。

しかしよく考えてみたら、洗ったり片づけが面倒で数えるほどしか使って
いないことに気付きました。 安物でも、我家にとっては想い出の詰まった
ちょっとした宝物、「宝の持ちぐられ」にならないように、これを機会に
これからはときどき使うようにしましょう。

あと1ヶ月あまりでオリンピックが開催されるのですが、この冬の市内は、
12月中旬に雪が散らついた程度で雨がよく降っています。
どんな結果になるでしょうか。 天候や気象の問題は、人間の力では
どうにも出来ませんものね。

お礼が遅くなりましたが、私の拙いブログを読んで下さる皆さま、今年も
代わり映えのしないページとなりますが、今後ともよろしくお願い致します。


静かなクリスマス・イブ

2009-12-25 16:21:05 | 暮らし
       
     <数年前、カレが「くるみ割り人形」をモチーフに描いた絵です>

雨も雪も風もなく、少し晴れ間も見えた穏やかで静かなクリスマス・イブを
迎えております。 教会のミサにへ行ったり、パーティを楽しむ人たちに
とっては、交通も無難で動きやすいので皆さん喜んでおられることでしょう。

今夜、娘宅は友人などが集まるので、私たちも誘ってくれました。
でも年とともに、大勢集まる所に行くのが苦手になってきたようです。
従ってクリスマス・イブは二人で静かに過ごすことにしました。




夕食後はクリスマスの風物詩のひとつバレエ「くるみ割り人形」を
放映していたので、あまりの美しさに溜息をつきながら観ました。 
「くるみ割り人形」は、この季節になると世界中のバレエ団がやって
いますが、今夜観たのはサンフランシスコ・バレエです。
 

孫たちの学校は19日から冬休みに入っています。 学校がある間は
時間がなくて、毎年作るジンジャーブレッドハウスやクリスマスクッキーも
今年は大変遅れてしまいました。 二人はクッキーを焼くのを楽しみにして
いたので、遅ればせながら数日前にやっと作りました。ジンジャーブレッド・
ハウスは、一昨日沢山見て楽しんだので今年は作りません。




クッキーは、毎年同じレシピで同じ要領でやるので、エズメは手馴れたものです。






コンラッドはレールをカーペットの上に敷いて、汽車を走らせるのに夢中です。




焼きあがったクッキーに、私がアイシングシュガー・クリームを塗ると、
エズメがその上に飾り用のスプリンクルを飾ります。 それを見たコンラッドは
すぐエズメの横にきて自分も同じように飾りを付け始めるのですが、
それは殆んど自分の口の中へ・・・一口食べるごとに「グッド!」ですって。


子供の好きな飾り付けのクッキーが出来上がりました。 友人たちにも
プレゼントしたいといって、殆んど自宅に持ち帰った二人です。


我家用にも欲しいので、今朝一人で焼きました。 序でにクリスマス用
パウンドケーキも一緒に・・・このところ、珍しく何人かの来客があったので、
先日焼いたケーキはあっという間になくなってしまったのです。


ロングスカートを作るつもりで買っておいたキルティングの生地が、
クッションカバーに代わってしまいました。

明日は孫たちが訪ねてくるようです。
皆さま、良いクリスマスをお過ごし下さい。


アロエとゴムの木

2009-12-21 16:05:09 | 暮らし
クリスマスを目前にヨーロッパや米国東部などが大雪に見舞われて、
凍死者が出たり、あらゆる交通網が混乱をきたしていると言う
ニュースが流れています。

カナダ各地では先週大寒波に襲われて、場所によってはマイナス
30~40度という信じられないような寒さの上、大雪で大変だった
のですが、今週は幾らか落ち着いてきているようです。
その寒波が、ニューヨークやワシントンなどアメリカ東部の方に
移動したのではないでしょうか。

こちらはこのところ気温が5~7度くらいで、昼夜の温度差もあまり
ありませんし、ほとんど曇り日和か雨の日が続いています。





こんな日は道路が凍る心配もないので、昨日は郊外に住む友人夫妻を
訪ねました。 そして夫妻の言葉に甘えて、お昼前から夜遅くまで
ユックリ過ごさせてもらいました。

お互い年を重ねてきて、いちばん心配なのは夜の運転です。
その上、雪の日や凍りついた路上での運転は危ないので、お互いに
出来るだけ控えるようにしています。





昨日もお昼を頂いて、夕方にはお暇しましょうと早々に出かけたのに、
結局今までのように夕食までご馳走になり雑談していたら、あっという間に
夜も遅くなってしまいました。



 

何でも心置きなく気楽に話し合える間柄、本当に有難い同年代の
友人夫妻にめぐり合えたことに感謝しています。
クリスマスと忘年会を兼ねて、楽しく有意義な一日でした。

彼女はお料理はもちろんのこと、植物を育てるのもとても上手です。
部屋のあちこちに色んなプラントが並んでいます。 居間に立派に
育ったアロエの鉢がありました。

「私もアロエを買わなければ・・・と思いながら、そのままなの」
「じゃ、これを持って行ったら・・・」
「こんな立派なのを貰うわけにいかないわよ」
「いいのよ。二階にもっと大きいのがあるので構わないわよ」



