レトロ絵日記 de 街さんぽ

レトロ好き主婦の街歩きや喫茶店絵日記など。現在、新旧の画像をまとめています。忙しい方はイラストだけ見てくださいね(^^)

横浜山手西洋館~港の見える丘公園

2023-05-13 | レトロ・近代建築



横浜。
レトロ好きな自分には 高層ビルの並ぶみなとみらいや横浜駅周辺はあまり興味がなく、、
もっぱらいつも 山手、山下、元町、中華街、日本大通り辺りをぐるぐるぐると歩いております
(子供は飽きてしまってつきあってもらえません、、、)

この日は みなとみらい線 元町・中華街駅 6番出口 アメリカ山公園口 から。

この出口は割と知らない人も多いのですが エレベーターやエスカレーターで5階(R階)の高台まで上がれるのでとても便利です! 
学生時代は JR桜木町駅から山下公園まで歩いて はぁはぁと坂を上り、港の見える丘公園まで来たものでした。。 ↓ そんな時代を経てきたので この公園口出口はまるで「どこでもドアみたいです( *´艸`)



駅直結、出口を出たらすぐアメリカ山公園(駅屋上の小さめな展望公園)です🌸 
6番出口は
・港の見える丘公園
・神奈川近代文学館
・大佛次郎記念館
・外国人墓地
・山手西洋館
・韓国領事館 ・ブリキのおもちゃ博物館 方面に行くのに便利です。



外国人墓地を右手に眺めながら 歩いて行きます。

横浜外国人墓地資料館。
左手に行くと港の見える丘公園ですが 右手に曲がって山手の洋館へ寄り道。

山手十番館 レストラン&カフェ
建物は明治42(1967)年 明治100年を記念して建てられたもの。

自働電話? 電話100年を記念して1990年に設置されたレトロな電話ボックスがあります。
中の公衆電話は現役。


山手234番館 (入館無料)
1927年頃に外国人向けの共同住宅(アパートメント)として建てられました。

エリスマン邸(入館無料)
大正14(1925)年から15(1926)年にかけて、山手町127番地に建てられました。
こちらには喫茶室 カフェ エリスマン があります。



えの木てい
いつも人気のカフェ、スイーツショップ
建物は1927年に建築された、山手に残る数少ない西洋館のひとつ。



べーリック・ホール(入館無料)
昭和5(1930)年設計。スパニッシュスタイルを基調としており、山手外国人住宅のなかでは最大規模の建物。

少し先の カトリック山手教会。
松任谷正隆・由実夫妻が結婚式を挙げた教会です (^^
ちなみに披露宴は 横浜 ホテルニューグランド と、お洒落ですねーーー

この日はここで折り返して左手に戻り 港の見える丘公園。
「あれがあなたの好きな場所~ 港が見下ろせる小高い公園♪」
とオフコースの小田さんが『秋の気配』で歌っております… ( *´艸`)



桜の時期が終わっていたので少し過去写真から



大佛次郎記念館 (観覧料 大人200円)

港の見える丘公園~ イギリス館(入館無料)



山手111番館(入館無料)
ローズガーデンを見下ろす カフェ・ザ・ローズ 併設。とても可愛いです



そしてこの日の目的の神奈川近代文学館へ。



神奈川近代文学館では「生誕120年 没後60年 小津安二郎展」(2023年4月1日~5月28日)を鑑賞しました。
かなり力量の入った展示でしたのでお好きなかたはぜひ♪



帰りは坂を下って山下公園のほうへ。 

山手西洋館では 季節ごとのいろいろなイベントも開催してますので詳細は 公式サイトをご覧ください♪


上野~谷中 建築巡り

2022-11-21 | レトロ・近代建築


旧岩崎邸(過去記事は →こちら

たまには東京の王道コースを(^^♪ 
上野から谷中まで歩いて行くコースが好きなのですが もう少し銀杏が色づいたら写真を撮りに行きたいなぁと思います。旧岩崎邸にも大イチョウがあって黄葉が楽しみですね

