遅くなりましたが、全日本選手権での棋譜をまとめました。
1回戦 白番
51針落ち,26d6返し忘れ
全日本から帰宅して棋譜を並べ直してみたところ、1回戦だけが
どうしても再現できませんでした。
散々考えた末、どうも返し忘れをしたらしいという結論に至りました。
25の時点で次手候補にC2,B5,D7,E7を読んでいましたが、結局は
1手先の局面すらまともに読めていなかったということです。
「18~22で上辺で1手得し、以降は黒を着実に追い込んで快勝!」
と思っていましたが、大間違いでした。本当に恥ずかしいです。
2回戦 白番
この展開は以前にもありました。その時も私が白で、20E7を見て
黒の手が止まったのも同じです。20はB3かE7の2択に見えるので
暗記的には多分B3が正しいと思われます。
左辺でうまく手数を稼き、36で勝ちが見えたと思いました。
38でA3orB8で悩んだ末、実戦の39~42の展開を読んでB8としましたが
44H2がどうしても打てませんでした。44F2が事実上の敗因です。
51でホワイトラインを黒が通してしまったのが誤算でした。
ちなみに40でH3とすれば、その後偶数理論に持ち込みやすい展開に
できたように思います。
3回戦 黒番
深く考えずに17をF8としてしまい、以降手も足も出ませんでした。
どう見てもここはH5とすれば黒断然有利ですよね。
1回戦の返し忘れといい、どうも集中力が落ちているようです。
4回戦 黒番
3~5は東京ブロック予選でも使ったパブリックドロー回避の展開。
定石選択が功を奏した訳でもないでしょうが、着実に優勢を
拡大して勝てました。
5回戦 白番
45針落ち
最初から黒に辺を取らせる方向で進めましたが、26辺りから
少々白手詰り気味になったように思います。
32はC3に打って黒に左の白壁を破らせるべきでした。
これで白が手詰まりになりかけましたが、37が大悪手で逆転。
勿論37はC3が正解で、その場合はB3→A3→A2→A1→H2で上辺に
割り込むことを考えていましたが、これでは黒の勝ちは明らかです。
6回戦 白番
14でC2と手を変えてみました。
29までで少々辺の取り過ぎ感はあるが白悪くないと思いました。
30はG4を白にするためB4としましたが、対する31C7が好手でした。
30はF2の方が良かったようです。
39以降は逆偶数の見本のような展開で、逆転の余地はありませんでした。
振り返ってみると、1回戦で返し忘れしたことが全てです。
返し忘れなんて勝敗以前の問題ですから…うーん、情けない。