目覚め。

チャネリングされたイエスの言葉とACIM。

09-09-19#2

2009-09-26 00:59:21 | Chapter 15
原文
http://www.nwffacim.org/default.aspx

September 19, 2009 ©NWFFACIM



次の文が実用的現実を表しています。

“God gave the Sonship to you, . .”
〔神は貴方に「神の子の共同体」を与えました。〕

もう少し解るようになったでしょうか?

「貴方の完成は(貴方の全ては)、(全兄弟姉妹を含む)存在するもの全てによって構成されている」と以前話しました。 貴方の兄弟姉妹は(ある意味で)貴方の無限性の各側面を表しているのです。

彼らは貴方にとって必然なもので、また、貴方も彼らにとって必然な存在です。 その理由は、貴方と貴方の兄弟姉妹が一緒になって、初めて全体(Wholeness)が完了するからです。

これはとても素晴らしく、楽しみに聞こえますね。

「神か精霊が魔法の杖を使って、貴方に兄弟姉妹との調和と統一の体験をもたらしてくれたら良い」と貴方は願っているかもしれません。

残念ながら、そうは行かないのです。 まずは学習が起こる必要があります。
そして変容が、変化がもたらされなければいけません。

貴方は自分の兄弟姉妹(特に貴方が嫌っている、そして貴方を嫌っている兄弟姉妹)を見て、「新しくする」というプロセスを体験して、自分のマインドを変容させる必要があります。

しかし、貴方が学習するつもりがないなら、現状を変えるつもりがないなら、「新しくする」プロセスは起こりません。

貴方に敵がいた場合、神が貴方に(貴方の全体の一部として)与えた神の子(Sonship)というギフトを滞りなく体験する為には、何が変わる必要があるでしょうか?

どうにかして、貴方の敵(と自認している人達)と友達に成る必要があります。 貴方は、貴方が嫌っている人達と仲良くなる方法を見つけなければいけません。


貴方にも嫌いな人は数人いるでしょう。 好きではない人が貴方にもいる事でしょう。


また世界的に見て、貴方の出身地故に貴方を嫌う人もいるでしょう。


少し考えて見れば、貴方が他者に否定的な感情を持っている故に、日々のかなりの時間を貴方が緊張とストレスの中で過ごしている事に気付くでしょう。

そしてまた、他者(貴方が会った事の無い人を含めて)が貴方に否定的な感情を持っている故に、貴方はストレスを感じながら日々を過ごしています。



この状況を見て貴方は「これでは、全く目覚められない!」と言うかも知れません。


「神は、私をパーフェクトに創造するために、私に神の子(の共同体、Sonship)を与えた。 これが神のギフトなのだ。 何故なら神は自身を私から隔てて(遠ざけて)いないから。 神は自身の創造を、私に分け隔てなく与えてくれているから。」

「なんと言うギフトだろう! しかし、私がこのギフトを使って困難な状況を作ってしまっていると言う事も理解できる気がする。」

「そして他の人達も、その孤児意識(分離意識)故に、このギフトを使って困難な状況を作ってしまっている。」

「沢山の人達が(何らかの理由で)私を嫌っており、私にも沢山の好きでない人達がいる。 私が『好きで無い人達と友達に成りたいとは思っていない』様に、彼らも同じ思いを抱いているに違いない。 これでは、目覚めは不可能だ。」

と、これが思考の作り出している状況です。 貴方の思考は、この様に働いています。 もし貴方が思考に集中したなら、貴方は(思考から)学習します。 ストレスを感じ、閉塞感を感じ、身動きが出来なくなってしまうかもしれません。 これは良い学習とは言えません。 

貴方が理解しなければいけない(学習しなければいけない)事は、貴方が自分ひとりでは考えつけないことなのです。

貴方が父(貴方が神をどの様な名前で呼んだにしろ)に向き合って、彼から真理を聞きたいを願ったとき、貴方が神の声(精霊)に向かって真理を尋ねた時、真理が示されます。 

その時、貴方の質問の仔細がどうあったとしても、その仔細に対する答えだけではなく、「完全なパッケージ」を貴方は答えとして得ます。

完全なパッケージの答えとは、「貴方が父に訊く全ての質問に対する、全ての答えを自動的に内包している」答えです。 その答えとは、「愛される」体験なのです。

つまり貴方の得る答えとは、貴方が愛されているという事です。 そして、聖なる瞬間を許可し、それを体験した者は皆、それをまだ忘れてはいません。{貴方も、その体験を忘れる事はないでしょう。}