国立科学博物館(1931年施行・重要文化財)


東京国立博物館本館(1937年施行・重要文化財)
現在、東京国立博物館創立150年記念 「国宝」展開催中 (チケット既に取れず💦)


旧東京音楽学校奏楽堂(1890年施行・重要文化財) 
日本初の木造のコンサートホール 内部見学できます。


黒田記念館(1928年施行・登録有形文化財)
あまり知られていませんが黒田清輝の作品を無料で見学できます。1階のカフェで休憩もgood


1階に上島珈琲店が入っています


東京藝術大学 音楽学部
赤レンガ1号館 (1880) は東京都選定歴史的建造物


国際こども図書館(1906年・2002年改修)


博物館動物園駅(1931年)
かつて日暮里駅~京成上野駅の中間に位置する駅として開業

 

下町風俗資料館付設展示場(旧吉田屋酒店)
明治時代の酒屋の建物を移築したもの。 ここら辺から急に風景が下町っぽくなっていきますね。。


いつも行列の カヤバ珈琲



谷中 築地塀(登録有形文化財)
江戸時代に増築された築地塀。土と瓦を交互に積み重ねて作った土塀に屋根瓦をふいた珍しいもの。


ここもお休みでしたが カフェ?のよう・・・・



長屋を改造したお土産屋さんなど

「上野桜木あたり」

花重や朝倉彫塑館の写真が発見できず… お疲れさまでした (^^♪


旧古河庭園 秋のバラフェスティバル

2022-10-27 | レトロ・近代建築

駒込・旧古河庭園で 2022年10月8日~11月11日まで 3年ぶり 
秋のバラフェスティバル 
が開催中です 

友達と街歩きも兼ねて見に行きました 🌹 朝から結構人が来ていますね♪


「カリフォルニア・ドリーミング」



「朝雲」



「イングリッド・バーグマン」

「カトリーヌ・ド・ヌーブ」

これは黄色い「ピース」かな? (「ピース」は好きな薔薇です)


 旧古河邸(大谷美術館)
1917年に古河虎之助の本邸として、ジョサイア・コンドルに依頼し、陸奥宗光邸跡地に建てられました。当初住まいとして、また賓客接待の場としても使用されました。戦後 GHQ接収、返還後30年の無人の状態を経て、1982年文化財の指定を受けました。昭和の終わりに6年の歳月をかけ(財)大谷美術館が東京都の助成金を経て修復工事を行い平成元年より一般公開をしています。

友達は内部に入るのは初めてということで 予約をして観覧ツアーに参加しました
有料(800円)ですが 1階、2階と丁寧に案内してもらえるので 一度はオススメです。
2階には 和風建築の空間があり、、、

館内は残念ながら撮影禁止なので、現物は見てのお楽しみで 忍者屋敷のような、びっくり箱のような 
大変面白い造りです。



旧古河邸(大谷美術館)の建物は 庭園部分とは 管理者が違うので
コロナ禍中には入場者が減って 維持費をねん出するためにクラウドファンディングもしていました。
微力ながら参加。。

この秋はずいぶん賑わいも戻って嬉しかったです。

旧古河庭園
・開園時間: 9時~17時
・入園料: 一般 150円 65歳以上 70円
北区西ヶ原1-27-39
(入園状況は公式サイト等で確認ください)

ジョサイア・コンドル(1852-1920)
‘日本近代建築の父’と呼ばれ、鹿鳴館、岩崎邸、三井倶楽部、関東閣、ニコライ堂、諸戸邸など数多くの西洋建築を設計。
教え子には東京駅の設計者・辰野金吾、赤坂離宮の設計者・片山東熊がいます


有形文化財 赤坂プリンスクラシックハウスでランチ

2022-03-27 | レトロ・近代建築



東京でレトロな場所を探すのはもはや宝探しのようなものかな、と思いますが、
高層ビルに囲まれて佇む 赤坂プリンスクラシックハウス も自分にとっては憧れの、とても好きな場所です

「旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館」として親しまれた、美しいチューダー様式の洋館「旧李王家東京邸」は、1930年に旧宮内省内匠寮の工務課長として活躍した北村耕造(きたむら こうぞう)と、技師の権藤要吉(ごんどう ようきち)らの設計により建設され、2011年には東京都指定有形文化財に指定されました。




レストラン ラ・メゾン・キオイ
有形文化財のなかで食事(カジュアルフレンチ)やクラシックアフタヌーンティ等 楽しめます 

だいぶ前に💦 お誕生日にいただいたカジュアルフレンチランチ
プリフィックスコース
とてもおいしくて幸せな記憶、料理は二人分です。



以前はランチが驚くほど手ごろな値段だったのですが、今は少し上がってしまいました。

西部ホールディングス(HD)が国内のプリンスホテルをファンドに売却する、ということで話題になりましたが
2016年にオープンした東京ガーデンテラス紀尾井町も、コロナ禍で建設費が大きな負担(赤字)になっているよう。
(売却ホテルのリストには入ってないようですが詳細はわかりません)

あの雰囲気本当に素敵なので
行けるうちにまた行きたい、と思っております 

赤坂プリンス クラシックハウス

 

↓ ランキング、クリックしていただけると嬉しいです 


迎賓館でアフタヌーンティ

2022-02-22 | レトロ・近代建築

昨年の娘の誕生日に迎賓館赤坂離宮の前庭でアフタヌーンティをいただきました。

「国宝迎賓館でお茶なんて?」と思われるかもしれません… 2016年から通年一般公開が開始されてずいぶん入りやすくなりました。

夏には迎賓館を眺めながらビールも飲めるのでお気に入りの穴場的スポットです 
アフタヌーンティの予約・お問い合わせは こちらのサイト でご確認ください 

四ツ谷駅から徒歩7分ほど。
迎賓館赤坂離宮に入るには別途、庭園入場料(一般300円:大学生以下は無料)が必要となります。
あとセキュリティチェックがあるので時間には余裕をもって行くのがオススメです♪

こちらのアフタヌーンティはセルフサービスなのですね。
キッチンカーまでワゴンを自分で上げ下げします。
野外なので真冬や真夏はちょっと厳しいかも… (秋に行きました

1日20セット限定(売り切れ次第終了)
2人分の紅茶(ホット/アイス、複数の茶葉をご用意)

ワゴン1段目 (二人分です)


2段目 


3段目 


甘すぎず量も多すぎず 私にもちょうど良かったです


都心ながら静かで別世界、しばし夢心地でした。
アフタヌーンティを頼まずに キッチンカーのお茶だけでも利用できますヨ


庭園を見学…



 迎賓館赤坂離宮は、明治42年に東宮御所として建設された、日本では唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物です。平成21年に行われた大規模改修工事の後には、日本の建築を代表するものの一つとして、国宝に指定されました。



今回は本館見学はしませんでしたが 素晴らしいのでぜひ参観くださいませ 
ベルばらみたいでワクワクします。。。 
娘はなんか淡々としていましたが。。良き秋の日でした。


迎賓館参観についてはこちら→ 迎賓館赤坂離宮

アフタヌーンティーについてはこちらから → 迎賓館アフタヌーンティー

中央線・総武線「四ツ谷」駅下車、赤坂口より徒歩約7分


東京駅&東京ステーションホテル1

2021-10-25 | レトロ・近代建築


東京駅 こちらの絵はブログでは初アップです。
「東京」オリンピックも意識して 2019年末に描いたのですが 2020年に入ってからコロナが蔓延していろいろ変わってしまいました。 来年は良い年になるといいですね(早いですが)

 

 

東京ステーションホテルにも宿泊したので 続きで描きますね♪


アール・デコの重要文化財 東京都庭園美術館

2021-09-01 | レトロ・近代建築

以前描いた絵日記で下手なのですが💦 庭園美術館の記録でアップします。 
*写真は撮影可能な日に撮ったものです。

1983(昭和58)年に港区白金台に開館した東京都庭園美術館。
1933年 朝香宮邸として建てられた本館は、“幻の建築”“アール・デコの美術品”と称され、建築史上においても貴重な建物として2015年には国の重要文化財に指定されています。
美術館詳細は ⇒公式サイトをご覧ください