という訳で、こんなに大きく育ったアロエを我家に迎えました。
水をやり過ぎないようにして、大切に育てたいと思っています。

アロエは私も長年育てていたのですが、一昨年の大寒波の時、
カニサボテンなどと同じように寒さにやられてダメにしてしまったのです。

アロエは、火傷をした時など直ぐ付けると傷跡が付かずに治るので、
常に台所近辺に置いておくと便利ですね。

          

写真を撮るのを忘れましたが、その友人宅のリビングルームには
かなり大きく成長したゴムの木が枝を広げています。
その枝を切って挿し木して根付いたのを、数年前に彼女からもらいました。
今のところ元気に育ってくれていますが、可愛がり過ぎてつい水を
やり過ぎてしまうのが私の悪い癖? 気をつけて大切に育てましょう。


雪予報と落ち葉集め

2009-12-12 09:42:00 | 暮らし


     <娘が届けてくれた大きなポインセチア>

「これから暫らく雪模様」との天気予報に、昨日思い立ったように
二人で裏庭の掃除をしました。 裏の雑木林から降り積もった
落ち葉ですが、これに雪が積もったら後が大変です。



 
外気温はマイナス2℃。 裏庭のパティオとデッキに積もった
落ち葉を掻き集めたのですが、すでに凍り付いて引き剥がせない
ものもありました。 でもおよそ片付けることが出来ました。


夏の間楽しませてくれた花壇は、落ち葉を取り除くと、乾いた土に
融けたような草花の萎れた姿が凍り付いています。
乾いた土の下には、数センチの霜柱が立っていました。


隅っこに置きっぱなしになっていたバケツに溜まった水は、
底まで凍っています。


赤い葉が付いている南天の木が、殺風景な冬の庭に幾らか
温かさを感じさせてくれます。

一夜明けて、今日は今にも雪が降り出しそうな空模様で、
辺り一面灰色の世界です。 お昼頃から、白いものが落ちて
来はじめました。 雪なのでしょうが、まるで白砂糖のように
小さな粒が微かに遅いスピードで真っ直ぐ落ちて来ます。

物好きなカレは、虫眼鏡を持って外へ行き雪粒を見ていました。
「六角形の雪印ではなく、まるで微細な金平糖のような形をしている。
そのため空気抵抗が増え、雨滴よりも遅いのかも」と云っています。


        **********

録画してあった映画「An Affair to Remember」を夜長にユックリ
観ました。 1957年作、デボラ・カーとケリー・グラント主演で
日本語題名は 「めぐり逢い」。 この有名な映画、それにこの二人の
ファンなので、とっくに観ているはず・・・と思っていましたのに、
二人とも初めてでした。

如何せん、字幕なしで全て英語だったので、会話は少ししか
分かりませんでしたが、それでも素敵な映画でした。 
もう一度観たい映画の一本となりました。

ストーリーもロマンチックなのですが、デボラ・カーの上品で美しいこと! 
それにあの時代の衣装がどれも優雅で、彼女の美しさを一段と
惹き立てています。 1950年代、あの頃は素敵なスターが数多くいましたね。
今どき、こんな感じの、品の良い女優さんがいるのでしょうか?

男優はハンサムでダンディーなケイリー・グラント。
「私はケイリー・グラントの大ファンです」と、ファンの人が彼にいうと、
「私もケイリー・グラントの大ファンです」と、彼が応えたそうです。
何時も演じる役柄のことを言っているのでしょうね。
チョットした会話にもユーモアがあり、ますますファンになりますね。


11月最後の週末

2009-11-30 15:26:19 | 暮らし
          
                     

「クリスマスツリーのデコレーションは私たちがやるからね」
と云って、エズメはだいぶ前から楽しみにしていました。

風邪を引いたりして数週間お泊りから遠ざかっていたエズメたちに
とっては良い口実です。 金曜日の夕方泊まりに来たエズメと弟の
コンラッドは、カレが用意しておいたツリーの前で嬉しそうです。





飾りは去年と同じくリンゴとくるみ割り人形です。 二人は自分たちで
箱から飾りを取り出して椅子や踏み台に乗り、好きなように飾り始めました。 
そのうちに高い所が届かなくなってきたので、コンラッドはオジイチャンが
用意したもう一段高い踏み台に乗って上手に飾っていきます。

  

私も細い糸に針金のフックを掛けて上げようとしたのですが、老眼で
捗りません。 それを見たエズメは、自分でフック掛けを始めました。
その動作の早いこと! やっぱり子供の目は良く見えるのですね。





コンラッドは高い場所が終わると、ツリーの後ろ側の飾りが少ないといって
様子を見ながら隅々まで飾っていきます。 大きなくるみ割り人形も
枝にどんどん引っ掛けていきます。 ほとんど二人で飾り終わり、
オジイチャンがライトを点灯すると  "It's so beautiful" と大満足。

クリスマスまで後4週間足らず。 「階段の飾りつけはこの次にやるからネ」
二人は次のお泊りの計画を立てたようです。
姉弟で二人三脚・・・・きっと良い思い出になるのでしょうね。