ここで重要なポイントは、貴方が神から愛されている事を感じたとき、貴方のマインドに変化が起きるということです。 貴方のマインドに変容が起きるのです。

この変容の初め部分で、貴方は「この様に愛される事」を「完全に理に適っている」と感じられる様になるのです。

つまりその時(貴方がまだ言葉にしたことがない)学習が既に始まっているのです。

その学習とは「私は愛に値する」(I am loveable!、私は愛らしい存在である)です。 それを貴方は体験します。

貴方は、言葉を通さずに、これによって動かされます。 これについて考える必要は存在しません。 これが真理であって、貴方は(この時)それを知っています。

「まず最初に父と繋がることによって起こった」変容の中で、貴方は自分が兄弟姉妹に対して(今までにない)新しい体験をしている事に気付きます。
これを貴方が見過ごす事は不可能です。 これは貴方の兄弟姉妹が(貴方と同様に)「愛らしく(Lovable)」そして「神に愛されている」と言う真理の体験です。

貴方が愛されている事が「理の当然」と感じられると同様に、貴方の兄弟姉妹も「神から愛されているのが当然」 と実感できるのです。 「貴方が神の愛を体験している」豊かさをもって、貴方は兄弟姉妹もまた神に愛されている事を知るのです。

そして「今まで受け入れられないと思ってきた」兄弟姉妹を自分が突然抱きしめている事を貴方は発見するのです。

敵と呼ばれている全ての兄弟姉妹も抱きしめる(受け入れる)事が貴方には出来る様に成るのです。 何故なら、彼らもまた愛に値するから(愛らしい存在だから)。 

貴方がまず最初に「自分は愛に値する」と知ったから、貴方がまず最初に「神の自分に対する愛」を認めたから。 そうした上で、初めて貴方の兄弟姉妹を見て、聖なる関係を築くことができます。

それは貴方が最初に「私の兄弟と聖なる関係を築こう!」と言って、それを初めに意図したからではありません。

神の貴方に対する愛によって、貴方は「自分がどれだけ神聖か」学んだので、貴方は知らない間に、自分の兄弟姉妹と聖なる関係をもっている事に気付くのです。

これが学習です。 これが貴方のマインドが新しくなり「それによって貴方のマインドが変容する」学習です。  だから、一番最初に父と向き合って、父とリアルな関係を築くことが一番重要なのです。


“THE HOLY INSTANT AND REAL RELATIONSHIPS”
〔聖なる瞬間とリアルな関係〕

これでより意味がハッキリしたので、この文節の初めから読み直しましょう。

“Think but an instant on this: God gave the Sonship to you, to ensure your perfect creation. This was His Gift, for as He withheld Himself not from you, He withheld not His creation. Nothing that ever was created but is yours. Your relationships are with the universe.”

〔次の事についてよく考えてみなさい。 神は、貴方がパーフェクトに創造されるよう、神の子(神の子の共同体)を貴方に与えました。 これが神のギフトです。 神は自身を貴方から遠ざけませんでした(神は自身を全て貴方に与えました)。 神は自分の創造を貴方から遠ざけませんでした。 貴方の持っている関係は、宇宙に対して築かれているのです。〕

これは全く新しい体験になるでしょう。

“Your relationships are with the universe. And this universe, being of God, is far beyond the petty sum of all the separate bodies YOU perceive.”

〔貴方の持っている関係は、宇宙に対して築かれているのです。 この宇宙は神のもので、「貴方が認識している」分離した物体/身体の(みすぼらしい)総合をはるかに超えています。〕

貴方が諦めてしまうのは(嫌になってしまうのは)、貴方が(互いに)分離した物体/身体の(みすぼらしい)総合だけしか認識していないからです。

そして貴方の好き嫌い、貴方の兄弟姉妹の嗜好などの違い、貴方達に行き違いがある現状で、 どうしたら「神の子の共同体」(Sonship)という貴方に与えられたギフトが、貴方の求めるギフトに成れるのでしょうか?  どうしたらこれが、全体と一つになる喜びが、可能なのでしょうか?

