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ゾロアーク入りユキラグ

2013-05-04 10:59:58 | ポケモンBW
従来フリー等で見かけるゾロアーク入りのパーティは、ゾロアークの低い耐久を襷で補うものが多かった。しかし、攻撃方面に補完アイテムを持たせないゾロアークは、例えばラティを一撃で倒せないように火力に難がある。したがって、襷ゾロアークによる即死性のある奇襲はカウンターのみとなり、正体を騙せてもアドバンテージを取れるとは言い難い。
りちゃあど (2012)では、無邪気ゾロアークに命の珠を持たせた両刀型を採用した。こうすることで、ラティオスを不意打ちで先制一撃にすることを可能とした上で、あくのはどうや火炎放射やけたぐりの火力を高め、ゾロアークより遅いポケモンに即死もしくは取り返しのつかないほどの大ダメージを与えることを可能とした。
本研究では、従来の構築ではあまり考察されていないゾロアークの珠不意打ちという高い火力の先制技を利用した先制技ループと、化ける対象を吟味したパーティを考案した。また、トップメタのポケモンに対しても最低限の流しは可能にした。

・ゾロアーク(命の珠)ナイトバースト、かえんほうしゃ、けたぐり、ふいうち
本研究ではナイトバーストをメインとする。ゾロアーク以外も覚える上に追加効果も即効性のある命中高いあくのはどうの方がいいという理論もあるが、一回の奇襲で少しでも大ダメージを与える強者の理論でナイトバーストを採用した。
努力値は最速で、B4振りラティオスをふいうちで最低乱数以外倒すA調整、残りC。

・ユキノオー(襷)吹雪守るギガドレ礫
・ハッサム(拘り鉢巻き)とんぼバレパン馬鹿力つばめ返し
・カイリュー(ラム)竜の舞逆鱗炎のパンチ神速
これらの先制技が強い三天衆は、得意な相手にとことん強く、個人の能力を存分に発揮できる構成になっている。めざパや寝言などピンポイントな技を必要とする相手はゾロアークで奇襲できるからである。
また、ハッサムやカイリューはサブウェポンで四倍弱点を突かれやすいが、ゾロアークは大抵のサブウェポン程度なら耐えるので化ける対象としても使える。
努力値はユキノオーが意地パルのロクブラ乱数耐え残りAC、ハッサムはAぶっぱからのH実数値158でラティの眼鏡流星乱数1.5耐え、カイリューは意地ASである。

・ラグラージ(オボンのみ)たきのぼり、カウンター、ステルスロック、ほえる
本研究で最も新しいのはこのラグラージとゾロアークの組み合わせである。ラグラージはゾロアークの致命的弱点であるボルトチェンジを無効にする上に、草ポケモン以外に対する単体性能が非常に高い耐久ポケモンだ。しかも、ゾロアークの苦手とする格闘やスカーフガブにあからさまに強いわけではない状態からカウンターで奇襲を狙える辺りがいやらしい。致命的弱点である草に対してもゾロアークが奇襲できる。ラグラージとゾロアークは化ける対象としても補完としてもまさにお互いがお互いを高めあう、即ちマリアージュの関係であると言えよう。しかもラグラージはステルスロックを撒けるため、ゾロアークに依存しない崩し筋を展開できる。特に水ロトムに対してステロラグからカイリューで全抜きというプランは非常に強力だ。

・シャンデラ(こだわりスカーフ)だいもんじ、シャドーボール、エナジーボール、ねごと
対ガッサ格闘晴れ及び速さを求めた結果、補完としてまさにこいつ以外ありえないほどすんなりと入りました。単体性能として、あまり評価されないスカーフシャンデラですが、ここまで補完がとれているとさすがにかなり輝きます。化ける対象としてもグッド。

・二番手ゾロアーク
これはかなり高等テクが必要だが、うまく化ければ騙せる可能性は初手よりぐんとあがるし、気持ちいい。何故ならばゾロアーク込みのパーティは大抵初手に奇襲するために、初手が本物のハッサムとかだと相手は安心するからだ。二番手ゾロアークをうまく出すには最も安直なのはハッサムのとんぼがえりからの召喚である。他に死に出し等もあるが、このパーティはハッサム以外ステロダメがゾロアークと違うのが若干の欠点となっており、結局筆者も二番手ゾロアークを幾度も選出しながら、その半分は正体バレバレで中盤や終盤に掃除をする高速アタッカーになりさがってしまい、二番手ゾロアークの難しさを体感した。今後の研究課題は二番手ゾロアークにあり、それが究極のゾロアークに大きく前進するといえよう。

・ユキラグ
ユキラグは響・他 (2011)、ライコウ・他(2011)でも使用されたように、ユキノオーの弱点である炎岩鋼を補完できるだけでなく、このラグの型だと格闘に対しても奇襲できる、まさにユキノオーとのベストパートナーといえる地面ポケモンなのである。しかし、ポケモン最重要ステータスの速さと対ガッサ性能でノオーガブ{例えば勝海さん(2012)}が今となってはメジャーである。
特にガッサがトップメタである現状、本研究で敢えてラグラージを採用したのは、ゾロアークの奇襲性とシャンデラの補完によるものであることは間違いない。そして、それでもラグラージが活躍するのはやはり、それだけボルトロスや物理ごり押しに甘えた崩し筋が現環境に多いこと、そして吠えるによるコンボ封じの地味な強さを物語っている。

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