日差し いっぱい あびて元気良く エコライフ

2009年07月12日 | ものづくり 家づくり

“田んぼとバケツ田んぼの記録”
庭のバケツ田んぼ〈小学生の孫と一緒に・・・〉
先月6月18日に孫の参観日に校長先生から苗をいただいてきました。
孫と一緒に苗を分けてバケツに植えました。
我が家の井戸水で元気いっぱい!苗床から植えかえて3日目の写真です。
みるみるうちに青々とピンと真っすぐ伸びて元気になりました。
稲の高さ12センチ


左側のポリ容器は浅くて水が足りません。


7月12日 日曜日 今朝撮影↓ 元気良く育ってます。入れ物によってこんなに差が出るのかな?やはりバケツの水位は5センチ位ないとだめみたいです。

昨日、魚屋さんで発泡スチロール3個もらって、今朝稲を植えかえました。
水が足りないポリ容器の稲が気になる・・・何か家にあるものを探して植えかえよう。
稲の高さ27~40センチ。

先月、6月29日に『荒れた田んぼ再生』〈タイトル名〉を載せましたが、
10000文字を超えそうなので、このページに稲穂が実るまで~収穫までの記録を載せたいと思います。

稲穂が実って、こうべを垂れてくれるか少し心配・・・

水が足りないポリ容器の稲を孫と一緒に植えかえです。
田んぼの土と米ぬかを混ぜてみる事にしました。“あれ”これってポリバケツじゃないよ?そうなんです 今度は富士スーパー倉見店で発泡スチロールの空き箱をもらってきちゃいました。100円ショップに行けばポリバケツは売るほどありますが、
ただで頂けるものは利用しないとね。という事でバケツ田んぼではなくなりそうです。
名付けて発泡スチロール田んぼかな。


発泡スチロールの箱に田んぼの土と〈ぬか〉を少々入れて・・・

こんなに米ぬか入れると腐ってしまいます。↑悪い例(';')

手でよくかき混ぜて・・・冷たくてきれいな井戸水を用意して・・・


井戸の水を入れてシロカキをしました。井戸の水は冷たいので少し時間をおきました。


少し暗くなりましたが今日中に、こんな感じになりました。

〈ぬか〉が少し多めかな↑米ぬかを入れすぎると土が腐るので、この後井戸水を足しながら米ぬかを外へ出しました。
私は、米づくりの専門家ではありません。この方法がいいのか悪いのか全く分かりません。素人ですので真似をなさらぬように。と申し上げておきます。
専門的なWebサイトがたくさんありますよね、親切なサイトを検索して孫と一緒にバケツ稲栽培を楽しみたいと思ってます。無事育ちますように。

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7月14日午前6時30分撮影。「今日の天気 :晴れ」
昨夜、稲を増やしました。田んぼから持ってきた稲達です。にぎやかになりました。田んぼの稲の高さ25センチでした。    
          

校長先生に頂いた苗は、もち米「喜寿」。
田んぼの稲は、うるち米「はやひかり」という品種だそうです。
もち米と、うるち米の共演です。・・成長が楽しみです。
※花粉がまじりあうので、うるち米ともち米は離さないといけないそうです。

最近雨が降らないので毎日井戸水を足してます。水の管理は小学生です

※気象庁は14日、関東甲信地方が梅雨明けしたと見られると発表した。
もう梅雨明け?暑いわけだ!




7月15日晴れ 元気良くサッカーから帰ってきた小学生の水やりです。 
『孫の一言』サッカーやっていたら、ものすごくのどが渇いた。きっと稲さんたちも、のどが渇いてると思うよ。
きょうは強い風で稲があっち向いてホイしてます。気温30度。夕方撮影。
糠味噌は毎日かきまぜないと腐ってしまいますよね。バケツ田んぼは一度稲を植え付けるとかきまわせない。
最初、米ぬかを入れすぎたので井戸水を大量に入れてちょうどいい具合にしました。
発泡スチロールの箱は普通のバケツサイズの2倍~8倍。かなり堆積のあるものを選びましたが稲が成長すると発泡スチロールで耐えられるのか心配です。破けたらバケツに取り換えよう。

