タッカの夢 ~VOICE~ 2013

シンガーソングライター タッカ の夢路日記
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りぼんを通して、少し振り返り・・・

2008-06-08 15:18:41 | Weblog
 昨日もそうでしたが、声をかけて頂き、りぼんは、ステージに上がり、りぼんの歌を聴いて頂いた。りぼんとしては、歌を通して、なみの想いの欠片をどれだけ、力を持って伝えられるかなので、同時に難しさに頭を垂れる事も多いです。

 さて、なみは2005年6月に大きな交通事故を起こしてしまった、コンクリート柱に激突、脳挫傷、肺の損傷、大量の出血、限りなく死に近い状態であったであろう。

 しかし、なみの命は、この地上にか弱くも、意識を結びつけた。

 実は、りぼんは、ここがなければ存在していないのです。なんとも表現がしずらい出会いです。

 私も、対向車線にはみ出し、対向車は私の車をかわし、私は、歩道をつきぬけ、そして、空き地に停まる。居眠りでした。車も、私も何事もなかった、ただ、背中合わせの、血だらけの私が、存在していました。

 なみは、私の背中にいるもう一人の私でもあります。そんな気がしてなりません。

 高次脳機能障害を抱えるなみ。左半分の景色は暗く、左手はイメージとは違う動き、道に迷う、そして、何より、全てを失った、ばらばらになった、思い出のかけら達。

 「なみ、りぼんは、成長したね。なみの想いから始まった、りぼんだよ。二人で音楽をやらないかとあの日私に話してくれた。ユニット名は、りぼんでどうだい。」とね。

 りぼんは、プレゼントに結ぶリボンのように、りぼんの音楽が人と人を結びつけたり、心と心を結びつけたり出来るように心がけたい。そして、もうひとつの意味がある、りぼんは、re bornとも読めるんだ。僕は、ここから生まれ変わるんだ。

 なみ、こうして振り返ると、物語のように全てが結びついているのがわかるよ。恐いくらいにね。

 ただ、先を見ると、一本の道があるだけで、あまり、視界はよくないよ。だからさ、いっそのこと、ライジングサンを目指そうよ。それと、フジロックもね。それと紅白もどうだい。(笑い)そんな感じで、先は見えません。

 この、小さな函館の、小さなコロポックルという作業所で出会った、私となみ。作業所のある町内、大町の七夕まつりで初ライブを行ったのは、昨年の7月7日。そして、十字街のまちセンでバル街のイベントでの演奏。りぼんという小石が、ぽとりと落ちて、ゆっくり、ゆっくり広がる波紋です。果てしなく広がる活動という波紋に願いを込めます。

 この記事の最後に。私は、「りぼん」という映画に出ている感覚に時々陥ります。みなさん、これからも、りぼんを見ていてくださいね。なみは、本当に頑張っています。

 さわやかな、函館の天気です。風が、ほんの少しだけ、肌に寒さを感じさせます。

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