それの同居人でもあるRENAULT 8 GORDINI 1100の後ろには誇らしげにGORDINIの
メタル製エンブレムがついています。
そのGORDINI、ルノーではR8の前身でもあるドーフィンをベースとしたチューニングカー
から始まったようですが、フレンチブルーに2本の白ラインを入れたイメージモデルがメー
カーの正規ラインナップにスポーティーバージョンとして登場したのは、同居人でもある
RENAULT 8 GORDINI 1100が初めてです。
そのRENAULT 8 GORDINI 1100は1964年に発表され、同じ年のツール・ド・コルスで
デビューウィンを飾るなど活躍。
1966年には世界初のワンメイクレースである「ゴルディーニ・カップ」が創設されています。
このスポーティーバージョンとしてのGORDINIは、今でもRENAULT車に受け継がれて
いますが、その名前の由来となったGORDINIは、イタリア生まれのアメデ・ゴルディーニ
(Amédée Gordini)が始めたチューニングメーカーのようです。
ゴルディーニも初期はフィアットやアルファロメオを中心としたチューニングカーを手掛けて
いたようですが、その手腕に目を付けたシムカがメーカーとして提携し、自社の車をベース
としたチューニングカー「シムカ・ゴルディーニ」でルマン24時間やF1にまで参戦して活躍
したことから、「ル・ソルシエ/Le Sorcier」、魔術師の異名まで付けられたようです。
「魔術師」のチューニングした同居人、私好みにカスタマイズしたくなりました。(笑)