「みかん狩り」今は？

伊豆に入る道路、
西湘バイバス石橋で降り、根府川あたりで海岸線の有料道路を避け山の中に入り旧国道を走る。
帰路も走るいつもの道路だ。
季節は旬。
道路沿いにグリーンの葉っぱをバックにオレンジ色のみかんが今を盛りに競い合っている。

　カミサンが携帯カメラで撮る

そんなみかんが段々畑に連なって、道路のところどころに簡素なみかん売店があり叔母さんが立って居る。
タニウチロクロウの描く世界のようだ。
週末の帰路、
混み合う海岸線を避け、走りぬける旧道はそんな世界の連続だ。

昔、「みかん狩り」と言う言葉があった。
今もあるかどうか知らないが、今の若い人たちは知らないみたいだ。

-----テニスの仲間のオバハンがこの季節になると、親戚の今は廃園となったみかん畑でもぎ取ったみかんをダンボールに詰めてテニスコートに持ってきてくれる。
そして曰く、今は「みかん狩り」なんか誰もしない、と。-----

今の（若い）人達は季節感を味わう一つ「みかん狩り」もできない世知辛い世の中を生きていかねばならないのだろう。

無料になった西湘バイバスから夏場の混雑が過ぎた135号を走り、
湘南の海を見ながらあの盛りのみかん誰が採るのだろう。

フッと頭の中をよぎった。