新年度が始まったと思ったらもうGW。
なんとまぁ、時間の流れが早いこと。。
ただ、ここで一息つきなさいよ、ってことなのかもしれませんな。
『回復力 失敗からの復活』畑村洋太郎 (講談社現代新書 2009)
『失敗学』に続き、畑村さんの著書を読んだ。『失敗学』では失敗に対するパラダイム転換を学び、自ら行動して失敗し、それを生かすことのできる自分になろう、失敗ができる学級づくりをしようという気持ちをもつに至った。
今回の『回復力』では失敗からの復活ということで、失敗はするもの、だから失敗した自分、その生命をまずは大切にすることをメッセージとして受け取った。
「つまり、失敗によって自分が失ったエネルギーを、まず回復する方向にいかに向かわせるか、それが失敗にうまく対処するための、はじめの重要なポイントになるのです。」(P.51)
「逃げる」「他人のせいにする」「おいしいものを食べる」「眠る」等が方法としてあげられている。エネルギーを失った状態では、前を向いて「次」を考えることなどできない。自分にあった方法でエネルギーを回復させ、失敗から学ぶ体勢を整えることが大事だと思った。
また、失敗を記録してそれを生かすことを『失敗学』から学んだが、今回も記録することについての記述があった。
「だから、「どのようなことを考え」「どのように決断し」「どのような行動をとったか」といったプロセスだけでも控えておくことをおすすめします。」(p.113
)
どうも私たちは記憶をすり替えたり、自分を正当化するために都合のいいシナリオを頭の中で無意識につくってしまい、失敗を生かせないということがあるようである。回復するためには必要なことだろうけど、そのままではダメなのである。失敗を生かすために記録するとはいっても、日常の仕事に追われる中でなかなか時間がないのも事実。でも、この「どのようなことを考え」「どのように決断し」「どのようなこうどうをとったか」の記録は現実的で、失敗から学ぶ有効な記録となりそうである。
そして、今回、「失敗を想定する」ということを学び、これは大事だと思った。
参考にしたいのは「逆演算」という方法である。
「まず具体的にどんな失敗が起こるかという結果を思い浮かべて、そこから遡りながら、その失敗を誘発する原因を検討していくのです。(略)自分が最も起こってもらっては困ると考える致命的な失敗をまず検討できるのです。まず重大な失敗を想定し、それが起こり得る状況をつぶさに検討することで、仮に失敗した場合でも被害を最小限に抑えることも可能なのです。」(pp125-126)
もしかしたら成功している人たちはみんな、このように失敗を想定し、それを防ぐための対応と起きたときの対処法を当たり前のように考えてから物事に取りかかっているのかもしれない。自分に全くもって足りないところであった。こうした丁寧な取り組みをしていかないと、失敗も成功も積み重ねていくことができず、常に行き当たりばったりになってしまう。こうした上で起きた失敗を記録してデータベース化してこそ失敗を生かすことができるのだと思う。
学級づくり、授業づくり、子こどもとのかかわり等を、考えていく上で「失敗を想定する」ということを新たに取り組みたい。さんざ経験して今になって「新たに」ってところが情けないがやるしかないのでやります。
実にいい天気。
GWに相応しい行楽日和でござんす。
高速道路は渋滞で大変みたい。。
大きな事故が起きませんように。
なんとまぁ、時間の流れが早いこと。。
ただ、ここで一息つきなさいよ、ってことなのかもしれませんな。
『回復力 失敗からの復活』畑村洋太郎 (講談社現代新書 2009)
『失敗学』に続き、畑村さんの著書を読んだ。『失敗学』では失敗に対するパラダイム転換を学び、自ら行動して失敗し、それを生かすことのできる自分になろう、失敗ができる学級づくりをしようという気持ちをもつに至った。
今回の『回復力』では失敗からの復活ということで、失敗はするもの、だから失敗した自分、その生命をまずは大切にすることをメッセージとして受け取った。
「つまり、失敗によって自分が失ったエネルギーを、まず回復する方向にいかに向かわせるか、それが失敗にうまく対処するための、はじめの重要なポイントになるのです。」(P.51)
「逃げる」「他人のせいにする」「おいしいものを食べる」「眠る」等が方法としてあげられている。エネルギーを失った状態では、前を向いて「次」を考えることなどできない。自分にあった方法でエネルギーを回復させ、失敗から学ぶ体勢を整えることが大事だと思った。
また、失敗を記録してそれを生かすことを『失敗学』から学んだが、今回も記録することについての記述があった。
「だから、「どのようなことを考え」「どのように決断し」「どのような行動をとったか」といったプロセスだけでも控えておくことをおすすめします。」(p.113
)
どうも私たちは記憶をすり替えたり、自分を正当化するために都合のいいシナリオを頭の中で無意識につくってしまい、失敗を生かせないということがあるようである。回復するためには必要なことだろうけど、そのままではダメなのである。失敗を生かすために記録するとはいっても、日常の仕事に追われる中でなかなか時間がないのも事実。でも、この「どのようなことを考え」「どのように決断し」「どのようなこうどうをとったか」の記録は現実的で、失敗から学ぶ有効な記録となりそうである。
そして、今回、「失敗を想定する」ということを学び、これは大事だと思った。
参考にしたいのは「逆演算」という方法である。
「まず具体的にどんな失敗が起こるかという結果を思い浮かべて、そこから遡りながら、その失敗を誘発する原因を検討していくのです。(略)自分が最も起こってもらっては困ると考える致命的な失敗をまず検討できるのです。まず重大な失敗を想定し、それが起こり得る状況をつぶさに検討することで、仮に失敗した場合でも被害を最小限に抑えることも可能なのです。」(pp125-126)
もしかしたら成功している人たちはみんな、このように失敗を想定し、それを防ぐための対応と起きたときの対処法を当たり前のように考えてから物事に取りかかっているのかもしれない。自分に全くもって足りないところであった。こうした丁寧な取り組みをしていかないと、失敗も成功も積み重ねていくことができず、常に行き当たりばったりになってしまう。こうした上で起きた失敗を記録してデータベース化してこそ失敗を生かすことができるのだと思う。
学級づくり、授業づくり、子こどもとのかかわり等を、考えていく上で「失敗を想定する」ということを新たに取り組みたい。さんざ経験して今になって「新たに」ってところが情けないがやるしかないのでやります。
実にいい天気。
GWに相応しい行楽日和でござんす。
高速道路は渋滞で大変みたい。。
大きな事故が起きませんように。