正面玄関。床全面のモザイクはなんと細かい天然石で制作。
 

ガラスレリーフ扉はフランスのガラス工芸家ルネ・ラリックの作品。朝香宮のためにデザインされた一点もの。


次室(つぎのま) 白磁の「香水塔」(アンリ・ラパン デザイン)
「香水塔」には水が流れるような仕組みが施されていて、朝香宮邸時代には上部の照明部分に香水を施し、照明の熱で香りを漂わせていたそうです、、優美ですね~




大客室 内装設計:アンリ・ラパン
この部屋では幾何学的にデザインされた花が主なモチーフとして使われています。
右の扉: エッチングガラス(制作者:マックス・アングラン)
 

シャンデリアはルネ・ラリック制作 名称:ブカレスト


大食堂 内装設計: アンリ・ラパン
照明器具はルネ・ラリック 『パイナップルとザクロ』
 

第一階段




二階広間


ベランダ(左)
 

3階 ウインターガーデン


部屋ごとに異なる照明たち
 
 

若宮寝室


庭園側から見た本館


桜や新緑の時期の庭園美術館はまた美しいので楽しみです

東京都庭園美術館
東京都港区白金台5-21-9
10:00-18:00
FAX 03-3443-3228


コンドルの洋館 旧岩崎邸庭園

2021-06-07 | レトロ・近代建築



4月に購入した「ぐるっとパス」で 久しぶりに旧岩崎邸庭園に行ってきました。
2020年12月末から緊急事態宣言下でずっと臨時休園していたのですが 2021年6月4日から再開しいます。

前回来たときは洋館外壁修復工事中で覆いに囲われていたのが 終了して 美しい洋館全貌が見られるようになりました。 

一方、現在は芝庭が復元工事中で完成は2022年1月下旬を予定とのこと。
重要文化財の建築を維持するのは大変なのだなぁ、と 感謝しつつの見学です。



 旧岩崎邸庭園は明治29(1896)年に岩崎彌太郎の長男で三菱第三代社長の久彌の本邸として作られました。往時は約1万5000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。現在は3分の1の敷地となり、現存するのは洋館・撞球室・和館大広間の3棟です。
洋館 ジョサイア・コンドルの設計。


(↑ 以上 外観は2021年6月撮影)

※ 館内の写真撮影は土日祝日は撮影禁止、平日は建物のみの写真(人物を入れない、三脚不可)はOKだそうです。

玄関


邸内細部にジャコビアン様式の意匠




1階婦人客室天井はシルクの日本刺繍の布張り。




2階婦人客室 


(以下、現在庭園修復工事中のため 2018年4月撮影分)


庭から洋館を眺める 








ジョサイア・コンドル設計の撞球室(ビリヤード場)
ジャコビアン様式の洋館とは異なり、当時の日本では非常に珍しいスイスの山小屋風の造り。


和館 

完成当時は書坪550坪に及び、洋館を遥かにしのぐ規模を誇っていましたが、現在は冠婚葬祭などに使われた大広間の1棟だけが残っています。


洋館、撞球室、和館(大広間)ともに 国の重要文化財。
和館にはお茶室があって休憩ができます♪ 


美しい洋館で… 少しだけ旅行した気分を味わえました  



重要文化財 旧岩崎邸庭園
東京都台東区池之端一丁目

※入園に際しては 公式サイトをご確認ください


重要文化財 明治生命館の見学

2021-05-24 | レトロ・近代建築



前回、文京区の鳩山会館 の絵日記をアップしましたが
鳩山会館と同じ岡田信一郎設計の明治生命館 を見学した時の写真です。

皇居のお堀沿い



 施行年:1934(昭和9)年  設計:岡田信一郎 
明治生命館(東京・丸の内)は、古典主義様式の最高傑作として高く評価され、1997年(平成9年)5月に昭和期の建造物としては初めて国の重要文化財に指定されました。リニューアルを経て一般公開を再開しています。



