昨日の夜の10時からNHKの【プロフェッショナル・仕事の流儀】は私の大好きな番組です
昨日は山岳救助のスペシャリスト集団、「富山県警山岳警備隊」の現場リーダーの山田さんの“職場”は、なんと標高2500m。
週の5日を山(剣山)の派出所で。残りの非番(2日)を自宅で過ごすそうです。
そんな山田さんの実演を見るうちにそのすごさは、スタジオでは、高さおよそ5mの壁を立て、茂木さんが遭難者役となって、救助の実演をしていただいた。
まず、驚くのが、装備の重さ。
必要なものが一杯詰まったリュックサックを背負って救助に向かうのだが、そのリュックが、15キロです
それで、空気の薄い標高2500mの拠点からさらに山を登る、さらに、場合によっては茂木さんよりももっと思い人も救助する。
そこでも、山田さん「「それが警備隊の仕事なんで」と、軽くひと言。
リュックの中身など、装備も興味深い.
15キロとは言えど、背負う量は限られるため、岩壁を登るときに必要となる、登山用の縄も一目でわかるように、長さによって色が違う。
ほかにも、遭難者が怪我をしているときに患部を固定するための道具、頭につけるヘッドランプ、サングラス、雨合羽、靴につけるアイゼン、
折りたためるダウンジャケット、そして、小さなテントまでよくこんなにいろいろ入るものだと思うほど、上手にリュックサックに詰められていた。
これを背負いやすいように上手に詰めるのも、技術のひとつだそうだ。
「怖い」と思うことはあるんですか?と司会者が聞くと
「そういうことも・・・ありますね。 (警備している)剣岳という山には畏敬の念を持っています。 ほかの山に対しても同じように思っているんですけれど、 剣岳に対しても、怖い山だなと思っています」とこぼれたひと言に、シビアで、壮絶な現場であることを強く感じたし実際の救助場面は命がけ!
去年【剣山・点の記】を映画で見たのでその迫力の実現版
救助の実演を見て、山との真剣勝負についてお話を伺うなかで、
いちばん印象に残った言葉は、「おかげさま、おかげさま」という、山田さんの口癖。
山岳警備隊に30歳で入るまで、ほとんど山の経験がなかった山田さんは、山の現実や現場の大変さを見て、「なんてとこへ来たんだ!」と思ったそうです。
そんな山田さんに、山のことを教えてくれたのは、山をよく知っている地元の山小屋の方々、そして、今も、救助の場面では、山小屋の方々は気を利かせ、無線の中継をしてくれたり、ヘリコプターを呼ぶのに天候の情報をくれたりして、無線を聞いて、助けの声をかけてくれることもあるそうです。
また、周りの登山者に救助を手伝ってもらう場合も、よくあるという。
「自分たちだけで救助活動はできない。 いろんな方々に協力していただいて、自分たちの救助活動は成り立っているんです。 周りの方々の理解のおかげさまで、今の自分があるとから、その期待に応えられるようにこれからも努力していかなきゃいけないなと思っています」
39歳にしてこの言葉すごいとしか言いようがない
彼のチームのおかげさまで幾人の人が救助されて一命を取り留めているか計り知れないと感動の連続でした。
写真はサイトからお借りしました
冬山に限らずシーズンを通じて遭難はいつでも有るようです。むしろ暖かい夏の方が多いのかもしれません。軽装と軽食で初心者が平地と同じ感覚で登られるのが命取りになるようです。夏でもガスが覆い尽くし太陽を遮りガスが衣服にぐっしょりと着き始めると大変です。その前にカッバを着込まないと大変な事になります。夏でもアルプスの山頂付近は温度が一桁になる時が有ります。私も衣服は無駄と思えるほど持って登ります。だから重くなるのでしようがザックの中は私の命が入っているっと言っても過言では有りません。各々迷惑をかけないつもりなんでしょうけど私も何時そんな人々の世話になるとも限りません・・・人助けは出来る時にしておかないとね。<(_ _*)>有り難うございました。
私、NHKは嫌いで滅多に見ないのですが、「プロフェッショナル」だけは見るのですよ。
この番組は、何時でも自分を振り返らせてくれるので見ます。
私のつたないブログを読んで管さていたなんて思っても見なかったのですごく感激しています
MOMOさんのように登山家にはすごくよくわかることだと思います
去年お北海道の遭難を思い出します
系装備での登山、や一度も登った事のないガイドさんとか
山に畏敬ってすごいと思いました。
それと毎年大河ドラマと朝ドラにドキュメント番組、
ほとんどNHKばかりです。
さぁ~ちゃんと反対ね。