吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

オミクロン株、国内初確認 ナミビアから成田に到着の男性が感染 その1

2021年12月06日 06時05分26秒 | 日記
11/30(火) 15:39配信 毎日新聞
 ナミビアから成田空港に到着した30代男性が30日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に感染していたことが分かった。国内オミクロン株は南アフリカやナミビアのほか、欧州各国でも感染者が相次いで確認されている。同省によると、男性は28日夕に成田空港に到着し、空港検疫で新型コロナへの感染が確認されたため、ウイルスがオミクロン株かどうかを国立感染症研究所がゲノム(全遺伝情報)解析していた。男性は発熱症状があり、検疫所が用意した施設で療養している。同行していた家族2人は検査の結果、陰性だった。  世界保健機関(WHO)は、オミクロン株をデルタ株などと並ぶ「懸念される変異株(VOC)」に指定。世界規模のリスクが「とても高い」との認識を示している。変異で従来株よりも感染力が増している可能性が指摘されており、各国は水際対策の強化に乗り出した。日本も30日から全世界からの外国人の新規入国を原則禁止している。

機会失った女性に無料接種へ 子宮頸がんワクチン、厚労省方針 その4

2021年12月04日 05時54分43秒 | 日記
 新型コロナワクチンのアナフィラキシー(重篤アレルギー反応)の発症率は10~20万人に一人であった。これは飛行機の落ちる確率より低い。飛行機に乗るのが平気という人がワクチン接種は怖いというのはどうなのであろうか? 一方HPVワクチンでは重篤な有害事象が一定確率で起きているのかどうかは明らかではない。その状況でHPVワクチンを危険なものとしてとらえるか、年間3000人の若い命を救える救世主として捉えるかは意見の分かれるところかもしれない。しかし公衆衛生学的、予防医学的に考えるならやはり後者が優先となる。
 繰り返しになるが、ワクチンで原疾患死亡の予防を選ぶか、因果関係の証明されていない有害事象を回避するのを選ぶかは本人(保護者)の選択になる。
 いずれにせよこの積極的勧奨がなされていない時期に接種を受けなかった人たちに今から無料接種しましょうといっても、年齢が行ってからの接種では発がん確率をどのくらい下げられるかは不明である。すでに接種時期を逸しているのである。

機会失った女性に無料接種へ 子宮頸がんワクチン、厚労省方針 その3

2021年12月03日 05時31分25秒 | 日記
 提訴したところまではメディアは散々報道した。しかしその後の決着を自分は知らない。まだ係争中なのであろうか? 判決結果はどうであったのか。それにしても確かにHPVワクチン接種しなかったことによって年間3000人もの若い命が失われている。ワクチンで予防できる疾病ならワクチンの意義は大きいものと思える。
 一方、医学統計的に「一連の症状とワクチンとの因果関係は証明できない」と言われているが、何らかの副作用である可能性もゼロではない。
 結局、今回のコロナワクチンと同様、ワクチンによる副作用は、その出現確率の問題であり、ワクチンを打って原疾患の予防を選ぶか、因果関係は不明だがワクチンによる有害事象を回避することを選ぶかは本人(保護者)の選択になる。
 もちろん某ワクチン忌避団体の言う「ワクチン撲滅」とは別の議論である。

機会失った女性に無料接種へ 子宮頸がんワクチン、厚労省方針 その2

2021年12月02日 06時22分59秒 | 日記
 2013年、厚労省は子宮頸がんワクチンの定期接種から手を引いた。副反応を訴える団体などからの突き上げによってもろ手を挙げたのである。このころはメディアもそろってこのワクチンの副反応を喧伝した。そしてそれから3年後、副反応を訴える団体が国を提訴した。