今日の田んぼの様子赤い矢印の部分の稲を昨日庭に持って来ました。

南風が強くて吹きだまりに草がいっぱいの田んぼ。稲はとても元気!
一番背の高い稲は40センチを超えてました。
すかすかのところが愛嬌があります。↓30年もほったらかし田んぼにしては上出来かも。


荒れた田んぼ再生ページを見て頂くと話はつながります。



7月17日 金曜日のちのちくもり。
朝5時起床、久々の雨模様だったので、庭にミニ田んぼを作ってみました。
ミニ田んぼ作った訳、田んぼの稲が余ってて、もったいない。
21年間使用した左官用のふねを利用。深さが足りないので木枠でカサ上げです。

①カサ上げ枠 杉板         ②下敷き 杉板 急に雨が降って来ました
 

③左官用のふね           ④建築用防水ビニール
 
ふねの深さ20センチ        カサ上げ後、32センチ
ふねの寸法:175センチ×90センチ×20センチ

⑤ビニールを敷きつめて      ⑥田んぼの土 約 0.315立法メートル。
 

⑦米糠、ボールに半分入れました ⑧酪農家から堆肥200円でした
 
↑この後、軽トラの土を全部入れました。堆肥は茶碗に3杯位。↑

⑨↓田んぼから持ってきた稲   ⑩↓うまく根付きますように
 
稲の高さ40センチ↑          ミニ田んぼの出来上がり↑
今回は、杉、檜のプレートカンナで削ったカンナくずの灰を入れてみました。

家畜用米からバイオ燃料が実現したそうです。人間の知恵はスゴイもんです。
耕作放棄地が無くなるといいですね。
太陽光エネルギーと米が地球環境を変えるかも知れません。
日本人は何といっても米が好き!おにぎりのおいしさは格別です。
米って本当にオイシイ。


30年以上荒れほうだいの田んぼ再生『奮戦記』

2009年06月29日 | ものづくり 家づくり

母ちゃんと二人で荒れた田んぼをきれいに経費節約でエコ奮戦記。

1反2畝・約、360坪。これが田んぼ・・・?30年以上も耕作していない田んぼは、田んぼではない!キジの住み家じゃ!と、我が家の御先祖様に申し訳ない。こりゃー何とかしなくてはと、何年も前から思ってはいたものの、専業農家ではない我が家にとっては悩みの種でもありました。昨年暮れから今年にかけて地元の農業委員会会長 さんに、お宅の田んぼ何とかならないかねぇ・・・この一言でよっしゃ、田植えの時期までに何とかするぞぃ!張り切ってはみたが、家業の合間をぬっての作業だけに時間がかかってしまってトホホ。 不法投棄のタイヤ、オートバイ、空き缶、瓶、ペットボトルなど軽トラック3台分のゴミの山でした。数年に一度は草刈りをしていたが、こんな状態ではどうしょうもない、おまけに凸凹になった地面はもう大変。

↓左下の写真はゴミ焼却場 『平成21年4月9日撮影』
平成20年度末にCO2 ダイオキシン問題で稼働停止になった地元ゴミ焼却場

最近 、やたらに地球環境問題が取り上げられてCO2やら何やらで世界中で大騒ぎ始めておりますが、『便利さだけの追求イコール自然破壊』 自然環境も深く考えずに文明だけが進んでしまっては、これはもう、元に戻すのは容易なこっちゃありゃーしませんぜ。と、清水の次郎長親分も草葉の蔭で言ってることでしょう。冗談はさておきまして、自動車産業、電気産業も人類最大の課題である自然環境問題を真剣に取り組んでいる今日この頃です。各、日本のメーカーさんは、我々日本人として誇りに思います。経済発展にもつながり、より一層の努力を発揮して頂きたいと思います。【まだ見ぬ未来の子供達のために】



エコポイントの登録・商品交換申請の受付開始等について、平成21年6月24日更新                            環境省・経済産業省・総務省

詳しくお知りになりたい方は、
こちら→ 環境省・経済産業省・総務省ホームページ  

[1] インターネット申請
 事務局のホームページ(6月下旬開設予定)
にて申請手続を行うことができます。         引用です。

※安全なサイトです。リンクをクリックして、御一読下さい。



エコキュート買うと 国から補助金が出るのご存知でしたか?

