1週間すぎて・・・

父がなくなって1週間が過ぎた。
7年間の闘病生活ののちあと次の誕生日まで1週間というところだった。父は開頭術を２回受け、ガンマ―ナイフ１回とサイバーナイフ２回の治療をうけた。髄膜腫が悪性化するのは珍しいと聞いたが悪性髄膜腫と診断されてから最後加速のついたような進行をたどるまで２年生きていてくれた。・・・遠く離れて住んでいた自分は断片的にしか父の姿をみていなかったから父の気持ちも考えずもっとがんばれ、なんて励ましていたつもりだったけど・・・不自由なからだでさぞ悲しかったろう。目もほとんど見えなくてろれつもうまく回らなくて・・６月になったら自分で起きれなくなり母の介助をうけて１日中ベットで過ごしていた。
それでも１か月前高熱出して入院したときはまだ支えてもらえば立てたのだそうだ。帰りたい、退院させてくれと騒いでいたらしいが・・・１週間すぎたころからカクッと体力が落ちて寝たままになってしまった。抗菌剤に全く抵抗性で原因不明の高熱が亡くなるまでずっと続いていた。最終的には７年前に入れたシャントチューブの感染が考えられたがそのまま見守ることになった。

バルーンは入れて貰ってなかったが仕事柄父の容態をみていればいよいよかなり悪いということはわかっていた。亡くなる前の日、最終の新幹線ぎりぎりまで父に寄り添った。心配だったので妹に夜付き添ってもらうようたのんで病院を出た。仕事の段取りをつけて夜にはUターンするつもりでいた。自宅に戻ってきたのが深夜の１時過ぎでうとうとしていたら４時半ごろ妹から急に血圧が下がったけど大丈夫かと泣きながら連絡があった。
もう間に合わないと思ったけど冷静にと自分にいいきかせながら荷物をまとめて始発の列車を調べた。
何度調べても１０時着であり・・・絶望的な気持ちで行き当たりばったり乗れる列車に飛び乗った。

結局・・・１時間遅かった。

妹が葬儀関連の仕事をしていたのでいろいろよく取り計らってもらえて自宅葬だったけどいいお葬式だった。

まだ・・父が死んでしまったことが半分嘘みたいで・・・
私は年に数えるくらいしか父に会ってなかったからまだよく理解でいないのだと思う。

父は寒がりで夏でもホカロンを抱えていた。
たぶん２回目の手術から間もない去年の冬だったと思う。
寒いのに暗い部屋にちょこんとすわって何をごそごそやっているのかなと思った。
帰りの新幹線を待っていたらコートのポケットが暖かいからなんだろうと思ったらネットに入れて縛ったホカロンが入っていた。きっとあのとき私のために・・・と浮かんだ。
なんだか泣けてきちゃってずっと捨てずにとっておいたのだけど・・・今じゃ形見みたいなものになっちゃって・・・

小さな姪っ子を入れて女4人だけ残して逝くのはきっと父には痛く心残りだったにちがいない。
父とはだいぶ喧嘩した。晩年のことを振り返ると私は親不孝すぎて本当に父に謝りたいことばかりなのに
どんなに泣いても父はもういないと父が死んで気付いた。

最後に入院してからは可能なかぎり病院に足を運んだ。きっと熱が下がれば家に帰れると信じていた。最初のころはまだ意志の疎通ができていたのに・・
荒い息の中で手を握って呼びかけると視線を向けてくれたように思えた。聞こえてたかどうか知らないけどいっぱい父に謝りながら泣いた。聞こえていたらいいのに。。。
まだ・・・一人になるとふとしたときに涙が出てしまう・・

お疲れルーちゃん

夕べ帰ってきたときルーちゃんはご飯を食べてくれたし，ちょっとお漏らしながらもまあまあ元気そうに見えたので気にしてなかったけど21時も過ぎたころ，また前夜のように何度もトイレにかがんではウーッと唸りながら息張るようになった。でもほんのちょびっとしかおしっこが出てないのに気付き急にあわててしまった。動物病院はすでに閉まってしまった時間なので・・・

ネットで「猫」「血尿」「膀胱炎」をキーワードにして調べてみたら「特発性膀胱炎」とか「人間の間質性膀胱炎に相当するよう」とか書かれた記事をみてこれだ！と思った。
病院の先生は「結石はあるけれど詰まっていたわけではなかった」し「炎症も強くない」と言っていたことを思い出し，もし原因がおしっこの我慢のしすぎとかストレスにあるとすれば・・・確かにすごくあてはまる！と思った。
「猫トイレが汚いのもストレスになる」と書いてあったのでもう23時をまわっていたけど24時間あいているスーパーに行って新しい猫砂を買いに走った。猫トイレはふだん3か所常設しているのだけど他の2匹と共有なのでたまに一匹がウンチを埋めずに放置したままだと当てつけのように別の猫がトイレの外にウンチやおしっこをしたり，別の猫がウンチをしてトイレから出てくるのを目撃すると猛スピードで追い立てたりするのを多々見かけた。猫がきれい好きなのは知っている。

