完全に割を食っているのは中国だ。
中国にとってロシアの存在は迷惑そのものだろう。人民元の下落の原因は意外にロシアかもしれない。多分SCOにロシアが存在しなければ今頃はもっと大掛かりな会議になっていただろうし、それこそ中国の威信を示す絶好の機会になったはずなのにイメージはお通夜である。誰の葬式かって?当然ロシアに決まっている。葬儀委員長、じゃなかった議長のインドは極めて面倒くさい状況に直面しているわけで、まあ逆にその状況が一番旨みのある状況でもあるのだが、あんまりやり過ぎると欧米諸国の怒りを買うし、かといってロシアや中国の面子を潰すと面倒な事になるわけで極力欧米の面子を立てつつロシアの石油を安く買い叩くためにインドは頑張るのだろう。しかし中国は本当にどうするのだろう?ロシアというならず者を切るに切れないし、かといってこのままだと中国も割を食うし。インドのようには行かないだろうなあ。