わたしは時々救いようもなく鈍くさい。
中学生くらいの時から気がついていた。
たとえば同じ風景を見ていて友達が「あそこに○○があるよねー」
わたしが「えーどこどこ?」「ほら、あるじゃない」「……(まるでわからない)……」
自転車に乗れば目についた側溝にかならずハマるし、
エスカレーターに一歩踏み出す際にはかならずよろける。
視力がめちゃ良くたってそうだったのである。
同居のDarlingは普段からそのなんともいえないマイペースのことを
じわじわとイラついたりしていただろう。
わたしだって我ながらいい加減にしろー!とツッコみたいほどだもの。
「僕ら、陽気な者同士、楽しいね!」彼はそんなふうに言う。
「shiyuiのやらかすことも気にならなくなってきた」みたいです。
それはわたしがダーの放つギャグをいっこもスルーしないからみたいです。
…スルーできない、と表現したほうが正確だと思う。リアクション100%。
家族にも疎んじられた我が性質を彼はしっかりつつんで楽しんでくれている。
互いに今が人生で一番楽しい時だと言える。毎日ギャハハと暮らしている。