座るところ座るところにおしっこが垂れてしまうのでルーちゃんのプライバシーを確保するために自分の部屋中にバスタオルをひいて新しいトイレを常設してあげた。
感染も結石も原因でないとするとアレルギー性の尿道の浮腫？＋血尿・・・ネットに書いてあったように自己免疫疾患？？ステロイドなんてうちにないし・・・ネットのコメントでは幸いにして数日のうちによくなることが多いと書いてあったので全く見当違いかもしれないけどストレスや不安を取り除いてあげたくて一緒に寄り添って寝た。

夜中からちょっとずつおしっこが出ていたので何とか夕方まで様子みれそうだったので仕事に出かけたのだけど帰ってきてみたら，のそのそしながら1番最後に２階から降りてきてご飯を食べ始めた。
そしてトイレにつかまり立ちをして踏ん張ったと思ったらいきなりジョーッ！！な勢いで時間はかかったけど，とぎれとぎれに大量にトイレの外におしっこした！

とりあえずほっとした！！
今ルーちゃんは夕べ眠れなかった分を取り戻すかのようにリラックスしてみるくちゃんと並行して眠っている。

ルーちゃん病院へ

今朝ルーちゃんが猫トイレで息張るのだけどおしっこが全く出ないようで何度もトイレに座ってはううう～っと唸り，トイレじゃないところでもかがんであやしいポーズ（←トイレの）をするのでおなかを確かめようとするとシャー！フーッ！を威嚇をするのでこれはまずいと気付いた。数年前ピンキーが結石で尿毒症になって死にかけたことがあったので日中気になって仕方なかった。出がけに玄関先にちょっぴりおしっこが漏れていたを見つけたので多少なりとも出るのだなと確認できたでの夕方仕事から帰ってきてから動物病院に連れていくことにした。

いつものかかりつけのところは遠いのでお友達が勧めてくれた近くの病院に行ってみた。
今日の病院の先生もスタッフも親切で診療も納得のいくものだった。
ちょっと困ったときにはまたお願いしようと思った。

結局ルーちゃんのおしっこにはアパうにゃうにゃ？とかいう種類の結石と血尿が認められたということだけど導尿はスムーズでたくさんのおしっこが出たので閉塞はしていなかったようだとの説明をいただいた。膀胱の筋肉の強い緊張が原因だったらしい。（って言ってたような？）。強い感染もなかったとのこと。
いろいろ説明をしてもらったが半分くらい右から左にぬけてしまったようだ。すぐに尿閉の心配はないだろうとのことだけど尿のｐHを下げる必要があるので治療食をもらって（買って）きた。
いつもほど元気とは言えないけどお疲れ気味のようでリラックスした姿勢で転がっているのでたぶん大丈夫だろう。何せルーちゃんは1歳ころ緑内障になったのを最後に病気らしいものはしなかったから・・・。今は7歳くらになるのかしら。もともと水分をたくさんとらない子なので困るなあ。

新芽が出てきた

今朝みぞれ雪が降っていたので驚いた。
でも昼ごろには止んで近所の役員の引き継ぎ会に出かけた。
早くも班長の当番がまた回ってきてしまった。はああ・・・。

帰ってきてぼうぼうの庭を眺めたらこりゃ時間のあるとき春までに少しでも手入れしなきゃという気になり2時間ばかり伸びに伸びたモッコウ薔薇の剪定を少しやった。7年前小さな苗で買ってきた3本だったけど今ではしっかり生垣様に大きく育って樹になっている。古枝や無駄な小枝を払ってあげないとたぶん春に元気に新枝を伸ばしてくれなそうに思ったので正しく剪定出来てるかどうかは疑問だけどばちばち枝を落とした。
ふと靴でチューリップの芽を踏みつけていたのに気付きあわてて確認した。幸いなんとか無事だったかな。
昨年は薔薇専門の職人さんに入って貰わなかったのでつる薔薇がえらいことに。
アンジェラと羽衣が上に枝を伸ばして始末に負えない状態になっている。あんなままでは今年も（去年そうだった）きれいに咲かせることは無理だ。
大事にしていたジュード・ジ・オブスキュアは去年突然根元を蟻にやられて半分枯れた。まだ半分生きているか？と半信半疑だけど・・・新芽が出てきているようないないような・・・ダメかも・・・。
タモラは元気。一時全盛を誇っていたブッシュ系の薔薇はほとんど全滅した。
薔薇は手を加えてやればやるほど恩返ししてくれるというけど手を加えないでいたら気付いたら当初に比べて半数以下に減ってしまった。きれいに長く咲かせようとするなら本当に手がかかる。

