5人と1匹~お気楽家族~プラスα

らぶらどーる寝とり~ば~のれおんとその他大勢のにんげんのくらし。

選手生活

2010年06月03日 | 水泳

5/30(日) 久し振りに S太の水泳の大会応援に行ってきました。

 

お兄ちゃんたちが 既にスイマーだったため

当たり前のように S太も4歳から 始めた水泳。

 

初めは もちろん 普通に『 習い事 』なだけだった。

 

アトピーで喘息、ひ弱な末っ子に 

まあ、丈夫になればいいかなあ・・・くらいの気持ちだったはず。

 

 

身体能力があるわけでもなく

センスもなければ バランス感覚も悪い

どちらかといえば 運動音痴気味・・・・。

それでも、水の中にいることは ただ 大好きだった。

 

小学生からは 毎日 練習に通った。

 

素質はなくても これだけ毎日 続ければ

少しは スイマーとしての チカラもつくのかな

・・・と、思って ここまで来たけれど。

 

 

世の中 そんなに 甘くはないですね。

 

 

高校を選ぶとき

水泳を続けるなら ココと決めて 入った。

お兄ちゃん達のように

大学に行ってまで水泳をさせるつもりなんてなかったから

選手としての最後の3年間を

やはり 最高の環境で やらせてあげたかった。

ここで頑張って 駄目だったら それは仕方のないこと。

 

だから 中学まで通ったスイミングスクールを辞めさせて

高校からは 部活練習に 切り替えた。

 

県内外から 優秀な選手ばかりが集まってくる この部活に

S太レベルの選手は はっきり言って お荷物のはず。

 

水泳は 個人競技ではあるけれども

総体では 順位で得点がついて

学校ごとの得点で 競うことになる。

 

県総体では ここ19年連続優勝。

東北大会でも6連覇中。

 

この伝統を途切れさせるわけにはいかないと

保護者の応援の熱の入れようも 半端なものではない。

 

 

 

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 県でも 一応 なんとか トップレベルで頑張っていたS兄。

予選落ちの心配なんてしたこと無かったし

表彰台にも何度も上がって なんとか 面目を保っていられた。

あの頃は、まだ 私も ガンガン応援しまくっている保護者の一人だった。

 

 

だけど

 

その後 うつ を経験して

大声で 応援しまくる 『 大会 』の場に いられなくなってしまった。

 

会場の雰囲気に耐えられなくて

ずっと 大会の応援には 行けなくなっていた。

 

 

だいぶ 快復してきてからも

S太が泳ぐ時間にだけ こっそり行って

みんなが集まって応援している席から遠いところで

ひっそり 泳ぎを見届けて すぐ帰る・・・という具合。

 

 

 

 

 

 いまだに 声に出して 応援することはできないけれど

今年になって ようやく

なんとか 親の会のみんなと一緒の席で 

自分の息子の泳ぐ姿を見届けることはできるようになりました。

 

 

あれだけのメンツの中で

挫けることなく 卑屈になることもなく

高望みすることも無いかわりに 諦めることもせず

淡々と 部活を 続けてきた S太を

私が 恥じたりする必要は ないんだと

やっと、最近 そう思えるようになりました。

 

チームのための得点にはなれないかもしれないし

最後まで 東北大会出場も叶わぬ夢で終わるかもしれない

 

だけど、 私は 親として どんな結果に終わろうと

やっぱり ちゃんと 見届けてあげなくちゃいけないんだと。

 

 

実力の世界ですから、 厳しいんですよね~現実は。

 

6/24の県総体が 最後の 大会になるかもしれませんが

それまで しっかり コンディション整えて

悔いのない レースをして欲しい・・・です。