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教師☆学校心理士のセルフカウンセリングルーム

学校心理士によるつぶやき。教師の悩み・試行錯誤に寄り添うブログです。

キャリア教育

2017年08月04日 | Weblog
本日、県の研修会に参加してきました。


テーマはキャリア教育。



子どもたちの人生は当然、学校だけで終わるのではありません。


でも、どうも学習面でも生活面でも目の前の課題を解決すること、不十分さ未熟さに気付かせて行動修正を促すことに終始してしまっている気がします。


結果を求められ日々追われていると言うことも影響しているとは思いますが。



今、目の前の子どもにさせようと思っていること、伝えていることは子どもが社会に出ていったときに果たして生きて働くことにつながっているのか、と思わせられることは現場で少なくないです。




「学校へ出てからのこと」を意識して国語算数をはじめとする教科の授業、給食や清掃の指導、学級経営をしていくことが大事だと再認識しました。


学校でやっていることの1つ1つが子どもの職業的自立・社会的自立につながるように、その意識をもって実践していくことが大事。



コミュニケーション、あいさつ、話を終わりまで聴くこと、対話の能力、粘り強さ、チャレンジする姿勢といったスキルや能力面も大事。


そして、学校でのすべての活動を通して他者や社会の笑顔に貢献する方向性をもてるようにするのもやっぱり大事だなと思いました。




学級、学校をそうしたことが学ぶことのできる一人一人にとって意味ある場にしていきたいなあと思います。


教師が子どもの社会的自立・幸せを本気で願い、そのための働きかけ・実践を考え工夫し、愚直に積み重ねることが近道だと考えています。








そんな本日、次男の誕生日。

共にお祝いできたこと、自分を家族を支えてくださっているすべての人・ことに感謝です。

ありがとうございます。


幸せと貢献

2017年08月03日 | Weblog
「幸せ」は「なる」ものではなく「感じる」ものであるとどこかで読みました。



その「幸せ」「幸福感」はどこからくるのでしょうか。




アドラー心理学では「貢献すること」「貢献している自分を感じること」が幸せにつながるとしています。


【貢献】
 「ある物事や社会のために役立つように尽力すること。」(デジタル大辞泉)




貢献している自分、他者や社会の役に立っている自分を感じることを「貢献感」といった言葉で表現し、それが健康のバロメーターとも言っています。




快感が爆発するような喜びとは違う、


自分の内側がじんわりあったかい満たされるような感じ。


思考、行動のベクトルが自分にのみ向いていると決して満たされず、不全感を抱いてしまいます。


物は豊かで何不自由ないのに幸福感が低いということになるのではないでしょうか。



小さな小さな何でもないような1つのことから貢献を志向した生き方をしてみることが幸せへの小さな一歩なのだと思います。






他者や社会に貢献することを志向することはつまり「笑顔志向」です。



「貢献」を志向し行動し習慣化することが子どもたちの幸せな今・未来につながると考えます。



「貢献」をテーマに実践を見直し、わかりやすく一本筋を通し笑顔志向の教育をしていきたいなあと思います。




ダメ出しの勇気づけ

2017年08月02日 | Weblog
最近の関心の的は「やる気」。



どうすれば子どもたちの「やる気」は高まるのか。



自己決定理論によればモチベーションには「有能性の欲求」「自己選択の欲求」「関係性への欲求」が関わっているという。



考えていること。


リーダーシップの工夫。活動の工夫もあるがまずここから。



意識的にやっていこうと思っているのは子どもとの距離の調整とダメ出しの勇気づけ。
「何を言うかでなく誰が言うか」の「誰」としての影響力を高めたい。


その上で間違いを指摘し行動の修正を促したり、手抜きをせずチャレンジする姿勢を引き出したりするダメ出しをしてるんだけど、存在や有能さを認められるような言葉かけ。


自律の力が弱ければ、他律から自律という道筋でアプローチする必要はある。自立だ自律だ自治的にと言葉だけで適切な手立てをとらなければそれは放任。上質の世界を子どもたちに知らせもせず、チャレンジしないことを是として待っていても何も始まらないし動かない。楽な方へ甘えの方へ流れていってしまう。気を付けたいポイントなのに自分にはその傾向がある。やる気を阻害するリーダーシップの失敗要素だと思う。


熱いお湯に入れられたカエルは飛び出して逃げられるが、ゆっくり温めていくお湯の中ではカエルは逃げることなく茹で上がって死んでしまうという。ぬるま湯の中で泳がせておいて子どもの未来の笑顔を曇らせてはならないなと思う。


ポジティブな言葉かけは当然標準装備。ポジ:ネガ=4:1のバランスがよいと言われている。
そこにキャラクターに合ったダメ出しの勇気づけを装備することは子どものやる気を高めることにつながると思う。