だんだん春めいてきてあちこちに新芽がでてきている。
もう少しもう少しと自分に言い聞かせながらサンダルのままのつま先が冷たく痛くなってきたころ猫たちが迎えに来たのでおしまいにして家に入った。

夜になって鼻がむずむずして鼻水とハナつまりが気になるようになった。
花粉症かしら・・・暖かくなってきたし・・・。

久々に髪カット

いい加減美容院に行っていつでもきちんとしておいて貰わないと・・・
と母に何度か言われていたのを思い出し，夕方急に思い立って美容院の予約がとれたのでとんでいった。
地元に絶対にここと気に入ったお店がないのでいつも数回行っては嫌になって転々とちがうところに通ういわゆるヘアーサロンショッピング（←？）する客（私）である。

今日は数年前行ったことのあるお店にいってみた。
お店によっていろいろやり方がちがうので・・・細かいこともちょいと気になることはあったけど希望通りに切ってくれて少しは歳をごまかせるくらいきれいにしてくれたので合格～vv


でも・・・
今日は恐ろしいことに気付いた。
美容院がまずいんじゃなくて，まずいのは自分？！
今日は鏡のなかの自分をまともに見れなかった。
いつも必要以上に鏡を見ない私なので・・・驚愕した！
大きな鏡の中にいる自分が嫌でも見えた。
すごく疲れ顔なうえに・・・なんといっても重力に負けている・・・
髪を洗われてアップされるともろ，隠しようがない。
まあね・・・美容師さんはお客の顔じゃなくてお客の髪を見ているのはわかってるけど
なんか恐ろしくて私ずっと下向いてた。

それでもカラーリングしてもらって前髪おろしたら
少しはみられる顔になってほっとした。

数年まえまでは化粧しないで人前に出てしまっていたこともあったけど（これまた恐ろしい）
今は化粧しても・・・まずい…（汗）
たるみをとるプチ手術してもらいたいなとマジで考えてしまう今日この頃。

アルバム

毎日時間に追われてのんびり出来た気がしない。
今日も1日中忙しかった。
若いころは「時間」より「お金」の価値観だったけど余程のことでなければ今は「お金」より「時間」に変わった。
週末また実家に帰ってきた。

退院してきた父はサーバーナイフ終了から1週間の経過であり体力的にもどん底なのかひどい風邪をひいたらしく咽喉が痛くて食事も十分に通らないようだ。歩くのにも失調が著しく支えてあげないと転倒してしまう。また精神的にもドン底と思われ気持ちのやりようがないらしくだいぶ母に当たったりするようだ。つらい時期だ。

今週末は姪っ子もいっしょにみんなで過ごした。
少しのあいだ父の部屋にあったアルバムを広げてみんなで昔を懐かしんだ。
姪っ子が子どもの頃の私にそっくりで当の本人もなんで私がここにいるの？なんて尋ねる始末。何より母も父も若い。今の自分よりもずっと若かったころの両親をみて不思議な気持ちになる。もうすでにいない祖父母たちも写っていて懐かしかった。
「お父さん、若かったころは結構ハンサムだったんだね。（今は面影ないけど・・・）」としみじみ語ったら
「バカ言え、今でも人気者だ」などと少しは冗談をかえしてくれた。
最近はデジカメですぐ撮れるし写真に対する価値観がずいぶん変わった。
古き良きものってこれもそうだなって思った。
少しでも想い出にと思ってカメラを持っていくけど，いざ闘病中の父にカメラを向ける気にはなれずいつも何も撮らず帰ってくる。
生きている限り「老い」は避けて通れないのだなあ・・・と思うとちょっと悲しかった。

努力に憾みなかりしか

とにかくこれで少し一息つける・・・（涙）！
今日を区切りに少しの間忙しいスケジュールから解放される～～？
このごろの私は逃げ腰で弱気で怠け者だが・・・・

このまえ呉に旅したときそんな自分にちょうどいい訓示だと思い
「五省」の色紙買ってきた。気持ちが引き締まる。
先日額縁買ってきたので机の横に置いてときに声に出して真似して読み上げようとするけど
途中で漢字の読み方を忘れちゃったりして・・・

仕事においては怠け者だが趣味のことには時間を厭わない。
オタクの域ではアニメとか漫画好きはかわらずだし絵を描くのは超楽しい。
少し進歩したことといえば最近になって短時間でも英会話の勉強を毎日欠かさずするようになったことかな。（ちょっとこんなこと言ってたら・・・学生さんたちに笑われてしまいそうだけど）。友達に誘われて○EONに通いはじめてからもうじき1年になる。すごく楽しい気がする。そこに通い始めてなんで自分がいつになっても進歩できなかったのかわかってきた気がする。自分にとってはとても効率がいいと思うし・・なにかトリガーがはずれたよう。
（もちろん・・・レベルは全然まだまだ低くてとんでもないのだけど）
時間かかってもいいから遠回りでも自分の満足のいくところまで習得したい・・・と唯一弱音をはかずにがんばれそうな目標だ。

