激弾きの末悲鳴あげてたピアノC5。ハンマーの手入れをしてもらいました。
まず紙ヤスリで削る。ピアノ線との接点面積を小さくし、音量をおさえる。
高音域はとんがりを少々を残した状態まで一気にもうもうとほこりをたて削ったとこ。
。
低音域は一個一個丁寧に削るその作業は匠の技です。
今まで「ピャンピャン」とがなり立ててた楽器が現在「ピャン」に「ウォン」に混じった音。
そしてこれから数日間弾いてハンマーがしっとり落ち着いたところで針をさしてもらう。
お耳に優しい「ポロン」になるはずです。
ハンマーって可愛いなぁ。
本体から取り出した状態で打鍵すると、ゆるゆるとハンマーが宙に空振りして妙に愛おしい。
「打つ」という点から見ればマレットとかラケットとかバットと同じ。それが88個も美しく並べられている。
3本弦を打ち続ける花形ハンマーもいれば1本弦をたま~にしか打たない非常勤嘱託ハンマーもいる。しかしこうやって見ると売れっ子もヒマなヤツも同じ魂持ってるのだと静かに訴えているようです。
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