      **********


昨日(土曜日)の朝、孫たちが週一度、一時間半だけ行っている日本語クラスに
送り出した後、私たちはメトロタウン・ショッピング・モールに出かけました。 

先日シアーズ百貨店で買い求めたミシンの使用法を説明して
くれるというので、11時に予約を入れてあったのです。





11時まで1時間ほど時間があったので、久しぶりにモール内をブラブラする
ことにしました。 大きなモール内はクリスマスを控えているのに客数が
少ないなと思っていたら、どの店もちょうど開店したばかりの時間でした。




 
このモールは大変な広さなので、私たちが歩いたのはほんの一部だけですが、
各店もモール内もすっかりクリスマスのデコレーションで美しく飾られ、
クリスマスの雰囲気を充分に味わうことが出来ました。




 <チューチュー・トレインもモール内を廻っています>

11時前にミシン売り場に行ったら、先日セールのミシンを勧めてくれた
ドロシーおばさんが嬉しそうに迎えてくれました。 
「私の仕事はミシンのセールスではなくて、買って下さったお客さんに
使い方を指導することなの」と笑顔で先日と同じことを云って、こちらの
気持ちを和ませてくれます。

そして私に説明書を広げさせて、同じミシンを使いながらいろいろと詳しく
ちょうど1時間掛けて説明してもらいました。 カレも一緒だったので大いに
助かりました。 なにしろ全て英語ですからね。 当たり前でしょう。(笑)

今まで手探りで覚えてきた基本的な使い方ですが、間違っていたことや、
古いミシンにも付いていた機能で使い方が分からぬままに一度も使わなかった
機能の使い方など、分かるように教えてくださいました。 英語のマニュアルを
読むのだったら一ヶ月は掛かったでしょう。 イエ、投げ出したかも。

「使ってみて分からないことがあったら何時でも電話してね」とドロシーおばさん。
モールに出てみたら、大勢の人たちで賑わっています。 たった1時間内に
こんなに人出が増えるなんて、やっぱりクリスマス・シーズンですね。
まだ来客が少ないうちに写真を撮っておいて良かったと思いました。


新型インフルエンザのワクチン接種

2009-11-26 11:35:53 | 暮らし

      <病院の通りからダウンタウンの一部>

バンクーバーでは先週から新型インフルエンザ(H1N1 Flu)のワクチンを
みんなが受けられるようになりました。 ファミリードクターで受けられない
人は、放課後の市内の高校施設などを利用してやってくれるようです。

私たちは10月上旬に、季節性インフルエンザのワクチン接種をした時、
「11月に入ったらワクチンが入る」とのことでしたが、のびのびになっていた
ものです。

娘一家もこの数週間で季節性フルーとH1N1のワクチン接種を終えたとの
ことでホットしています。 ワクチン接種をしてもインフルエンザに感染する
可能性はありますが、あくまでも重症化を防ぐために受けた方が良いと
いうことです。 

我家の接触範囲の孫たちがワクチン接種を受けたことから、これから
ベビーシッティングを頼まれても気持ちが少し楽になりました。


     <ダイヤモンド・ビルディング 5月末撮影>

ファミリードクターでワクチン接種を受けた後、バンクーバー総合病院へ
向かいました。 モダンな別館ダイアモンド・ビルディングは6~7年前に
当地の富裕な中国系カナダ人・チェン一家の寄付を元に建てられた
ビルで、ガラス張り地上七階建てに地下五階の駐車場が付いています。


          <四階の待合室>

 
      <反対側の待合室を望む>


       <天井を見上げる>

地上部分の中央は一階から七階まで吹き抜けで、主に内科専門の
各科が入っているようです。 目指す先は四階の糖尿病センターにある
Dr.Patyのオフィスで、カレの糖尿病の半年毎のチェックです。


<四階から見下ろすと、一階中央に寿司バーが見えます>


  <寿司バーで思案中の女性二人  5月末撮影>

受付に到着を報せて、吹き抜けを見下ろすソファーで待つのですが、
診察は全て予約制なので、糖尿病センターの待合所には他に一人
いるだけです。 ガラス張りの吹き抜けの上下を見ても、どのフロアーの
待合室も静かでリラックスできる雰囲気です。

待つこと15分、ドクター・ペイティが迎えに来て私たちを診察室へ案内
してくれます。 ドクターは1m90以上はありそうな体格の良い40代後半に
見えるハンサムな先生です。 何時もスマイルを浮かべながら張りのある
声の分かりやすい英語で応対して下さいます。
 
一週間前のカレの血液検査の結果のリポートを見てニッコリ。 血糖値が
ほんの僅か上がっているが気にする程ではないし、他の全ての数値も
心配のない範囲だと言われ、ほっとしました。 

体重や血圧を測り、足の血行状況などをチェックしながら、他に気掛かりな
ことはないかどうか、何でも訊くように言われます。 タップリ時間を取って
あるようで、好物の「白米のゴハンと甘いケーキ」についてのカレの質問に
笑いながら、多糖類が単糖類に何処でどんなに変るかを説明して下さいます。

