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High up in the sky

赤司 征大|Masahiro Akashi
UCLA MBA留学記
WHITE CROSS株式会社 起業までの軌跡

その後のあれこれ

2013-07-28 07:00:27 | 留学前記
随分と長い時間、ブログを更新しないまま今に至りました・・・一度タイミングを逸すると暫く時間を置いてしまいます。とはいえ、そうならざる得ないくらいにバタバタした日々でした。

21日に日本を発つまでの間、大阪にビザを取得に行ったついでに、大学時代からの先輩で強いエネルギーを持っている人にあって刺激を受けてきたりとか・・・2日に一度は、職場の元同僚たちに呼ばれて送別会を開いてもらったりとか、海に行ったりとか・・・充実した日々でした。

¥27.000で購入して5年間、修理しながら乗ってきた中古の軽自動車(スポーツカー好きの私は、GT-RっぽくGT-軽と冗談で呼んでいたのですが、ある程度元職場でもそう呼ばれていました。)を手放したり、大学時代から10年前後使ってきた家具を大量廃棄したりと否応なしにも、今後生活環境が劇的に代わることを認識せざる得ない日々でした。まっ、愛着のあるものを手放すのはそれなりに寂しいです。

何より意外だったのが、名古屋を離れたくないと感じていることでした。今まで、岡山→神戸→大阪→仙台→名古屋という引っ越し人生だったが、例えば大学時代の6年間を過ごした仙台は勿論好きなのだが”第2の故郷”とまで思うことはなかった・・・ところが、今回は思いました(笑)それくらい、この5年ちょっとで色々あったってことです。


MBA受験に関してだが、19日までに結果を出してくるはずのUCLAが結果を出してこなかったため、最終的な行き先を持たないままの渡米となってしまいました。あきらめないことを大切にしているため、LA経由で、Texasという航空券を急遽手配し、UCLAに再度Visitをかけることにしました。


20日に見送りということで、母が成田まで送ってくれました。私の家業や資格にとらわれない自由な生き方を承認して下さって、本当に謝しています・・・必ず、結果を出さなければ。


21日、Korean Airlineで、ソウル経由のLA着・・・機内でひたすら寝たおかげで、それほど疲労感もなくLA入りできました。後・・・あまり好まなかった機内食をしっかり食べた事もあり、10時間overのフライト後も体調は良好。苦手な事でも無理やり受け入れることで、意外と平気になることがある・・・機内食はその最たるものですね。

ホテルに荷物を置きその足でUCLA Andersonを訪問し、waitlist managerにお会いする・・・4回目か・・・まさか、4回目があるなんて想像していませんでした。waitlist managerさんには合否の決定権はないことから、これまでvisitの度にadmission officerに合わせてくれと頼んでいたのだが、毎回それはできないとの事でした。


”どうせこれが最後だし、ダメもとでねじ込め!”的な勢いで頼み込むと何と話が通ってしまいadmission officerと話ができました・・・3分程度の会話の中で、自分の伝えたいことを一通り伝えられました。


「既に360人の定員枠は埋まっているから・・・空きが出たら。貴方の熱意は十分伝わった」とのこと。また、19日までに結果を出すのは白紙となっていたようだ・・・正直、いつまで待てるか聞いてきておいてそれはないな・・・と思いはします。そこまで待たせる必要があるの?って気持ちと、それでも候補として私をkeepしてくれていることへの感謝の気持ちが入り混じります。

相手があってこそのもの・・・今の私にできることはただ、受け入れてさらなる努力をすることだけです。

1月 1st RD waitlist後: 3月末位から結果を出す
4月 2nd RD waitlist後: 4月末位から結果を出す
6月 3rd RD waitlist後: 7月上旬には結果を出す
7月 再度wailist後  : 7月19日を期限設定
7月21日        : 尚もwaitに残すとのこと

7か月間、自分の意識と努力を維持してこれたことは、後々財産になります。言い換えるならこれほど素晴らしい成長のチャンスはありません。


22日 LAから、フェニックス経由で、TexasのAustinに到着。在校生の方々が空港まで迎えに来て下さいました・・・到着して数日間で否応なしに分かることですが、Texas大学のAustin校は日本においてこそ知名度が低いが、米国では屈指の素晴らしいB-Schoolの一角であるという事実・・・、それについては別日にまとめて書きます。


今は、Austinのホテルにて、UCLAの最終結果を待ちながらMcCombsへの入学手続きなどを進めています。


ここまで長引くと思っていなかった受験生活だが、いずれにせよ後少しで全てが終わります。その後は、LAであれTexasであれ最高の2年間が待っているのですから・・・もう少し、気持ちだけでも戦います。

