~innervoice連載 七田 眞
「21世紀は波動の時代」 vol.5より~
人として、いかに生きるか、
それを悟った生き方をしたいと思うためには、
まず、人間が肉体的存在であるよりも、
精神的な存在であって、
精神的な存在の方が主体と悟ることが必要です。
人間は魂としての存在なのです。
心と身体は私たち自身の魂の宿る器で、
自分の本質を悟るための道具にすぎません。
そのことが本当に理解できたとき、
生命はその目的を自らはっきり示しはじめます。
魂を目覚めさせることが必要なのです。
そして、魂が目覚めた状態を悟りというのです。
魂を目覚めさせるには、
この世のすべてはひとつにつながっていると
知ることが第一歩です。
その認識を土台にして、
自分の魂を成長させていくということが生きる意味なのです。
21世紀は個人としてでなく、
全人類の一員として完成した魂へと進化させていくことが
必要な時代なのです。
そういう理解と思いが世界中に広がってきて、
今はワンネスという言葉が
21世紀の重要なキーワードになっているのです。
魂は、生きている間に磨かないといけません。
死んでからでは磨くことができないのです。
だから、生きていることに重要な意味があるのです。
この世を去るときに、
生きている間に魂をどれだけ成長させることができたか、
と問うことが、これからの死を迎えるときの課題になるでしょう。
その課題を持って、この人生を生きることが大切です。