はぐれそうな天使の備忘録

日々の覚書きですが、山口馬木也さんについて書くことが多いです。

パスのはずだったんだけど...(日テレ版真田十勇士観劇)

2014-01-22 | 今日のできごと
パスするって決めてチケットも買わなかったんだけど、
初日直前の特番を観てちょっと観たい気になって、
上演が始まってからもあっちこっちのブログで
観て来た感想を読んでいたんだけど、
ある感想を読んでどーしても観に行きたくなって、
日テレ版「真田十勇士」、観に行ってきちゃいました

どーしても観に行きたくなった理由は、
由利鎌之助役の加藤和樹さんの殺陣が凄かった、と書いていた人がいたから。

一昨年の「里見八犬伝」で加藤さん、馬木也さんと親子という設定で
劇中3回対決したんだけど、馬木也さんの殺陣についていってるのを観て
これから経験を積めばもっと上手くなりそうと思ったんだけど、
その加藤さんの殺陣が凄かった、というのを読んだら、
どれだけ上手くなってるのか、どーしても観たくなっちゃいまして...

で、実際に観た感想としては...
ホントに凄かったです
他の十勇士の人達とは身体のキレが全然違ってました。
加藤さん演じる鎌之助の武器は槍なんだけど力強さとスピード感があって、
「里見八犬伝」で馬木也さんは錫杖を使った殺陣を観せてくれたけど、
加藤さんの殺陣はそれに匹敵する迫力のある殺陣でした。
おまけに、右目を完全にではないと思うんだけど、
刀傷で塞がれた状態になっているので、左目だけで見て?の殺陣だから
(立ち回りの時右目が開いてるのかオペラグラスで確認しようと思って見てたけど
動きが速すぎて確認出来ず)
距離感を掴むのとか大変だっただろうなって思いました。
噂通りの迫力のある殺陣を観られてとても満足です
また馬木也さんと加藤さんが対決する時代劇の舞台をやって欲しいな~
「里見」の時みたいに親子の設定にすると、「そんなにジジイじゃないし」って
馬木也さんがスネちゃうかもしれないから、ライバルの設定とかいいかも
そんな舞台が実現したら、なにをおいても絶対に観に行くんだけどな~。

とまあ、今回の観劇の1番の目的は上記の通りなんですが、
折角TBS版「真田十勇士」も観ているので、相違点をあげてみます。
ネタバレなので、これから観に行かれる人はスルーして下さい




TBS版「真田十勇士」(以下赤真田)、は「負けて勝つ」がテーマ。
日テレ版「真田十勇士」(以下青真田)は「嘘も突き通せば本当になる」がテーマ。

赤真田は真田幸村が主人公で
青真田は猿飛佐助が主人公。

赤真田の幸村さんは出世欲があるタイプで
青真田の幸村さんはへたれタイプ。

赤真田の鎌之助さんの武器は鎖鎌で
青真田の鎌之助さんの武器は槍。

赤真田の筧十蔵の武器は火縄銃で一輪車乗り。
青真田の筧十蔵は武器は刀でおネエ。
(鎌之助さんに惚れてるらしい)

赤真田の三好兄弟は兄が大きいけど
青真田の三好兄弟は弟が大きい。

赤真田は佐助以外全員討ち死にしたけど
青真田は何人か生き残る。
などなど。

共通点もありました。
赤真田も青真田も真田大助はお父さんが大好きってところ。

オープニングで主要人物1人1人出てきて紹介されるところでは
松坂桃李さんの時ひときわ歓声が大きかったです。
ああやって紹介してくれると、事前に誰が何役なのかわからないで行くような人にも
わかるからいいよね。

赤真田はほぼ正統派の時代劇だったけど、
青真田は小ネタをあっちこっちにちりばめてるし、
プロジェクションマッピングやワイヤーアクションとか使っての
ド派手なエンターテイメント時代劇って感じ。
余計なことを考えずにただ笑って楽しく観てられるのは
青真田のほうだね。
でも個人的には機械にほとんど頼らず、生身の人間だけで演じていた
赤真田のほうが好みです。

カーテンコールは2回で終わりっぽくって、
帰る人も出始めるなか手拍子を続けてたら、3回目もあって
その時はスタオベでした。

それにしても、日テレ主催の舞台のプログラムって
なんで大きい(A3サイズ)&高いんだろ(3000円)。
(「里見」の時はA3サイズ&2500円)
私は事前に知ってたので、入れられるバッグで行ったからいいんだけど、
劇場に行って大きさを知った人ってビックリしたんじゃないかなぁ。
おまけに「里見」の時はサイズにあった袋に入れてくれたけど、
今回は売り場のお姉さんが、
「プログラムを入れる袋をご用意していなくて、1000円のトートバッグを一緒に購入していただくと
計4000円が3500円になるんですけどいかがでしょうか?」と来た。
私は買わなかったけど、そう言われて買う人も結構いるんだろうなぁ。
あざといねぇ、日テレさん。
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