原寸大のプラモデル (RENAULT 5 TURBO)

プラモマニア的、趣味の車生活。
RENAULT 5 TURBOを中心とした雑多な話題を綴っていきます。

GOTTI

2009-02-25 18:35:35 | Weblog
「それ」のデザインで特徴となっているカラフルなアルミホイールは
それぞれの本体色にコーディネイトされて用意されています。
でも、フロントに収められたスペアタイヤ用のホイールは、全て共通
真っ白に塗られた鉄チンのホイルである。

でも、さすがにフランス車、その鉄チンにはGOTTIの刻印が!
しかも、スペックの記載は手彫り?
なんか、手書きのサイン入りって感じで凄く特別な気がします。

RS5J14 FH5
GOTTI 397
03-81

GOTTIと言えば、3ピースのホイールの名門。
特にR8やA110などはGOTTIの3ピースのアルミホイール以外、私には
全くイメージできません。
今でも、欧州の旧車を中心に良く装着されていますし、「それ」にも
適応したサイズがありますが、私はワンピースの純正が好きです。

でも、一番のお気に入りは、GOTTIの鉄チン!(笑)

アバンギャルド(AVANT GARDE)

2009-02-18 18:40:24 | Weblog
フランスを代表する大衆車であったRENAULT5をベースに、グループ4の
ホモロゲーション対応で企画されたシルエット・フォーミュラ的マシンが
「それ」である。
そんな生い立ちから独特のフォルムながらもベースとなったRENAULT5の
イメージを色濃く残した外観と、対照的に多くの記事でアバンギャルドと
称される事の多いド派手な色調と近未来的な雰囲気のインテリアにベース
車の面影は微塵も感じられない。
そのド派手なインテリア、紹介されている記事の殆どでイタリアの有名な
デザイナーであるマリオ・ベリーニが手掛けたと紹介されている。

建築家でもあり、プロダクト・デザイナーでもあるマリオ・ベリーニは
カッシーナやオリベッティで多くのデザインを手掛け、日本の製品でも
象印のヒット商品となった電気ポットのミニデカを手掛けたことでも知
られている。
工科大出身らしく機能美を追求した彼のデザイン哲学は、その作品全て
に共通していて、斬新な中にも機能に裏付けされた安心感のある、魅力
的なデザインばかりである。
私もミニデカとヤマハのTC-800GLは、そのデザインに惚れて衝動買い
したし、縁あってミラノにある彼のオフィスを訪れる機会があったこと
等から、彼の代表作は建築からプロダクトまで一通り見たつもりだった
のですが、実際にアバンギャルドと称されるド派手なインテリアに囲ま
れてみて、何か違和感が・・・これが、あのベリーニのデザイン???
んんん・・・何か違う。。。

そんな想いから、調べてみました。

「それ」を特集した記事を片っ端から探してみましたが、クルマ雑誌の
業界では権威がある雑誌の記事にも、やはりベリーニの名が・・・
そんな時、ふと目に付いた雑誌が三栄書房から出ているcar styling
日本では貴重なプロダクト・デザインの専門書です。
やはり餅屋は餅屋、ありました!
1979年に発売された、car stylingの25(winter)号にCentre ge
Style Renaultと題した、70ページにも及ぶルノー・デザインの特集
記事が掲載されています。
その中に、’78パリ・ショーで華々しく公開された「それ」のことも
当然のように取り上げられていました。
その中から、肝心な部分だけを下記に抜粋します。

「この車のインテリア・デザインで特筆すべきことは、カーデザインを
数年前から始めたという、うら若きフランス女性、マリオン・ヴィラン
によって手掛けられたことである。」

これを見つけた時、やはり・・・って感じでした。

それならば、アバンギャルド?なデザインも納得がいきます。
マリオン・ヴィラン(Marion Villain)とマリオ・ベリーニ(Mario
Bellini)、確かに綴りは良く似ているし、更に当時のルノーがコンサ
ルタントとして契約していた、社外の有名なアーチストやデザイナーの
中にもマリオ・ベリーの名が入っているから尚更でしょうね。
多分、そんな偶然から間違えられたのでしょう。

雑誌社&評論家の皆様、マリオン・ヴィランの為にも、勿論マリオ・
ベリーの為にも、機会があれば是非とも訂正して下さいね。

出会い

2009-02-12 19:55:33 | Weblog
賑やかな表通りから少し外れ、人通りも疎らな細い路地に面した旧い倉庫
灯かり取りの窓もなく、ただ一つの裸電球が辛うじて届く奥まった場所に
シルバーのカバーを被った「それ」があった。

「それ」が欲しかった訳でもなく
特に詳しい知識を持っていた訳でもなかった。
わざわざ見に行ったのは、ホンの気紛れ・・・だったと思う。

でも、気がついた時には買うことが決まっていた。

シートカバーを外し「それ」が現れた瞬間、心が決まっていたように思う
後から思い返しても、その前後の記憶は定かでない。
買った事を実感したのも、契約を済ませ自走で帰路についてからだった。

ただ、今になって思えば「それ」と出会う随分と前に、旅先で出来の悪い
「それ」のラジコンを衝動買いしていた。
その後、何度もゴミ箱送りを免れて残っていたのも、何かの縁?
もしかしたら、原寸大の「それ」を待っていたのだろうか?