ともあれ、今のところ問題になる所はなく、今摂っている薬はそのままで、
食事にチョット気をつけ、運動を続けるようにとのことでひと安心しました。


巨万の富

2009-11-19 13:35:05 | 暮らし


小雨の中、出かけたカレが幸せそうな顔をして帰ってきました。
リュックの中から取り出したのは、室内履き3足と茶色のベストです。

カレはチラシ広告が来ると、自分に必要なものがセールになって
いないかどうか、サーット目を通しています。 今回は長年探して
いた皮底の付いた靴下があったので、今朝さっそくある大衆店に
出かけたのです。

冷え性のカレにとっては、暖かい室内履きは必需品です。
もうカレコレ7~8年前に娘からもらった靴下様の上履きが気に入って
大事に使ってきたのですが、そろそろくたびれて来ているようです。

カレとは反対に、人と握手をするのが気が引けるほど手足が暖かい私は、
一年中ほとんどスリッパか普通の部屋履きで通していますが、丁度
一年前から膝痛を抱えるようになり、その所為で血行が悪くなったのか、
それとも年齢の所為か、近頃少し足先が冷たく感じるようになってきました。

その上、スリッパだとチョットしたことで躓きやすいので、かかとまである
室内履きを履かなければいけないな・・・と思っていた矢先です。


編み込み模様の可愛いスリッパは自分用に二足、一足は私用でした。
セールで売り出していた靴底付き靴下は、思ったほどの物ではなかった
ようですが、直ぐ隣の台に半値でこの室内履があったのだそうです。
「ハイ、クリスマスプレゼント。ペアルックで暖かいよ」

同じ店で買ったというスエード生地風のベストは、何とリバーシブルで、
値段も7ドル!。 それに深いポケットが5ヶ所も付いているので、
ポケット好きのカレには便利そうです。

カレ曰く「巨万の富を得た気分!」ですって。 こんな小さな買い物で
こんな大きな喜びを味わえるのですから、我々のような一庶民の暮らしは
気楽で有難いですね。



昨夜は、先日スティブストン漁港で買ってきた Seabass(ハタ)の頭部と
白身を使って鍋にしました。 ハタは大変な値段の高級魚だと何人もの人に
聞いたので、恐れ多くて切り分けて真空パックし冷凍庫に入れたままでした。
「まだ食べていないの? また買いに行けばいいのだから早く食べなさいよ」
連れて行ってくださったZodiacさんに笑われました。

「今夜は寒いので、思い切ってハタ鍋にしましょうか」
という訳で、有り合わせの野菜と豆腐を入れて頂きました。
あぶらが乗った高級な白身魚で、噂通りやはり美味しい魚でした。
関西では「クエ」と云って殿様だけが食べるものだとも云われましたが、
本当かしら? 「ああ、巨万の長者になった気分だ」と二人で満足・・・
イヤ、満腹した夕食でした。


* 漫画家・水木しげるさんがHNKのドキュメンタリー番組の中で、
「漫画を描いて巨万の富を得ました」と云うと、側にいた奥さんが
「オオゲサな。およしなさいよ」と笑っておられるのを観たカレは、
この言葉がすっかり気に入ったようでよく使っています。(笑)

「リーマン・ショックで巨万の富を失って、もうスッカラカンだ!」
と嘆いて見せても他人は笑うばかりです。元々無いのを知っているからです。


ミシンの買い替え

2009-11-16 15:11:26 | 暮らし

昨日新しいミシンを手に入れました。

20年ほど前に薦められて、カナダで購入したジャノメ・ミシン。
ロック・ミシンも付いていて中々良いミシンだと思って使って
来たのですが、ここ数年調子が思わしくありません。

「クリスマスも近づいたので少し手芸を・・・」 と布地を取り出した
のですが、肝心のミシンの動きが固まってしまったようです。



カレに頼んだら、あちこち機械の中を開けて掃除などをやってくれた
のですが、どうも上手く動きません。 ロック機能の方はスムーズ
なのですが、肝心の直線縫いが全く機能しないのです。 4~5時間
悪戦苦闘した挙句、ムリに廻した所為か焼けるような匂いもしてきました。

「新しいミシンに買い替えろということかも知れない。 幸いポイントも
溜まっていることだし・・・」とカレが言います。 ポイントとは長年放って
おいたポイントに、窓の取替え工事でもらったポイントがある筈だと
いうのです。 ということで、早速昨日シアーズに向かいました。

久しぶりのシアーズですが、店内の配置も変っていました。 数年前
まではミシン売り場がチャントあったのに何処を探しても見付かりません。 
フロアーを隈なく廻って元のエスカレーターの上がり口に戻って、
もう一度背伸びして良く見るとようやく見付かりました。
エスカレーターから直ぐ近くの四角い一本の柱の2面に隠れるように
設えつけた棚に7~8点あるだけです。 ミシンなんて、もう売れ筋の
商品ではないのですね。

