本日は、ちょっと真面目に語らせて頂きます。
大したことではありませんが、私の中ではとても重要なことです。
☆===================================☆
私が初めてジョニー・デップの名前を知ったのは、【シザーハンズ】の頃。
かなり昔の話。
あの異様なメーキャップの顔が載った雑誌の見開きのページの中に、
見た事もない風貌のジョニーを見て、これは怖い話に違いないと思ったものだった。
それから間もなくして【シザーハンズ】を見て、切ない話であったと知る。
その頃すでに、頭の中にはぼんやりとジョニーの名が刻まれていた。
哀しく訴える瞳に心を囚われることも無く、
メイクの下に隠された美貌を知ることも無く。
次に観たのが【妹の恋人】。
はっきり言って、このジョニーの顔はあまり好みではない。
可愛いのは間違いないが、ちょっとふっくらして、もさもさと野暮ったい印象が強かった。
そしてそのままジョニーは私の中に、特に何の印象も残さないまま、通り過ぎた。
そんなある日。
【シザーハンズ】から5~6年くらいたった頃だったか。
当時の仕事の同僚で、とても映画好きな女の子がいて、彼女が突然こう言った。
『ジョニー・デップの腕には、彼女の名前が彫られている。ウィノナ・フォーエヴァー』
コーヒーを入れに立った給湯室の、あの入り口の付近。
彼女が着ていたボーダーのTシャツや、その時お互いがどちらを向いていたか、
手にしていたコーヒーカップの柄まで、今でも鮮明に覚えている。
それは、私が軽いショックを受けたため。
初めに思ったことは、『なんてバカなことを…』というもの。
まだ若い映画俳優が、好きだという理由だけで彼女の名前を体に刻むなんて。
けれどもすぐ次の瞬間には、奇妙な感動に包まれていた。
若気の至り、と言ってしまえばそれまで。
軽率な行動と笑うことも簡単だ。
私はその時点で、ジョニーに対して無関心だったにもかかわらず、
説明のつかない羨望のような感覚を味わったのかもしれない。
どれほど想ったら、体に名前を刻めるのだろう。
これは永遠だという絶対的で揺ぎ無い想い。
もしかすると狂気と紙一重の情熱。
愚かにさえ見える一途なひたむきさ。
その純粋さを笑うのは間違いだと感じさせる尊さ。
そんなことを一瞬のうちに考えて、あの瞬間は私の中で凍結された。
そして幾年月・・・。
思いがけず、その瞬間が解凍される時が訪れた。
哀悼の意を捧げるジャックの姿によって。
長い間眠っていた細胞が、爆発的に増殖した。
『ウィノナ・フォーエヴァー』とあの時ジョニーが心と体に刻んだ愛。
それは今でも十分に、私の心を驚きに似た感動で埋め尽くす。
ジョニーは今、二人の子供の名前のタトゥーを入れている。
しかし、運命の人と呼ぶヴァネッサでさえ、名前はまだ刻んでいない。
もう、永遠というものを見限った大人の眼差しが伺える。
永遠なんていうものは、その時だけに有効な心のありようを表すもので、
未来永劫変わらないものなんて何一つ無い。
だからこそ、なお一層、ジョニーの若かりし日の一瞬のきらめきが、
私には眩しくてならない。
永遠という言葉の中にある、哀しみを帯びた美しい願い。
せめて心の中に、ジョニー・フォーエヴァーと刻みたい。
☆=================================☆
私が至る所で『フォーエヴァー』を乱用するのは、このような訳があります。
ジョニーと言えば『フォーエヴァー』…勝手にですけど。(笑)
それからお断りしておきますが、『○○命』というようなものは、
全く感動しませんので、念のため。
タトゥー賞賛はジョニー限定とさせて頂きます。
心に刻んだタトゥーは変更可。(笑)
でもその傷跡こそ、永遠であれ。
大したことではありませんが、私の中ではとても重要なことです。
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私が初めてジョニー・デップの名前を知ったのは、【シザーハンズ】の頃。
かなり昔の話。
あの異様なメーキャップの顔が載った雑誌の見開きのページの中に、
見た事もない風貌のジョニーを見て、これは怖い話に違いないと思ったものだった。