UCLA と 新しいカメラ

2013-07-09 12:23:39 | 留学前記
今朝起きるとUCLAからメールが・・・まだUCLAに進学する気があるのか無いのかを、11日までに返信してくれとの事・・・ある場合はwaitlistとして選考に残しますよ・・・って内容です。



これで何度目だろう・・・この半年以上・・・どっか熱帯雨林の奥地で振り向いてもらえるまでアホっぽい求愛ダンスを踊り狂う恋する鳥みたく・・・UCLAに熱を上げとるわぃ・・・まるで20代前半の恋愛みたいです。

何度も「私の事好き?」と聞かれて「大好きっ」って言い続けるけてるけど・・・って感じです。

現在の私にとって・・・これが恋愛ならばっさり「じゃあ、いいわ」って言えるのですが・・・



相手がUCLAである以上、返事は当然”Yes”です・・・ここまできて、今更辞退するわけありません。

私は自分のやってきた事を信じて選考に残ります・・・MBA受験のwaitlistは”拷問”とか”地獄の業火”とか言われていますが・・・半年以上、全く自分を崩さすに耐えてきた訳です・・・寧ろ元気だし(笑)

・・・まっ、この5年間、仕事を通じて修羅場なんぞいくらでも経験してきましたから・・・この程度のプレッシャーならWelcomeです。



・・・しかし、ここまで来た以上本当にLAに行きたいと思います・・・失望を恐れて希望を持つ事を諦めてはいけません。



ところで昨日、職場のかつての後輩でカメラに詳しいこに手伝ってもらい、新しいデジカメを購入しました・・・先代のデジカメは大学時代から8年以上も使い続け、流石にバッテリーがへたってきましたので・・・

新しく買ったのはFujifilm の XF1・・・シンプルな外観と、一癖ある操作性が気に入りました。



これから相棒として私の人生の記録係になってもらいます・・・多分、凄く面白い記憶をたくさんとっていくんでしょう。



今日も天気いいし・・・写真取りに散歩に行こっと・・・今日も素敵な一日になりそうです










NPO あいちクローバー  そして未来に向けて

2013-07-08 01:54:35 | 留学前記
愛知県での5年間の暮らしの中で、本当に多くの人々とであうことができました・・・以前にも書いたが、私は人に恵まれています。先日は、私の大切な友人・・・というか色々教えて下さる先達の一人、福元さんと名古屋のヒルトンホテルにてmorning meetingを楽しみました。

本当に些細な縁で知り合った人と深い付き合いになる反面、数年にわたって時間を共有していながら疎遠になっていく人もいます・・・疎遠になる理由は・・・時間とか・・・距離とか・・・もともとあっさりした付き合いだったとか・・・それなりにはっきりしているのですが、本当に深い付き合いになる理由については良い意味で不明瞭な事が多いです。

特定の人を大切だと感じる事に理屈なんてありませんし・・・それは、家族/友人/彼女問わずという意味です。


SNSのおかげで、人をつなぎとめ易い社会になってきているように思う反面、私の場合、本当に大切な人とはSNSなしでもつながりが切れることはありませんので・・・それほどSNSを重視していません・・・あくまでコミュニティーの維持のためか・・・それでも別段Anti-SNSというわけでもないし・・・あっさりでも友人を維持できるって嬉しいなって気持ちでFacebook使っています(笑)Linked-inもそろそろ開きます。


ところで冒頭との福元さん。中小企業診断士関連の共通の知人を通じて知り合いました。それ以降、数か月に1回はお会いさせていただいていたのですが・・・前向きなエネルギーをお持ち方で、人と人をつなぐnetworkingを可能とする人間力が最大の強み・・・一見私とは異なるタイプの方ですが、価値観が近い大切な友人です。福元さんは歯科医療法人や医療法人の運営に関して、超が付くぐらい厚みのある経験をお持ちの方で・・・かつて愛知で強い勢力を誇っていた某医療法人の育ての親のような方です。


その福元さんとの今回のmorning meeting・・・有意義でした。


まず第1に、福元さんが代表を務める”NPO法人あいちクローバー”の理事を務めさせていただくことになりました。前々から、その活動の社会的価値の高さには気づいていたのですが・・・まさにこれから活動の幅を全国に広げようとしてるNPOの理事という素晴らしいpositionを正式にいただき本当に嬉しいです。ここまで人から与えてもらってばかりの私の人生ですが・・・忙しくても・・・最終的には社会の役に立てる人でありたい・・・人に与えられる人になりたい・・・と願っています。