一番安いミシンは$70です。 そんな私たちに話しかけて来たのは、
もう70後半かと思われるオバアサン。

「それはオモチャみたいなものよ」
「私たちは、ただマッスグ縫えるだけで良いのです」
「ミンナそう云うワ。 ワタシはセールスではなくって、お客さんに
ミシンの使い方だけを教えるためにここで働いて30年。 あなた達、
カナダにきて何年?」
「40年ですよ」
「オー、じゃ私が生まれた年ね」
「???」

薦められるままに、明日でセールが終わるというミシンに決めました。
支払いは貯まったポイントで足りて、余りが$1.29。
「キャンディでも買いなさい」と云われました。


    <ボビンケースを探すため、広げた部品>

一夜明けて今日、箱から取り出してみたところ、驚いたことにボビン
ケースがありません。 慌ててマニュアルと首っ引きで使い方を勉強
したら、もうそんなものは不要なようになっています。 歳をとって
糸通しに苦労するようになっていたのが、これも機械でいとも簡単。


  <初縫いは、縫いかけのクリスマスツリーです>

電源につないで試しに縫ってみると、「サラサラッ」という軽い音です。
今までのあの「ガチャガチャ」という音は何だったのでしょう。
知らない間に、色んな物が進化していたことを思い知らされました。


久しぶりのマージャン

2009-11-03 15:02:24 | 暮らし

   <まだ花が咲いている丈夫な地植えフクシャ>


昨日は友人夫妻と久しぶりにマージャンをして楽しい時間を過ごしました。
四人揃うといつも話しすることが多く、あっという間に時間が過ぎてしまうので、
マージャンは数年に1~2回出来れば良いほうです。 
私たちにとっても、友人夫妻にとっても、3年ぶりのマージャンだったのです。



ご主人が持って来て下さったスペイン・ギターのムード音楽を聴きながら
ノンビリ・ユックリペースで、半荘するのに1時間半ほど掛かりますが、
晩秋の夜長にいろいろ話しながらこんな風に過ごすのはよいものです。
「マージャンも人生と同じで、思うようにいかないものだな」
思うように上がれない一人が呟きます。

小学校6年、終戦直後で何の娯楽も無かった頃、大人が遊んでいる
マージャンを見よう見まねで覚えたと言うカレが、30年ほど前に私と小学生
だった子供たちに教えてくれました。

冬の長い当地では特に夜が長く感じられ、今のようにテレビ番組も多様で
なかった時代だったので家族でマージャンは持って来いの娯楽でした。 
そうして覚えた家庭マージャンです。

友人夫妻も同じようにご主人が家族に教えて、子供さんたちが小さい頃から
ずっと家庭マージャンをしてきたそうです。 その頃、お互い知り合って
いなかったのは残念です。 でも似たような環境だった当時のカナダでの
生活が夫々に思い出され、話題がひろがります。

「マージャンは指を使うし頭の活性化にも少しは良いかもね」
「また、次回もやりましょうよ」と云って別れました。

********

実はマージャンをする前に行ったのが、我家の近くにある中華レストランで、
ディンサム(点心=飲茶)をご一緒しました。 この店は毎日朝8時半から
午後3時頃までディンサムをやっているのですが、週日でも地元の中国人で
いっぱいです。

昨日は日曜日でちょうどお昼前だったので、案の定狭い入り口には沢山の
人たちが並んでいましたが、20分くらいの待ち時間でテーブルにつけました。

ディンサムと言うと、広い店ではカートを押してテーブルの間を回ってくるのですが、
この店は店内が狭いので、四角いお盆に色々な皿物や蒸し物を並べたり重ねたりして
持って回ります。 見た目で美味しそうなものを選べるので間違いがありません。
カレがいうには、50年ほど前の香港で行った飲茶は、昔の駅弁売りのように
胸の前に首から下げた箱に積み上げて回っていたそうです。

美味しい店を探すには、地場の中国人に人気がある店だったら間違いないと
聞いています。 これだけ混んでいるのですから、間違いなさそうです。

ディンサムはいろんな種類のものを少しずつ食べられるのが良いですね。
友人と「これだけの物を自分で作るなんてことは、絶対に出来ないわね」と
話しながら、満足して店を出ました。

このディンサムで満腹した後、「すこし運動しなきゃ」と云って始めたのが
スポーツ・マージャン?だったと言うわけです。


雨の日の部屋の片付け

2009-10-31 13:34:55 | 暮らし
 
<『赤毛のアン全集』とボロボロになった『サザエさん』が並んでいます>

夏は爽やかで過ごしやすいバンクーバーですが、10月前後からの半年間
くらいは、シトシトと時には土砂降りの雨の降る日が多い雨季に入ります。

今日も小雨が降ったり止んだり、紅葉が宙に舞いながら落ちていく様を
暖かい部屋から眺めていると、シャンソン「枯葉」が浮かんできます。 
イブ・モンタンやジュリエット・グレコのムードのある歌声、日本では、
高 英男・越路吹雪など沢山のシャンソン歌手が歌っていましたね。

先日、学校の送り迎えの車の中で、カレが落ち葉を見て
”The falling leaves drift by the window・・・”と口ずさんだところ、
聞いていたエズメが、「歌詞がまちがっている」と云って訂正されたそうです。