日比谷通りに10本、馬場先通りに6本、5層分の高さをもつコリント式の列柱が並びます。


現在、明治生命館一般公開については コロナ禍で当面の間、臨時休館中。

↓ 以前はラウンジで誰でも休憩できたのですが 工事に伴い廃止されたよう。
このスペースに静嘉堂文庫の展示が入るのかな??



2階 応接室


2階会議室

天井には アカンサスの花模様の漆喰彫刻


原寸大の外観ディオール(左手)
 明治生命館の外観には、古代ギリシア・ローマを源流とする古典主義様式のさまざまなモチーフが用いられています。高い位置のモチーフは見るのが困難なため、いくつかの代表的なモチーフが原寸大で紹介されています。







2022年に、静嘉堂文庫から移設された展示室が1階にオープンする予定です。

早く 建物公開も再開されますように~~ 


明治生命館 

明治生命館一般公開については当面の間、臨時休館を実施しております。

【通常の公開日・時間】

土・日曜日 11:00~17:00(最終入場16:30)

水~金曜日(祝日を除く) 16:30~19:30 (最終入場19:00)※水~金曜日はエリア限定での公開となります
※ただし12月31日~1月3日、ビル電気設備定期点検日は休館


鳩山会館と春のバラ 

2021-05-22 | レトロ・近代建築

文京区の  鳩山会館  と春バラの絵日記です。

 鳩山会館は1924(大正13)年、当時衆議院議員だった鳩山一郎の邸宅として立てられた通称「音羽御殿」。一郎は戦後総理大臣となりこの洋館には内外の要人が訪れたり、重要会議が開かれました。
老朽化していた建物を鳩山家が修復し、1996年から「鳩山会館」として一般公開しています。
設計者の岡田信一郎氏は、明治生命館、黒田記念館、大阪市中央公会堂、歌舞伎座(1924年)等を手がけた建築家ですが、鳩山一郎氏の旧制中学時代からの親友だったそう。

(以下写真は 2017年5月訪問時に撮影したものです)

玄関




鳩山、にちなんで あちらこちらにハトのモチーフが。


ステンドグラスは小川三知氏の作品 
小川三知は 岡田信一郎の教え子、すごい繋がりだなーーーー


鳩山会館でもステンドグラスにすっかり夢中になり 全国の三知作品を見たくなる美しさ  
三知が手がけたステンドグラスは ほかに慶応大学図書館、鎌倉国宝館、国立科学博物館、小笠原伯爵邸、黒澤ビル、氷川丸等等、、 
 
階段: 法隆寺の五重の塔とハト






2階大広間
平成8年会館を公開するに先立ち、3つあった寝室を大広間に改造。 披露宴や撮影、各種会合などに利用されています。
フロアーは岡田信一郎氏の昭和初期の傑作「明治生命館」を模した特別な木組みの床。 


1階 第一応接室




サンルーム


カフェはありませんが サンルーフには飲み物の自動販売機があり、カジュアルに寛げます。 センスがよくてかわいいなぁ。。


庭園から見た鳩山邸


鳩山一郎氏が好きだった薔薇のなかでも 特に愛して育てたという「ピース」。
 殿堂入りした20世紀を代表する名花。戦後の国際平和の象徴として世界に広まった
私も大好きな品種です


