ヨシムラ・サイエンス・ラボ

身近な物を材料視点で解説「サイエンスライター」
銅の良さを伝え広める「伝銅師」、金属のお悩みへの相談「メタルソムリエ」

銀の鈴 × アルミニウム

2019年12月22日 | 街角の金属製品
伝統工芸と身近な物を材料科学するヨシムラ・サイエンス・ラボです。

本日は、「銀の鈴×アルミニウム」です。

JR東京駅構内の待ち合わせ場所として有名な「銀の鈴」。
皆さんも、待ち合わせに利用される方も多いのではないでしょうか?


ある雑誌によると、現在の「銀の鈴」は初代から数えて4代目で、
形作っている材質も変遷があり、初代は竹・和紙・銀紙、第2代と第3代はクロムめっきした銅、そして現在の第4代はアルミニウムです。


アルミニウムは、1887年に日本に初めて輸入され、その後、日本国内でアルミニウム板も生産されるようになりました。
その当時は、アルミニウムのことを、“銀より軽くて美しい光沢を持つ金属「軽銀」”と呼んでいたようです。

「軽銀」(アルミニウム)が使われている、JR東京駅構内にある「銀の鈴」。
第4代になってようやく、名実ともに銀(軽銀)になりましたね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
トコトンやさしい金属材料の本』(日刊工業新聞)


銅のはなし』(技報堂出版)


身近なモノに隠された金属のヒミツ パパは金属博士!』(技報堂出版)


『ツールエンジニア 生活を支える金属 いろはにほへと』 (大河出版)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

最新の画像もっと見る

コメントを投稿