心にしみるんです。
来年のためにピアノコンチェルト練習しながら
背中がぞくぞくしていたら‥‥
明日ヤンネと「なつかしい土地の思い出 Op.42」を弾く事になって。
この3日間チャイコフスキーに浸ってます。
ああ、いちいちレミの心の琴線に触れてくる。
思い起こす昔の話。
ハンブルクにいたレミ。
将来のことで悩んでた時期。独りで立ち向かわなきゃいけない危機に負けそうになってた。
カフェでコーヒー飲んでたらチャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」が聞こえた。
最初の3つの音で号泣。
もう感情が音と一緒にほとばしり出て、どうにも制御不能状態。
回りのドイツ人が何人かレミに声をかける。
「具合が悪そうだから病院に連れて行く」
「おまえに家族はいるのか」
「中国人か韓国人か」
「滞在ビザは」
ありがとう大丈夫。この曲が‥ちょっと‥と答えながら、
意外とドイツ人て暖かいんだと心和みながらも、まだ聞こえてくるチャイコフスキーに心臓鷲掴みにされて号泣続行。
最終楽章の元気なテンポでやっと我に返った。
回りのドイツ人が拍手してくれた。
これ聞いて明るくならなきゃ人間じゃないよな。頑張れよ日本の女!
色んなことやらかしてきたレミですが
沢山の人に支えられてきたこと、
チャイコフスキーからハンブルクでの出来事を思い出して、再認識しました。
今は過去を振り返る事も出来るけど、
これからのことはさっぱりわからない。
何だかあの時と一緒だから、チャイコフスキーがしみるのかな。