写真を撮り忘れましたが 庭園内の鳩山和夫・春子像は 早稲田大学の大隈重信像などを手がけた彫刻家・朝倉文夫氏の作品。
いろいろすごい。。 

鳩山会館は国の登録文化財にはまだ指定されていませんが 今後もずっと保存、公開していただきたいなぁと思いました。

↓ ※ 開館状況等は公式サイトでご確認ください。

鳩山会館

住所 東京都文京区音羽1-7-1
電話 03-5976-2800

休館日 月曜日 但し、祝日の月曜は開館し、翌日は休館します。
時間 10時 ~ 16時 ご入館は15:30までにお願い致します。

入館料
大人  600円
小中学生  300円

最寄り駅
地下鉄有楽町線 江戸川橋駅下車 (出口 2)  音羽通りを護国寺方面に徒歩7分  
護国寺駅下車 (出口 5)  音羽通りを江戸川橋方面に徒歩8分  
 

箱根のクラシックホテル 富士屋ホテル2 花御殿

2021-05-02 | レトロ・近代建築



2017年の撮影・記事です。 夏に続いて 箱根・宮ノ下の富士屋ホテルに宿泊しました

明治11年創業。140年の歴史を受け継ぐ富士屋ホテル。
あれこれと写真に撮りたくなります






前回は西洋館の部屋に泊まったので、今回はリクエストして花御殿に宿泊。
昭和11(1936)年建造、外国人のお客様には「フラワーパレス」として親しまれた富士屋ホテルのシンボル的な存在  


花御殿では部屋番号の代わりに、43室すべてに異なる花の名前が付けられています。
鍵をもらって4階の「けし」のお部屋へ。




じゅうたんも年代もの




初代の花御殿のキー 




廊下や窓もまた美しい。。。 
 



メインダイニング フジヤで ビーフカレーを初めていただきました。




 バー・ヴィクトリアのハッピーアワー(17時~19時)ではカクテルが半額に。
バーテンダーさんがとても丁寧に作ってくれるカクテルは ほんとおいしいです。。




ティーラウンジ「オーキッド」
スイーツ好きなのでお茶したいところでしたが、この日はカクテルで 


オーキッドからは庭園を眺めることができます


庭園



(撮影・記:2017年)

リニューアル前の富士屋ホテルは大浴場が狭かったのですが、新設されたようでまた宿泊に行くのが楽しみです(予定していたのですがコロナ禍でなかなか行けず。。)

神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
富士屋ホテル


箱根のクラシックホテル 富士屋ホテル 

2021-04-29 | レトロ・近代建築



東京は緊急事態宣言下で外出自粛要請が出ておりますが…
お隣の神奈川、行きたいなぁ。。。    がまん・がまん‥

GWはよく箱根に行ってたので大好きな 宮ノ下 富士屋ホテルの記事です。(撮影・記:2017年)
1878(明治11)年創業のクラシックリゾートホテルですが、リニューアル前に宿泊しました。

あこがれのクラシックホテルで 美術館に泊まっているようでワクワクしました。
一方でリゾート地なので 肩肘はらずにのんびり寛げる面もあり、すっかりホテルのファンに 
写真もたくさん撮ったので一部ご紹介します 

 本館 明治24(1891)年建造 登録有形文化財 近代化産業遺産
富士屋ホテルで現存する一番歴史のある建物




西洋館 明治39(1906)年建造  登録有形文化財 近代化産業遺産
典型的な明治の洋館。木造2階建てで、建てられた明治時代当時の面影を最もよく残す建物。


花御殿 昭和11(1936)年建造 登録有形文化財 近代化産業遺産
43室全てに花の名前がつけられており、客室のドア、鍵など細部に花のモチーフが使用されていて人気だそう。




客室はほかに比較的新しいフォレスト館と 旧御用邸 別館 菊華荘 明治28(1895)年建造(登録有形文化財 近代化産業遺産) があります

この日は2番目に古い西洋館に宿泊しました。
16時~ 宿泊者向けの無料案内ツアーがあったので そちらに参加してホテルスタッフさんと館内を廻りました。
チャペルに集合して、ホテルの歴史を拝聴。
客室は146室なのですが、ツアーに参加するかたが50人くらいと多くて、建築に関心が高いのだなーと思いました。
廻る場所はその日によって違うそうでリピーターさんもいるのかな?