今時の小さい子供たちは知らないと思っていたのですが、何処で聞いたのか、
エズメでも知っているのですから、やはり名曲なのですね。

昨日・今日は、時々外を眺めてそんな昔の歌を想い出し口ずさみながら、
エズメの部屋の片づけをしました。

今週は孫たちが泊まりにくる予定が無いので、エズメがもう使わなくなった
道具や玩具の整理をしようとしているのですが、なかなか片付きません。

「エズメの物が多すぎるので、要らないものを少し片付けたいのだけど・・・」
先日、7才半になったエズメに云うと、いっぱしティーンエイジャー気取りで、
「オバアチャン、もう使わないから全部捨ててもいいよ」

・・・と言われても、どの玩具のひとつひとつ取り上げても、それで遊んだ
孫たちの様子が思い出されて、なかなか片付ける決心が付かないのです。

そんなエズメですが、我家に来て困るのはテレビばかり見たがることです。
それもティーンエイジャー向けの番組が主なファミリー・チャンネルなのです。
多分、自分の家ではテレビを見る時間が制限されているからでしょう。

番組の中には、小学低学年には不向きなものが多いので心配です。
「放っておきなさい。今のうちに見ておけばティーンエイジャーになったら、
馬鹿らしくって見なくなるよ」とカレは言っています。 どうなることやら・・・。





そんなことなど、あれこれ考えながら片付けているのですが、今日もなかなか
捗らずに時間ばかり過ぎていきます。 喜んで使ってくれたバービーの化粧台や
ドール・ハウスなど大きな物、小物類は箱に入れて暫らく物置に仕舞うことに
しました。

そんな私を見てカレは、「いっその事エズメの子供たちのために取って置いたら?」
と云いますが、多分娘が友人たちに廻すことになると思います。

雨でグズついた天気が続いているお陰で、久しぶりに部屋の隅々まで掃除が出来ました。 
スッキリした部屋を見て、エズメがどんな反応を示すか興味あるところです。

          
          **********

       

 
     <今日は綺麗な蘭をもらいました>

予防注射

2009-10-20 13:41:05 | 暮らし
          
        <ファミリールームから見えるバイン・メープル(モミジの一種)>

 
          <前庭の大きくなった日本モミジ・・・2枚とも同じ木です>

今日は季節性インフルエンザの予防注射を受ける日です。
ファミリードクター待合室に入ったら、何と義兄夫妻にバッタリ!
同じ予防注射を受け終えて、ちょうど帰るところでした。

しばらく立ち話をしていたら、私たちがドクターの部屋に呼ばれたので
別れたのですが、以前にも歯医者さんでバッタリ会ったことがありました。 
電話ではお互いによく話すのですが、ドクターの予約のことまでは
話し合ったことはないのに、同じ日に、しかも同じ時間帯に予約を
入れるなんて、不思議でなりません。

長年お世話になっていた日本人のファミリードクターが10年前に引退された後、
義兄夫妻の紹介でお願いしている欧州系のファミリードクターです。
歯医者さんも、義兄の紹介で10年以上お世話になっています。 何れのドクターも
スタッフの皆さんもよい方々なので、本当に助かっています。

ドクターは、予防注射をしながら、
「2人とも体調はどうですか?」
「実は膝の手術をして丁度1ヵ月、抜糸をして2週間になるのですが、痛みが
中々減りません」
というと、左右の膝を較べてみて
「確かに炎症を起こしていますね。処方箋をあげますから薬局で買ってください」
「やはりそうだったのか」と理由がわかって、チョット安心しました。

スワイン・フルー(新型インフルエンザ)の予防注射は2週間程先になるようです。
また、義兄夫妻とバッタリ会うチャンスがあるかも知れませんね。




         

帰りに、いつも行くスーパーマーケットで買い物をして帰ることにしました。
スーパーの入り口には、売り物用の素朴な格好のカカシが幾つも立っていて、
その下には、大きな段ボールの中に沢山のパンプキンが詰まれています。



一個が$3、97(400円位)という大きな値札が張ってありますが、近頃は
カービングをする気も失せてきたので、写真だけ写させてもらって素通りです。
店内にはハロウィンのための食べ物や飾り物がいろいろ並んでいるので
写真を撮りたいところですが、店に悪いと思って遠慮しました。



31日の「Trick or Treat」のために、各種チョコレート入りの箱を二箱買いました。
これだけあれば、当日沢山の子どもたちが来ても足りるでしょう。
「余ったらボクが責任をもって一年がかりで片付けるから・・・」ですって。

そう言えば、あと2週間足らずでハロウィン・・・10月も終わるということですね。
パンプキンを見て、改めて月日の流れの早さを感じています。

越冬の準備

2009-10-10 15:56:02 | 暮らし


ここ数日、割合よい天気が続きました。この機会を逃しては大変と、
裏庭の片付けと冬支度を少しずつやって来ました。

狭い庭で毎年おなじ手順で片付けるので、慣れてはいるのですが、
今年は膝の具合もあって、手際よくという訳には行きませんでした。

カレもハシゴや踏み台に乗って、桜とモクレンの木、生い茂った
ブドウの蔓と葉の剪定を道具を使っていろいろ片付けています。
メッキリ年齢を感じるようになって、あと何年こんなことが出来るの
かな?などと呟いています。 高いところは全てカレがやってくれたので、
急に周りが明るくなりました。

