ビスクドール教室に通いたい・・・でも・・

現代創作人形に興味を持ったのはもうずいぶん昔になる。最初のきっかけは妹に連れられて青山のグランパパ（津川雅彦氏のお店）で彼女がお気に入りという人形に出会ったときに遡る。一目でそのキリリとした美しさに魂を持っていかれてしまった。涼しい瞳と広角範囲を見つめる視線，うなじの美しさとスラリと伸びた脚・・・。『蝶の精』だった。大きな羽を持った美しい少年。迷った末，購入を決めてお店の方に声かけたら，ちょっと前に非売品になっていて（作者がこの作品を最後に売り物は出さないとのこと。イワキリ先生としか・・・お聞きしてない。今思えば遠慮しないでもっと詳しくきいておけばよかった・・）津川氏のコレクションになってしまったという。でもでも・・・とうるうるしていたら津川氏に問い合わせてくれて３☆万円なら売ってもいいと・・＊＊＊！一瞬ひるんだが後でここであきらめたら後悔するのが関の山と思い決心。当時生まれて最高額の衝動買いをしたわけで。彼には名前を妹とレイと名付け・・・今も大切にショウケースの中に飾ってあります。添付した写真がそれ。創作人形の相場がそんなものだと知ったのはそのころから。その後もグランパパには何度か通い，他にも３体ばかり購入した。こちらはいずれもビスクドールでして・・・ちなみにレイは和紙で作製されているそう。いつかなんでも鑑定団に出せるかなあと密かに考えてる。

因間りか先生のことを知ったのはそれから間もなくして。神の手によるとしか思えないような美しい作品の数々に胸が躍って踊って・・・何度か個展やデパートの販売会場まで足を運んだ。素晴らしいのです。美しい～～！1時間くらい作品の前で悩んでやっとの思いで購入を決心したのに・・・・展示初日で買い手が決まっていたのですって。だって96万円ですよ。世の中お金持ちがいるものです。変な言い訳だけど96万円得したと思うことにした。
一度，先生にお会いして教室のことをお聞きしたことがある。やる気は満々なのだけど私の場合，仕事が不規則なのと，遠方のため，スタジオへ月2回定期的に通うという最低条件をクリアすることは非常に困難で・・あきらめざるを得ず・・・そうこうしているうちに数年たった。

今も時々展示会のハガキが届くたびにうちの近くにもスタジオを開設してくれたらなあ・・・と不可能に近いことを思ったり。心の中ではお師匠様になっていただけるなら因間先生が1番の希望だなあ。教室に通えている皆様方が羨ましい。