本館 階段


階段横の一枚彫刻と 尾長鳥の彫刻
けやきの一枚板を使用し、源頼朝が富士の巻狩りを興じる様子を表現した彫刻と 白い尾が美しい尾長鳥の彫刻。
かつてヘレンケラーが来館したときに可愛がった尾長鳥で、いまは彫刻に。


ホテルの歴史を紹介する資料展示室(入場無料)には 創業当時からの写真や調度品が展示されています。
チャーリー・チャップリンや


ジョン・レノンらの写真も。 


ホテルの室内プールとしては日本初といわれている、天然温泉を使用した温泉プール。
プールもクラシカルで趣きがありますね
富士屋ホテルはもともとは西洋人用に造られたリゾートホテルなので 天井が高くて広々してます  


食堂へ向かう通路


メインダイニング ザ・フジヤ 昭和5年(1930)年建築 登録有形文化財


案内ツアーでも一番時間をかけて説明されていましたが 3代めの山口正造氏が作り上げた社寺建築を思わせる空間。

天井には636種類の異なる高山植物と天井付近の壁には507羽の野鳥と238匹の蝶が描かれているそう。


日光東照宮をイメージして作られた「ザ・フジヤ」には山口正造の思いいれが強く
レストラン内の全ての柱のしたには自分の顔を模したレリーフを彫りこんで スタッフがきちんと働いているか見守っているとか。


食事時はお客様がいるので、レストランを撮影したいときは この案内ツアー時がいいかとおもいます 
 
アメリカンブレックファストの朝食 グレープフルーツジュース&サラダ


選べる卵料理はオムレツと ソーセージを。 中もとろとろ 


モーニングブレッドにたっぷりのバターとジャム(またはマーマレード)


ホテルのロゴが入ったカップと銀の食器


丁寧な給仕で ゆったりとした時間を味わいました


庭園。かわいい郵便ポストも。
 
本館照明


西洋館の廊下




お風呂の猫足


おみやげにおすすめ、花御殿の入れ物に入ったクッキー

(撮影・記:2017年)

富士屋ホテルはもう少し記事かきます~

神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下359
富士屋ホテル
 

薔薇とコンドルの洋館。旧古河庭園

2021-04-15 | レトロ・近代建築

大好きな ジョサイア・コンドルの洋館とバラの2つが楽しめる名所・旧古河庭園です  
絵日記に描きたいところですが… もう少しうまくなってからですね 

旧古河邸
 本館建物と西洋庭園は 日本近代建築の父と呼ばれるジョサイア・コンドルが設計、大正6年5月に竣工。
1917年に古河虎之助の本邸として、ジョサイア・コンドルに依頼し、陸奥宗光跡地に建てられた。
当初住まいとして、また賓客接待の場としても使用され、虎之助夫妻が1926年に新宿に転居してからは古河財閥の迎賓館として利用された。
戦後GHQに接収され、返還後30年の無人の状態を経て、1982年文化財の指定を受け現在大谷美術館として公開している。

 5月中旬~6月下旬及び10月中旬~11月下旬頃には、バラと洋館のライトアップが行われます。ツツジ、紅葉も見事で一年を通して多くの見物客が訪れます。




毎年バラの人気投票もしています。

シンデレラ


初恋


こちらは「イングリッド・バーグマン」 ちょっと意外な感じ。


見学ツアーで(大人別途800円)に参加して館内も見学しました。
館内は喫茶室も含め、撮影禁止ですが 1時間丁寧にガイドしてくれるのでぜひ。

来賓を迎える1階は洋風建築、生活の場であった2階は和風建築と、内部も和洋折衷で興味深い作りになっています
応接室の暖炉や天井四隅にはバラのモチーフがあり素敵でした(撮影不可で残念)




2017年に施行百年を迎えました。

 ↓ ちなみに旧古河庭園は紅葉の時期も綺麗で秋バラも楽しめます。
春はかなり人が多くて写真を撮るのも大変なのですが 秋は少し落ち着いていてゆっくり見られました。




 新型コロナ感染防止のため休園になる場合があります。開館状況は 公式ツイッター などでご確認ください 

(撮影:2018年12月)