※エコキュート補助金情報 
<補助金額> 家庭用:41,000円
機種によっては補助金の交付を受けられないものがありますので、
詳しくは、日本エレクトロヒートセンターのホームページでご確認いただくか、各メーカーまでお問い合わせください。
日本エレクトロヒートセンター へジャンプします。  引用です。

オール電化? エコキュートって何? 詳しくお知りになりたい方は、
中部電力ホームページ



4月9日 『作業開始』 雑草処理 1日~2日目



雑草処理:バケット“つかみ” 今回は役に立った。小型のバックホーまさに千人力、ほとんど一人でごらんのとおり。
ほぼ一日で雑草と立木が粉々に。
 


数十年前に水路工事を町の公共事業で整備。其の後、毎年地盤沈下が進み、水路に沿ったすべての田んぼが土盛りを繰り返さなくてはならない状況。ハイド板で削り取った雑草と残土を三角形の部分によせ、一段高くして、田んぼを長方形に。この方法が田んぼの水漏れを防ぐことになって良い結果につながった。
『地盤沈下の原因は、元々の地盤が軟弱だったのか、いずれにせよ水路工事がきっかけとなったのは間違いないだろうと農業委員会会長も言っている。』


雑草処理~遣り方作業 2日~3日目

1反2畝と言えども約360坪もあるので田に水を入れてからでは作業の手直し『均平作業』が困難になる。
[たかが田んぼ、されど田んぼ]
遣り方を出して地面を平らに。

最近〔田畑〕耕作放棄地をあっちこっちで見かけますが、理由は老齢化や、その他、諸々の事情はあろうかと思います。
自分の家にも田んぼあるが、荒れ果てて手がつけられないと半分諦めがちな方のためにブログに載せてみました。素人でもやる気になれば出来ます。頑張ってください。最後にどの位の費用で出来たかを計算します。




 すきとり~ならし~あぜ 4日~10日目 孫も手伝いに加わる↓乗ってるだけ

猫の手、孫の手もかりたいぐらいだった。これは大助かりだ!

雑草処理後、見た目は平らに見えたが高低差30センチもあり、平均15センチ隙取る事となった。
単純計算しても135立方メートルの残土となった。隙取った土は三つの山にして向こう側の三角土地部分に土盛りした。一つの山にしか見えないが、あと二山向こう側にあるのが分かる。
バケットとハイド板で畦「あぜ」をつくり、と同時に上から押さえつけてバックホーの重みで固める事が出来た。スコップ使用は畦を整えるくらいで済んだ。


しつこい葦の根っこを、ハイド板を使ってようやくとれた。



もう少しだ!頑張れ!ご老体・・・壊れないでくれ!
毎日フルスロットルで頑張っているユンボ!お前だけが頼りだぞっ!



町の農業委員会 会長さん『職務代理者』が様子を見に来てくれました。畦(あぜ)=くろ うまく出来たね。今じゃー重機『バックホー』があるので、わけはないが昔はこれを手でやっていたんだ。丁寧に遣方も出して・・・田んぼは水が命。水墨=遣り方<大工用語><水平を見る=水平にする事>凸凹もすっかり平らにになってこりゃーいい田んぼになるよ。『あとの代かき、均平作業が楽になる』言わなくても覚えていると思うが20年くらい前に町の公共事業で水路に沿ったすべての田んぼには暗渠排水工事をしてある。水路に向かって田んぼ1枚に付き2本の塩ビ管が入ってるので水はけも良くなった。『1m以上は掘らないよう注意して下さい』と御指摘もありました。