感謝と貢献

2017年04月02日 | Weblog
今、少し時間に余裕があり、次年度の嵐の海への船出を前にゆっくりしている。




昨年度を振り返ると、ありがたいなと思うことばかりだった。




そしてプラチナの時間に読書をしながら、こうしていられることに幸せを感じる。





「幸せはなろうとするのではなく気付き感じること」




ないものに嘆くのではなく、今ここにある小さなことに気付き感じることができるかどうか。





あるのに見えていない、気付けていないことが確かにたくさんある。





休みがある、コーヒーがある、音楽がある、自分の存在を認めてくれている人がいる






太陽が燃えていて、空があって、桜が咲き始めていて






失ってはじめて気付くなんてことがほんとに多い。











日本人の幸福度が低いのは、あるもの・あることに対するアンテナが鈍くなっているからかもしれない。







その余裕もないのも確かか。。






自分が意味ある存在だと感じられることは、あるものあることへの気付きも促してくれるのではないだろうか。







そのためには、他者また社会に関心をもって役に立つことを志向し行動することが大事なんだと思う。






そんな自分への気付きは自分が「ある」ことを感じさせてくれる。










「当たり前」じゃなく「有り難い」、今ここにあること。






「感謝」と「貢献」はスパイラルで幸せへの気付きにつながっていくように思う。






新年度は、感謝の気持ちと貢献の意志を常にどこかにもって物事をみつめ、つながりある方々と関わり自分なりに行動していけたらいいなと思う。

エイプリルフール・イヴ

2017年03月31日 | Weblog
明日はエイプリルフール。



今、フェイクニュースなんて言葉が飛び交っている。



これまで自動的に「事実」として受け止めていたことはもしかして真実ではなかったりして。。なんて思う。


ネットそしてスマホの普及で、まあ大変な情報の氾濫社会と言える。



教育に関しての情報もそう。流行りや有名な先生の実践、言葉、主張を鵜呑みにするんじゃなく、立ち止まって自分で考えてみることを意識したい。


私は自分のこともう一歩だなぁと思っているので、まんま受け止めがち。



受動的にならず多面的に情報を得て、自ら考えなきゃダメだなって思う。



エイプリルフール・イヴ
「賢い情報の受信者」となるべく立ち止まって考えるよい機会にしたい。


片付け

2017年03月29日 | Weblog
今日は教室、自分のロッカー・机の中を片付けた。



整理整頓ができていない人は、人生のかなりの時間をモノを探す時間に費やしてしまっているらしい。そう、私はそのうちの1人だと思う。




早く仕事を片付けて帰宅するためにも無駄な時間を過ごしてる場合ではない。それなのになかなかできてない。今年こそはという気持ち。





整理整頓はモノを探す無駄な時間を生まないため、気持ちよく過ごすため、笑顔志向にとって大事。




子どもに要求するなら「率先垂範」まず実践しなければ。少なくともできるよう努力しなければ。




「断捨離」という言葉がちょっと前に流行った。今もムーブメントは続いてるかな。今日はトキメキを感じている間もなく一気に使わずしまってあったものをポイッと捨てていった。




ここまではこれまでもまあ大体できてきた。





スッキリした状態がキープできるかどうかが勝負。





ペン立てにささってる赤ペンのインクが出るかどうかメモ用紙で試してみて、出ないことが確認できたのにまたペン立てにザッとさしこむ。。そんなあるあるにはまらないように頑張りたい。

キャラクターとパフォーマンス

2017年03月28日 | Weblog
学級担任は、自分のキャラクターを自覚してそれにフィットした形でメッセージやパフォーマンスを調整する必要があると思います。


子どもとのよりよい関係は「バランスのよい柔らかな上下関係」「大人ポジションはキープして」が私の考えです。


バランスのよいというのは「父性(厳しさ)」「母性(優しさ)」「子性(遊び心)」のバランスです。


「バランスのよい柔らかな上下関係」「大人ポジションはキープして」が崩れてしまうような出会いの演出は自分の首を絞めてしまうかもしれません。学級生活は1年間という長丁場ですから。


新年度の学級開き。初めての子どもたちとの出会い。お互い期待に胸を膨らませドキドキです。


子どもとの信頼関係づくりの第一歩なわけですから重要な局面です。



大事なのは自分のキャラクターとパフォーマンス・メッセージのバランスを調整した上で「今年の担任の先生はいいな」と思ってもらうことでしょう。


もちろん、目の前の子どもたちの実態も考慮にいれなくてはいけませんね。


こちらが盛り上げる前からガヤガヤしているのなら盛り上げる必要はないでしょう。


しら~っとしている雰囲気に対してダメ出しをしてさらに教室の温度を下げるのもいただけないでしょう。




ちなみに私は「おもしろい先生」と子どもに受け止められることが多いです。(同じ学校での勤務年数が長くなると、兄姉からの情報、保護者の噂なども影響してきますね。)



だから、学級開きもおもしろおかしく笑い爆発でいくと思いますか?