しかし、実はこれは問題には成らないのです。

貴方は、自分が認識している(見ている)「分離した物体(身体)の総合」を調和させる必要は無いのです。

それは貴方がしなければ成らない事では無いのです。  必要とされているのは、学習が起こり、マインドが変容され、 貴方のビジョン(視界)が真に成ること、正確に成る事です。

ここで、もう少し「過激な理想を実用的現実に変更する」実際の手順について述べましょう。


貴方がこの体験(「貴方が神の愛を感じている」聖なる瞬間)をしている時、その瞬間貴方が直ちに自分の兄弟姉妹を理解して、そして彼らの愛らしさが貴方に明確になっていも(貴方が彼らの神聖を明確に見れていても)、 兄弟姉妹がすぐに自分達をその様に(愛らしく)見るとは限らないのです。

しかし、この体験をした貴方は、友達を作る用意が出来ているのです。 何故なら、貴方はもはや、自分の偏見に惑わされていないから。

友達を作る楽しい仕事が貴方に出来るようになります。 友情を招待し、友情を許可し、友情を育むことができます。 その為の力を貴方は持つのです。 何故ならビジョン(神の視点)は貴方から決して離れないから。 これは、貴方達の内でビジョンを得た者は、それを決して失うことが無いのと同じ事です。

重要な点は、これが(貴方と神のリアルな関係が)貴方が「自分の兄弟姉妹と共存する」新しいあり方の基盤を作るという事です。

“Your relationships are with the universe. And this universe, being of God, is far beyond the petty sum of all the separate bodies YOU perceive. For all its parts are joined in God through Christ, where they become like to their Father.”

〔貴方の持っている関係は、宇宙に対して築かれているのです。この宇宙は神のもので、「貴方が認識している」分離した物体の(みすぼらしい)総合をはるかに超えています。 何故なら、それらの部分(分離して見える物体/身体)はキリストを通して神と繋がっており、それらの部分も(キリストを通して)父と同じように成るからです。〕 

神が貴方を愛して、貴方がそれを感じているとき、貴方は突然、自分が愛らしい事を発見します。 貴方は、自分が愛される体験に値するのだと発見します。 貴方はキリストがどういうものだか知ります。 そして貴方は自分がキリストだと知るのです。 貴方がそれを知るのは、貴方が自分を神の子だと知るからです。 貴方は自分が、神のパーフェクトな自己表現だと知り、それがキリストなのだと気付くのです。


“For all its parts are joined in God through Christ, where they become like to their Father. For Christ knows of no separation from His Father, Who is His One relationship, in which He gives as His Father gives to Him.”

〔何故なら、それらの部分(分離して見える物体/身体)はキリストを通して神と繋がっており、それらの部分も父と同じように成るからです。 キリストは父からの分離を知りません。 父とキリストの関係がキリストの第一の関係です。 その関係の中で、父がキリストに与えたように、キリストが与えます。〕

だからこの順序で行なうのです。

父が貴方に与え。
貴方は「父が貴方に与えたように」与えるのです。


貴方が「二つのステップ」を行った結果として、これが起こります。 聖なる瞬間の結果として、これが起こります。 これが動きであり、聖なる瞬間のアクションなのです。

“The Holy Spirit is God’s attempt to free you of what He does not understand. And because of the Source of the attempt, it will SUCCEED.”

〔精霊(貴方の正気)とは、神が「神自身は理解しないもの」から貴方を解放しようとしている試みです。 この試みの源故に、これは成功します。〕

この試みの源とは神のことです。 これは神の試みです。

“The Holy Spirit is God’s attempt to free you of what He does not understand. The Holy Spirit asks you to respond as God does, for He would teach you what YOU do not understand.