旧古河庭園
・開園時間: 9時~17時
・入園料: 一般 150円 65歳以上 70円
北区西ヶ原1-27-39
(入園状況は公式サイト等で確認ください)

ジョサイア・コンドル(1852-1920)
‘日本近代建築の父’と呼ばれ、鹿鳴館、岩崎邸、三井倶楽部、関東閣、ニコライ堂、諸戸邸など数多くの西洋建築を設計。
教え子には東京駅の設計者・辰野金吾、赤坂離宮の設計者・片山東熊がいます。


渋沢栄一記念建築物 晩香廬と青淵文庫

2021-03-21 | レトロ・近代建築

2021年のNHK大河ドラマは「青天を衝け」。
「日本資本主義の父」とも称されるを渋沢栄一を主人公に、幕末から明治までを描いています。
 
渋沢翁は、明治34年に別荘として使用してきた飛鳥山邸を本邸とし、亡くなるまでの生涯を北区の王子飛鳥山で過ごしています。
2018年に、晩香廬と青淵文庫に行ってきました(現在の見学状況は公式HP等でご確認ください

 晩香廬(ばんこうろ)と青淵文庫(せいえんぶんこ)は渋沢栄一の記念建築物として飛鳥山(北区西ヶ原)に建設された。現在、飛鳥山公園内の渋沢史料館の一部として公開されている。
2005年12月27日、旧渋沢家飛鳥山邸として一括して重要文化財指定を受けた。

バンガロー風の外観の晩香廬 
1917(大正6)年施行 国の重要文化財
晩香廬は、渋沢栄一の喜寿を祝って現在の清水建設(株)が贈った洋風茶室。
茶室をプレゼントするって、当時のお金持ちぶりがすごいですねー。
 
内部も見学できましたが写真撮影不可でした。


行って見たかった青淵文庫は1925(大正14)年施行 国の重要文化財
渋沢栄一の80歳のお祝いと、男爵から子爵に昇格した祝いを兼ねて竜門社(当財団の前身)が寄贈したコンクリート建築。








中央2枚のステンドグラスの文様は、渋沢家の家紋「丸に違い柏」にちなんで柏の葉をデザイン。
柱の部分の装飾タイルも、柏をモチーフにしています






※ 2019年5月からは完全予約制、外観のみの見学になってます。こちら からご確認ください

渋沢史料館 本館 
常設展示室では、渋沢栄一の生涯と幅広い分野にわたるその事績に関する資料を、写真とともに展示


2021年中は飛鳥山に 渋沢×北区 「青天を衝け!」大河ドラマ館 がオープンしているので早く見に行きたいなぁと思っております。

渋沢史料館

・JR京浜東北線王子駅南口下車/徒歩約5分
入館料 一般個人 300円 3館共通券 720円

柴又 山本亭

2021-03-14 | レトロ・近代建築


葛飾区・柴又に行った折に山本亭を訪問しました。

山本亭
「山本亭」は地元でカメラ部品の製造を手掛けていた山本工場の創立者、山本栄之助翁の自宅。
大正末期から昭和初期にかけて建築されたもので、伝統的な書院造と洋風建築を複合させた和洋折衷の建物です。葛飾区の登録有形文化財に指定されています。



米国の日本庭園専門誌「Sukiya Living(数寄屋リビング)/ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」が実施した日本庭園のランキング調査の結果、山本亭の庭園が2016年3位にランクイン、したそうで 外国人のお客様も多かったです


なるほど ちょっと京都にでも来たみたい。
主庭を望む居宅で お茶もいただけるので休憩にもいいですね
メニューは お抹茶(練り切りの和菓子付)600円 や 珈琲(クッキー付)500円等。



唯一の洋室「鳳凰の間」にはマントルピースやステンドグラスも。



入館料は1人1回100円。(庭へは入れません) 寅さんミュージアム手前です。

葛飾区 山本亭
〒125-0052
東京都葛飾区柴又7丁目19-32