セリカ魂

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萩尾望都SF原画展《対談》萩尾望都×森見登美彦

2017年09月15日 19時56分00秒 | つぶやき

9月9日(土)
生ける伝説、萩尾望都さまのSF作品原画展が神戸で。
東京、新潟に続いての展示会です。
しかも、初日の9日には森見登美彦さんとの対談までも!
「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」などの作家さん。
湯浅監督によるアニメ化でお馴染みだったので是非に!
事前申し込みの結果、運よく当選したので行って来ました。

10時過ぎに到着して、会場の「神戸ゆかりの美術館」へ。
何だこの外観!まるでエンタープライズがめり込んだ?
凄い!格好いい!ヽ(´▽`;ノ

 


あちこちに原画展の掲示がされていて高まります!w
阿修羅と星(セイ)が凛々しいーヽ(´Д`;)ノ...

 


さっそく原画展を見せて頂きます。
今日だけ、お二人の対談もしっかりPRされていた。

 


入口ホールには等身大?
星と阿修羅が光り輝いてお出迎えヽ(´▽`;ノ
特に阿修羅は「燃えて」ます!w

 


ゆらゆらと炎の燃える様を再現するディスプレイです。
横から見ると、間接照明とかが窺えますね。

 


原画はもう、素晴らしいです!
Gペン?丸ペン?カブラ?
ロットリングじゃないと思う、やっぱペン系かなぁー?
とにかく線が細いのですよ!
スーッと一気に描いた線がとてつもなく綺麗!美しい!
カラー原稿も、近くで見ても破綻していない、綺麗!
やはりモー様、天才ですわヽ(´▽`;ノ
録画した漫勉、見返さないとなぁーw

百億千億のラストのページ、上と下のコマが切り貼りだ!
手直しの跡が生々しく見えて興奮しまくりw

マージナルのイラストを基に、ディスプレイがここにも。
このスペースだけ照明が落とされてて映えます。

 


充実した展示に満足して退出。
近くのサイゼリヤで昼食を済ませて対談の会場へ。
開場時間になって中へ入ると、これまた凝ったデザイン。
しかもミラーボール?会場全体に光の点が輝いていました。
宇宙空間をイメージしていたっぽい。

 


アナウンスが入り対談がスタート!
まずは、館長さんのご挨拶から。
応募総数が979名で、倍率は約2.5倍だったそうです。
続いて司会が紹介されて、いよいよ開始!

森見さんが登場!スラっと細身で爽やかな印象。
そして萩尾モー様が登場!オーラ出てます!ヽ(´▽`;ノ
先日、NHKの漫勉に登場されて制作風景なども拝見出来た。
でもやはり、リアルなお姿と声は格別ですよー!

森見さんの「ペンギン・ハイウェイ」は帯と解説がモー様。
きっかけは森見さんが依頼したそうです。
森見さんの初モー様体験は「11人いる!」で、その後は
京都で四畳半生活してる時に「トーマの心臓」などを経験。
あぁー、理想的な出会いですねw

続いてSFをテーマにしたトーク。
ここでモー様がSF好きになったきっかけが明らかに。
元々文章を読むのが好きだった。
小学生の頃に、学級文庫は偉人モノばかり。
図書館が出来て、少年少女SFモノが一気に入庫。
(少年少女世界科学冒険全集かな?)
それが凄く面白くてドハマリしたそうです。

08少年少女SF全集.jpg
 
私の場合も似た感じだったので凄く共感!
少年少女世界SF文学全集にドハマリしてましたw
08私の場合.jpg
 
更にモー様、お気に入りのSF作品を紹介してくれた。
「叛逆航路」アン・レッキー
「道を視る少年」​オースン・スコット・カード
「終りなき戦い」ジョー・ホールドマン
「言語都市」「都市と都市」チャイナ・ミエヴィル
「火星人ゴーホーム」フレドリック・ブラウン
「華氏451度」レイ・ブラッドベリ
「日本沈没」小松左京
「霊長類 南へ」筒井康隆
「宇宙船ビーグル号の冒険」A・E・ヴァン・ヴォークト
「幼年期の終り」アーサー・C・クラーク
「異星の客」ロバート・A・ハインライン
「火星のプリンセス」「火星の大元帥カーター」​エドガー・ライス・バローズ
「闇の左手」アーシュラ・K・ル・グィン
 
ガチなSF作品がズラリ、ちょっと意外でした。
まさかここまでしっかりSFを読み込んでいたとは!
名作として名高い作品、特に目立ったのはヒューゴー賞や
ネヴュラ賞を受賞した作品が多いですね。
そもそも翻訳版が出る自体、本国で評価されてるってこと。
更に、ヒューゴーやネヴュラを獲ればハクもついている。
読んで間違いのない良作ばかり。
日本だと、SF大賞や星雲賞の受賞作ってことですね。
「闇の左手」の両性具有が「11人いる!」のフロルに
影響を与えたってコメントが印象的でした。
 
このラインナップを受けて森見さん、
「ドラえもん」藤子・F・不二雄
「高い城の男」フィリップ・K・ディック
「ソラリス」スタニスワフ・レム
 
藤子・F・不二雄キタ━━━(゚∀゚)━━━!
もうね、場内大受けでしたわw
確かに身近な作品だけど、しっかりSF作品ですね。
「ペンギン・ハイウェイ」は「ソラリス」に影響を受けた。
森見さんがそう明かしてくれました。
 
モー様執筆の小説についても。
先日刊行された「ピアリス」「美しの神の伝え」の裏話。
『漫画にするのは時間的に無理』ってことがきっかけ。
「可愛い男の子」「イケメンが沢山」
と言いながら(ジュル~)とよだれを拭く仕草のモー様!
リラックスされたのか、冗談も交えて楽しい雰囲気に。
今回のテーマはSFなので、そっち系の話は控え目。
ファンとしては、ジュネ系のお話も聴いてみたいなーw
 
「ポーの一族」の続編、来年くらいに描くそうです!
「春の夢」は話題になったもんなーヽ(´▽`;ノ
 
今年の日本ファンタジーノベル大賞の審査員についても。
お二方と恩田陸さんで務めるそうです!
豪華な選考委員だなーヽ(´▽`;ノ
 
本当に充実した良い対談でした。
森見さんの方も、しっかりと萩尾作品を読み込んで臨んだ。
それが伝わって来る受け答えでしたね。
森見さんの誠実さ、真面目さはとても好感が持てました。
(作品読んだことないけどヽ(´▽`;ノ)
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モー様の席。
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森見さんの席。
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お花も届いていました。
敬称の使い方が三者三様だったのが笑えたw
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さて、アイランドセンター駅から住吉駅を経て元町駅へ。
マナカが使えたw
駐車場は一日¥500と格安だったので電車移動にしてみた。
いやぁ、六甲アイランドって便利かもーヽ(´▽`;ノ
お目当ては当然、老祥記の豚饅頭ですよー!
お土産に50個購入しましたm(​__)​m
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取り敢えず、ちょっと一息。
帰りの高速は殆ど渋滞なくて無事に帰宅出来ました〜。​​
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