力丸ママの気ままな日記

時々日々の出来事を日記にします。

出光美術館伊勢物語展

2008-02-07 21:23:49 | Weblog

『伊勢物語』は、平安時代の、9世紀から10世紀にかけて作られた歌物語です。奔放な人生を送ったと伝えられる天才歌人・在原業平(ありわらのなりひら)をモデルに、恋愛や交友、また失意の流浪や遊興など、さまざまな内容が、和歌を中心に語られています

「ある男」なる貴公子を主人公に、王朝の人々が、和歌のやり取りを交えながら優雅な時を過ごす125段のエピソードがわかりやすく現代語になって説明されていました。
もちろん「ある男」とは「在原業平」

最初の絵入り版本として慶長13年~15年(1608~1610年)に出版された「嵯峨本伊勢物語」の模倣覆刻版と思われる版本に、手書きで彩色をほどこした本です。俵屋宗達、尾形光琳、酒井抱一など琳派の優品を中心に、『伊勢物語』の名場面を約70点の作品画が示されていました
和歌に詠まれる名所を設定しこの物語をテーマに、男女の心理状況も描き出さんと試みてきたそうですが殆ど消失されていて現存する数少ない作品と紹介されていました。

俵屋宗達は優雅さや豪華さを出すために金地に濃い緑色を多く使ったそうです。
そして「伝俵屋宗達」と描かれたびょうぶが何点か飾られていました「伝」とはその工房で皆が描いたそうです
一双の有名だ段が6つくらいずつ描かれていました。

その当時の硯なども展示されていてとこの歳になって新しいことを覚えると嬉しい気持ちになるものです。

コメント (4)
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