俺の日記

内容はないよう

園児のチカラで続ける意思を持つ

2009年08月02日 | 保育士

最近、日差しを見たっけ?と思えるほど、雨天、曇天が続いていて、今日も例外なく、雨が降りしきっていた。
気温が低めだったが、湿度が高く、蒸し蒸しして不快な1日だった。

今日は、体が疲れきっていたので、午前中はベットに横になっていた。
午後からは、読書(保育関係の本2冊)、ボランティア活動関係の作業、仕事の書類作成、ピアノ教室から出された宿題 と、怒とうの保育スキルアップ(?)の勉強をした。

兎に角、時間が足りない
ボランティア活動の方では、IDカードののようなものも作らなければならず、その際の名前も“魔法使いっぽい”名前を考えるように言われている。
証明写真も、細工して魔法使いぽい画にしなければいけない。

名前、どうしよう…
何も思いつかない。
というか、魔法使いっぽい名前ってなんだ?


ピアノの練習も、相変わらず時間がなくて、やったりやらなかったり。
しかし、この前の受講の時も、こっちはできてる感じがしないまま弾いているのに「できてます」と言われる展開。

そうそう、前回の日は敢えて5分前にピアノ教室宅へ向かったのだが、例の小学2年生の女の子が筆記の勉強をしていた。

ピアノ教室の先生からは、男の保育士が来る事を教えたら会いたがっていた と聞いていたのだが、意外と素っ気ない態度で、あまり会いたがっている感じは受けなかった。
「あれ、照れてるのかな?」という、ピアノ教室の先生のフォローが痛々しかった。

そんな小2の女の子が少し延長して残っている中、ピアノ教室の先生に「弾いてみて下さい」と練習を始めた、あのやり難さったらなかった。
非常に緊張して、自分が何をやっているのか訳がわからないまま、先に書いたように「凄い。できてます」の言葉。
本当にできているのか、俺は?

そういえば世の中では今、夏休みらしく、ピアノ教室の先生の娘さんがお出迎えしてくれた。
先生が出迎えてくれるものと思っていたので、子どもがお出迎えをしてくれたのに意表をつかれ、あたふたしてしまったが、その娘は、こういう事(接客とでもいうのかな)に慣れている感じで、
「カサは、そこに置いて下さい」
「まだ(受講者が)、いますけど、どうぞ中に入って下さい」
等と、しっかりとした対応をしていた。

どちらかというと、こっちの娘の方が興味を持った眼差しを感じたが、よくよく考えたら、この娘は“将来、保育士になりたい”という夢を持っていたのだった。

一寸前にベテラン保育士さんから言われた事がある。

ひと昔前は、父兄の方から“先生。先生”と、崇められていたけど、今は、こっちが頭を下げて対応する時代。サービス業みたいなものだから、今の若い先生達は大変だと思う。

ピアノ教室の先生の娘さんが、保育士になるには何を勉強すればいいか?というような事を知りたがっているみたいだが、あの対応を見る限りでは大丈夫だな と思いました。

それよりも、今の保育士に求められているのは、育児(の方法)を知らない親に、育児についてのアドバイスをする事らしい
あっ、その事を伝えればいいのか、娘さんに。


さて、先々週の10時間労働の日々から疲れがたまり、先週の土曜日には吐き気が酷くて苦しみ、日曜日には全く動けなかった状態での先週の保育。

毎日、デイリープログラムなるものを書き、主任先生からは「これを貸しますので読んでおいて下さい」と2冊の保育本を渡され(残念ながら、まだ読破してない)、ピアノにボランティアに と、時間が足りない日々を送っていた。

ICレコーダを購入し、自分がクラスを動かしている時に録音したものの、それを聞き返す時間も、なかなか取れず、無駄な出費になりかけてる状況に虚しさを感じていたりする。

園長先生からは「あんなに熱心に指導してくれる主任はいないですよ」と、クラス担任、正規職員になるなら、もっと頑張らないと駄目ですよ的な事を、相変わらずやんわりと(基本的に園長先生は人がいいので)叱咤激励されたりもした。

そんな中、事件は起きた。
とあるクラスに給食の時間に入った。

あまり入る機会のないクラスで、給食後の着替え場所やら、絵本コーナをどこに設置すればいいのかわからなかった。
取り敢えず、他のクラスで行ったように、年少児からごちそうさまをさせ、畳で着替えさせる方法をとったものの、このクラスは動きが悪く(給食後の歯磨き・うがいをせずに遊んで着替えもしない子が多い)、結果、手洗い場が混雑する格好となっていた。

俺はというと、食器をワゴンに乗せないといけない時間になり、食べるのが遅い子の相手をしていた。
ワゴンは、片付けの時は基本的に1台しか動かせず、早くに食器を片付けないと、他のクラスに迷惑がかかるからね。

そうこうしていた時に、とある年少の男児が年少の女児にちょっかいをかけていたらしい。
嫌がる女児を見ていた年長の男児が、口で止めるではなく、年少の男児を押倒す事で嫌がらせをやめさせた。

その結果、年少男児は手洗い場付近に置いてあるタオル掛けのフックにぶつかり、額から出血してしまった。
「先生」と呼ばれた時には、顔から大量の血が流れている状態だった。

その子は、自分の世界観を持っていて、それから一寸でもズレるとパニックを起こす子で、その時もパニックを起こしていた。
取り敢えず、落ち着かせて、血を拭き取ろうと思ったが、なかなかさせてもらえず。
丁度、園長先生がいたので、園長先生に助けを求め、そのまま事務室へ連れて行ってもらった。
幸いにも、傷は浅く、見た目ほど怪我は酷くなかったものの、人生で初めて、あんなに血を流した人(それも子ども)を見た事がなく、自分の手についた血を洗い流しながら、落ち込みました。

自分は保育士として、これからも、やっていっていいのだろうか?


そんな絶望を感じつつ、昨日の保育時(正確には仕事後)の事。
早番勤務で昼過ぎに仕事が終わるのだが、その後に残業として、会議報告を受けたり、話しを聞いたり、としていた。
そうこうしている内に園児の午睡の時間が終わり、次々と園児が起きてきていた。

その中に7月から緊急一時保育で来ていた年少の男児もいた。
この子は、何故だかよくわからないが、初登園時から懐いてくれていた

起きた時に「○○先生(俺の事)は?」と、その時、近くにいた主任先生に言ったそうだ。
主任先生が、“仕事が終わって帰る時間だよ”というような事を話したら、その男児が“握手でバイバイ”をすると言ったらしく、気を利かせてくれた主任先生は、その意思を受け入れて、俺の所までその子を連れてきてくださった。

通常、“握手でバイバイ”は、園児が帰宅する時に保育士がするもの。
逆の立場で、行ったそれは、実に嬉しかった。

もう少し、続けてみよう という気持ちを持つ事ができました


(せ~のっ!) おつかれ~~!!

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