最近始まったことではないのだが、「耕作放棄地」年々増え続けておる。20年前に比べると3倍にも増えたそうな、政府の減反政策の付けが来ておる。農業よりも商工業、産業の方が国にとっても税金の面で豊かになる。しかし、バランスも考えにゃーならん。会長さんは物知りで大工用語もポンポンと出てきて話がはずみ、水田の事などを色々とユーモアを交えて話をして下さいました。
『写真をクリック↓大きな画像』
↑ブログ管理人      会長さんの一言、見違えちゃったね~↑

三角計(土地)になった部分に隙取った残土を約1メートルの高さに盛って地盤沈下による田んぼの水漏れを防いだ。
右側にヨレヨレになったフェンスは町の工事でやり直しする計画。↓
現在すでに始まっている。

父ちゃん お昼ですよ おかずはセリ、卵焼き、餃子、鮭、塩コンブでした


おひさまが西にかたむいたので、さあ帰ろう

30年以上荒れほうだいの田んぼ再生『奮戦記』 おわり




 まとめ [田んぼ再生][整地作業]


 1)地面が凸凹(最も高い:低い)高低差30㎝

 2)遣り方(杭)やりかた(くい):32本  遣り方(貫)(ぬき)4m:32丁

 3)地面隙取り 約 135㎥  立木を含めた雑草 約 50㎥

 4)燃料費 軽油:100ℓ

 5)グリース:AZ極圧シャーシーグリース DK770:ジャバラ式:2本

 6)エンジンオイル:4ℓ

 7)雑草処理~杭打ち~遣り方~地面隙取り~地面均し~畦(あぜ)=くろ
  日数:約10日:人件費 0円

 8)手間内訳:夫婦二人

 出費:合計15,000円 [燃料費 軽油:100ℓ][グリース][エンジンオイル:4ℓ]

水平器:レベルは建築用を使用しましたが、水盛り管でもOKです。
一人の場合レーザーレベルが便利です。

水平を出すには杭は必要かと思いますが、遣り方(貫)は必ずしも必要ではない。
杭に水平のしるしをつけて、水糸を張れば高低差を確かめる事が出来ます。

重機:バックホー及び杭、遣り方(貫)は自前の為、出費には含まれておりません。

※最後に
雑草処理~地面隙取り~均平~畦(あぜ) 全行程 :バックホーを使用。バケット、ハイド板を上手く使いこなし、スコップ等は殆んど使いませんでした。その為、体力を消耗する事なく作業を終え、時間とやる気さえあれば誰にでも出来ると思います。



下の写真は6月初旬 田植も無事終りました。
 
苗が少し曲がってるがこれも愛嬌かな・・・


←6月28日撮影。
30数年ぶりによみがえった我が家の田んぼ。
戦後、農地解放で先々代が苦労に苦労を重ねて手に入れた大切な田んぼ。昭和40年代に耕地整理で以前の場所と違いますが、当時は水もなし、用水路もなく、先人たちの苦労が身にしみました。

いゃー実にうれしい。
涙が出てきましたね( ..)
昨日は午前中から、かなりの雨量でした。今月、田植えも無事終わり、青々とした苗さんたち全員で笑っているようにも感じられました。
苗も生きているわけですから、こういう表現も許してもらえるのかな?
収穫までの写真をこのページに載せる予定でしたが、10000文字を超えそうなので次のページにしました。
すいませんが、次のページをクリックしてくださいね。



一級建築士の矛盾。其の二。

2009年03月30日 | ものづくり 家づくり

一級建築士の矛盾。其の二。

木造建築の見積書は少なくとも、仮設工事。基礎工事。木材費。大工工事。屋根工事。アルミサッシ。エクステリア。ベランダ。バルコニー。木製建具工事
左官工事。塗装工事。内装工事。電気工事。設備工事。タイル工事。敷物工事。防水工事。床暖房、暖冷房、雑工事。他、中略。
最近ではエコ給湯、太陽熱利用、IH、インターロッキング。など設備が充実し、それに伴い便利さや快適さを追求すれば当然費用も相当かかります。