・・・とか言っている割に、元同僚達に言わせると私は時として冷たいまでにBusiness likeに見えるそうです・・・まっ、それはそれ。Managerとして・・あるいはentrepreneurとして生きていく以上、自社の利益を考えることは至極当然です。そもそも、「社会的に成功したい」とか「お金持ちになりたい」とか・・・そういった願望自体は素晴らしいもの・・・誰にも否定できないね。無論、価値観は人それぞれだし・・・別にそう言ったものを求めていないのなら、それはそれで綺麗な生き方・・・

まっ、私は真正面から素直に「社会的に成功したい」し「お金持ちになりたい」・・・だから努力する・・・そういう人生でいいと思ってます

私 = 煩悩 > 社会貢献(ゼロではない) というわけで、 Mother Teresa のようには生きられないですね。

とはいえ、今のうちからできる範囲で社会に少しでも貢献できるなら・・・喜んで!



興味ある方は、あいちクローバーで検索してご覧になられてください。

あいちクローバー: http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%84%E3%81%A1%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC


そして、今後使用する あいちクローバー 理事としての名刺です☆





第2に、2年後に私が立ち上げる会社 Red Storm. Inc のBusiness Modelについて、方向性を固める上での素晴らしい時間となりました。
① Education  : B-Schoolでのentreのトレンド + 私の専門分野 + 私の仲間達の強み
② Technology  : USC の 友人が持つ強み(う~ん。彼ほどの人材はそうそういない・・・仲間になってくれんかな)
③ Healthcare  : B-Schoolでのentreのトレンド + 私の専門分野 + 福元さんの専門分野 + 医歯へ強いconnection
④ Community  : 福元さんの最大の強み

ベクトルが定まったので、これらを丁寧につなぎ合わせていこうと思います。十分上場できるBusiness modelができるかもしれない・・・福元さん、本当にありがとうございます。

素晴らしい日々・・・私は人に恵まれているし・・・何より運が良い・・・5年で這い上がります



ところで、UCLAからは未だに連絡がないです・・・受かってたらいいな・・・LA行きたいな・・・さて、そろそろ寝よう


久しぶりの贅沢・・・+α

2013-07-04 08:04:41 | 留学前記
一昨日、祖母と母を連れて伊勢参りに行ってきましたが、式年遷宮の折、そこここに新しい社や鳥居ができていました。20年ごとに一度の造替ということ・・・1300年脈々と引き継がれてきた伝統と技術ということですね。

ビジネス以外にも、学びたい分野はたくさんあります・・・哲学とか宗教学とか・・・歯科医学については自分のProfessionalismの維持を考え、臨床応用できる知識のみを選別して勉強してきました・・・他の知識技術職同様、歯科医学も未完成の学問です。その上、発展領域の臨床応用があまりにも微々たる世界でありすぎる上、サービスの提供者側にとっての自己満足と感じることが多かったです。

国民の大半を対象とした保険制度に則った歯科医療で考えるなら、ここ数十年の歯科医学の進化 = 材料の性質向上に伴う品質の向上とも言えます。自費診療には、break throughとも言える職人技術がtechnologyで置き換えられる流れが、矯正分野を中心に近年発達してきています・・・establishmentにとっては不快でしょうが、時間とともにディファクトスタンダード化して行く事は避けられません・・・受け入れという意味合いにおいてはOral Implantと同じでしょう。

本来、大学が臨床研究に力をいれ、その学問の進歩の技術反映を国民に治療を通して還元するのがmajorityである一般開業医で有るべきと思いますが・・・まっ、理想というものは現状の前には非現実的と結論づけらます・・・歯科大学の臨床科の歯科医師が論文を書く為に、歯科臨床とは全く関係のない研究を行っているなんてことはざらです・・・それが基礎系でインパクトのある論文につながれば良いのですが・・・


歯科医療の未来をかえる為に現状に問いかける事は・・・正しい人間が正しく力を持てば・・・という易い話になりますが、日本の歯科界は、リーダーシップとビジョンをもつ歯科医師が政治力を持てる業界構造ではないように現時点での私の目には映ります。