 

私の仕事はイチゴやゼラニュームなど、来年使うためのプラントを
選んで、周りの土を解して腐葉土と肥料を少しずつ入れ込んで越冬の
準備をすることです。

二人とも無理しないように「ユックリ・・ユックリ」と自分に言い聞かすように
しながら、スローペースのお片付けです。 それでも何時の間にか片付けも
終わり、裏庭はすっきりした感じになりました。 

冬支度の方は、二階のベランダの温室化です。 毎年夏の間は食事や
お茶を楽しむベランダですが、秋になると、プラント類を寒さから防ぐために、
透明で分厚いプレキシグラスで囲んでしまいます。 これも手慣れたもので、
カレは道具を使って1時間足らずで取り付けを終わりました。



ベランダの温室化の後は、壁際の二段になった台の上に越冬させるプラント
を並べ、「来年もヨロシクね」と声を掛けて冬を迎える準備完了です。

庭の花壇の花々やプランターの青紫蘇、トマトなどは、もうほとんど萎れて
いたので取り除きました。ただ一本、けな気に咲いているコスモスだけは
そのままにして置きました。と言っても、近日中には枯れてしまうのでしょうが 
私の一番好きな花なので如何しても引き抜けなかったのです。 あと何日か
分かりませんが、コスモスを訪ねるのを私の日課といたしましょう。



今年初めて植えた朝顔、毎日本当に楽しみました。
ハミングバードの砂糖水入れの容器の場所に絡まっていた黄色く
枯れかかった蔓を取り除いたら、きれいにすっきりとなりました。
あとには、蔓バラの枝が一本だけ手擦りに沿って伸びています。

ハミングバードは朝顔に場所を取られたと諦めたのか、その後は
とうとう姿を見せませんでした。 来年の春から夏にかけての来訪を
今から楽しみにしていますよ・・・ハチドリさん!

朝顔の種が少し採れたので、来年もプランターに種を植えたいと
思っていますが、忘れなければ良いのですが・・・。

手術した膝に負担が掛からないように、用心しながらのスローペース
でしたが、庭やプラントの冬支度が終わってホッとしているところです。


          ***************

     

Akiko Hさんが勧めて下さった柿入りサラダを早速作り、和風ドレッシング
で頂きました。 柿ナマスと同じようで、とっても食べやすくて美味しいですね。 
これからはふんだんに食べられそうなので嬉しいです。 有難うございました。


膝の包帯の下にムシが!

2009-10-03 14:29:10 | 暮らし

<近所の黄葉並木、名前を調べなければ・・・>

膝の内視鏡手術をして、今日で丁度2週間、抜糸の日です。
若いDr.カルバートは私達のファミリードクターも推薦の膝専門医です。
約束の時間に着くと直ぐドクターに案内されて診察室へ。

しっかりとテープで巻き込んだ、手術した時のままの私の右足を見て
「エライ!そのままですね」 と褒めてくださいました。 そして、患部の
上に被せてあったガーゼをはがしていたドクターが、
「アッ!Bug(虫)が入っている」と云います。

私には一瞬ピンと来なかったのですが、隣に座っていたカレも怪訝な顔を
しています。 ドクターがシッカリ締めてあったテープを剥がし、その下の
ガーゼと脱脂綿を取り除くと、ナント押しつぶされた蚊が3匹!
膝に張り付いています。

ドクターはピンセットでその蚊を摘まみ上げ、小さな鋏でプチンと切っています。
押し潰された蚊に見えたのは、内視鏡手術の小さな切り口を縫合して
あったものでした。

消毒液で拭き、見たこともないような細くて小さいバンデイドを張って
「はい、これでいいですよ」とニッコリ。 

ドクターの冗談がやっと分かった私も
「目印につけた先生のイニシャルがまだ残っていますけど」
「シャワーを浴びれば消えてしまいますね」
と、これまた笑って応えられます。

その後、脚を伸ばしたり曲げたりが出来るか様子を見ておられました。
その途中で若いドクターを呼んできて、私の膝とカルテを見せて
説明をしておられました。 研修医の方でしょう。

これからは出来るだけ良く歩いて腿の筋肉を強くするようにと指示して
下さり、オーケーが出てお終いです。

しっかり巻き付けてあったゴム入りのテープをはずしてもらったので、
脚の動きがずいぶん楽になりました。 しかし2週間も固定していた所為か
屈伸が思うように出来ないので、特に階段の上り下りは気をつけましょう。
骨粗しょう症も抱えていますので、しばらくは無理をしない程度に、
歩くようにして全快を待つつもりです。