木工事一つをとっても木拾いは何百項目。各業種の【内訳明細書】を合わせると1000項目以上になると思います。
相見積もりの場合これらの(詳細)内訳明細書(設計図)に基づいたものを比べるのが常識です。
こんなあたりまえのことをしないで、一式いくらの見積を比べて設計士と施工主とで話をしているとしたら・・・?これはとても滑稽です。
設計図(図面)のいい加減さや、何々工事一式いくら(なんぼ)の見積もりなど今時通用しませんね、とんでもないことです。

基礎配筋図の例をあげると、立ち上がり(基礎)が図面になかったり(欠損)要所要所の基礎伏図がでたらめだとしたら、これはもう家にはなりません。
それと、立面図では、一階二階の入りこんだ部分に縦線がなかったり、当然小屋伏図にも通してはいけないところに二階梁を入れるようになります。
最近では設計図もコンピュータで書きますが、やはり人間の目で確かめた上で建築確認申請提出するべきではないでしょうか。
平面図と展開図も一致しなかったり、これはもう常識では考えられない図面ですね。
図面を書いた本人が確かめたにもかかわらず納まりが分からないまま提出したとしたら大問題です。プロレベルではなく、素人です。

施工主も一級建築士の肩書だけで信用するのは大変危険です。

現実。事実に対して正直に対応し、対処しなければ専門家としての責任は果たせません。
こういう設計士に依頼する施工主にも自己責任はあると思いますが、やはりこんな非常識な一級建築士は何んとか厳しい行政指導をして頂きたいものです。
[設計士に一言]のうがきだけではいい家はつくれませんよ。

※ミスの積み重ね。ミスを犯していることすら気がつかない。
最後にはとんでもない結果になるという現実を施工主様にも早いうちに気が付いていただきたい。

追記。前ページを読んでいただくと話はつながります。


一級建築士の矛盾。

2009年03月27日 | ものづくり 家づくり

一級建築士の矛盾
一級建築士の矛盾と、あまりにも施主の無知さに驚かされ、あきれております。

設計士と初顔合わせの時のお話。
初めまして、私は○○工務店の○○です。と、丁寧に頭を下げて名刺を差し出します。
すると設計士は、あっそう、と、名刺も出さず、軽くあしらう感じ。

私が、家を建てるにはやはり地盤調査(地質)が必要かと思いますが、そちらのほうで調査されたと聞いておりますが・・・其の後
結果はどうだっんでしょうか?と、聞いてみた。
すると、設計士、悪いよ、かなり地盤が軟らかくて軟弱だ。
それでは、擁壁もしっかりつくらなければいけないですね。家を建てるには順番があるので擁壁工事からはじめて地盤改良工事も・・・と、
問いかけると、設計士いわく、擁壁は家を建てた後でいいんじゃないと、それも擁壁と言うより、ドドメ程度の工事、つまりH鋼を立ててその間に鉄板を差し込んだだけで良いと。(こんな事本気で言っているのか、冗談じゃない家を建てた後で?家が傾いてしまうではないか!)

私は呆れて開いた口がふさがらなかった。あちゃーこんな設計士が目の前にいた。一級建築士と言えば国家試験を取得しているはず。この程度なのか!
私は心の中で自問自答しました。(こんな事でいいのか、いや良いはずはない!)
みなさんよく考えて見て下さい。150坪の土地に延坪53坪(二階建)の家を建てるのです。道路幅約4mに面している土地で間口が広く、奥行きは狭い長方形の土地。そこに正方形に近い建物を建てる計画。後ろは建物から2m前後あける予定。

奥は『後ろ』2m~3メートル下がった傾斜(急斜面)竹林。地盤は軟弱。黒土。これは誰が考えても擁壁工事が先で、家を建てるのは擁壁工事が終わった後に家を建てるのが常識。(後ろは袋地で車も重機も入らない土地)
地盤調査はしたが地盤改良工事の話も全くなし。(地盤調査結果、数値に出ている)調査の費用だけかけて結果の悪さの具体案も出さない!対策案もない!
これでは調査した意味もなし!地盤改良工事も必要じゃないか!と、心の中で叫びました。この説明を黙って聞いていた施主にもあきれました。建築指導課(行政指導)はなにしとる。よくもまあ建築確認申請許可したものだ!世の中どうなっとるんだ!目の前の大切な事を解決しないまま家を建てた場合の結末は目に見えておる!そうなった時の責任はだれが取る。建築請負業者か!私は猛烈に抗議する。いい加減な一級建築士は引っ込んでろーと。