例えば、大学の教育/人員効率の向上を図るにはスリム化は避けられず、結果、自分たちのポジションを賭してまで構造改革に踏み込める人は少なく・・・東北大学歯学部時代に、1名だけ歴代病院長の中でそのビジョンをもたれた方がいたそうですが、医科との競争力というそもそも競争すべき相手ではない相手を理由に、スリム化計画はつぶされたと聞きました。医科との協力路線をとることこそが、歯科に周末期医療などの新分野開拓につながり、しいては歯科医学の社会的価値を高める事につながると思うののですが・・・



話はそれましたが、私が人生をかけたい分野で、今のところEntrepreneurshipだけが群を抜いているわけです

宿泊先は、志摩観光ホテル ベイスイート に宿泊し、どえらい贅沢な時間を味わいました・・・というか、ネットでHotelを決める際に、最初に安い順に並び変えに☑する習慣がある私にとって、全く持ってこういった贅沢は無縁でした(笑)






・・・留学をしなければ、この5年でこういった贅沢に少しは投資できたののですが・・・この5年の、場末感漂うHotelや海外のユースホステルの方が、若さゆえに得られる私らしい良い経験でした

今後の人生でどれだけ所得が上がっても、贅沢に溺れる人生は歩むような性質は持ち合わせていませんが・・・良いものを良いものとして愛でる感覚は学んでいきたいです・・・まっ、後5年で何とかしましょう

今回の伊勢旅行が祖母と母にとって良い思い出になりますように


さてさて・・・何時も以上に、乱文ですが・・・国際免許を取りに平針に行ってきます

今日も素敵な一日になりそうです。


Professionalism と 歯科医療 ~私がPlayerを辞める理由~

2013-07-01 08:10:18 | 留学前記
土曜の夜に、成田に帰国しました・・・飛行機から降りた途端に、LAとの気候の違いを肌で感じます。

日本の強い湿気・・・不愉快と思いません。日本の夏の夜の風は寧ろ好きです。

西海岸の中でもLAの気候は素晴らしいし、日本人にとって過ごし易い環境なのですが・・・たった中1日での滞在でしたが、やはり私は日本が好きです・・・日本にいると思うだけでほっとします。春夏秋冬が美しい、深美を感じさせられるこの国は素晴らしいです。

National Geographic, Japan Photo
: http://travel.nationalgeographic.com/travel/countries/your-japan-photos/#/hachiman-festival-takayama_30029_600x450.jpg

アメリカでも日本と同じく、思いやりとか親切心を持つ方も・・・おそらく日本のわびさびの良さを解する人もいることでしょう・・・National Geographic を見る限り、日本の美は世界的にも特殊かつ秀逸なものなのでしょう・・・故に、日本文化が大好きな人達が世界中にいるわけです・・・嬉しい話ですね。



それほど、テレビを見る訳ではないのですが、和風総本家は面白いです。何十年もの同じ作業の繰り返しが染み付いた職人さんの手が生み出す技を美しいと感じます。

人間国宝ギャラリー
: http://www.nihon-kogeikai.com/KOKUHO.html



私もProfessionalとして、鍛錬によって人の手が繰り出せるようになる技術に敏感になります。実際に、人間国宝の作品を目の当たりにすると息をのみます。とは言え、日本の歯科市場でしばしば見受けられる、歯科医師の独りよがりのProfessionalismや、歯科医師の為のProfessionalismには疑問を感じます。

歯科医師は専門的な知識を技術に反映させた治療を提供する知識技術職であり、6年間の職能教育を受けた後に国家資格保有者となります。そして、現在いる10万人超の歯科医師の約85%は、一般開業医において働いています・・・つまり、診療所を開設して、保険制度に従って歯科治療を提供するという家内産業的な業態が一般的です。

歯科医院は,保険治療と保険対象外の自費治療から収入を得ます。保険治療は,削って銀歯を被せる等の一般的にイメージされる歯科治療を広くカバーしており,一通りの治療が受けられます。一方で,自費治療では歯並びを綺麗に直す。あるいは,銀歯の代わりに宝石のように美しい歯を被せる等患者のより高い欲求にこたえるための治療を行います。多くの歯科医院の経営は,保険治療からの収入なしにはなりたちません。歯科医師は,定期的に保険治療費を国に請求し,収入を得ています。しかしながら,個々の治療単価は他の先進国と比較し,非常に低く設定されており,基本的に薄利多売が前提となっています。(治療毎の単価設定のため一概には言えませんが,総じて米国における治療単価の10分の1以下です)その一方で,日本における自費治療費は保険治療費と比較し,高額で利益率も高く設定されています。

