TOKK
8月1日号
内容は持っているはず
トランプの柄の様な壁を背景に
D&G黒いシャツ(エリ・肩章・前たてが蛇柄)同ブランドのベルト
椅子に掛けて笑顔で。視線は何故か斜め下。特に決まってないちょっと崩れた感じの笑顔がなかなか。
ジプシーの力強さや劇場を美しいメロディに乗せてお届けします。
8月5日からの宙組公演「炎に口付けを」「ネオボヤージュ」に出演される大和悠河さん。さわやかな笑顔が印象的な明るい雰囲気の持ち主で、宙組を代表するスターのひとりとして活躍中です。
今回の公演で大和さんの役柄や見せ所は?
「炎に口付けを」では、主人公マンリーコの幼馴染パリアを演じます。キリスト教からの迫害に立ち向かう、ジプシーたちのリーダー格であるカレは、強烈な意志で自由を求め、たくましく生きる男らしい人物。パワフルに演じたいです、ジプシーたちは登場するのは、無骨で力強く、躍動感あふれる場面なので、ここで今までにない大和悠河を見ていただきたいですね。「ネオボヤージュ」では悪魔に翻弄されるピアノ奏者の苦悩を表現します。
「炎に口付けを」の、お芝居の中で特に注意されていることは、どんな点ですか?
スペインを舞台にしたオペラが原作で、物語は歌を中心に展開していきます。作品全体を通して耳なじみの良い静かでメロディアスな曲が多く使われていますが、詩は曲調に反してかなり激しい感情を唄っています。作品を象徴する強いメッセージをいかにして訴えるかが自分への課題ですね。
公演をきっかけに影響を受けたことはありますか?
ありますね。昨年のバウホール公演「THE LAST PARTY」で、実在の作家スコットフィッツジェラルドを演じてから、彼の小説を読むようになりました。タップダンスの魅力に嵌ったのも2003年日生劇場「雨に唄えば」がきっかけです。精一杯やったと言う充実感が、楽しさにつながるのだと思います。今回のショーでもタップがあるので、わくわくして練習に望んでいます。
お客様にも、宙組全員での迫力あるタップを是非楽しんでいただきたいです。