理系お兄さんのぼやき日記

つれづれなるままに日暮らしすずりにむかひてこころにうつりゆくよしなしごとを…意外に覚えているもんだなw

関電さん(続き)

2012-05-08 00:16:17 | 時事
(=゜ω゜)ノぃょぅ
昨日はついつい長くなってしまったので、いよいよタイトル通りに「関電さん」です。以前に「東電さん」という記事を書いたけど、今回は関電さんについて。

大阪市は関電の筆頭株主ということで、関電に赤字運営をさせて大丈夫なの?とは思うけど、事故の際の賠償リスク(株の評価損)を考えると、無理難題の「再起動の8条件」なるものを持ち出してくるのも理解できなくはない。ただ、市長が「政治家(閣僚)に安全だと判断できるわけがない」と言ってたけど「政治家(市長)が安全ではないと判断できるわけがない」と逆説的に言うこともできるわけで…まあ、「専門家」たるマダラ目さん達が責任を負いたくないからかどうかわからんけど、はっきり言わないのが元凶なんだろう…

株主と株式会社の関係において、本来ならば株主はあくまで出資者であり、実際の経営は会社が判断して行うのが普通で、その会社の経営方針が嫌なら株を放棄(売却)するのも自由、もし経営失敗して株主に損失を与えたら株主総会で役員罷免させたり、会社に悪意があったならば株主代表訴訟なりで訴えることも可能。有限責任である株主の権利ってのは本来はそういうものであり、今回みたいな「筆頭株主だから」と関電を呼びつけて公開つるし上げってのは株主と会社の関係から見るととても異様な光景に見えるんだな。

あの公開つるし上げ会(なんだか戦略会議?)で特に気になったのが元経産官僚の彼。関電に聞くより古巣に聞いた方が早いんじゃねぇの?という質問が多かった気がする。質問者が彼ではないけど「管内各企業の自家発の容量は?」と言う質問は電力会社に聞くのは野暮ってもんだ。IPP(卸電力事業者)のように電力会社と売買契約を結んでるならともかく…

一番正確に把握してるのは地方経済局だからね。なぜなら電気を売る、自己消費するにかかわらず一定規模以上の発電設備は電気事業法上、経産局に届出なけりゃならんからな。だから、関電に、よその会社の自家発電設備の容量を聞くってのはトヨタに「日産○○工場の生産能力は?」と聞くようなもの。「そんなの知りません」としか答えられないのは当然だよ。だけど、テレビだとなぜか、「それくらい把握してない関電は無責任」のような論調で垂れ流されててかわいそうに思えるよ。

元経産官僚の彼だけじゃなく、よくわからん○○コンサルタントをやってる元財務官僚とかも「俺は天下りしなかったぜキリッ」みたいに偉そうにしてるけど、よく観察すると結局は古巣を擁護するようなことを言ってることが多いんだよね。多分、彼らは「天下り撲滅!」の世論で天下りできずに行き場を失って、表面では古巣を批判したようなことを言って世間の注目を集めたいだけなんだと思ってしまう。よ~く見たら古巣で染みついた思考や思想が抜けてないってことが多いので皆さんも観察してみてくださいな。では( -д-)ノ

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