答えは否です。


おもしろいことはほとんどしません。
おもしろさは身のこなし、自己紹介など小さな所で出しているので、それ以上過剰に出す必要はないと考えています。むしろ、おもしろいけど、きちっとするところはする先生だなと思ってもらうことを重視します。


どんな子どもにも成長への意志があります。よくなりたいと思っています。それに応えられるのは優しそうで親しみがある教師であり、かつ「頼りがいのある教師像」ではないでしょうか。自分の成長を応援してくれる、この先生となら力を伸ばせそうだという期待がもてます。「やる気を出してくれる先生」とも言えるでしょう。


優しい先生はそれを無理して出さなくてもにじみ出ています。当然、迫力のある先生はそれが前面に。。(^_^;)
バランスを考えるなら優しい先生は少しピリッとした側面を出す、迫力のある先生はお茶目な側面をだすなどしてバランスをとるとよいのではないかなと思います。子どもの心をつかみ信頼関係構築のよい一歩を踏み出せると思います。


楽しいことのやりすぎ盛り上がりすぎにも注意かなと思います。

もしお祭り騒ぎ、最高の1日になってしまうとどうなるでしょう。

初日が120点!次の日からは減点しかないのはキツいでしょう。


自分もキャラクターに合わないことを無理しすぎてやりすぎてしまったとしたら、次の日からちょっと大変です。



自分のキャラクターを自覚し、目の前の子どもたちの実態に応じて「父性」「母性」「子性」のバランスを考えたパフォーマンスで学級開きをすることが、年間を通した学級づくりを考えた上で成功のポイントでしょう。


発信!再発進!

2017年03月26日 | Weblog
私なりに発信を!と思ってブログを始めたものの放置状態になっておりました。


ここからもう一度始めます。




「笑顔志向の教育」



自分の笑顔、他者・共同体みんなの笑顔につながる思考・行動のできる子どもを育成したい。



ここでの「笑顔」は「幸せ」という意味と同じような意味で使っています。



今やっていること、やろうとしていることは自分の今・将来の笑顔につながっている?



この観点で自分の思考・行動・態度を見直し成長していけるようにしたい。



相手の、みんなの、ここにはいない誰かの笑顔につながっている?



磨いた自分の力を生かして他者みんなの幸せに貢献できる市民を育成していきたい。


2016年スタート

2016年01月01日 | Weblog
新しい年が始まった。


今年は本厄らしいが、節目の歳でもある。


これまで自分の軸をもってやってきたつもりでいた。けれど、様々な青い芝を見てフラフラブレまくっていた。

もう少し自分らしさを出しながら、自信と謙虚さをもってやっていきたい。


子どもたちに日々きちんと向き合って当たり前を愚直にちゃんとコストをかけてやる。

相変わらず「見通し」「計画性」が課
題なので、計画表を自分なりにきちんと確認しながら進めようと思う。

アウトプットにももうちょいチャレンジしたい。


満たされ慣れを脱して、小さなことに幸せを感じながら、周りに笑顔を増やせるように日々過ごしたいと思う。


スタートへ

2014年03月23日 | Weblog
年度末。


学級も最終盤。 



次の学年学級で子ども達がよいスタートがきれるように締めくくりたい。



リーダーシップのあり方と段階的な主導権の委譲、向上する努力への勇気づけなど次年度に生かしたい反省が多い。



これまでインプットしてきたことを自分の目指すもの大事にしたいこととよく照らし合わせて自ら考えて実践するときがきている気がする。




基本的によいものはあれもこれもが基本姿勢であるが、日々の実践がそれだと打っては終わりのやりっぱなしに陥る。



これはやりきる!ということを小さな変化をさせながら粘り強くやりきりたい。




クラス会議。



実践としては5年目となる。



今年度続けた毎朝の感謝いいところ。


残念だったのはマンネリ化。



児童の言葉が代わり映えしないのに何も手を打たなかったことが要因だと考えている。



次年度はキラリさがしを価値語と組み合わせることで段階的レベルアップをしていきたい。



ホワイトボードの活用は継続。挙手発言もできてホワイトボードも活用できてを目指す。



安心感を構築し失敗できる集団に。これができなかったのが残念。


授業中の立ち居振る舞い、発言に対する反応などバーバルノンバーバルともに意識したい。


授業改善も。



個と集団の「成長の段階」「見通し」を設定して手を打っていかないとせっかく伸びているのにその先がなくなってしまうのは残念。



成長の段階設定を明確にしておいて実践を進めていく1年にしたい。



春休みは休みといっても休みじゃない。忙しいのに超重要なスタートの日々が始まる。



できる準備は進めていきたい。