それから数日後私どもの職方が集まった時、設計士の一言。えー基礎工事の基礎屋さん地盤が悪いので遣り方を出したあと、石灰を20センチくらいまいて
こねくり回して・・・と、それで固まるから、そんなもんでいいっしょ。
そんなもんでいいっしょとはなんだ!
これを聞いた私ども各職方一同あきれ果ててものも言えませんでした。
こんな設計士は設計士ではない!とっとと失せやがれ!と、言ってやりたかった。
皆さん気をつけて下さい。こんな設計士がまだ世の中にいるんです。それを黙って聞いている施主もいたという事も・・・この続きは後日。



太陽光エネルギーは人類を救う!ecolife


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2009年02月22日 | ものづくり 家づくり
大工職人がつくった凧
我が家の2代目大工棟梁は現役を退いた後、凧づくりに凝ってました。
寸法:6尺×4尺(182センチ×120センチ)

写真をクリックすると大きくなります。





鯉金


3尺×3.3尺 

形:江戸角
絵柄:鯉金
材料:表面はシルクで京都黒谷和紙を裏打ちしてある。
竹は明治5年に建てられた民家の茅葺の煤竹を使用。
平成7年作成: 故 古谷定雄
撮影日:H.21.2.22


生前、凧をつくっていた(凧部屋)当時そのまま残してあります。 

 
↑かなり大きな2間凧と9尺凧↑
今度広げてみたいと思います


 2代目大工棟梁は52歳の若さで現役を退きました。原因は腎臓がんでした。右側の腎臓を摘出した1年後、同じ場所に大きながんの塊が見つかり、上手く摘出できないままふたをされてしまいました。

 術後、死の宣告を言い渡されてしまいましたが、3年もてばいいほうだとも言われました。でも芯の強い2代目は死を恐れませんでした。これでおれの好きな事が出来る、それからというものは凧づくりに夢中になり、持前の器用さで創意工夫を凝らして見事な骨組、そして武者絵を描くようになりましたが、やはり少しずつ癌にむしばまれているのが家族のみんなには分かるほどでした。

 癌は体中に回り肺癌(内視鏡手術) 腹部の大動脈瘤(18時間の大手術) 気管支癌(放射線治療)それでも生きるという執念からでしょうか、酒好きな父は好きな凧づくりをやめようとはしませんでした。酒と、たばこ、まるで逆療法とも思える行動の毎日。不思議な事に数年後病院に検査入院したところ癌が消えかけているではありませんか、これには先生も家族もびっくりです。

孫と一緒にお風呂に入るとき、じぃじぃはフランケンシュタインみたいだね、と、手術の傷あとをじぃーと見ながら言っておりました。そんな事をいわれながら父は孫と、いい湯だな、は、ビバドンドンと歌ってましたね。

 私が言いたいのは、決して病気に気持ちで負けてはいけないんだなと思いましたね。 “死んでたまるか” 何が何でも生きてやる、しつこいまでの執念が必要だという事です。癌で苦しんでおられる方、決してあきらめないでください。父は死の宣告を受けて26年も生きたんですから。そうなんです、どんな酒癖や悪態をついても父は父なんですよね家族なんです。いつまでも生きていてほしいんです。

 凧の絵は名のある方の模写です。でも本物よりも凄みを感じられる凧の絵でした。
この他にも保存してあります。近くのお店 「大工道具専門店」 の天井にも飾っていただいてます。
(現役時代父の仕事熱心さが凧づくりにも表れております。)
多幸の会(たこうのかい)の皆様、生前父がお世話になりました。享年78歳 。

(相模の大凧)

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