脳を見た

午前中テニスのレッスンに行き、あと残り3分位のところで転んだ。
シューズが人工芝に引っかかり、丸めた背中から着地して助かった！と思った瞬間、体はボールのように弾んでしまい後頭部からごん！と落ちた。まあ大丈夫かなと思ったが、夕方は何だか酔っぱらいのようなフラフラになってしまい、念のためお医者さんに行きCTを撮りました。

脳‥‥頭のてっぺんは非対称なんですね。
右が左の1.3倍くらい大きいではないの！
そして1cmほど下から段々左右対称になる。
ぷっくりおいしそうにも見える。
そしてしばらく下降するといきなり脳に穴があいてる。

何ですかこれは！！

「目ですよ」

え？なぜ右だけ？？

医者「別に普通です。右目が上についているんですね」

まあいいか。目を通過すると、私の脳はとたんにしゅるしゅる小さくなり、最後はハート形だった。
モニターに映るこの白いぷくぷくした部位が私の全てなのだな。
不思議なもんだ。まわりの人は私の顔や姿を見ても司令塔である脳を見ることはない。

とたんにわくわくしてきた。
脳とはいわゆる
「秘密基地」
「アジト」
みたいなもんではないの？

医者は静かにキーボードを打つ。
「脳腫瘍なし」
「脳出血なし」
そうか、よかった。だけど何でワタシ酔っぱらってるんでしょうか先生？
「外傷による頭蓋骨と脳膜の隙間の出血はCTには映らないんです。それがじわじわ1週間かけて膜全体を覆うくらいの血の海になることもあります。今日は安静にして下さい。そして明日もっとひどくなったらまた来て下さい。」

まずは大事ではなさそうなのでお家に帰り夜もレッスンしていたが、頭は打撲のショックでふらふらです。
ずっと保冷剤くるんだハンカチ巻いて後頭部冷やしてました。
しかしみなさん「ターバンみたいでかっこいい」
「夏らしいファッションだ」
と好評を博しました。えへへ。













カーペット用のテニスシューズ、早く買わなきゃ。
もう二度と転びたくないしぃぃ～～