今日は、ひとつ大仕事を終えた気分です。大勢の医療関係の方々の
お世話になりましたが、全て州政府の医療制度で賄われます。
財源は主に消費税だそうですが・・・・。

先週サンフランシスコへ行っていた義兄の話では、オバマ政権の
医療保険制度に反対するグループが「医療制度のためにカナダでは
道路の彼方此方に死体がゴロゴロしている」と放送していたそうです。
デタラメな話でも繰り返し放送されると、中には信じる人もいるのかも
知れませんね。


        
<途中で何度もこの松葉杖の世話になりました。ごくろうさまでした。>


千客万来

2009-09-27 14:07:32 | 暮らし


          
 
<裏の大木の葉っぱが光り輝きながら、大きく揺れています。>

「暑さ寒さも彼岸まで」すっかり秋も深まってきた感じです。   
昼間でも肌寒さを感じる頃となりました。

孫たちを朝一時間半の日本語クラスに送りる時、私も車に乗って
一緒に出かけました。 クラスが終わるまでの間に、近くのマーケットで
食料品の買い物をカレにしてもらいました。
その間、私は助手席の座席を倒して横になり空を眺めていました。

特に今日は西からの強い風が吹いて樹木の枝は大きく揺れ動き、
山際に沸き立つさまざまな形の雲が、どんどん流されていくのを
見ていると、眩暈を感じるほどの速さです。

その流れる雲をずっと見ていたら、何故か急に「ノンちゃん雲に乗る」と
いう映画をずーと昔・少女時代に観たことを想い出しました。 しかし、
どんな物語だったか想い出さないところを見ると、有名だった本も
読まなかったのでしょうね。

ただ、頭の良い賢い主人公役の少女・鰐淵晴子の美しさにうっとりし、
それからすっかり彼女のファンになったことを覚えています。 
原 節子が母親役だったと思います。 懐かしい名前ですね。
後で検索して調べてみましょう。 

デジカメを持っていなかったので、雲の写真が撮れず残念でした。


      **********

       

今日は我家には珍しく、午後から別々に、入れ違いに2人の来客が
ありました。 Zodiakさんが、こちらでは手に入らない日本の梨「長十郎」
を持ってきて下さいました。

彼の友人が35年位前に庭に植えた梨が、大きく枝を広げて毎年いっぱい
実をつけるそうです。 それを自分で採って、我家におすそ分けして
下さったのです。 さっそく皮を剥いて頂いたのですが、甘くて歯応えが
あり、本当に美味しかったです。

こちらの梨はいわゆる洋梨で、とても甘く果肉が柔らかいものだけです。
最近は日本の二十世紀に似た梨で中国産や韓国産の水晶梨などが
店頭に並ぶようになったのですが、甘さが今ひとつと言った感じです。
その点、今回頂いた長十郎は甘く日本の秋の味を堪能することができました。

          

Zodiakさんと入れ違いに、Nさんがロールケーキを持ってお見舞いに来て
下さいました。 大きいケーキなので、少しずつ美味しく頂きましょう。

子供たちが小さい頃は、ロールケーキをはじめ色んなケーキをいつも
切らさないように作っていましたが、近頃はほとんど焼かなくなりました。 
作り置きがあると、つい手が出て食べ過ぎてしまうということもありますが、
だんだん億劫になってきたような気がします。 困ったものです。

訪ねて来る人も滅多に無い我家にとっては、今日は正に千客万来の
楽しい一日でした。


養生の日々

2009-09-25 14:57:56 | 暮らし
          
          穏やかな小春日和が続いています。

膝の手術をして一週間、外に出て庭の手入れや散歩を楽しみたいところですが、
今しばらくは静かに養生しなければと諦めの心境で、窓辺から青空や紅葉して
いく樹木などを眺めて、ノンビリと時間を過ごしております。

TVジャパンでは毎日NHKのニュースや特別番組で日本の政権交代や
矢継ぎ早に打ち出される各大臣の新政策、それに鳩山新首相の国連での
演説などが放映されています。 何かしら非常に新鮮な感じがして興味深く
ついテレビの前で時間を取られてしまいます。

     

といっても、何時もテレビばかり見ているわけではありません。 こんな時こそと
古い婦人雑誌を何冊も引っ張り出してテーブルの上に並べて見入っています。 
良く見ると、どの雑誌も10~20年前に出版されたものです。 全て頂いたり、
友人や知人が送って下さったものです。 週刊誌などと違い、どの雑誌もずっしりと
重量感があり、捨てるには勿体なく保存しておいたものです。 
今取り出して眺めてみても、10年20年経っているのに、これまた新鮮に感じられる
のは如何してでしょう。

内容は日本を始め世界中の綺麗な花々や素晴らしい景観、美味しそうな料理や
スイーツ等の食べ物、旅への誘い、読み物、エッセイなどなどですが、趣向を
凝らしてあるので何十年経っても見飽きないのかも知れません。

婦人雑誌なのでファッションも満載なのですが、流行に無縁な環境で過ごして来た
私にとっては、これも何故か新鮮に見えるわけです。

「モッタイナイ世代」に育ったお蔭で、思わぬ楽しい時間を過ごしています。

     
安静を良いことにして、横になって読書や”SUDOKU"も楽しんでいます。

     
お彼岸はお墓参りには行けませんでしたが、オハギを作って頂きました。