レミのソラ

ピアニスト/作曲家 知野礼美のブログ。
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96時間

2009-09-05 01:05:37 | 日記・エッセイ・コラム
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最近の映画、むちゃくちゃなストーリーばっかりでため息ばっかりついてました。
だけど今日は笑顔で帰宅。最後まで安心して映画に浸れましたから。
邦題「96時間」、原題は"Taken"。
ん?これTakenのままでいいんじゃね?
もったいぶった時計の針音が聞こえてくるシーンはどこにもないんだから。
ストーリーは単純明快、
「最愛の娘を救う」父親ブライアンのものがたり~。
娘キムのためなら自分の持てる力を全て注ぎ、
まあ殺すわ殺すわ、殺しまくりました。
おしゃれなパリの裏側に潜むアルバニア人グループも、
人身売買組織もみんなやっつけてくれます。
***
何しろ17歳の娘が友達と海外旅行するってだけで、
ブライアンパパは「危険な目に遭わせたくないんだ」と拒否。
「到着したらすぐ電話しろ」と携帯を持たせ、電話が来ないとイライラ。
大抵のアメリカ人は子供の自由を尊重し、
「もう大人になるために自分で責任を持ちなさい」なんてカッコつけるのに。
ブライアンパパは典型的な日本人の父親マインド。
これが逆に新鮮なんでしょうか?
そこからは「娘よ待ってろ俺が助ける」の一途なアクション映画。
「ブライアン、いいぞ。その調子で撃ちまくれ~」と安心して応援出来るなんて、
ああ素晴らしい。
これぞ映画の再骨頂。
***
キムと一緒に旅行した友達アマンダ。
空港でまんまとナンパにひっかかり、
パリのアパルトマンで大音量の音楽で踊り狂うアマンダは
この大騒動の発端でした。とても無惨な最後を迎えます。
海外旅行ではしゃぎすぎちゃう女子の皆さん、気をつけましょうね。
***
シンプルで勧善懲悪、
銃撃戦も躊躇のないテンポ感で観る者に罪悪感持たせない。
そして、思わず拍手が起きる「一件落着」。
残念なのがこのタイトル「96時間」だけです。
では考えてみましょう。
「奪回」
深刻過ぎです。
「オイラの娘を返せ」
ちょっと軽いがこんなとこかな。


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1 コメント

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見てきましたよ~! (zelda)
2009-09-29 00:07:13
見てきましたよ~!
なんで96時間なんだ???
の説明が一切無いのに、「あと○○時間」とか言っちゃってるのがなんとも~
な、久々のバカ映画(誉めてます)!

面白かったぁ!

お父さんは心配性もここまで行くとすがすがしい。
アマルフィに爪の垢煎じて飲ませたいと思いました!
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