レトロ絵日記 de 街さんぽ

レトロ好き主婦の街歩きや喫茶店絵日記など。現在、新旧の画像をまとめています。忙しい方はイラストだけ見てくださいね(^^)

箱根のクラシックホテル 富士屋ホテル 

2021-04-29 | レトロ・近代建築



東京は緊急事態宣言下で外出自粛要請が出ておりますが…
お隣の神奈川、行きたいなぁ。。。    がまん・がまん‥

GWはよく箱根に行ってたので大好きな 宮ノ下 富士屋ホテルの記事です。(撮影・記:2017年)
1878(明治11)年創業のクラシックリゾートホテルですが、リニューアル前に宿泊しました。

あこがれのクラシックホテルで 美術館に泊まっているようでワクワクしました。
一方でリゾート地なので 肩肘はらずにのんびり寛げる面もあり、すっかりホテルのファンに 
写真もたくさん撮ったので一部ご紹介します 

 本館 明治24(1891)年建造 登録有形文化財 近代化産業遺産
富士屋ホテルで現存する一番歴史のある建物




西洋館 明治39(1906)年建造  登録有形文化財 近代化産業遺産
典型的な明治の洋館。木造2階建てで、建てられた明治時代当時の面影を最もよく残す建物。


花御殿 昭和11(1936)年建造 登録有形文化財 近代化産業遺産
43室全てに花の名前がつけられており、客室のドア、鍵など細部に花のモチーフが使用されていて人気だそう。




客室はほかに比較的新しいフォレスト館と 旧御用邸 別館 菊華荘 明治28(1895)年建造(登録有形文化財 近代化産業遺産) があります

この日は2番目に古い西洋館に宿泊しました。
16時~ 宿泊者向けの無料案内ツアーがあったので そちらに参加してホテルスタッフさんと館内を廻りました。
チャペルに集合して、ホテルの歴史を拝聴。
客室は146室なのですが、ツアーに参加するかたが50人くらいと多くて、建築に関心が高いのだなーと思いました。
廻る場所はその日によって違うそうでリピーターさんもいるのかな?


本館 階段


階段横の一枚彫刻と 尾長鳥の彫刻
けやきの一枚板を使用し、源頼朝が富士の巻狩りを興じる様子を表現した彫刻と 白い尾が美しい尾長鳥の彫刻。
かつてヘレンケラーが来館したときに可愛がった尾長鳥で、いまは彫刻に。


ホテルの歴史を紹介する資料展示室(入場無料)には 創業当時からの写真や調度品が展示されています。
チャーリー・チャップリンや


ジョン・レノンらの写真も。 


ホテルの室内プールとしては日本初といわれている、天然温泉を使用した温泉プール。
プールもクラシカルで趣きがありますね
富士屋ホテルはもともとは西洋人用に造られたリゾートホテルなので 天井が高くて広々してます  


食堂へ向かう通路


メインダイニング ザ・フジヤ 昭和5年(1930)年建築 登録有形文化財


案内ツアーでも一番時間をかけて説明されていましたが 3代めの山口正造氏が作り上げた社寺建築を思わせる空間。

天井には636種類の異なる高山植物と天井付近の壁には507羽の野鳥と238匹の蝶が描かれているそう。


日光東照宮をイメージして作られた「ザ・フジヤ」には山口正造の思いいれが強く
レストラン内の全ての柱のしたには自分の顔を模したレリーフを彫りこんで スタッフがきちんと働いているか見守っているとか。


食事時はお客様がいるので、レストランを撮影したいときは この案内ツアー時がいいかとおもいます 
 
アメリカンブレックファストの朝食 グレープフルーツジュース&サラダ


選べる卵料理はオムレツと ソーセージを。 中もとろとろ 


モーニングブレッドにたっぷりのバターとジャム(またはマーマレード)


ホテルのロゴが入ったカップと銀の食器


丁寧な給仕で ゆったりとした時間を味わいました


庭園。かわいい郵便ポストも。
 
本館照明


西洋館の廊下




お風呂の猫足


おみやげにおすすめ、花御殿の入れ物に入ったクッキー

(撮影・記:2017年)

富士屋ホテルはもう少し記事かきます~

神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
富士屋ホテル