歯科医院という経営体において自費治療志向が高まるのは当然と言えます。この事は,一部の歯科医師の強引な自費治療の押し売り等の温床となる一方で良い側面も持ち合わせています。つまり,短時間で治療を行い,薄利多売で過不足の無い品質を目指す保険治療に対して,自費治療では適切な時間と手間をかけた適切な品質の歯科医療を提供できるという側面があります。


とは言え、ここの歯科医師が保険医という立場を返上していない限り、医療の本質は歯科医療保険制度に乗っ取った歯科治療を適正品質で提供する事にあります。また、大半の国民がそれを求めています。歯1本にウン万円を使ってください・・・と大半の国民に、今更問えるはずもありません。(国家予算の費用対効果を考えると大幅な修正は必要ですが・・・それは、歯科医療においてはあくまで効率化を図る為の既存の資本投下配分の問題であり、先進国において、医療福祉費・・・特に歯科医療費が抑制されるは避けられないのだから今更大幅な予算拡大は難しいでしょう)

その一方で、日本の歯科界では、歯科医師が完璧と思う歯科医療・・・champion case と言われる非の打ち所のない数百万円コースの自費治療症例のデータや写真をあたかもそれが歯科医療の本質であるかのように扱い、歯科医師を対象としたB to Bのセミナーを開く・・・所謂、セミナービジネスを行っている歯科医師がスタープレーヤーとして扱われる傾向にあります。

無論、勉強好きなそう言った先生方の存在は、歯科医医療のボーダーを拡げる意味合いで・・・知識を体系化した専門書などが広く歯科界に出る意味合いで・・・確実にあります。また、Professionalとして自己の重要感を満たすためのArtist化は避けられないようにも思います。

ただ、一体何%の国民をターゲットとした治療なのか・・・歯科医師のArtists化は、誰に取っての価値を生むの?・・・歯科医師の納得の為にウン時間口を空け続ける事を求められる患者さん?・・・それとも、champion caseが欲しい歯科医師?・・・その反映効果は?

 ~ 貴方は、日常生活で自分の歯ぐきの0.5mmの違いを気にしますか? ~

否定できませんが・・・肯定もできません・・・どうも国家観点から見た際に求められている歯科医療の本質を日本歯科界は見失っており、バランスが崩れかけているように感じます。(今後書くかもしれませんが・・・硬直組織である歯科大学に置ける歯科医師教育の効果/効率は高いとは言えません。また、当然、歯科医療保険制度も環境の変化に対応できていません・・・そもそも歯科の業態自体がquality control不可能です・・・etc、諸問題があるため、今回はあくまでProfessionalismの一切り口から見た際にということです)


それをいびつに感じた結果、私は、この分野でPlayerとしての技術を極める事に喜びを感じられなくなってしまいました。向上心故に自己の満足感を満たしたい・・・Artist化したい思いと、論理的に導きだせる”求めべき価値を生めない”むなしさ・・・そのジレンマに背中を押され、自分の方向性を模索してきました。私自身は、職人気質が強いタイプですので、職人気質とArtist化の境界に余計にこんがらがりました。無論、一部のスタープレーヤーの先生方と話をさせて頂くと、彼らが歯科医師として求める価値を否定する事は出来ない事に気づかされます。全ての方が自身の治療以外に排他的という訳ではなく、素晴らしい独自のProfessionalism、人柄、あるいは高い視座をお持ちの方々もおられます。(ただ・・・保険治療主体の歯科医師に対しての礼を逸し、全く魅力を感じさせられない人達もそれなりにおられます。それはどんな分野に置いても当たり前の事なのでしょうが・・・)あくまで、私という一個人の思考を通して導きだされる価値ということ・・・つまり、私と彼らとでは”価値観が異なる”というシンプルな表現が正しいのかもしれません。


いずれにせよこの分野で、Playerとしてのmotivationを維持する事は私には出来ませんでした。それに気づくのが早かったが故に、歯科医師をやめてbusiness Schoolに行きます。


とは言え、歯科医療は好きです・・・そこで働く人達も好きです・・・2年間の渡米は、私の可能性を広げる期間であると同時に、早くして結論づけてしまった・・・結論づけかけた・・・歯科医療から距離を置く為の期間なのかもしれません。

Playerに戻る事はあり得ませんが、2年後に歯科市場というフィールドに戻るなら、それはそれで良いです・・・今は、そう思っています・・・歯科界には、マネジメントを必要とする分野/サービスがまだまだいくらでもあります。


ただ・・・一旦自分をフラットにします。


さて、今日も素晴らしい一日になりそうです・・・いろいろ渡米準備をすすめないとです。