記憶と五感

歳を重ねるにつれてどんどん加速度ついて1年が過ぎていくように思えるなか，今年ももう2月半ばまで来てしまった。小言を言いつつ大波小波にぷかぷか浮き沈みしながらも今までの人生を平均してしまえばきっと単調な毎日の繰り返しで来れたってことかな。
実際生きてきた時間のなかで記憶に残っている時間ってどれくらいなんだろう。
特別なイベントや思い入れのあったものは意識しているからある程度記憶に残っているとして
そうでないものの場合，ある「香り」を嗅いだときとか，ある音楽を聴いたときとか，ある景色をみたときとか・・・なにか特定のものに接触したときそれに関連した記憶がふっとよみがえることは少なくない。例えば久々に，あるシャンプーや芳香剤を使ったとき，ああ、あんなことがあったころこの香りがいつもそばにあったなとか，あんなことがあったころこの曲聴いてたっけ・・・みたいな。記憶と五感において1対1対応みたいのがあるようで不思議だ。
ビジュアル的な点では夢でも同様のことがいえる。ときどき同じものが夢にでてくることがあるのだけど，それはいつも決まって彩りが美しくて海のなかだったり空のいろだったり森のいろだったり宝石だったり・・・たまには恐ろしいサスペンスドラマの中の光景だったりするのだけどデジャブみたいに現れるのでこの次はこうだ・・とかわかることもある。でもたいてい手に入れたいとか何かをやってみたいと期待していると自分だけ取り残される夢だ。日常のコンプレックスとか不安とかを象徴しているみたいでちょっとやだなあ。
話少しかわるけど・・・記憶のイメージから意識集中トレーニング？？することで（もう一度見たい思い出したいと強く願う）で新たなイメージを頭のなかに実写版みたいに合成・再構築できることもある。逆にもう絶対思い出せないなとか忘れたいなと一瞬でも弱気に思うとつい先日まで身近にあったものもプツンと記憶から消せることも経験済み。脳のなかの信号伝達ってはかり知れない。

うっかりした

実家の父は先週から再サイバーナイフの治療が始まったそうであり
今回は総5回で終了の予定と。姑息的であるのだろうなとは予想しているけど
それでも再照射にこぎつけて本当によかった。
退院してから来週会いに行こうと予定していたので今日は家でゆっくりするつもりでいた。それでもせっかくだから早起きしてお絵かき（CG)をして遊んでいたら急に職場から連絡がはいって今日の予定を変更したのか？とか問われて最初わけわからなかったのだけどどうやらうっかり日直だったのを見逃していたらしくあわててとんできた。
おかしいな。日程表ちゃんと確認したつもりだったのに見落としてしまった。
留守中一部の方に迷惑をかけてしまったが幸い大型機器の故障で
助かったこともあり（内部事情）、夕方まで暇だった。
ところが終了時間1時間まえより急に忙しくなって・・・
まだ少々残業が残っているの。
でもこれで遅刻分はチャラだ。

お見舞い

父と会ったのはお正月に帰省した時以来。
土曜日は待ち切れなかったらしく病室から出て車いすで談話室のあたりまで出迎えに来てくれていた。まずはたぶん脳浮腫をとるための対症的な点滴の治療がはじまったよう。だいぶ吐き気が楽になったらしくここ2～3日は食欲が出てきたと言っていた。
今日は訪室しがてら，夕べベットから転倒したという話を同室者から聞かされた。点滴の影響で夜中に何度もトイレに行きたくなったらしく自力でベットから降りようとしてバランスを崩して落ちたらしい。本人にははっきりと記憶がないようだったのでポータブルトイレを用意してもらうとかスタッフを呼ぶかすればいいよ・・と父に勧めたら急に怒り出しておまえみたいに他人の話だけで一方的に決めつけるような…云々とはじまり収拾がつかなくなってしまったので話題を変えた。腫瘍のせいなのか（？）言ってる内容が日ごとに360度違ったりすることも珍しくない。認知症も入っているのかもしれない。

今日は帰りの電車の時間があったのであわただしく帰ってきてしまったが
理不尽なことを言われたとはいえ病人相手にムカついてしまった自分が情けない。
さらりと流せないんだよなあ。いい歳して困る。

それでも思っていたよりも元気そう（に見えて）でよかった。
なんとか早いうちにサイバーナイフをまた施行して貰える状態にまで回復してほしい。