それから間もなくして【シザーハンズ】を見て、切ない話であったと知る。
その頃すでに、頭の中にはぼんやりとジョニーの名が刻まれていた。
哀しく訴える瞳に心を囚われることも無く、
メイクの下に隠された美貌を知ることも無く。
次に観たのが【妹の恋人】。
はっきり言って、このジョニーの顔はあまり好みではない。
可愛いのは間違いないが、ちょっとふっくらして、もさもさと野暮ったい印象が強かった。
そしてそのままジョニーは私の中に、特に何の印象も残さないまま、通り過ぎた。
そんなある日。
【シザーハンズ】から5~6年くらいたった頃だったか。
当時の仕事の同僚で、とても映画好きな女の子がいて、彼女が突然こう言った。
『ジョニー・デップの腕には、彼女の名前が彫られている。ウィノナ・フォーエヴァー』
コーヒーを入れに立った給湯室の、あの入り口の付近。
彼女が着ていたボーダーのTシャツや、その時お互いがどちらを向いていたか、
手にしていたコーヒーカップの柄まで、今でも鮮明に覚えている。
それは、私が軽いショックを受けたため。
初めに思ったことは、『なんてバカなことを…』というもの。
まだ若い映画俳優が、好きだという理由だけで彼女の名前を体に刻むなんて。
けれどもすぐ次の瞬間には、奇妙な感動に包まれていた。
若気の至り、と言ってしまえばそれまで。
軽率な行動と笑うことも簡単だ。
私はその時点で、ジョニーに対して無関心だったにもかかわらず、
説明のつかない羨望のような感覚を味わったのかもしれない。
どれほど想ったら、体に名前を刻めるのだろう。
これは永遠だという絶対的で揺ぎ無い想い。
もしかすると狂気と紙一重の情熱。
愚かにさえ見える一途なひたむきさ。
その純粋さを笑うのは間違いだと感じさせる尊さ。
そんなことを一瞬のうちに考えて、あの瞬間は私の中で凍結された。
そして幾年月・・・。
思いがけず、その瞬間が解凍される時が訪れた。
哀悼の意を捧げるジャックの姿によって。
長い間眠っていた細胞が、爆発的に増殖した。
『ウィノナ・フォーエヴァー』とあの時ジョニーが心と体に刻んだ愛。
それは今でも十分に、私の心を驚きに似た感動で埋め尽くす。
ジョニーは今、二人の子供の名前のタトゥーを入れている。
しかし、運命の人と呼ぶヴァネッサでさえ、名前はまだ刻んでいない。
もう、永遠というものを見限った大人の眼差しが伺える。
永遠なんていうものは、その時だけに有効な心のありようを表すもので、
未来永劫変わらないものなんて何一つ無い。
だからこそ、なお一層、ジョニーの若かりし日の一瞬のきらめきが、
私には眩しくてならない。
永遠という言葉の中にある、哀しみを帯びた美しい願い。
せめて心の中に、ジョニー・フォーエヴァーと刻みたい。
☆=================================☆
私が至る所で『フォーエヴァー』を乱用するのは、このような訳があります。
ジョニーと言えば『フォーエヴァー』…勝手にですけど。(笑)
それからお断りしておきますが、『○○命』というようなものは、
全く感動しませんので、念のため。
タトゥー賞賛はジョニー限定とさせて頂きます。
心に刻んだタトゥーは変更可。(笑)
でもその傷跡こそ、永遠であれ。
こんな文章でも『落ち着く』と言っていただけるなんて光栄です♪
>普通はできないよねーそんな事
そうですよね、ましてやハリウッドの人間。
いつなんどき、次なる誘惑があるかもしれないのに(笑)
若さゆえ、なのでしょうか。
なぜかジョニーは様々な『言い訳』を飛び越えて、
いつも自分の信念を貫きますよね。
なかなか出来ないことなんですが。
そこが、とても好きです♪
最近こちらに来るのが楽しみで~す
Reiさんの文章読んでいるとな~んか落ち着くんですよね・・てこんな言い方 変かな。。?
ジョニーのこの「フォーエバー」には私も驚きました
>『なんてバカなことを…』
そそそー その通り!いくら若気の何とやらって言ったって 普通はできないよねーそんな事
それとも私達とは「タトゥー」というものに対する意識が違うのか もっと軽い感覚なのかな・・・
どちらにしても妙に印象に残る行動です