MAILBOX@TAKARAZUKA(若手スター10人から誰かにメール)
白黒記事10人で2P
タニさん→なるせさん(成瀬こうき)
Brilliant Morment大和悠河 カラー3P 扉1Pひざから上。残り2P でQ&A
茶色のコーデュロイのスーツ白シャツ、赤の千鳥格子のスカーフ
白黒記事10人で2P
タニさん→なるせさん(成瀬こうき)
Brilliant Morment大和悠河 カラー3P 扉1Pひざから上。残り2P でQ&A
茶色のコーデュロイのスーツ白シャツ、赤の千鳥格子のスカーフ
大和悠河→なるせさん
お久しぶりです。お元気ですか?この間買い物をしていたらめっちゃ可愛い地球儀を見つけました。(買ってはいないんですけど)そういえば、成瀬さん地球儀集めてたよな~!ってふと思い出したんですけど、まだ集めてます??ち~~~っちゃくって可愛かったんですよー。
あっ!それから報告です。以前六甲山のディナーショーで使ったそれぞれのイニシャルの階段、私も部屋に置くスペースがなくなっちゃったので、家から出しちゃいました。残るは霧谷さんだけですね。
@初舞台のころはどんな気持ちで舞台に立っていましたか?
初舞台のロケットで、ライトを浴びて拍手をもらった時、凄く嬉かったですね。
宝塚って、毎日舞台に立てるじゃないですか。
その舞台に立っていること自体が凄く嬉しくて。
今もそうなんですけど、とっても楽しかったんですよ。
けれど、いつも思うのは、舞台に立てるという事を当たり前と思っては絶対ダメだって言う事ですね。
ここは、毎回絶対に立たせてもらえるけれども、外の世界はオーディションとかあったりして、そういうわけにはいきませんよね。
私達は凄く恵まれてる。
今は色々な場面にも出させていただいているけれど、端っこでも舞台に立てて嬉しいと思えた自分というのを絶対忘れちゃいけないと、心にとどめています。
役を頂くようになった最初のころは「実力が無いのに役を頂いてすみません」という気持ちが、やっぱり心のどこかにありました。
例えば歌をいただいた時も、歌が苦手だと思うから「こんな歌で、すみません」って。
舞台で堂々とやってるつもりでも、知らず知らずの内に本心が出てしまっていましたね。
凄く弱腰になってて。
あぁ、まだこなしきれていない、まだ技術が無い、もっとこうしたいのにできない、そういうもどかしさが凄くありました。
今も技術は足りないし、いつまでたってもそうかもしれないんですけれど、当時は必要以上にコンプレックスを感じていました。
そうなんですよね。
でも、そう思える様になったのは最近かもしれない。下級生で抜擢された時は、自分には何も無いから、とにかく度胸でやるしかないと思ったんですね。
その分、凄く勢いもあったし、やるぞー!みたいな意気込みだけで、パーッと出来たところもあったんです。
でも、だんだんやっていく内に、それだけでは絶対いけない、技術も伴いたい、そうじゃなきゃこんな役を頂いているのにダメだと落ち込む事が多くなりました。
それからは、逆に技術的なことばかりに囚われちゃって。
けれど、なかなか上達しないし、その内、自分らしさも全くわからなくなってしまったんです。
そんな時、ある方からアドバイスを頂いたんですね。私は技術も100パーセント、自分の持っている魅力も100パーセント出したいと欲張ってたんじゃないかって。
勿論理想はそうですけど、舞台ってそういうものじゃなくて、技術も魅力も合わせて100パーセントになるようにしたらいいんじゃないかと。
テクニックに気をとられて、自分らしさが全く出ずにさえないという状態になってしまっている事に気づいたんです。
自分の持っているものを全部出し切った上に、技術も伴うように頑張って両方で100パーセントにしようと考えました。
だから最近は自分の良いところをもっと磨いて、出していこうと思うようになりましたね。
そういう風に言われる事に対して、最初は自分でもよくわからなかったんですけど、なんだか自分が凄く卑怯なように感じたんですね。
努力して得たものじゃないから。
けれど今は、素直に両親に感謝して舞台人の魅力はそれだけじゃないから、努力を惜しまず頑張ろうと思っています。
それに華と言われるモノも、自分が前向きに進んで輝いていないと出てこないものですよね。
だから、このままへこたれずに(笑)甘えないで前進して行こうと思います。
そうなんです。月組って結構、個性の強い方が多いんです。
それぞれが自分の美学と思ってやってらっしゃる事も違うし、凄く刺激になりますね。
特に、この間の「更にくるわじ」ご一緒させていただいた霧谷さんは、私に持っていないものを持っていらしゃるし、役に対する取り組み方も、全然違うしとても勉強になりました。
でも、周りを見られるようになったのは、最近なんですよ。
それぞれの方の良いところをちゃんと見ながら吸収できるところは、どんどん吸収しタイですね。
また、他の組の同期が新人公演で活躍しているのを耳にすると、よぉし、私も頑張るゾって気合が入ります。私も結構負けず嫌いなんですよ。(笑)
去年くらいかもしれない。「LUNA」の辺り。
特に「男役として」と言う事を意識し始めたと言うか、男役と言うものを考え始めたんです。
@男役を意識するとは?
真琴さんにも言っていただいたんですけど、「芝居のときは感情が全部タニになってる」見たいなんです。そうじゃなくて男役としてその色を演じることが大切なんですよね。振り返ると、今まで余り「男役、大和悠河」と言うのを考えてなかったなって。
そうですね、どの役をやっても、感情が出ると全部タニだったと言うことなんでしょうね。
実際、本名の自分は舞台ににじみ出るものなんですけれど、演じなきゃあ行けない部分も確かに有るわけで・・・。
男役と言うものを作ったうえで、色んな役になると言う事がわかりかけてきたところなんです。
ショーでも今まではただガムシャラに頑張って踊ってきただけなんだけど、男役だったら・・と言う感覚をちょっと置けるようになりました。
でも、つかめそうで、まだつかめていないって言う状態なんですけど。
昔の話は私のとってより貴重です。
うーん、それは一杯。どれもこれも。
けれど負けず嫌いなので、たまにはへこたれたりもするのですが、コンプレックスも良いエネルギー源になります。
今、とくにお稽古したいと思うのは、お芝居かな?
歌やダンスには毎日できるレッスンがありますよね。お芝居にもワークショップみたいな毎日できるものがあればやりたいです。
お芝居って一言で言っても、宝塚はいろんなジャンルがあるじゃないですか。
コスチュームプレイや日本もののようなお芝居から、現代モノのようなリアルなものまで。
発想を柔軟にしておいて、何でも受け入れてできるようになりたいなって思います。