浴室サッシ取替え。
在来工法の場合。
築24年経った木造住宅です。
既存のサッシ枠本体や戸車がどの程度傷んでいるか、消耗しているのか、それに伴い浴室タイルも傷んでいるかどうかで工事のやり方が違ってきます。(脱衣場:洗面所の床も同様です)
6尺引き戸(3枚戸)を、6尺引き戸(2枚戸)に取り替える場合も本当に工事していいのか、判断に悩みましたが、サッシの戸車が外れたまま長い間使用し続けた為、サッシ本体にも摩擦による傷みがかなり見られ、サッシを枠ごと取り替える事にしました。
13年前にも浴室サッシ中折れドアを→6尺3枚引き戸に取替えたが、その時にはサッシ中折れドアに傷みなどはなく、事情により、やむなく取り替えました。
今回摩擦による消耗が見られたために再度6尺2枚戸に取り替えました。
(浴室サッシ。通常使用の場合は、もっと長く持ちます)
浴室サッシ取替え工事で気をつける点は、タイル切断時や、タイル剥がしを上手に行う。他の部分を傷めない(脱衣場:洗面所床も関係してくる)
必要最小限にコストを抑えるため必要適切な工事をします。
☟フロアーも一部剥がれかけてるのが分かる。
タイルを一枚剥がして、同じタイルがあるかメーカーに問い合わせる。
手摺を外してタイルをダイヤモンドカッターで切る。
⇅
余計なところを切らないように注意しながら切ります。
タイルを剥がしていきます。
うまく剥がしてサッシを取り外す事が出来ました。
☟新しいサッシ枠の取り付けです
6尺のサッシ枠は大きくて中々入りません。
いったんバラシて取り付ける場所で、組み立て直します。
ようやくサッシ枠が入りました。☟
大工の仕事はここまでです。
これからはタイル屋さんの仕事です。
タイル屋さんが丁寧に古いタイルの欠片を取った後、
フェルト、ラス網(メタルラス)を張って下塗り補修をしていきます。
(この道45年の熟練したタイル屋さんです)
タイルをダンゴと一部圧着で張っていきます。
サッシの下バも丁寧に・・・メジも仕上げていきます。
タイル屋さんがメジの剥がれかけてるところを直してくれました。
タイル屋さんはとても親切です。
浴槽とタイルの境をテーピングしてコーキングを打ち込みます。
工事が終わりました。浴室と、洗面所の境にステンレス
見切りを取り付けて、クッションフロアーもこれで大丈夫です。
こうすれば余計なところを剥がさずに工事コストを最小限に
抑えることができます。 ☟
タイルもピカピカになりました。
タイルを張った境目も分からないくらい、きれいに張れました。
手摺を取り付けて☟
日頃から浴室サッシに限らず戸車を点検しましょう。
☝
浴室サッシ取り替え工事完了。
協力工事店:(有)増田タイル店。
浴室基礎コンクリ高さ約1メートル。浴室と洗面所の境
(サッシ下バになる部分)を基礎コンクリで立ち上げているため、
腐ることはなく、全く異常は見られませんでした。
その結果、工事コストを必要最小限に抑える事が出来ました。
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※浴室サッシ戸車は、こまめに点検しましょう。