〔精霊とは、神が「神自身は理解しないもの」から貴方を解放しようとしている試みです。  精霊は 「神が反応するように貴方も反応しなさい」と貴方に求めます。 何故なら、彼(精霊)は「貴方が理解していない事」を貴方に教えようとするからです。〕

“God would respond to EVERY need, whatever form it takes. And so He has kept this channel open to receive His communication to you,  He has kept this channel open to receive His communication to you, and yours to Him. “
〔神は全ての必要に答えます。 その必要がどんな形であっても。 神はこのチャンネル(精霊の事です)を開き続けて、貴方との、そして貴方からの、コミュニケーションが出来るようにしています。〕

貴方からのコミュニケーションが神に届くのです。

“God does not understand your problem in communication, . .”

〔神は、貴方が抱えているコミュニケーションに対する困難を理解していません。〕

これが、神には理解し得ない事です。 それは、実際にはコミュニケーションには障害が無いからです。 神は実際のもの(現実のもの、リアルなもの)しか体験しません。

だから。

“God does not understand your problem in communication, for He does not share it with you. It is only you who believe that it IS understandable.”

〔神は、貴方が抱えているコミュニケーションに対する困難を理解していません。 神はその困難を、貴方と分かち合いません。 その困難が理解可能と考えているのは貴方だけです。〕

コミュニケーションが不可能と考えるのは、孤児の考えです。 その考えに耳を貸してはいけません。

“The Holy Spirit knows that it is not understandable, and yet He understands it because you have MADE it. In Him alone lies the awareness of what God cannot know, and what you do not understand.”

〔精霊は、これが「理解不能である事」を知っています。 しかし、貴方がこれ(コミュニケーションに対する困難)を作ったので、精霊はこれを理解しています。 精霊だけが、「神に理解できない事」と「貴方が理解していない事」を認識しています。〕

これは「神聖なる秘密」などではありません。 「貴方の正気でしかないもの」が貴方の「正しいマインドそのもの」の総体なのです。 そこには、それ自身の、小さく区切られた(自身が小さく区切られていると信じている)部分も含まれています。

そして精霊は、「貴方がこの区切りをどの様に保っているか」知っています。 何故なら、貴方は精霊を使って、「これらの人工的区切り」を作り、それがリアルだと自分に思い込ませているからです。

つまり貴方は精霊(貴方の正気でしかないもの)を使って人工的な体験を作っているのです。 (貴方を創造した)神には理解出来ないものを貴方は作っているのです。

だから精霊は、貴方が何をしているか知っています。 精霊は『貴方のマインドの「ごまかし」を見抜いています。』と言っても良いでしょう。 貴方が、どの様にマインドを使って、この人工的な体験をしているか、精霊には理解できています。 だから精霊は、その「誤魔化し」を解消することが出来るのです。  簡単な事ですね。

少し後戻りして、読み続けましょう。

“The Holy Spirit knows that it is not understandable, and yet He understands it because you have MADE it. In Him alone lies the awareness of what God cannot know, and what you do not understand.
It is His holy function to accept them both, and by removing every element of disagreement, to join them into one. He will do this BECAUSE it is His function.”

〔精霊は、これが「理解不能である事」を知っています。 しかし、貴方がこれ(コミュニケーションに対する困難)を作ったので、精霊はこれを理解しています。 精霊だけが、「神に理解できない事」と「貴方が理解していない事」を認識しています。  「これら両方を受け入れて、矛盾する部分を取り除き、それらを一つにまとめる事が」精霊の役割です。 これが役目なので、精霊がこれをします。〕

精霊(貴方の正しいマインドでしかないもの)は、その全ての部分で正気をデモンストレート(実例)して見せます。 何故なら、そこにあるのは正気だけだからです。 そして、貴方も「幻想を永遠に保ちたい」とは思っていないからです。 父は貴方に、その様な能力(意志)は与えませんでした。


1 コメント

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修正 (訳者)
2009-09-28 05:42:05
下記の和訳の欠落している部分を付け足しました。

“For all its parts are joined in God through Christ, where they become like to their Father. For Christ knows of no separation from His Father, Who is His One relationship, in which He gives as His Father gives to Him.”

〔何故なら、それらの部分(分離して見える物体/身体)はキリストを通して神と繋がっており、それらの部分も父と同じように成るからです。  キリストは父からの分離を知りません。 父とキリストの関係がキリストの第一の関係です。 その関係の中で、父がキリストに与えたように、キリストが与えます。〕
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